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2022年2月

2022年2月26日 (土)

アタリ頻発は早朝のみ



昨日(2月25日)は網代(亮知丸)に釣行。

あてにならない長期予報とは分かっていても何か根拠がないことには、とすがるように1週間以上も前から目を付けたのは、24日(木)と25日(金)。
幸運なことにボートも今のところ空いている。

どの天気予報でもそうであるが直近の3日間とそれより先では予報の仕方が異なる。

週間予報(1週間、10日間、14日間予報等)は気象庁の天気予報などではA、B、Cの3通りで当たる自信のほどを明記している。
(専門的にはアンサンブル予報の標準偏差値に基づくものであろう)
逆に、直近の72時間前後以内に入ってくるといよいよ本気の予報だと思って良い。

その時まで果たしてボートが空いていてくれればよいが、
とドキドキしながらゲーム感覚で予約のタイミングを計る。

五目漁師としてはややお手付気味にLINEで予約を入れたのは2日前の深夜。
その後、直ぐに最後の空も埋まったことは言うまでもない。

“私暇なんで”の五目漁師は、先ずは楽しい釣りをやるために天気(風と冬なら日照)を最優先するが、釣果を左右すると言われる潮流(ここでは潮汐と言った方が正しいかな)はあまり気にしない。
理由は、潮流は分からないから。

昔、漁師は小潮時には漁に出ず網の手入れをしたとも聞いたことがあるが、潮の満ち引きと潮流との関係は特に海が外に開けた沖合ではそんなに単純ではなさそうに思っている。

夜明けと共にボートに乗り込み準備し、6時半過ぎに出港する。

今日の潮回りは長潮。
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SmailNetBBSの潮汐概要のページからコピー&ペースト

潮汐グラフを見る限り、未明から9時ころまでは殆ど潮位は変らない。

しかし、どうだろう10分後に水深230mのポイントに着き、120号錘の仕掛けを入れると、まだ船首の方向が定まらない中、道糸はどんどんと船底下に入っていく。
そう、先の潮汐にして結構な潮流だ。

こんな時には時々スプールの回転を止めて道糸ができるだけ垂直に立つようにしながら落としていくので着底時の糸ふけもそんなに多くはないが、その着底と同時にアタリ。

上がってきたのはアヤメカサゴだったが、2投目も直ぐにアタリ。
今度はクロムツ(34cm)。
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次はスミヤキ、・・・と続く。

以前、福浦の中深場で着底直後の8、9連発というのがあったが、今日も調子は良さげと思ったのはつかの間。
1時間もしない内にピタッと潮が止まってしまうと、正にそれに合わせた様にアタリも止まってしまった。

それでも今日はいつもより深いポイントの方が良さそうな気がするので、水深250m辺りを中心に転々とする。

所謂、1投目マジックであろうか、一流しを終えてポイント移動した直後の1投目にはアタリがあるが2投目以降に続くことはない。

魚は上を見ながら餌が落ちてくるのを待っているというのはよく聞く話。
底でアタリがないので一気に10m巻き上げた後に1mステップで落していくと確かにアタリが拾えることが多い。
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この2連掛けのスミヤキもクロムツもそうして獲った。

今日は、スミヤキが嫌に多い。
美味しい魚ではあるが料理には一工夫いるのでこれ以上はなぁと思ってしまう。

二人で乗っている時には道糸や仕掛けが互いに絡まないようにPE の太さと錘の号数を合わせているが今日は一人なので色々やってみよう。
と、胴付き仕掛けの錘代わりに250号のジグを付けたジグ錘や手巻きのジギングなどもやってみるが、そもそもお魚にそっぽを向かれている時間帯なのであろう、アタリがないので直ぐに諦めてしまう。

というか、昨日は知り合いの足漕ぎカヤック師が網代沖で真鯛やアマダイを釣っていらっしゃるのでそちらが気になって仕方がない。
昼過ぎには中深場を諦めて100m前後に移動してジギングとタイラバに切り替える。

