ヒラメリベンジならず
昨日(1月15日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
前回は正月用の魚にと泳がせオンリーでヒラメを狙った。
釣るには釣ったし、早速やって来た娘家族に振舞ったところ絶賛完食だったが釣り師の気持としては今一つサイズ不足だった。
で、もう一度泳がせオンリーと行きたいところだが、他に試したいことがあるので昼からはコマセ釣りを予定している。
今朝は恐らく五目漁師の今シーズンの釣行日としては一番の冷えこみだろう。
自宅を出たところで外気温は‐1℃。
茅ケ崎で氷点下になることは結構珍しいのでぐっちゃん風にメータパネルの温度表示を撮ってみたがうまく撮れない。
それでも現地に着いた頃には2℃まであがっている。
今日は、内ももと腰、胸に合計4枚のホカロンを張ってきたが漕ぎ始めると直ぐにそのありがたみを忘れ、逆に上着は脱ぎたいほどに暖かくなってくる。
汗をかいてしまうと後が厄介なのでゆっくりゆっくり海中を覗きながら漕ぐ。
根に集まる目ぼしいベイト反応を見つけると、そこで一旦ボートを止めそこからしばらく流して航跡を確認した後に、2度目は航跡を辿ってその延長線上に逆側に漕いでから流しに入ると、ピタッとベイトの真上を流すことができる。
この方法は、正確にアンカリング点を決める時も同じで、GPS魚探の便利な利用方として重宝している。
体はホッカホカだが次第に指がかじかんでくる。
かといって、厚い手袋をしていると魚の乗りと根掛かりの区別も付け辛く目感度だけでやっていると(アジの)1尾目はこんな風に失敗。
うーー、手が冷たい。
特に竿を握っている方の指先が冷たいので左右交互に持ち替えながらアタリを待つ。
(アジの)2匹目は小型のマトウダイ。40cm)
勢いのある青物やヒラメを掛けると不思議と食われたアジがどこにいったのか見つからないことが多いが、マトウダイの場合は常にこんな風にアジが残っている。
マトウダイも美味しい魚、恐らくヒラメの上を行くフィッシュイータだけのことはあり異様なまでに吻がでかい。
この吻が大部分を占める頭部と、今なら多分肝がパンパンに詰まった腹部を切り離してしまうと残る身の部分は半分くらいになってしまう。
可食部の多いヒラメとは逆をいく魚なのでどうせならもっとでかいのが欲しいと思っているとまた来た。
サイズアップはならず同じようなサイズだ。
今度も例によってアジは残ったまま、しかもまだ元気そうなので丁寧に外してもう一度泳いでもらうことにする。
一度恐怖を思い知ったアジを泳がせたのがいけなかったのかどうかは分からないがこの後はピタッとアタリが止まってしまう。
ヒラメが潜んでいそうなベイト反応はあるんだがなぁぁと思いながら諦めて、ここから一気にマリンタウン手前のアジポイントまで戻ることにする。
今日は正面沖にカイワリや真鯛釣りの常連さんが揃っているので途中で様子をお伺いすると、フグもいるにはいるが特にサバが多く調子は良くないようだ。
五目漁師は元気なアジに付け替え今はアジのいないアジポイント周辺を流すがアタリがないままにとうとう12時前になってしまう。
最初の予定通りここからはコマセ釣りに切り替えるが、先ほど聞いた正面の調子が良くなさそうなのでもう少し沖側に出てアンカーを入れる。
海底は静まり返っているがコマセを出すと直ぐに賑やかになってくる。
先日自作した樹脂パイプを使った中通し天秤は強度的に心配があるとも聞いているので今日はじっくりと試したい。
その意味ではサバでもフグでもなんでもよいから来いと思っていると最初に来たのはイトヨリ。
例にもれず今年は本イトヨリだ。
その後は期待通りサバサバサバ。
忙しくて現場写真を撮り忘れてしまったが天秤は強度的にも少なくとも短期的(元々フグ対策用なので、ここでは長期使用による疲労による折れや、紫外線による強度の劣化などは考えていない。)には問題はなさそうだ。
