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2021年5月25日 (火)

中深場でも1投目マジックはあり

昨日(5月24日)は
網代(亮知丸)に釣行。

福浦の沖に出ていた頃と同じように
ここでも沖に出る時には
網代の天気予報ではなく初島の天気予報で
釣行の可否を判断するようにしている。

それゆえ湾内は静かで当たり前だが、
今日は見渡す限り畳の上のような海上に
雲の隙間から薄日が差している。
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エンジン艇にも少し慣れてきたし、
海面もフラットなので
恐る恐る初めてフルスロットル近くまで
スピードを上げて走らせてみると
なんとボート乗り場から7分足らずで
水深200mのポイントに到着する。
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外房などでは中深場のポイントまで
1時間以上も走らせると聞いているが
相模湾はどこからでも
すぐそこに200、300m、
もう少し走れば500mの深場でさえ
決して遠くはない。

昨日はキンメダイの調子が良かった
と聞いているので
昨晩急いで作った3本針胴付き仕掛けに
餌はサバタンとホタルイカを抱き合わせる。

水深は250m、
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この静かさなので
錘も先ずは100号で行けそうだ。

実は昨日準備中に
ダイワのアナリスター赤ムツS-230の穂先に
浅いヒビ割れ(ささくれの深いやつ)を発見し
急遽修理しているのでそれも気になり
重い錘は避けたいところ。

1投目、途中でサバに捕まらないように
リールのメカニカルブレーキはゆるゆる、
竿を逆さに立てて仕掛けを落としていく。

無事に着底したようだ。

思った通り潮も風もないために
これなら60号位でも十分行けそうだ。

流行のゼロテン釣法のための
中錘は付けていないが
今日は大き目のより取りリングを
リーダーの先に付けているせいか
少しゼロテンの張り具合に違和感がある。

あれっ、アタリかな?
少し巻き上げてみると
何か付いているようだ。

早速キンメがきたかな?
折角の3本針なのに追い食いを待ちきれず
上げてくると、
例によって巻き上げるにつれて
穂先の叩きが強くなってくる。

意外と大きそうだ。

リールの自動停止後、
海面を覗き込みながらの手巻きが
ワクワクタイム。

ウワッ、いきなりアカムツ(32cm)だ。
慌てて玉網をとって大事そうに取り込む。
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なんと深場でも1投目マジックは有りのようだ。

それが証拠に、
この調子なら1日やれば
3、4本はかたいと思ったのに
この後は2度と顔を拝むことはなかった。

ボートはずっと一か所に止まったまま、
心配した仕掛けを落としていく際の
サバの邪魔も殆どないので釣り易いが
同じ底を毎回釣っていると思うと
期待は半減する。

もちろん、転々とポイントを移動するが
どこに行っても
シロムツ(オオメハタ)はおかたい。
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直ぐに上げずに少し待つと3連掛けも。
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福浦の深場には根が点在していたために
カサゴ系の小魚が遊んでくれたが
ここではそれに変わるのがシロムツのようだ。

美味しい魚だがせいぜい25cm止まりなので
仕掛けの上げ下げに時間が掛かる中で
この頻繁さだとうざくなってくる。

11時前になるとやっと潮が流れ始め
100号の錘では道糸が斜めになる。

そこで120号に替えた時だった。
斜め度は大して変らないが
着底がわからない。

錘が海底で転がっているような感じ。
まだ着底していないのかな?
それとも潮が速過ぎる?

ゴンゴン、ひょっとして魚?

とりあえず巻き上げにかかり
やっと魚だと確信する。
引きが強く時々穂先が深くお辞儀する。

ウイーンウイーンとリールがうるさいが
見るとドラグが滑って
スプールが回っていないこともあるほどだ。

実は、朝方にも大きな魚が掛り、
タモを準備して
ハラハラドキドキで上げてきたのに
見えてきたのは70cmほどのサメで
激しく落胆した経緯がある。

この引きは決して
アカムツやキンメなどではない。
なんだろう、またサメかな。
サメに違いない。

しかし、サメにしては
ググッググッと叩き方が力強い。

深場の釣りは何かな?何かな?の
時間が長いのが楽しい。

いよいよだ。

潮があるので少しボートから離れたところに
ぽっかりと浮かんだのは、
何? こんなところで真鯛?
と一瞬勘違いしたが
なかなかの型のメダイ(60cm)に驚く。
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福浦でも釣ったことはあるが
このサイズではなかった。

朝一のアカムツ以降はシロムツばかりで
思ったようにはいかなかったが
やれやれこれでなんとか格好が付いた。

潮の流れで釣りにくくもなって来たので
沖はこれで終了し
岸側に戻ってジギングをやってみよう。

真鯛、ハタ、カサゴ狙いで
転々とボートを流して行くが
どうもエンジン艇での流し方がわからない。

エンジンを掛けたままだと
ガタガタと煩いし、
たった50mほどの移動に
一々始動するのは面倒だし、
バッテリー上がりも気になってしまう。

やはりルアーの釣りは
手漕ぎが一番かなとあらためて思う。

結局、うろうろするばかりで釣り方が定まらず
定置網沿いで
小型のオニカサゴ1尾に終わってしまう。
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で、今日の釣果はこれ。
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1投目がアカムツだっただけに期待が膨らみ、
またキンメの期待も大きかっただけに、
うーん・・・という感じもするし、
1尾とは言えアカムツもあったし
メダイもあったので
まあいいかという感じもするってところかな。