エンジン艇での流し釣りはまだ要領がわかっていないが一人なのでボート内をルアーの落ちて行く方向に合わせてうろうろしながら探っていくが、こちらもバラシが1度あっただけで釣果はないままに終わってしまう。

で、今日の釣果はこれ。
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ここ、3回連続で続いていたアカムツの釣果もなく寂しい結果になってしまった。

クロムツとスミヤキの刺身、
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スミヤキは厄介な骨の処理に一工夫が必要になるが、手前左が骨からかすめ取った刺身、右が骨切りした炙り、その上がスプーンで身をすきとったナメロウ。

小魚はフライに。
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赤い尻尾付はエビではなくアヤメカサゴの半身


潮汐と潮流の関係は分かりませんが適当に潮が流れてくれないと魚の活性が悪いのは確かですね。アラやメダイの大物が欲しいのでジギングも始めて見ましたがお呼びでなかったようです。中深場でも餌よりもルアーの感触をつかむには時間が掛かりそうです。

そろそろ伊東でカイワリの兆しも。次回は狙ってみます。

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2022年2月21日 (月)

姿造りを飾る葉っぱ類



前記事で先の伊東で唯一釣れたウッカリカサゴの姿造りの写真を載せた。

ある仲間には釣果報告がてら造りの写真も添付したところ、ふんだんに飾られた葉っぱ類をどのように確保されたのか気になりますとレスがあった。

ちょっとやり過ぎたかなと思ってはいたが、冷やかし半分でも折角興味を持って頂いたので葉っぱ類(つま)の準備や保存の仕方等に関して釣りに行かない時の記事ネタにさせていただくことにした。

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実は、たった1尾だけ釣れた貴重な魚を捌く前に、ヨメサンに刺身か丸ごと中華蒸しかどっちがいい?と聞いてみた。
しばし考えて答えは“刺身”だった。

そうと決まれば飾りに使う葉っぱ類の買い物はお任せ。
しばらくして、スーパーから戻ってきたが、その買い物袋を覗いてびっくり。
出掛ける前に“どれか”のつもりで言ったのが“全部”になってしまっている。

大好きなカサゴの刺身を少しでも美味しくいただくためにと色んなものを揃えてくれたのは嬉しいが
これ全部飾るの~?
責任がおもそうだな~。
で、その結果がこんな賑やかな姿造りになってしまった。
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大根、キュウリ、ラディッシュ、ミョウガ、レモン、生姜、それに大葉。
更に、冷蔵庫の中にはパセリの買い置きがあるし冷凍の柚子もある、先日昆布締め用に羅臼昆布も買ったし、100均で見つけた乾燥海藻もある。
玄関の下駄箱の上には花瓶に差した赤や橙の実を付けた千両もある。
庭には年がら年中、常連の南天の木もある。

刺身は基本調理をしない生の魚。
醤油とワサビさえあれば、そのまま齧っても飾っても所詮生は生、カサゴはカサゴ、味は変わらないと言ってしまえばそれまで。
そこは“私暇なんで”の五目漁師、+αの味付け(見よう見まねでも少し飾って)をしていただくことにしている。

その飾りに使う葉っぱだが、スーパーで買えばそれぞれが単品ではそんな高いものではないが色々揃えて、しかも少しずつしか使わないとなれば結構高いものについてしまう。

かってはバジルやイタリアンパセリ、パセリ、大葉などは鉢植えで栽培していたがバッタや毛虫に先に食べられてしまい直ぐに穴だらけになってしまう。
五目漁師はしつこく掛かってくるサバやフグを少しだけ懲らしめて帰すが、ヨメサンは毛虫を見つけるや否やピンセットで引きはがしては少しだけ容赦なくふん・・ていた。
しかし、結局は勝てなかったようで、今では買ってきた方が手っ取り早いと観念している。

大葉や大根、ミョウガなどの野菜類は他に使い道がなければ、冷蔵庫の野菜室で1週間(週を跨いで釣りの2回分)くらいなら平気で保存できる。

刺身以外では使い道のないパセリは時々水で湿らせながら庫内で保存すると2、3週間くらいは持つこともある。
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買ってきてから3週目入った野菜室内のパセリ、次の釣りまでもたせたいが。