現場で写真を取り忘れたのでサバを10数匹、キダイやカイワリを釣った後で自宅撮影したもの
ただ、中通しという特異なタイプだけに多少今までの天秤とは扱いが違い戸惑うこともある。
通常なら道糸を巻き上げ天秤を握るとそこでサバを引き寄せることができるが、中通しがゆえに天秤を握っただけでは逆にサバは解放されたと勘違いしてスルスルッと出て行ってしまう。
大慌てを食らい仕掛けとリーダの繋ぎ目のサルカンをつまみ直すことが何度かあったが、慣れてしまえばアタリに対する敏感さとバラシの少ない天秤として使えそうだ。
サバの合間をかいくぐり正面沖ではあまり姿を見たことがないキダイ、それにカイワリも1尾だけゲットして今日の釣果はこれ。
マトウダイとカイワリの刺身、昆布締め(マトウダイ)。
マトウダイの中華蒸し
フグが年を越してしまった。
サバが早々に出てしまった。
今年はどんな海になりますかね。
変化するのはあたり前だと思っていますが、悪いことばかりではなくいいこともあって欲しいです。
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五目漁師さんこんにちは。
車のメーター写真はスマホ(Xperia)で撮っています。
スマホのカメラは余分な光を減らしたり、暗いのを明るく撮ったりするのが得意なので。
コンデジで撮るとスマホのようにきれいに撮れません。不思議ですね。
ヒラメ不発でしたか。なんとなく今年はヒラメが少ないように思います。
外房のヒラメはイワシが接岸すると爆発しますが、
今年はそのイワシが少ないようです。
それにしてもまだフグですか。
そういえばアジングしていてもしょっちゅうワームをフグに食いちぎられます。
今年はフグの当たり年なんでしょうかねぇ。困ったものです。
投稿: ぐっちゃん | 2022年1月18日 (火) 08時42分
そろそろ1年で一番水温が低い時期に入ってくると思いますが、活性の高い魚はいるものですね(良くも悪くも・・・)。
マトウダイ、僕はまだ釣ったことがなく、味も知りません。美味しいと聞くので、ぜひ伊東で狙ってみたい魚ですね。
話は変わりますが、先週金曜に仮屋湾に出てきたんですが、もしかすると九州最後の釣りになってしまうかもしれません。予定は2月にも立てているんですが、コロナの勢いが強く、難しいかも・・・。
でも幸い、なんとか形をつけることができました。単独での船外機釣行も経験できたので、関東でも選択肢が増やせると思います。
なんにしても、コロナ第6波が早く収まってくれることを祈ります。できれば関東での釣りの再スタートをスムーズに迎えたいところですね。
投稿: HEPPO | 2022年1月18日 (火) 13時48分
ぐっちゃん、こんにちは。
私もメーターパネルはスマホ(富士通製)で撮りましたが
やはりメーカーによって得手不得手がありますね。
ぐっちゃんの様に毎回張り付けるわけではないですのでこれでも辛抱します。
こちらのはヒラメ銀座と違って、ひっそりした裏道です。
イワシの様な大きな塊ではなく根回りの小さな反応を見つけては転々と仕掛けを落としていきます。
つい最近まではジグやタイラバと同様に泳がせのアジも直ぐにフグにやられてしまいますので釣りにはなりませんでしたがやっと仕掛けが落とせるようになりました。
ただ、今度はサバが早々に沸きはじめましたので、コマセ釣りはこれまた大変です。
どうしたもんでしょうかね。
投稿: 五目漁師 | 2022年1月18日 (火) 13時48分
HEPPOさん、こんにちは。
おっしゃる通り、水温が一番低い時には違いないのですが
この時にはなんと14.9℃もありました。
例年東京湾側に比べる2~3℃程度は高いのですが、これにはびっくりでした。
