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2021年11月17日 (水)

フグフグフグの中でなんとかカイワリ



昨日(11月16日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

フグの猛攻が続く中で数日前にカイワリを好釣した人がいる。

うーむ、いつものことではあるがこの釣り師は凄い。
あのフグの猛攻の中で・・・
うなりながら次の日にオヤジさんに電話をして当時の様子(ポイントや釣り方など)を聴く。

五目漁師は前回の釣りも挑戦と言いながら結局途中でタイラバに逃げてしまいどっちつかずの貧果に終わっている。
あのフグである限り奴らから逃げる方法はない。
一方、カイワリを掛けること自体は決して難しくない。
食いっ気がある時なら仕掛けを落としさえすればいとも簡単に釣れてしまう魚だ。

要は、フグのお留守とカイワリの食いっ気、そんなチャンスタイムを1日の殆どの時間をフグを相手にしながら待てるかどうかに勝負はかかっている。

よしっ! とことんやってやろうじゃないか。

先ずは仕掛け、替え針をふんだんに準備する。
これは今回の新兵器。
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エダスを出す多点仕掛けはエダスが短い(せいぜい15cm)ために奴らにプチッとやられると針の結び直しが難しい。
そこでこんなものを準備してみた。
カワハギ釣りなどでよくやる方法であるが、いつもはエイトノットで出しているエダス部分を回転ビーズに替えて、やられたらエダスごと交換する作戦だ。

ウイリーに簡単に騙されるカイワリと違って、やつらは実餌とウイリーを並べると必ず実餌に先に飛びついてくる。
そこで、少しでもカイワリ確率を上げるために今回はウイりーの替えエダスを準備した。
先針は幹糸をいつもよりも長めにしておけば何度かは結び直しができる。

その他にもありったけの仕掛けを持参して今回はとことん粘ってやろう。

結果的にはそれでも持参した仕掛けや針が終盤にはなくなってしまい最後にはボート上に散らかった仕掛けの切れ端を集めて繋ぎ合わすなど四苦八苦を強いられた。
自宅に戻って盗られた針数を数えてみるとなんと51本にもなってしまったことが分かった。
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使い切った自作仕掛け。
この他に市販のウイリー仕掛けを4セット、追加針を10本、追加エダス12本を使い切った。

なんとか釣果は上げられたがこんな釣りは2度とやりたくない。
もう少し賢い釣りにしたい。

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さて、天気予報では日和が良いせいか正面沖のカイワリポイントには平日にしては多くのボートが既に入っている。
五目漁師はオヤジさんに聴いた好釣果の話を参考にいつもより少し手前にアンカリングする。

先ずは、海中の様子見のため2本針吹き流し仕掛けにオキアミを付けて投入する。

シーン。
期待のフグは居ないようだ。
もちろんカイワリも。
仕掛けには餌が付いたまま上がってくる。
これならマダイ狙いのロングハリス仕掛けも出せそうなので反対舷側から出す。

開始から10分間は拍子抜けの平和が続いたが、やがてその時がやって来た。

反応がないので仕掛けをあげてみると2本共針がない。
やばい、続けてロングハリス仕掛けを上げるとこちらも既に針がない。

そこで、早速とっておきの回転ビーズを使ったエダス自在交換のウイリー仕掛けに替える。
餌を付ける先針は空針のままにしておく。

この仕掛けなかなか良いではないか。
次々におとなしのまま切られたり、掛かって暴れるフグを抑えきれずに切られたりするエダスをどんどんと交換していく。
ビーズの穴に3号ハリスのエダスを通すのに目を凝らしながら少し苦労するが通した後はエイトノットで済むので針結びに比べると随分簡単だ。

シャクリを少し早めにしたりストロークを短くしたり逆に長くしたりしながら少しでもフグの掛かりが少ない(カイワリの)誘いはないものかと試行錯誤するが狂暴が売りの奴らにそんなものがあるわけがない。

どうやら奴らの一番の興味は単体で海中に浮かぶオキアミや疑似オキアミのウイーリーなどケチなものではなく食い物がいっぱい詰まったビシかごにあるようだ。

海底ではかごに詰まったアミエビをゴンゴンと叩き出すか、チュウチュウと吸い出しているのであろうか、穂先が揺れるので掛けにいくが空を切るばかりで決して針掛かりはしない。

仕掛けを巻き上げる時にはビシを叩いたり引っ張ったりしながら群れになって浮いてくる。

更に、ビシが水面上に上がるやグチュグチュと外気を吸い込みながらビシに飛びついてくる。

いつもならこんな状況を見てしまうとさっさと逃げることにしているが今日は覚悟しているので盗られた針を平然と(嘘)チェックしてどんどん付け直していく。

たまに掛かるカイワリはうかうかしているとこんなふうに食いちぎられてしまう。
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時にはクッションゴムを切られることも。
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これは被害としては大したことはないが、リーダーを切られると被害は大きい。
前回切り捨てられた愛用の天秤(夢の天秤)とビシを
昨日補給したところなのに今回もまたやられてしまった。
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プチッ!のひと切りで損害額は約4000円

昼を過ぎたころには海面下にソウダが回遊してくる。
幸か不幸か、今度は仕掛けがフグの待つ層まで落ちて行かない。
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海面下にソウダ、海底にはフグが待ち構えているのがわかっているこんな時には仕掛けは入れないでしばらく海中が静まるのを待つ。

こんなふうに覚悟を決めて1日やっているとフグがお留守の短い時合いが何度かあったが、そんな時にはカイワリ(最大28cm)だけでなくオオアジ(46cm)やイトヨリも釣れてくる。
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フグさえいなければ普通に魚は良く釣れる。