それでも余りそうな時には新鮮な内にこんな風にして冷凍しておけば刺身の飾り葉としては利用できないが、ムニエルなどのトッピングとして利用できる。
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半年以上前の冷凍パセリ

香りも色合いも白身魚の蒸し物などには欠かせない柚子は、毎年正月前になるとスーパーの売り場に並びだすが最初の頃は結構お高いし、旬の期間が比較的短く直ぐに店頭からは姿を消してしまう。
そこで12月に入ると富士山の撮影がてら柚子の産地(富士川町の道の駅など)に寄り袋詰めで安く買ってくる。
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それをこんな風に一回分ごとにラップで包んで冷凍保存しておくと次のシーズンまで1年間は香りも色もそのままに利用できる。
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同じように唐辛子も産地の道の駅などで売られている束を買ってきて塩漬けか醤油漬けにしておくと冷蔵庫で1年は保存できる。飾りとしては乾燥の刻み唐辛子よりも見栄えがする。
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昆布締めに使う昆布は毎年出掛ける道東旅行先の羅臼で買って補充していたがここ2年はコロナ禍で行けず、とうとう底をついてしまった。
近くのスーパーでやっと見つけたが現地に比べるとやはり結構お高いので大事に使っている。
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他に、海藻類はサラダ用の乾燥したものを使っていたが100均で見つけたふのりが彩も良い。
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庭に南天の木が植わっているが、これは釣果のざる写真や刺身の飾り物にはおあつらえ向きで四季を問わず次々に新葉が出てくるので使いやすい。
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千両も冬になると赤や橙の実を付けるので飾りに使っているがこれも実がついたまま放っておくと直ぐに鳥に食べられてしまうので早々に摘んでしまい、こうして玄関に飾っておく。
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これはなんと正月前に摘んだものだが未だに元気なのでこれを一枝ずつハサミで切り取って(今回はでかいカサゴの頭に隠れてしまっているが)飾りに使っている。
花のない時期に玄関を飾りながら刺身も飾ってくれる一石二鳥の長持ち草だ。

先に、バジルなどの鉢植えが難しいと書いたが簡単なものもある。
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刺身に使うことはないが焼き物、揚げ物、炒め物の飾りや香料としてよく使うローズマリーとタイムは、嫌われているのか昆虫や毛虫には敬遠されているし、寒い冬にも強いので鉢植えで重宝している。

とこんな具合に飾りの葉っぱは確保している。

こんな風に書くとまるで五目漁師のこまめさがなせる業と勘違いされるかもしれないが、材料の確保や保存、それに文句を言わずに半分食ってくれるのはヨメサンのお役目。

TVの釣り番組でよく見かけるが、魚を掛けてさんざん苦しめておきながら、ありがとうの一言で海に帰す。
何がありがとうだ、止めとけよとムカッと来る。
人間ができていない五目漁師もサバとフグにはムカッと来て2度と来るな!と多少いじめて帰すが、それ以外の魚に対しては殺生の報いとしてせめて美味しくいただくのが釣り師の基本だと思っている。(勝手だね~)

ウッカリンは姿造りの後、アラは煮つけで隅から隅まで食べつくした。
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この時期、釣り日和と言えるのはせいぜい週に2日程度ですね。その2日に狙いを定めて天気予報とにらめっこです。伊東の方は結構チャンスがありますが網代の中深場は沖に出るためにさらに天気の条件が厳しくなると共にエンジン艇の空とのANDになりますからますますチャンスは少なくなります。次はチャンス次第で伊東のコマセ釣りになるか網代の中深場になるかわかりませんが、待ちの合間に、今回は仲間からヒントを頂いた内容で記事を書かしていただきました。


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2022年2月16日 (水)

お試し釣り



昨日(2月15日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

この時期釣れないことは分かっているが、今日は前回の伊東でおろした竿をもう少し試してみたい。

この竿のメーカの対象魚一覧にタイラバやジギングはないが、部屋で60~80gのルアーをぶら下げて穂先の曲がり具合やバッドに引きが伝わるまでの弾力の余力具合からみる限りいい感じで使えるのではと思っている。

