年に一度の超絶完ボは見送り
昨日(1月31日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
この時期は例年そうだが、ルアーはもちろん、餌釣りであっても、そう簡単には釣らせてくれない。
オーシャン釣具のオヤジさんから最近の状況を聴いてみても余り良い話は聞こえてこない。
ただ、今日は釣れる釣れないはどうでもよい楽しみがある。
天気は上々。
朝は少し風があるがやがて更に弱くなる予報。
いろいろ考えたが先ず北東の風期待で沖に出て真鯛、ハタ狙いのタイラバ流し、その後は無風になってしまう予報なのでコマセ釣りでカイワリと真鯛を狙ってみることにする。
(実際には逆で寧ろ昼前から北東風が強くなってしまったが)
朝は期待したほど風の後押しはなく1漕ぎ3巻き巻きを繰り返しながら45mラインを流す。
所謂ジグザグ流しで、どこに居るかわからない真鯛をあてもなく探しまくるには効率的に広くエリアを探れる流し方だと思っている。
海底には点々とシモリや魚影らしきものが見えるがタイラバへの反応はナッシング。
次第に超絶完ボへの期待が高まってくる。
(最近はめっきりブログへのアクセス数が減ってしまったが、超絶完ボの記事は昔から人気があるので、ここまできたらどうせならと期待してしまう。)
そんな時に、コツン!
やってしまった。
上げてみると自作カーリーネクタイの先っちょやその回りを着飾っていたスカート部が食いちぎられている。
奴の仕業だ。
これで五目漁師基準の超絶完ボはなくなってしまった。
少し予定の時間(10時)は過ぎてしまったがタイラバは諦めて正面沖のカイワリポイントに戻る。
もとより厳しいことは分かっているが真鯛が来てくれれば万々歳、2、3尾でよいからカイワリも欲しい。
しかしなんと言っても今日のイベントはこれ。
店頭で見て、触って、振ってみてこれだと思ったが、その時は別の目的の竿を買いに来ていたので見送った。
以降、一年近くも待ち続けた竿(リーディングスリルゲーム73MH195)をやっと手に入れることができた。
欲しいと思った頃に丁度コロナのお陰で釣り人気が急上昇、そしてコロナのせいで部品不足が追い打ちをかけたらしく品不足が続き人気のこの竿などは一時は定価の2倍を超えるプレミアム価格なども平気で見られたほどだった。
錘40号でこの曲がり。
正にカイワリやアジののコマセ釣りにはぴったりのようだが、これでいてドラグMAXは13kgというから、穂先に換算すると恐らく17、8kgにもなる。
つまり10kgを超えるクラスのブリやカンパチが難なく上がってしまうはずということになる。
残念なことに今回の厳しい釣りの中では一度ビビッとアタリを感じただけで魚を釣り上げることはできなかったが来季のカイワリシーズンやアマダイやオニカサゴの流し釣り、大物狙いの泳がせ釣りなど何でも来いで存分に活躍してくれそうだ。
7:3調子にもかかわらずこれだけ胴から穂先にかけてやんわりと曲がるとルアー感度は良くなさそうだがタイラバや五目漁師がやるゆったりジギングならこれらも含めて1本の竿でやり通せそうにも思っている。
さて、釣りの方はというと、この竿による2.5mの吹き流し仕掛けとマダイ狙いの6mロングハリス仕掛けの2本出しであったが双方共に反応は皆無。
餌はふやけてきて交換するまではずっと付いたままでもう2時過ぎなってしまった。
この頃には置き去りになりつつあったが、ふと見ると後ろ手に置いたロングハリスの長竿の穂先が海面に突っ込んでビクビクしている。
慌てて手に取り巻き始めるとはじめはそれほどでもなかったが、やがてグイングインと真下に引き始める、これは真鯛に違いない。
上がって来るにつれて益々引きは強くなるし道糸が傾くこともないので真鯛確定と確信する。
しかし最後の手繰りで見えてきたのは4号ハリスが尻尾に巻き付いて逆さになったサバ(40cm程度)。
この野郎め、道理でブレないはずだ。
結局、この後も次々にサバが掛かるほどではないが何れもロングハリス仕掛けに計3尾のサバで終わった。
因みに、あれだけ盛んだったフグは朝方タイラバに来たコツンの一発だけで餌釣りでは一度も姿は見なかった。
残念ながら超絶完ボは逃したがサバにはお帰り頂いたのでクーラーボックス内はこの通り氷が早朝のままに殆ど解けることもなく鎮座している。