で、今日の釣果はこれ。
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にっくきフグ対策や処置に追われて楽しく釣った気分にはなれなかったが終わってみるとそれなりに釣れているので寧ろ驚く。

そして、浜に上がると、なんといつも記事にコメントを下さるまっくさんではないか!
お互い直ぐ近くで釣っていたのに全く気が付かなかった。

そのまっくさんの釣果はこれ。
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(オーシャン釣具の釣果ブログからコピー&ペースト)

ご本人はカイワリ狙いっだったのにと残念そうだったが、なんと魚種が豊富なこと。
同じエリアで釣っていながらアカタチ、ヤガラ、ハナダイ、イナダ、そして最大級(50cm)のオオアジ・・・と創意工夫釣り師のまっくさんらしい釣果に驚かされる。

途中でお茶、
帰りが少し遅くなったのでその日は野菜たっぷりの漬けソウダとカイワリの唐揚げサラダで簡単に済ます。

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次の日の夕食に一番大きなカイワリと大アジを刺身でいただく。
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大アジはの残りは南蛮漬けに。
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カイワリの型は良くなりました。水温の低下と共に、今後はフグが居ない日もたまにあるかもしれません。秋のカイワリシーズンは短いと思いますのでボート店の釣果ブログは日々チェックですね。

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コメント

おはようござきます。

まずは、フグとの戦いお疲れ様でした。
本当に凄かったですね。あの中をしっかりターゲット確保は本当にすごいですね。本当にお見事です。

そうそう、確かにソウダも回ってきて何回かカゴにコマセを入れている間に垂らした仕掛けに食いついてきたりもされ天を仰ぎました。

ターゲットはカイワリでしたのでバラしたのが何回かあったと思いますが、私は2本と3本の仕掛けをタイミング見て使っていましたがあっという間に針が無くなりました。

最終的に3本針にして生き残った針に何かかかればという作戦とターゲット棚より5m上であえて少しコマセを撒いてから底まで仕掛けを落として針を食われないようにして等とやっておりました。ですのでカゴがすぐ空になるので午前中で4kgが無くなってしまいました。時合いがその後と聞いた時にはがっくりでした。マキコボシもトライしようかと思って少なめにしたのが敗因ですね。

しかしウィリー針オンリー作戦は浜に上がってから伺いなるほど!と脱帽いたしました。
ビーズは私も使っていましたがフグ対策には大いにありですね。

カイワリがいる間にもう一回は挑戦したいところですがいつまでいてくれるのか、そしてフグはいつまでいるのか今後の状況が気になります。

こんにちは、一緒に釣りさせていただいた夫婦のものです
いつも楽しくブログ拝見させていただいております
五目漁師さんだと知らずにご挨拶したかったです

フグすごかったですね、仕掛けからコマセカゴまで全部もっていかれました
カイワリのほとんどは妻のサビキ仕掛けで釣れました

オーシャンボートさんいいボート屋さんですね行くのが楽しくなります
またお会いできるの楽しみにしてます。

まっくさん、こんにちは。

お疲れさんでした。
いつも水曜日か木曜日でしたのでまさかとびっくりでした。

今回は始めからフグ覚悟の釣りでしたのであの猛攻の中でも少しは気持ちを落ち着かせてやれました。
と言っても、釣れてきたフグには歯ぎしりしながら相当なお返しはしましたが。

なるほど、上でコマセはいいかもしれませんね。
食いっ気のあるカイワリはフグ以上に直ぐに食ってきますから、上部で巻いたコマセがフグを連れてくるまでに十分時間はありそうです。

毎年状況は変わりますが、カイワリは1月まで釣れることもありますよ。
群れの型が良くなってきましたからフグと戦いながら今がチャンスかもしれませんが。

訳あって私は明日も伊東です。
まっくさんのアイデア私も試してみます。

waveclubさん、こんにちは。

私はいつも最後まで釣る方なのですが
お二人、結構な風波の中を粘ってらっしゃるなと感心していました。
オヤジさんから沢山カイワリを釣られたと聞きましたが奥様のご活躍でしたか。

確かにお隣の伊東釣り具のお客さんの多くはサビキでいい釣果を上げられることが多いです。
疑似餌の方が多少なりともフグ対策の効果もありますかね。

あのフグさえなんとかすれば釣って楽しい、食べて美味しいカイワリなんですがね。

今後ともよろしくお願いします。

こんばんは、いつもはフグを避けてルアー釣りをする五目漁師さんが今回はフグとガチンコ勝負とは少々驚きました。

それでも伊東での釣りを熟知されている五目漁師さん、流石の釣果ですね。

明日もいらっしゃるとのことで、水温も下がってきているので、いい日にあたればいいですね。

自分は前々回は幸運なことに秋のXデイにあたり、いい思いをさせてもらいましたが、前回はまったくダメダメでカイワリ4匹だけでした。

土曜日また懲りずに行くつもりで、ウィリー5本針の話しも聞いたので、仕掛けをごっそり買いこんできました。

とはいえ最近思うに前日の状況があてにならず、行ってみないと分からない伊東の釣りどうなることでしょう。

明日のオーシャンのホームページを楽しみにしております。

すいません、名前を入れるのを忘れました。
今日オヤジさんと電話で話して、状況を聞きましたが、あんなに釣り吉なボート店主もなかなかいませんね(笑)

Kさん、こんばんは。

Kさんの釣果に触発されてここ最近のカイワリブームですが
フグに対する苦労は釣った人でないとわからないですね。

本日のオーシャンの釣果もカイワリだけを見ると釣れるんだという感じですが
ちょっと真似ができないすさまじい釣りだったようで頭が下がります。

明日はブログやメール仲間との釣りですが今日はその前夜祭でした。
まだカイワリを楽しんで釣った気分にはなっていませんのでもう一度挑戦してみるつもりです。

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