始めからその日の釣りの予定に入っている場合には勿論、専用竿を準備するが、準備がなくてもいざとなればこいつを使って と思うことができれば準備であれやこれやと悩みながら荷物の出し入れを繰り返す無駄時間は(実は楽しいが)少し解消される。

伊東では小アジやイワシが釣れることは滅多にないので泳がせをやろうと決めた時には2.7mの胴調子の長竿を準備して、途中で活きアジを買って行くが、そんな準備がない時に珍しくも小アジやイワシが回って来た時にはこの竿を流用して と思うことができれば、これまた泳がせ釣りに対する気の持ちよう、準備のしようは変ってくる。

ということで、今日はそんなこんなのお試し釣りをやってみる。

あの穴を通せないなんて若い人には信じられないだろうが、最近はリーダーをガイドに通すにもひと苦労するので自宅で注意深く通して行く(それでも現地でガイドをパスしていることに気付くことが結構ある)ことにしているがそうとなれば竿だけでなくリールも共通して使いたいので、今日はリーダー4号(フロロカーボン)、PE1号を巻いたリールを通しで使うことにする。
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何か寂しいなと思ったら旗を差し忘れている。

先ずは、途中で買ってきた小アジの泳がせ釣りから始める。
水深30~40m、生きアジを本針を鼻駆け、副針のイカリ針を背掛けにして錘40号で落としていくとこんな感じ。
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青物が掛かっても安心という竿とは思えないほど穂先はソフトに曲がり小アジが元気な内はわずかにその動きまで伝わってくる。

いつも使っている長竿よりも寧ろ感度は良さそうだし穂先の弾力も残っているので食い込みも良さそうだ。

ただ、残念なことに目ぼしいポイントを転々としてみたが肝心のアタリは一度もない。
今日は昼前後から風が強まる予報。
時間も欲しいので10時前には3尾目のアジを放流して次のジギングにチェンジする。

ジギングといっても五目漁師の狙いは青物ではなく真鯛やハタ、それに底物のアマダイやオニカサゴなのでタイラバと同様にただ巻きが主で、時折気分転換にスローな1ピッチジャークを入れる程度だ。

当然ただ巻きに適したジグ(TGベイトなど)を使っているので穂先にはジグを跳ね上げるタイミングを期待するよりもおとなしくジグを曳き、魚に違和感なしに咥えさせてくれればよい。

60gのTGベイトが海中で垂れている時はこんな感じ。
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ジギングでいつも使っているキャタリナBJ(これもスリルゲーム)よりも穂先が跳ねない分ただ巻きはスムースで気分が良い。

1時間ほどやってみたが、やはり残念なことに本命のアタリはないが、早巻きでジグをで回収してくる途中に何度かサバ野郎が掛かって来たので、魚が掛ったと時の感触は確かめることができた。
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次は、ルアーをタイラバ(80g)にチェンジする。
変わり映えしないが80gでの曲がりはこんな感じ。(注*)
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今使っているタイラバ専用竿(紅牙)に比べると全体にソフトに曲がっているせいかやや巻き重み(リールの巻きが重い)を感じ、80gでは少し重たいかなという気がする。(注*)
そこで、もう一度ジギングに戻りただ巻きを始めるがどうやら60gくらいまでが良さそうだ。(注*)

水深-50m弱。
着底と同時にモゾモゾと何かがジグにアタックしてくる。
クンクン、小物かな? 
そうだ、今はタイラバと違って、ジグだったと気付き、あわててシャクリを入れる。

掛ったようだが小物かなと思ったのはつかの間、グイーングイーンと引きが意外と力強い。
そして、引きがおさまると今度はゴミでも掛けてしまったかのように重みだけになってしまう。
途中、思い出したようにドラグを滑らせる場面もあったが、総じてごみでもひっかっけたような重量感。
これはハタに違いないと思いながら覗き込むと立派なウッカリン。(41cm)
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本日唯一の大物らしき引きなので大事にとろうとして竿の曲がりや弾力に気が回せる状況ではなかったが、今になって考えるともしタイラバの竿でかけていたらガツンガツンともう少しシビアさを感じたであろうし、ジギング竿なら重量感もなんのそのもっと強引に上げてきたかもしれないと思わせる1尾だった。

