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2021年11月 2日 (火)

渋々の網代の中深場



昨日(11月1日)は網代(亮知丸)に釣行。

実は先週にもボートの予約は入れていたが前日になって荒れ模様、
沖に出られるような状況ではないのでオーナーのお兄さんと相談の上キャンセルさせていただいた経緯がある。

その時の荷物が車に積んだままになっているので早くいきたい。

五目漁師にとって網代と言えば沖の中深場と決めているが、ボートの予約は簡単ではない。
エンジン艇でなら10分足らずの沖合とはいえ周りに風を遮るものはない海原なので楽しめるかどうかは天気(風)次第となる。

人気があってほぼほぼ予約で埋まってしまっている中から空きがある日を対象にして、当たらない天気予報をぎりぎりまで引っ張って予約する。

まるでチャートを見ながら株の売買でもしているような勝負の毎日。
早すぎると目まぐるしく変化する天気予報に一喜一憂する日々が続くし、
引っ張り過ぎると次の瞬間空きボートに予約が入り、やられたっ~となってしまう。

今回も、もっとぎりぎりまで引っ張りたかったがたまたま2ハイの空きボートの内、1パイに予約が入った時点で慌てて予約ボタン(電話)を押す。

まだ2日後なので天気の心配は残ったままだが、
駄目な場合には湾内でルアーでもやるつもりで道具を少し入れ替える。

さて、当日の朝、少しうねりがあるのでゆっくりと沖に出る。
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(これは帰りの写真)

いつもの倍ほど時間をかけてポイントに着くと
海面は少しポッチャンポッチャンしているが風はないのでなんとかなりそうだ。
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今日は少し趣向を変えてみようと練ってきた作戦を実行するために準備してきた5本針胴付き仕掛けを取り出し、これもいつもは使っていない自作のより取りリングを付けたリーダーにセットする。
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足元でとぐろを巻いて今にも絡みそうな仕掛けにサバタンを付け150号の錘を入れるのは想定していた通り容易ではないが、
仕掛けの投入と回収(獲物付)に往復で少なくとも15分は掛かるのでどうせなら多点掛けを狙ってみようというのが魂胆だ。

針にはムツ針以上に掛かった獲物は逃がさないホタ針を使っているのでアタリがあっても放置する。
10分待って獲物が鈴なりになってから揚げる作戦、
そうそうネットで見るライトキンメ釣りのあの発想だ。

中深場の魚は食いっぷりが良いので鈴なりになるまでそんなに時間は要しないだろう。

その1投目。
期待通り着底と同時にアタリ!
しかも、そこそこでかそうだ。

ここは上げないで辛抱辛抱!
次々に追い食いしてくる魚を待つ。
つもりだったが、目の前でピコピコする穂先を見ながらの10分はあまりにも長い。

よしっ、魚もそこそこでかそうなので今回は特別に待ち時間を3分にしよう。
で、やっとその時が来た。
念のためゆっくりとひとシャクリ入れて巻き上げを始める。

何だろう、幸先よく結構な大物が少なくとも1尾は掛かっていそうだ。
あと100m、50m、、20m、、おやっ少し怪しい。

見えてきたのは1番底の針に掛かったサバ。
しかもそのエダスはぐしゃぐしゃ。
この野郎!

この想定はなかった。
デッキ上で暴れまわって仕掛けを団子状にしようとするサバ野郎を長靴で踏んづけながら最後に錘を回収する。

待ちの多点掛け。
1投目にしてよくわかった。

(経験はないが)船長の指示のもとでこそやれてもピコピコする穂先を目の前にしながら自分で10分待つのは精神的な拷問に近い、
更に共食いをものともせずに食いついてくるサバ野郎がいる時には無理無理!

で1投で作戦は失敗。
直ぐに3本針仕掛けに、そしてアタリ即巻き上げのいつものやり方に戻す。

それにしてもサバの猛攻が久しぶりに凄い。
逃げるように転々と場所移動を繰り返す。

いつもより深めの水深250m、
やっとサバ以外に掛かって来た最初の獲物は
なんと、五目漁師にとっては初めてのドンコ。
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グロいので少し躊躇したが味噌汁が美味いと聞いているのでクーラボックスへ。

やっと、サバがいないポイントに入れたようだがその分かどうかは分からないが、アタリがない。
中深場=直ぐアタリ のいつものイメージからは程遠い。
アタリを求めて、時には10mも誘い上げたりもしてみるがお留守のまま。
仕掛けを入れてから数分も待っているとやっと常連のシロムツやクロムツが掛かってくれる。
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そんな中で、中深場では初めてのアジ。
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見るからに痩せていて不味そうではあるが珍しいので持ち帰る。

何度かはここの釣りでは珍しくもアタリがないままで仕掛けを回収するということさえあったほど魚の活性は低かったが、
一番心配していた天気は幸いにも予報が大外れで1日プカリプカリと楽しめた。
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で、今日の釣果はこれ。
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魚の活性は低かったが、今日は浮気ナッシング、最初から最後まで中深場で釣ったことでなんとか数的には帳尻合わせができたようだ。
ただ、期待した赤い魚やアラやメダイの大物不在では華がない。

