拘りはおあずけ
昨日(6月28日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
深海のルビー、アカムツ。
幻の魚、アラ。
市場では
普通にはお目に掛かれない珍しい魚だけに
思いっきり持ち上げられている。
それに対して
養殖も盛んで漁獲量も多い真鯛は
せいぜい天然マダイとか
誉め言葉ではあるが、腐っても鯛とか
あまり格好良い言われ方はされていない。
スーパーでも切り身が
アジやサバと並ぶ大衆魚だ。
しかし、真鯛にはなんと言っても
風格がある。
祝いのご馳走は鯛と決まっているし
優勝力士が軽々と手にしてみせるのも
鯛と決まっている。
手に持った魚が
アカムツやアラでは絵にならない。
今日はその風格のマダイと
わけあって大型のハタ(後述)に拘って
タイラバとジギングで沖を流す。
最近はスロージギングの方が
なにかとアタリが多いように感じているが、
大型の真鯛に特化すると
やはりタイラバだろうか。
結果的には
タイラバ7、ジギング3程度の比率で
とっかえひっかえ
湾内の-35m~-45mを
南北に2往復したが、結局
何れの拘りも果たせずに終わってしまった。
さて、拘りと言いつつも先ずは正面沖
(カイワリポイント)でタチウオを狙ってみる
ここでのタチウオは
全くあてのない釣りであったが、
先日なんとそのタチウオが
ここで上がったらしい。
ただ、妄想と違って
サイズは大したことがなかったと聞いて
寧ろがっかりしている。
30分ほどやってみたが
ノーバイトのままで少しずつ沖に出る。
無風だがいい感じで
潮は南西方向に流れている。
最初に上がったのはTGベイトにイトヨリ。
この1尾で調子よさげに感じたが、
この後直ぐにピタッと潮が止まってしまうと
アタリが続かない。
なんと次のアタリは
このイトヨリから3時間もたってからだった。
マハタ(30cm)。
この後また時間をあけてホウボウ。
ここ2回ほど
大型のホウボウを海面でバラしているが
やっと上がった今回に限って小型。
昼前に真鯛こそ期待はできないが
マリンタウン近くのアジポイントに寄ってみると
ここは漁礁ポイントだけにさすがに賑やかだ。
真っ黒に立ち上がるベイトのど真ん中に
タイラバを落とし込むと
直ぐに一瞬根掛かりかと思うアタリ。
期待したが上がってきたのは
普通サイズのオオモンハタ(32cm)。
期待とはちょっと、いやだいぶ違うが
ここで練習をしておこう。
実は先日平塚のカメヤ釣具に行った時に
店頭の張り紙で見つけた
第1回ロックフィッシュダービー
(小田原と平塚のかめや釣具が合同主催)
にエントリーしてきた。
(かめや釣具HPよりカット&ペースト)
根魚毎に分けられた
3部門の合計サイズで順位を決める。
どの部門も25cmが最小サイズになっているが
オオモンハタならせめて40cmは欲しい。
で、一度練習をしておこうとパチリ。
こんな感じかな!?
昔、キャスティング主催の
アオリイカフォトコンテストで堂々3位
(だったかな)
に入賞して喜んだことを思い出す。
このポイントでは根魚は期待できても
真鯛は期待薄なので再び沖に出る。
依然として風も波も潮流もない海面を
ボートに勢いをつけて急いでルアーを落とす
“流れ起こし釣法”を続けている時だった。
後方が突然騒がしくなったので振り返ると
海面が盛り上がって波が押し寄せてくる。
船でも通ったのかと思ったが
そんな形跡はない。
見ていると凄いナブラが
こちらに向かって押し寄せてくる。
慌ててジグを放り込んだが失敗。
この竿(キャタリナBJスリルゲーム)では
ガイドが小さいために
リーダーの繋ぎ目が引っ掛かり
さすがに怖くて1投で諦める。
どうせナブラの下に付いているのは
サバ野郎だとは思うが
これからのシーズにはこんな時のために
キャスティング用の竿を準備しておきたい。
それにしても伊東のカモメは
遊覧船に餌付けされてしまったせいであろうか
これだけのナブラなのに
もはや集まってくる気配は全くない。
1時を回った頃からやっと北東風が吹き始め
ボートがいい感じで流れ始める。
気合を入れ直し、時合い到来を期待し、
真鯛の一発に賭けたが
そううまくはいかない。
仕方がないので真鯛は諦めて
もう一度最後にアジポイントに戻る。
相変わらず賑やかなベイト反応の真ん中に
タイラバを落としていくと
再び直ぐにアタリだ。
大して大きくはなさそうだとは思いつつ
上げてくるとなんとこれ。
(双方とも25cmの双子ちゃんか?)
群れているサバやフグでは時々あるが
ハタは初めて。
なんとなく愛らしく
可哀そうな気がしてしまったが、
ここはハタの巣か?
結局、拘りは2つとも果たせなかったが
今日の貧果。
釣った日は疲れ切って料理はなし。
次の日、ハタのカルパッチョ。
蒸し物はハタの王道。
我が家の定番になりつつあるイトヨリに代わって
マハタの中華風蒸し。
ハタの唐揚げレモンソース
今思えばボートが流れ出した中で1度だけ
タイラバのラバーにじゃれつくアタリがありました。
辛抱できずに合わせてしまい掛かりませんでしたが、
あれがひょっとして鯛だったかも。
合わすな!合わすな!がタイラバの心得なのですが
ついついやってしまいます。
釣り師の性ですね。
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