で、予報通り2時ころには西風が強くなったために少々早上がり。

アタリは少なかったし釣果も乏しかったためにまだまだ感触をつかむところまではいかなかったが、一番気になっていた予備のタイラバやジギング竿として十分、寧ろ今使っている専用竿よりも好きかなと思うほどに利用できそうなことは確認できた。

で今日の釣果はこれ。
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刺身にするか中華蒸しにして熱熱を食べるかを迷ったがこのサイズになると胴体を真二つに切り分けても蒸し器には入らないので刺身にした。8cas226865s  

お腹ポンポンのウッカリンの胃袋からは大きな白身の魚(ホウボウ?)が丸ごと出てきた。
一見どん臭そうなこんな魚でも周りにいる生きた魚をこんな風にハントすることができる。
ジグやタイラバを動かすときにはこんなに速いと食らいつけないのでは とよく思うことがあるがその心配はなさそうだ。


注*:今朝(2月17日)当日使っていた道具を整理中に、この時試しに使ったタイラバヘッドは80gではなく100gだったことに気付きました。文書中、巻き重みを感じたと書いていますが、巻き重みではなく単に錘が重かったせいだと思います。この分なら80gまでは十分使えそうです。訂正させていただきます。

 


渋い日でしたが、水温は16.3℃もありました。例年よりは2℃ほど高いと思いますが、もうこれ以上下がることはなく反転して上がり始めるのでしょうかね。正面沖のコマセ釣りはフグに変わってサバが邪魔するようですが、カイワリはボチボチ釣れていますね。次回の伊東ではコマセ釣りをやってみようと思っています。

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2022年2月12日 (土)

果たして、今度こそこれ1本でいけることを期待しているが



界隈の釣りキチの皆さんと比べるわけにはいかずとも、五目漁師も色んな釣りをやって来た中で、結局、今ははボート釣りに落ち着いている。
(天気やエリアを含めてボートが出せる範囲なら)好きな時に、好きなところで、好きなやり方で、好きな仕掛けやルアーを使って釣りができる。
しかも対象魚にもよるが総じて良く釣れる。
この釣りが五目漁師の性分に一番合っている。

気ままに釣行できるが故に、何をどこでどう狙おうかと思いを巡らせながら次の釣りの準備をするのも一層楽しい。
ただ、例えば伊東でカイワリ(コマセ釣り)をやって、駄目なら沖をタイラバで流してみよう、更に途中で良さげなベイト反応があったらジギングに切り替えて青物も狙ってみよう・・・と、考えているとボートに積み込む竿もリールも2組、3組と増えてしまい、時にはもう一組欲しいと思うことすらある。

持ち込んだはよいが、ボート内では使わない竿は邪魔になるし、一旦仕掛けを付けて出してしまうと後片付けも結構面倒になる。

で、数年前に買った竿がこれだった。
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シマノ ライトゲームSSモデラートTYPE73H225

錘負荷が30~150号と広い汎用のライトタックル竿。
現在はトップガイドにのみSiCガイドが使われているbbタイプのみになりssタイプは廃番になってしまったようであるが当時は五目漁師の竿の中では一番無理した竿。
清水の舞台よりももう少し低いところから飛び降りるくらいの気持で買った竿であった。

カイワリやアジ釣り、アマダイの流し釣り、もう少し深いところでオニカサゴ釣り、ヒラメの泳がせ釣りなどがこれ1本でいけるはずだった。

しかし、水深が30~40mで30~40号の錘がメインのカイワリやアジ釣りには少し硬めで穂先が跳ねる感じがしたりしていつの間にかコマセ釣りでは使わなくなった。
もちろんその後、五目漁師の釣りとして機会が多くなったタイラバやスロージギングにも向いていない。