完ボが確定した。
殆ど釣れなかった時には魚の捌きが楽ちんで嬉しいが、ここまで来るとクーラーボックスの水洗いも不要なので更に嬉しい。
水温はなんと15.5℃もありました。気象庁の海面水温データを見ても平年よりも2℃ほど高いようです。黒潮の一部が相模湾内近くまで入ってきている影響でしょうか。ただ、我々もそうですが魚は水温以外にも季節を感じ取るものがあるのでしょう、フグは居なくなり、カイワリもいなくなってしまいました。例年通りの真冬の海です。次回はこんな時に中深場がどうなっているのか試してみたいと考えています。
本日もポチッとよろしくお願いします。
↓
にほんブログ村
« ヒラメリベンジならず | トップページ | 釣れない時期、中深場ならどうなるかが楽しみ »
「<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事
- やっと伊東の海に出る(2024.11.27)
- ジグラバのお試しは大成功(2024.10.28)
- 久し振りに会って伊東にLet’s go(2024.10.12)
- エンジン艇で狙う伊東の魚(2024.10.05)
- 久し振りに伊東の海の様子見(2024.09.08)
「<!ー200タックル(竿)ー>」カテゴリの記事
- 今度は竿のクリーンアップ(2024.06.02)
- お試し釣り(2022.02.16)
- 果たして、今度こそこれ1本でいけることを期待しているが(2022.02.12)
- 年に一度の超絶完ボは見送り(2022.02.01)
- お試し釣りならず(2020.10.23)
こんばんは。
人の不幸は蜜の味、などという言葉もある通り完ボのブログはそれはそれで色々と楽しいものなのかもしれません。
私はどうしてそうなったのかが気になってしまい、それはそれでしっかり読んでしまいますが、水温が下がったのでしょうか。
日も経っていないですし、正に明日は我が身になるかもしれません。何かご報告できるような事があれば良いですがどうなることやらです。
新しい竿は使いやすそうですね。
私もニューロッド使えるのを楽しみにしております。^_^
投稿: まっく | 2022年2月 1日 (火) 18時24分
まっくさん、こんばんは。
ブログの最後にも書いていますが水温は平年に比べ寧ろ2℃も高いようです。
海底がどうなっているかはわかりませんがフグやサバの邪魔はないと思います。
問題は狙いの魚も口を使ってくれないことですね。
日々様子は変りますから、明日は先ずは楽しみにしています。
新竿&手巻きで中深場からまっくさんがどんな魚を釣られるかも楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2022年2月 1日 (火) 20時04分
超絶完ボならずとのこと、幸いなのでしょうが、超絶完ボファンの私としては五目さんの悔しさたっぷりのブログも楽しみにしております!
サバフグが居なくなったのは良いですが、先日中深海で凄い広範囲の痩せサバ軍団に遭遇しましたので、次はこれかもですね。
リーディングスリムゲーム73MH195が気になります。竿で釣り方が大きく変わりますので、また印象を聞かせて下さい。
投稿: MBL | 2022年2月 2日 (水) 09時52分
MBLさん、こんにちは。
さすがに、何とか釣ろうとしている釣りで超絶完ボは難しです。
真鯛やハタの大物は何だかんだ言っても年に数匹は釣れますが
ノーコンタクトはあり得ないですね。
網代の網に入ったサバの大漁を見ました。 あれでしょうかね。
いつも思うのは彼らの遊泳力です。
120号の錘で真っ逆さまに落としていきますがついてきますね。
そんな時は突破しただけで大成功という感じになります。
実はこの竿に最初に惚れたのはなんと色というか塗装でした。
それで慌てて店員さんに声掛けて振ってみて2度感激でした。
スリルゲームが故の全身ソリッド仕様で穂先(1mmΦ)は柔らかいですがバッド(9.8mmΦ)に近づくにつれて膝で折ろうとしても折れないくらい硬くしっかりしています。
早く魚のいる海になって欲しいです。
投稿: 五目漁師 | 2022年2月 2日 (水) 14時02分
お疲れ様でした~!