海が開けていますので黒潮の経路の影響なども大きいと思います。
マトウダイは甘くて美味しかったですよ。
こちらではヒラメの狙いの泳がせでは良く釣れる魚です。
HEPPOさんのコメントを読みながら、慌てて見てきましたが
そちらの泳がせは大成功だったみたいですね。
後でじっくりと拝見させていただいきます。
網代ではエンジン艇で今は中深場を中心にやっていますが、初島周りを攻めればまだまだ楽しい釣りができそうです。
3月からは3艇に増えますので情報交換しながら走り回ると新たなポイントj開発ができそうです。
投稿: 五目漁師 | 2022年1月18日 (火) 14時10分
おはようございます。
先にオーシャンさんの釣果を見てしまい、タイトルほど悪い状況では無かったのだなと思いつつ拝見いたしました。
泳がせのヒラメは見られなかったようで残念ですが、マトウダイも美味しい魚ですしあまり市場にも出回らない釣り師ならではの食味をご堪能されたかと思います。
しかし、一時期なりを潜めていたフグがまた出てきたのは気になりますね。サバと混在するとなるとカイワリがかかってもかじられるやらひっかき回されるやらで大変そうです。
本当に毎年色々な環境になりそれに対しての施策をする。これもまた楽しいことですね。
投稿: まっく | 2022年1月19日 (水) 10時35分
まっくさん、こんにちは。
マトウダイは甘くて美味しかったですよ。
ヒラメもそうですが冬の魚は総じて美味しいです。
フグは居ますが一時ほどではなく辛抱できる範囲のようです。
結局、カイワリの秋シーズンは台無しになってしまいました。
例年2月に入ると1日コマセを撒き続けても一度もアタリがない時もあるほど静まり返ってしまいますが、3月中頃からまた直ぐにカイワリは始まると思います。
繰り返しのようですが、毎年様子は変ってきます。
楽しみですね。
投稿: 五目漁師 | 2022年1月19日 (水) 13時02分
こんばんわ
マトウダイはヒラメと騙されて食べた魚です
今は騙す側ですね
しかし本当の処今でも刺身で出されたら
わからないかもしれません
刺身は店で食べて味はわかりますが
釣った日の刺身はなぜかわかりません
知り合いの漁師では、全て煮るか、みそ汁に入れるだけ
何を食べても、旨いだろう!!!でした
食で一番気になるのがマトウダイですね
投稿: 趣味人たけ | 2022年1月19日 (水) 19時37分
趣味人たけさん、こんばんは。
マトウダイはこれまではムニエルで食べていましたが
今回刺身と昆布締めで食べました。
ヒラメをもっと甘くした感じで騙しても、騙されても区別はつかないです。
ヒラメにしてもマトウダイにしても恐らく魚種の差よりも
個体差、季節、寝かしなどによる差の方が大きいと思います。
そうそう、食べる時の気分による差も大きいですね。
投稿: 五目漁師 | 2022年1月19日 (水) 22時43分
五目漁師さんこんにちは
今年も宜しくお願い致します。
昆布締めいいですね。
マトウダイは食べた事がないので
釣ってみたいです。
先週末から再び出社制限が始まったので平日釣行をしようと思っています。
投稿: マックの連れT | 2022年1月22日 (土) 20時42分
マックの連れの釣るTさん、こんにちは。
こちらjこそよろしくお願いします。
マトウダイはヒラメ狙いの泳がせでは一番良く掛かってくれる魚です。
だだ、ジギングやタイラバでは私も一度も掛けたことがありませんが
ヒラメやハタとは共存していると思いますので是非掛けてみて下さい。
食味も良く、今回のは特に甘味が強く美味しかったですよ。
今週は野暮用で出られませんが、平日行ならご一緒できると嬉しいです。
投稿: 五目漁師 | 2022年1月23日 (日) 11時34分