そんな中で品薄で1年待って欲しかった竿がやっと手に入った。
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DAIWAリーディングスリルゲーム73MH-195・Y

実は別の目的の竿を物色中に店内で目を引き立ち止まった一番のお気に入りのポイントがマツダのCX-5にあるあのソウルレッドクリスタルメタリック似の塗装だったことはあまり声を大にしては言えないが(因みに五目漁師のCX-5はエターナルブルーマイカ)、早速店員さんに声を掛けて継いで振ってみてこれだ! とやっと探していたものが見つかった感じがした。

五目漁師はもともと硬めよりも柔らか目の竿を好むが、同じ柔らかい竿でも胴寄りで曲げるために穂先が太目のフニョフニョ系の竿よりも穂先が細くてかつシャキッとしている高感度系の竿の方が好き。

竿が入ったプラケースの側面には先径:1mmφ、元径:9.8mmφ、錘負荷:30~100号とある。
そして反対側の側面には驚いたことにドラグマックス:13kgとある。

竿は、大物魚が掛り曲がると道糸がガイドに擦れる摩擦によって本来はドラグの踏ん張りで受け止める張力の15~25%ほどを分担するために竿先ではドラグマックスの実質20%増し程度の張力(15.6kg)に耐えられる計算になると考えている。

つまりアタリをたった1mmφの敏感な穂先で捉えた後はすぐさまそれを海面に垂直に保って大物は全身ソリッドの強靭なバッド部にお任せといった寸法で、こんなに細身にしてカイワリからブリまでをこれ一本でこなすことができそうだ。

更に、(これは後で分かったことであるが)基本餌釣りの竿でありながら兄弟竿の最近のリーディングがタイラバやジギングもターゲットに入れているだけあってリールシートから竿尻までの長さが十分長くとってあるために竿尻を脇で挟んだり、肘で支えたりするルアー釣りにも使えそうだ。
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リールシートから竿尻までの長さの比較
1番上がコマセ釣り専用の2世代前(?)のリーディング73M200

2番目がジギング竿(キャタリナBJ 62HB THRILL GAME)
3番目がタイラバ竿(紅牙X 69XHB)
1番下が今回の竿

これなら今度こそ1本でほとんどの釣りがいけるかもと益々期待してしまう。



次の釣りではまず初めに泳がせでヒラメ狙い、コマセ釣りは得意に決まっているのでパスしてタイラバとジギングをこの竿でやってみよと思っています。真冬の海で釣果は期待できないにしても使い方のイメージは掴めそうに思っています。

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2022年2月 5日 (土)

釣れない時期、中深場ならどうなるかが楽しみ



昨日(2月4日)は網代(亮知丸)に釣行。

当初は次の週に予定してたが週間天気予報では寒波の到来、しかも雨や雪がちらついたり、週後半には大雨が降ったりとの予報。
3日以上先の予報は傾向としてのみとらえるようにしているが、ここで行かなければ1週間以上も先延ばしになってしまうのは辛い。

そこで、珍しく前前日になってもエンジン艇に空きがあったこの日に急遽LINEで深夜予約を入れる。
もちろん、天気予報をしっかり確認した上で。

さて、出発。
動きにくいので厚い上着は止めてウインドブレーカにしたが思っていたほど寒くはない。
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前日は強風でかなり荒れたらしく、港内はこんな感じでも沖に向かうと結構うねりが大きく一つ一つ波を乗り越える感じでゆっくりといつもの赤根埼沖に向かう。

前回は狙いのアカムツを3匹獲ったので何となくこの時期の居場所や釣り方がわかった
(少なくともこんなところにアカムツいるの? とか、こんな釣り方でアカムツ釣れるの? とかという疑問は払しょくできた)ような気分になっているので、今日はやや自信あり気に流して行く。
(これは正に釣り師、いや五目漁師の性、釣れれば分かった気分、釣れなければ魚や潮が悪い)

ただ、潮流がきつく150号の錘ではこんな風に斜めってしまう。
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幸いにしてこの辺りは根掛かりはなさそうなので底どりさえできれば問題はないが、アタリは取りにくい。