私の時はサバは全く居なくて、14時からはフグだらけの海でした。
日々状況が変わり、正に行ってみないとわからないですね?
ちょっと他の釣りを片付けたら、次の伊東ではマリンタウン沖をうろちょろしてみようと思ってます。
投稿: 腰痛持ち | 2022年2月 3日 (木) 09時29分
腰痛持ちさん、こんにちは。
余りにも魚っ気がないので腰痛さんを真似て少し沖(44m)でもやってみたのですfが
どこに行っても餌取りにもフグにもお会いすることができませんでした。
昨日はいつものカイワリポイントでオヤジさんがデカアマダイを釣っておられますね。
分かりません。
明日はシマアジでしたね。
私の方も明日を逃すとこの後はチャンスがなさそうなので急遽網代に行くことにしました。
シマアジに負けないようにアカムツを狙ってみます。
投稿: 五目漁師 | 2022年2月 3日 (木) 10時08分
完ボ記事上等じゃないですか。
この季節にバンバン釣れるのなんて、5海里沖のサバくらいの物ですよ。
ところでリーディングのスリルゲーム、ネットで調べちゃいました。なかなか良さげですね。
僕が使うならヤリイカでの120号オモリも視野に入れて73H195かなー。
電動リール使うのに今はタコエギロッド使っていますから、欲しい分野ではあります。
今でも全然安くならないんですね。
ひところのプレミアム価格ではないにしろ、このクラスがほぼ定価だとなかなか手が出せません。
投稿: ぐっちゃん | 2022年2月 4日 (金) 16時10分
ぐっちゃん、こんばんは。
73H195も振ってみましたが、私の釣りには少し硬く感じました。
少し市場に出回り始めたようですが、良心的なお店は従来価格を維持、但し品切れ中とか
入荷時期は不明とかでした。
怪しからんお店は在庫1で定価の数倍の値付けでした。
(73H195は普通にあると思いますよ)
何れにしても、私にとってはやすやすと奉納するわけにはいかない竿です。
今日は中深場でした。
あれだけ深いと海面水温は関係ないだろうと期待していたのですが渋かったです。
投稿: 五目漁師 | 2022年2月 4日 (金) 23時38分
おはようございます
今、中国系の居酒屋と中国の携帯ショップを設計しています
2件共40代の経営者で夢のある店の打ち合わせをしていると
デザインを始めた頃を想いだし
昔はこんな風に活気もあり、楽しかったなーと
そういえば!2年前はフロリダの旦那と館山に保養所を作り
趣味は釣りで、道具一式置いたまま
そこで今回釣りの話でもと五目漁師さんのホームページを開いたら
ボーズで山の話に変わってしまいましたが
釣りはやりたいと言っていました
私も初釣り2回目もボーズのようなものでした
水温の温度より北風により下がった事や
澄潮などによる影響かとも思いますね
次回変わるのではと期待しています
又、隠れてしまった場所探しも面白そうですね
投稿: 趣味人たけ | 2022年2月 5日 (土) 08時30分
趣味人たけさん、こんにちは。
現役バリバリですね。
私など考えても、動いても苦笑いの今日この頃で、こんな奴使えないわな!
と自覚しています。
折角見て頂いたのに氷の写真じゃ釣り事情を知らない人には様にならないですよね。
この時期の逃げ場として、昨日は網代の中深場でした。
水温は安定しているはずですが、やはり何か違うような気がしました。
投稿: 五目漁師 | 2022年2月 5日 (土) 10時54分