何としてでもアカムツが欲しい
昨日(12月10日)は網代(亮知丸)に釣行。
先に予定していた6日(月曜日)が荒天で流れてしまってから次のチャンスの本日に至るまで、3時間毎に更新される天気予報に一喜一憂の日々。
今回も前日になってどんどん水色や青色矢印から黄色矢印に塗り替えられていく風予報が忌々しい。
風の神様のお達しなのでどうすることもアイキャンノット(古~)、当たらないとわかっていながら予報のチェックに終始する自分に呆れてしまうやら、アホくさいやら。
結局、今回は昼からの2、3時間だけでも釣りになれば良しとして現地に向かう。
湾内は静かだが沖は吹いていそうだ。
亮知丸のお兄さんには朝方は無理でもよくなる方向のはずですので頃合いを見計らって沖に出ます、と伝え6時半の日の出とともに準備して出港する。
今日は弟と一緒。
4歳年下だが最近はいよいよ少し、いや、かなり暇になってきたのか、ほぼ平日オンリーの五目漁師の突然のさそいにも乗ってくれることが多くなった貴重な釣り友だ。
沖に向かうと風はそこそことしても予想に反してうねり+風波が強く舵の切り様がないややっこしい海面。
スロットルのタイミングを少し誤ると風防の前にいる弟はウオッ!とかキャーとか言いながらスプレーを浴びてしまう。
夏なら快適でもこの時期は辛いだろう(ウシシ)。
結局、沖のポイントまでいつもの3、4倍くらい時間を要したであろうか。
荒れてはいるがなんとか釣りはできそう。
お試し流しの後は船首からパラアンカーを入れると120号の錘で十分底はとれる程度まで流れは押さえられる。
と言っても、速いには速い。
つかの間に良さげなポイントは通り過ぎてしまうためにいつもの様に一点集中というわけにはいかない。
目指すポイントに対してボートの風下に十分な余裕をとった上で流し始めて仕掛けを投入していくが2、3サイクル毎に(弟は)パラアンカーの引き上げとスプレーを浴びながらの風上行を余儀なくされる。
そして、五目漁師が流しのコースを設定した風上に到着した後、(弟は)大きく揺れるボート上でバランスを保ちながらパラアンカーの再投入が必要になる。
お陰様でボートがポイントを通過する際にはこんな3点掛けもあるが、通り過ぎてしまうとアタリが遠のいてしまう。
今日の目標はアカムツを2尾。
しかし掛かってくるのは白いのばかり。
いつもアカムツの釣果が良いカヤックの知り合いから聞いた釣り方やネットで見た釣り方を真似てはみるがアカムツはどこだ!状態が続く。
あたりそのものもいつもに比べると遠く、無駄にボートを流してしまうことも多い。
いつもの-200m近辺は調子が良くないので思い切って-300m越えから流し始めて-250m辺りに差し掛かった時だった。
アタリかな? と思いつつ少し聞き上げてみると確かな重量感。
巻き上げスタートだ。
その巻き上げの6、7分間、穂先のピクピク、ガタガタ、そして不連続なリールの唸り音、この間に巡らす期待や想像、これが楽しくて中深場の釣りは止められない。
手元への反応が激しくなってきたのはもう7、80mを切ってからだった。
オヤ・・・オヤ!? これはひょっとして・・
リーダーを手繰ってくると、見えてきたのは待望のアカムツだ。
これはひょっとして、と期待した段階で既に右手側に置いたタモを意識していたのに姿を見るや歓喜と共に手繰り上げてしまった。
デッキ上では既に自動で針外れしている。
やばかったがやったね。
どうやら重量感があったのはその下に着いたスミヤキのせいだったようだ。
こいつも結構引くからな。
さて、もう1尾欲しい。
時計を見ると2時前。
次が最後の流しになる。
このころになると風もうねりも穏やかになっている。
これはようやく穏やかになってきた13時の様子
この計算が頭になかったのがまずかった。
少し風上に上り過ぎたためにアカムツポイントに達する前に時間切れ。
もう少しやりたかった。
すっかり穏やかになった海面を港に戻る。
で、今日の釣果はこれ。
今日は主のクロムツが少なかったしシロムツもスミヤキも型が今一つだっただけにアカムツの1尾が益々嬉しい。
アカムツが2尾釣れれば塩焼きにしようと思っていたが1尾だったので、赤、白、黒の三役揃い踏み、
シロムツのフライ。
久しぶりのアカムツ、やはり釣り上がった時の手ごたえが違いますね。思っていたよりも居場所が深かったのが意外でした。さて、伊東は相変わらずフグのようですが、泳がせ一本勝負でもやってみますかね。
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こんばんは!
深場は未知の世界で面白そうですね。
スミヤキ?アカムツ?