??、気のせいかもしれないと思うようなアタリでいくつかシロムツを釣った後に明確なアタリで上がってきたのはこんなところで珍しいアジ。
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マアジのようだが痩せていて不味そう。(41cm)

そして、来た来た待望のアカムツ。
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前回3匹釣ったことで、海面に浮いてくる赤い魚影を見てもそんなに慌てずに結構平気で上げられるようになった。
この歳でささやかな成長が嬉しい。
しかも、これ1尾を獲ったことでこの後の釣りはプレッシャーフリーのお気楽な釣りになる。

次はでかいクロムツ、更にはメダイかアラの大物が欲しいと余裕の構えに入ったところで、潮がピタッと止まってしまうとシロムツのアタリさえもなくなってしまった。

周りにいた遊漁船も(これは午前の釣りの時間が終わったからだと思うが)いなくなってしまったので浮かんでいた場所をチェックしながらいくつかのポイントを行ったり来たりしてみるがアタリが戻ることはなかった。

実は今日は電動ジギングをやってみようとお試しの準備はしてきたものの餌にアタリがないようじゃどうしたものかなと考えてしまい、結局やらずに終わってしまった。

帰りはすっかり静かになった海面を10分弱で戻る。
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で、今日の釣果はこれ。
殆どが午前中の釣果。
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いつも釣果の保険になるクロムツが1尾もいないし、1尾手元でポットンがあったがスミヤキもいない。
逆に、いつもはあまり見ない小さいユメカサゴがよく掛かってきた。
(釣果写真の他に元気そうなやつを3尾ほど放流している)

網代の中深場で釣りを始めてまだ1周していないが、この釣りに関してはとにかく情報が少ないため、特に季節の状況(釣れる魚種、ポイント、深さ等)の移り変わりには興味がある。

頼みのクロムツが居ないのでシロムツオンリーの刺身。
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シロムツはこれが標準サイズ。
大きくならないので釣りとしての魅力には欠けるが刺身はもちろん、焼いても煮てもきめ細かい滑らかな身質が絶品の美味しい魚。

アカムツとそのシロムツの煮付け。
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フクフク、トロトロのアカムツと滑らかでしっとりとしたシロムツの対称的な身質の味比べ。
別物の食感なので比較は難しいが五目漁師はアカムツ、ヨメサンはシロムツに軍配。

シロムツとユメカサゴのフライ。
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アジの塩焼き。
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想像通り美味しいアジではなかった。



自分でも目ぼしいポイントにマーキングしたり、仲間からの情報、それに遊漁船の行動範囲の観察などでこの辺りの中深場のポイントとしてはかなり確信が持てるようになりました。
後は運の問題かもしれませんが大物が欲しいです。それにはやはりジギングが有利だと思っています。実は今回タイラバまがいのことはやってみたのですがうまくいきませんでした。これからですね。


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2022年2月 1日 (火)

年に一度の超絶完ボは見送り



昨日(1月31日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

この時期は例年そうだが、ルアーはもちろん、餌釣りであっても、そう簡単には釣らせてくれない。
オーシャン釣具のオヤジさんから最近の状況を聴いてみても余り良い話は聞こえてこない。
ただ、今日は釣れる釣れないはどうでもよい楽しみがある。
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天気は上々。
朝は少し風があるがやがて更に弱くなる予報。

いろいろ考えたが先ず北東の風期待で沖に出て真鯛、ハタ狙いのタイラバ流し、その後は無風になってしまう予報なのでコマセ釣りでカイワリと真鯛を狙ってみることにする。

(実際には逆で寧ろ昼前から北東風が強くなってしまったが)
朝は期待したほど風の後押しはなく1漕ぎ3巻き巻きを繰り返しながら45mラインを流す。
所謂ジグザグ流しで、どこに居るかわからない真鯛をあてもなく探しまくるには効率的に広くエリアを探れる流し方だと思っている。