釣った日はキウイソースとアボガド使ったシロムツの爽やかカルパッチョ。
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(アボガドは熟しておらず失敗)

アジは美味しくなさそうだったので生姜やミョウガでごまかそうとたたき丼にしてみたがやはり素材の悪さには勝てずこれも失敗。
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あくる日にクロムツの煮付け、
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楽しみにしていたドンコ汁、
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スミヤキはサンガ焼きにしようかと思っていたが洋風にスミヤキバーグ。
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残ったクロムツとシロムツは日干しにしている。
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思いがけず天気良し、潮も結構流れていたようですが海中はサバの賑わい以外は静かそのものでした。

ガツン! と一発大物が欲しいですね。
さて、次回は久しぶりに伊東でカイワリを狙ってみようかと思っています。

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<!ー040網代釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

五目漁師さん はじめまして。MHと申します。 実は大分前に一度だけdomingoというペンネームで書き込んだことがありましたが、今後はイニシャルのMHで書き込みます。
伊豆へは私もときどきボート釣りにいきます。11月1日は、まさに私も網代で船外機で釣りをしてました。 多賀方面の3つのマンションの沖アタリを中心に釣っていました。 この日は天気がよくてたくさん釣れそうだと期待してましたが、私の腕が悪いのかいまひとつ釣果がのびませんでした。持ち帰ってたべれそうな魚は3匹でした。 五目漁師さんの5分の1以下です。
 釣りの引き出しを増やそうと、タイラバやジギングも持ってはいくんですが、餌でくってこないときに、なまりの塊は食いつかんだろうと思って、すこしやってすぐ諦めてしまうのが悪いということが、このブログを読んで感じたとこです。
久々にこのブログを読ませてもらいましたが、ものすごいためになることが書いてあると思いました。 過去の記事も、読ませてもらって勉強したいと思いました。
今後ともよろしくお願いします。
                       MH

MHさん、はじめまして、こんばんは。

今、過去にいただいたコメントを辿って思い出しました。
山梨からいらっしゃる方でしたね。
ご無沙汰しております。

同じ日に網代でしたか。
私は今年になってから沖の中深場専門に網代で釣っていますが
最初に行ったときは手漕ぎで3つのマンションの岸近くでやったことがあります。
春先で水温が低かったせいか確かホウボウ1尾で終わったと記憶しています。

伊東では寧ろ餌釣りよりも沖をルアーで流すことが多いです。
私はMHさんとは逆であの砂漠の様なところで魚にオキアミを見つけてもらうよりもジグやタイラバの方が見つけやすいだろう思い流しています。
数は上がりませんが大物に限ればルアーの方が私の場合は好成績を残しているようです。

網代ではルアーの実績が殆どありませんが今は青物の調子が良さそうですね。
チャンスがあればやってみたいと考えています。

今後ともよろしくお願いします。

さっそくのご返事ありがとうございます。 中深場今度 私も挑戦したいと思いました。 かなり沖になりそうですね。 網代は、手漕ぎボートで一度 急に沖に吹く風にあたってしまって、漕いでも漕いでも岸に近づかないという恐怖を味わったので、風とその日の予報で判断したいと思いました。
内田丸さんの船外機も、ややアタリハズレがあるみたいで、エンジンがかからなくなることがあります。 かなり沖でエンジンかからなくなると結構あせりそうですが、そのリスク目をつぶって、今度中深場挑戦してみようかと思いました。

MHさん、おはようございます。

中深場は、目の前で数分間も穂先を叩き続ける魚が何か何か?と興味津々のいつもの釣りとは別の楽しみがあります。

距離的には福浦の中深場と同程度ですから手漕ぎでも決して行けない距離ではありませんが、私の場合は暇にまかせて10日以上も前から天気予報のチェックに入るなど、慎重に慎重を重ねての沖出しでした。
釣り場によってもルールがそれぞれですの網代では2馬力艇でも難しい範囲かもしれません。

内田丸さんの遊漁船も中深場釣りをやっているようですので、先ずはそちらをお試しになられるのも良いのではないでしょうか。

おはようございます。

中深場の釣果は毎回確実に賑やかになりますね。しかし、3本針だとこの釣果に至るまでにはかなり手返しが必要ですね。とはいえ5本でもかなりコントロールが大変なのですね。それ以上と考えていたので、、、すいません。つい自分の場合視点で見てしまいます。^_^a

話は変わってカイワリの数が出始めていますね。これはこれでやりたいところです。来週は行けたら火、水と泊まりで行こうかと考えています。

まっくさん、こんにちは。

中深場の釣りはとにかくアタリが多いのがいいですね。
先ず退屈することはありません。

実は昨日カイワリ狙いで伊東に行ってきました。
フグがたまにおとなしくなる時間帯があるということで
そんな時間帯があったのかもう少し辛抱しないといけなかったのか、
とにかく惨敗に終わりました。
へたくそで寂しい釣果は今晩にはブログにアップしますのでご覧ください。

お泊り釣行ならお付き合いして一杯やりたいところですが
来週は法事で田舎に帰省しますのでご一緒できず残念です。
コロナが鳴りを潜めている間にまたお誘いください。

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