とりあえず秋のシーズンまでに
深場も岸沿いもまだまだポイント調べを兼ねた
釣りが続きそうだ。

アカムツは1尾ならどうしても
炙り刺身になってしまうが、
今日は兼ねてからやりたかった煮付け。
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脂ののりでとろけるような身質は
他の魚では真似ができない美味さ、
と五目漁師は思うが、
元々油ものが苦手なヨメサンは
私はイトヨリの煮付けの方が好きという。

ヒエーッ、
今度からアカムツを釣った時には
必ずイトヨリも釣って帰ろう。

シロムツのカルパッチョ。
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次の日に刺身/昆布締めの盛り合わせ、
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メダイのムニエルレモンバター風味
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中深場の釣りは仕掛けを落とせば
必ず何か釣れるので面白いですね。
エンジン艇だとポイントが広がるだけに
選択が難しくなります。
網代からは初島も直ぐ近くですが
網代周りでマイポイントを探したいと思っています。

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<!ー040網代釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

おはようございます
良い型のメダイですね
この魚が釣りたくて、南房総のイカ釣船に良く行きました
時にはメダイ専門の釣船に乗り
色々と想いの餌を付けて釣りましたが
やはりイカの泳がせが良かったです
その後伊豆方面でオキアミで釣る事を知りましたが
ワラサの魅力に負け、行く事は無かったです
深場釣りは何が掛かっているのか、上げるのか楽しみ
そんな嵌った釣りでしたが、1年間釣り続け
2年目には次の釣りへ
今思うと、色々な釣りの中で
思い出に残る魚の種類では深場釣りが一番でした

趣味人たけさん、こんにちは。

たけさんは本当に色んな釣りをやっておられますね。
私は3、4年前に福浦で始めましたが
どうしてこんなにアタリが多いのか不思議です。
暗い海の中で、
餌が落ちてくると即座に飛びついてきますね。

1秒に50cm巻き上げるとして300mなら10分かかります。
この間、穂先をじっと見つめながら
掛かっている魚のサイズや種類を想像しますが
やはり、手巻きに比べると駆け引きがない分
楽しみの機会をロスしています。

タイラバやジギングでこのサイズのメダイが掛かれば
まだまだ楽しめそうですし、
ある程度今回のような小魚を避けることもできると思っています。

今、深場のタイラバやジギング、
もちろん手巻きを考えています。

 釣ろうと思ってもなかなか釣れないアカムツが一投目でゲットだと
心の中の盛り上がりをどうしてくれるんだぁ~! って感じでしょうね
キンメが釣れなかったのは残念でしたね 旬で脂が乗って美味しい時期なんですよ
あ~ 上げ来るまでのワクワク感 随分と味わって無いなぁ
いつも愚痴で終わってスミマセン ^^;

マリン・ブルーさん、こんばんは。

キンメはもっと深いかと思っていたのですが
250m辺りでも結構釣れるようですね。

所謂ライトキンメというやつで、マリン・ブルーさんのような
本格的な道具は使いません。

今が旬なんですか、それを聞くとますます残念ですが
前日は同じ場所で結構釣れていたようです。

本格キンメはあの針数の多い仕掛けの上から下までの提灯行列ですから
広い棚にわたって群れているのでしょうね。

何れにしても私の場合には
狙って釣るではなく当たればラッキーという感じの釣りです。

 遊漁船でもライトキンメ釣りがあり 本格的なのよりも多く行っていますよ^^
錘 200号 針数8~12本で 水深200~300程でした
キンメは誘い上げより 底から15M前後程巻き上げて1Mづつサミングして落とし込む誘いが基本です
細かく早く落としたり 間を一呼吸置いたり づるづるゆっくり落としたり色々あります
仕掛けは10本針で枝間1.5Mとすと上の針は底から15M それでも上針に喰います

船宿によってはヤリイカ用の竿で150号の錘を使っている所もあります
朝の数投は海底の崖の上の方に居る事が多いので底から10M上げた所で釣れる事があります
潮周りとか色々な条件で違いが出ますから遊漁船では最初に当てた人の水深や誘い方を真似しますよ^^

あっ 投稿者の名前を書くのを忘れました上のはマリン・ブルーです ^^;
ついでに サバが釣れたら魚のヌメリを落とさない様に 幅1センチ 長さ8センチの
短冊に切って餌にする事をお勧めします ヌメリがいい働きをするようです

マリン・ブルーさん、こんにちは。

ライトキンメ釣りに関して色々ありがとうございます。
針数は違いますが水深、誘いやエサのサバなどは
私でも真似ができそうですので今度やってみます。

実は、前日に釣った人から棚は10m辺りですよと聞いていたのですが
本命のアカムツ狙いもありましたので底から誘いながら上げていくと
先にシロムツが掛かってしまいせいぜい5m位で終わっていました。