海底には点々とシモリや魚影らしきものが見えるがタイラバへの反応はナッシング。
次第に超絶完ボへの期待が高まってくる。

(最近はめっきりブログへのアクセス数が減ってしまったが、超絶完ボの記事は昔から人気があるので、ここまできたらどうせならと期待してしまう。)
そんな時に、コツン!
やってしまった。

上げてみると自作カーリーネクタイの先っちょやその回りを着飾っていたスカート部が食いちぎられている。
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奴の仕業だ。
これで五目漁師基準の超絶完ボはなくなってしまった。

少し予定の時間(10時)は過ぎてしまったがタイラバは諦めて正面沖のカイワリポイントに戻る。
もとより厳しいことは分かっているが真鯛が来てくれれば万々歳、2、3尾でよいからカイワリも欲しい。

しかしなんと言っても今日のイベントはこれ。
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店頭で見て、触って、振ってみてこれだと思ったが、その時は別の目的の竿を買いに来ていたので見送った。
以降、一年近くも待ち続けた竿(リーディングスリルゲーム73MH195)をやっと手に入れることができた。

欲しいと思った頃に丁度コロナのお陰で釣り人気が急上昇、そしてコロナのせいで部品不足が追い打ちをかけたらしく品不足が続き人気のこの竿などは一時は定価の2倍を超えるプレミアム価格なども平気で見られたほどだった。
Dsxp226643ss

錘40号でこの曲がり。
正にカイワリやアジののコマセ釣りにはぴったりのようだが、これでいてドラグMAXは13kgというから、穂先に換算すると恐らく17、8kgにもなる。
つまり10kgを超えるクラスのブリやカンパチが難なく上がってしまうはずということになる。

残念なことに今回の厳しい釣りの中では一度ビビッとアタリを感じただけで魚を釣り上げることはできなかったが来季のカイワリシーズンやアマダイやオニカサゴの流し釣り、大物狙いの泳がせ釣りなど何でも来いで存分に活躍してくれそうだ。
7:3調子にもかかわらずこれだけ胴から穂先にかけてやんわりと曲がるとルアー感度は良くなさそうだがタイラバや五目漁師がやるゆったりジギングならこれらも含めて1本の竿でやり通せそうにも思っている。

さて、釣りの方はというと、この竿による2.5mの吹き流し仕掛けとマダイ狙いの6mロングハリス仕掛けの2本出しであったが双方共に反応は皆無。
餌はふやけてきて交換するまではずっと付いたままでもう2時過ぎなってしまった。

この頃には置き去りになりつつあったが、ふと見ると後ろ手に置いたロングハリスの長竿の穂先が海面に突っ込んでビクビクしている。
慌てて手に取り巻き始めるとはじめはそれほどでもなかったが、やがてグイングインと真下に引き始める、これは真鯛に違いない。
上がって来るにつれて益々引きは強くなるし道糸が傾くこともないので真鯛確定と確信する。

しかし最後の手繰りで見えてきたのは4号ハリスが尻尾に巻き付いて逆さになったサバ(40cm程度)。
この野郎め、道理でブレないはずだ。

結局、この後も次々にサバが掛かるほどではないが何れもロングハリス仕掛けに計3尾のサバで終わった。
因みに、あれだけ盛んだったフグは朝方タイラバに来たコツンの一発だけで餌釣りでは一度も姿は見なかった。

残念ながら超絶完ボは逃したがサバにはお帰り頂いたのでクーラーボックス内はこの通り氷が早朝のままに殆ど解けることもなく鎮座している。
完ボが確定した。
5dsxp226645s

殆ど釣れなかった時には魚の捌きが楽ちんで嬉しいが、ここまで来るとクーラーボックスの水洗いも不要なので更に嬉しい。

 


水温はなんと15.5℃もありました。気象庁の海面水温データを見ても平年よりも2℃ほど高いようです。黒潮の一部が相模湾内近くまで入ってきている影響でしょうか。ただ、我々もそうですが魚は水温以外にも季節を感じ取るものがあるのでしょう、フグは居なくなり、カイワリもいなくなってしまいました。例年通りの真冬の海です。次回はこんな時に中深場がどうなっているのか試してみたいと考えています。

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