今日(12/11)はオーシャンから出ました。
ロングハリスではグーフーに太刀打ちできず、不本意ながら短ハリスでカイワリを
6尾だけ拾ってきました。
クッションからは5度切られましたが天秤の上に20センチのワイヤーを
付けたので天秤ロスは免れました(笑)
釣り終わってからの親父さんとの釣り談議が参考になります。
大判焼きとリポビタンDをご馳走になりました(笑笑)
投稿: サビキ | 2021年12月11日 (土) 23時20分
サビキさん、こんばんは。
腰痛さんから今日はサビキさんがと聞いていましたが
オーシャンのブログでカイワリ5尾の人ありと書いてあったのはサビキさんの6尾のことでしたか。
あのフグの中での6尾は凄いです。
クッション5度というのは未だに止まるところ知らずですね。
今年は異常にデカ本イトヨリが多いですし伊東は変っています。
ひょっとしたらこのまま真鯛もカイワリも釣れないフグ天国になってしまうのではと心配ですね。
今日の様子も参考にして次回の釣りを決めようと思っていましたが、この分だと泳がせになりそうです。
投稿: 五目漁師 | 2021年12月12日 (日) 00時37分
私的には 狙って1尾でも釣れれば御の字なのがアカムツですね
仲間と仕立てた深場釣りで 大して釣れない時間帯に私が1.6キロ程のを潮の関係で
対舷の仲間の前に浮かし 皆に突っ込みを入れられたのが 初めて釣った思い出です
稀に釣れる事があるポイントだったので大いに沸きましたが 私はアカムツが そんなに
希少な釣り物だと知らなかったのです
それ以来 狙う釣りではボーズばかり 釣れてもリリースサイズ
ミニボートの方々がポイントを探り 釣れているのを見ると 凄いなぁ と思うばかりですよ
投稿: マリン・ブルー | 2021年12月14日 (火) 17時10分
マリン・ブルーさん、こんばんは。
1.5kは凄いですね。
それだったら1尾釣れば、もう私も狙うのを止めても良いくらいです。
どこにも周囲の魚に比べてなかなか釣れない魚っていますよね。
それだけに釣れた時の感激はひとしおです。
一度遊漁船に乗り込んでポイントをマーキングしてくれば良いのですが
何も当てのないところから初めて、今だんだん魚探の画面上にアカムツマップが出来上がっていくところです。 これも楽しいですよ。
投稿: 五目漁師 | 2021年12月14日 (火) 23時19分
五目漁師さんこんばんは。アカムツゲットおめでとうございます。こちらのブログを見ると東伊豆に釣行したくなってしまいます。今回もフグ祭り覚悟の釣行でしたが、午前中は完敗。(フグの大人しい時間もありましたが、サバが回遊) 昼から大将にビシをお借りして1時間程いい地合い、後、フグ祭りでした。サバ、フグどちらも厄介ですが、サバが愛しく思える伊東の海です。これからエサ取りがいなくなる冬の海ですが、想像できませんね。フグがいなくなった釣行報告お待ちしております。
投稿: 埼玉のO | 2021年12月16日 (木) 21時16分
埼玉のOさん、こんばんは。
私がオヤジさんと電話で話した時はOさんが3つビシを盗られて、カイワリが2尾とお聞きしました。
さすがのOさんも今日はお手上げか、なんて話していたのですが、上がってみればまたもや大漁。
3つ盗られながら釣りを続けられるとはもう伊東の武勇伝ですよ。
水温が17℃台ともなればサバもフグもそろそろおとなしくしてほしいのですが
それどころかますます横暴になっているようですね。
私の方は既に逃げ腰で、向かっていくよりも盗られても被害を最小にしようとクッションゴムに続いて天秤を小細工中です。
投稿: 五目漁師 | 2021年12月16日 (木) 23時20分
こんにちは
やはり冬の海到来といった処ですね
こんな海も嫌いではありませんが
この歳となると少しばかりためらいも
しかし、出てしまえば気になりませんが
釣りは難しいですね
パラアンカーを入れての釣りは大変ですね
想いだしただけで湾内に戻りたくなります
そんな中でのアカムツは
型を見ただけでも良いです
深場の釣りは長く続くのでこれからも楽しみですね
私は二日前に行く予定で餌も準備していましたが
10日前に痛めた背筋痛で止めました
昨日病院へ行き、痛め止めも効き
来週予定ですが、天気は難しいですね
投稿: 趣味人 | 2021年12月18日 (土) 11時08分
趣味人さん、こんにちは。
このところたまの釣り日和には用事が重なったりしてチャンスがありません。
実は今日もそうでした。
今日の釣果を見てフグが避けられるようなら月曜日辺りにカイワリ狙い
依然として猛威を振るっているなら泳がせですね。
深場の釣りは魚を掛けるというよりも、掛かった後上がってくるまでのワクワク感ですね。
楽しいです。
腰、肩、脇腹と私も常に危険をはらんでいます。
直し方もだいたいわかっていますので一週間くらいで元に戻りますが
お気を付けください。
投稿: 五目漁師 | 2021年12月18日 (土) 12時52分