次回はおっしゃるように15mから誘い下げてい行く方法をやってみます。

もっぱらアカムツ狙いでしたが、キンメがこの水深で狙えるとなれば
こちらも面白そうです。
ありがとうございます。

1投目のアカムツに60cmのメダイですか。
新釣り場の中深場のポテンシャルを感じますね。
回数を重ねる毎にたくさん釣れるようになるのではないでしょうか。

さすがに1時間はオーバーですが、外房は5海里走っても200m行きません。
海の形状の違いでしょうね。
外房も中深場釣り出来るのでしょうが、経験も実績もないので未知数です。
船外機は2ストですか?
僕の4スト船外機はかけっぱなしにしていることを忘れるほど静かですよ。
微妙に操船しながらラインをまっすぐ落とすのもお手の物です。

アカムツとキンメの巣を見つけたころに乗せてくださいね。

こんばんは。

深い海の魚は魚屋で売っているものか、飲食店で食べるものくらいなので釣りたてはきっと食味も違うのでしょうね。美味しそうです。

上げるまで10分、どんな美味しい魚が上がってくるのかワクワクする釣りですね。しかも落とすとかなりの高確率でアタリがあるんというのですから上げ下げは大変ですが空くじ無しは他の釣りとはちょっと違いますね。

しかし、使用頻度や電車での機動性を鑑み、中々電動リールの購入には踏み込めないところがありますので電動リールの10分は手動リールの何分になるのか、そして何が釣れてるのかというワクワクと巻き取りのクタクタはどちらが上回るのか、、、

私にとっては夏より冬向きな釣りかも知れません。

ぐっちゃん、こんばんは。

今回は最初と最後だけで中抜けでしたが、
まだまだ海底の状況がわからないままで釣っていますので
こんなところでしょう。
魚探が使えず等深線マップだけをあてにして仕掛けを落としていますが
それとて深さがあるせいでどこに落ちているのかよくわかりません。
広大な中深場エリアが広がっていますので
ボチボチポイントを見つけていきたいと思っています。

エンジンはあまり気にしていなかったのですが
4ストではないでしょうか??
エンジンも古いですし船も古いですので
アイドリング状態では船体がガタガタと振動し煩いです。
尤も、無音の手漕ぎに慣れているせいもあるかもしれません。

巣を見つけてご招待させていただきますので楽しみにお待ちください。

まっくさん、こんばんは。

深場の魚は総じて脂はノリノリですね。
年中冷たい水の中に居るからでしょうね。

それと滅多に食いものに出会うことがないからでしょうか
餌を見ると直ぐに食いついてくるようです。

仕掛けを落とせば長くても2、3分以内には何かが掛かりますが
アタリがわからない掛かりも半分くらいありますよ。
今回のシロムツサイズですとアタリの瞬間を見逃してしまうと
その後では掛かっているかどうかは分からないほどです。

ご一緒させていただける日を楽しみにしていますので
是非道具を揃えておいて下さい。
私は電動を一度手巻きで試してみましたが、100mでギブアップでした。

いつも面白い釣行記事ありがとうございます。
それと料理は三ッ星シェフ?五ッ星?ヨダレがとまらない(笑)
民宿「五目漁師」を開業してもらえれば常連客になる自信はタップリあります。
伊東はサバ天国のようなので大津で赤鬼退治と太刀魚退治を企んでいます。
網代の手漕ぎもやってみたいところですが…少し様子見&情報収集中です。

サビキ小僧さん、こんばんは。

民宿「五目漁師」、素材(魚)は一流、料理は三流といったところで
開業の際には真っ先にご招待させていただきますよ。

来週は日曜日から水曜日辺りまで、365日連休の私にとっては
より取り見取りの釣り日和が続きそうです。
いまのところ一番早い平日の月曜日が候補ですが
サバサバの伊東を予定しています。

網代には行く度に真鯛狙いのタイラバ&ジギングをやっていますが
今のところ音沙汰なしです。

手漕ぎですが、亮知丸は目の前の生け簀のブイに係留させてくれますので
秋の本格シーズンなどは結構期待が持てそうですよ。

誕生日おめでとうございます(*^^*)
そして、アカムツにメダイが同じポイントで釣れるとは!
羨ましい!
あのエリアは、こんなベタ凪以外に行けない場所なので、私は浅場と言っても50mから80mエリアの海底なハモノを狙ってみたいと思います。
早くワクチン打って貰いたい(笑)

APさん、こんばんは。

ありがとうございます。
一年が速いこと、先日大台に乗ったかと思ったらもうこれですよ。

本文中にも書いていますが福浦と違って根がなさそうな場所のようです。
カサゴ系の姿が殆ど見られませんがシロムツ、アカムツ、キンメやアラの魚影は
濃いようです。
この時のようにボートが一か所に止まっている時にはコマセでメダイ狙いも面白いかもしれません。

ワクチンは明日1回目を打ってきます。
ご一緒させていただける日を楽しみにしています。

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