サバ逃れの真鯛リベンジなるか
昨日(5月14日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
サバサバサバ、
既に皆さんの釣果情報だけで
降参してしまっている五目漁師は
天敵と敢えて勝負を重ねようとは
思っていない。
タイラバとジギングだけを準備して沖に出る。
っと、その前に
一つだけやっておきたいことがある。
奴(勝手にドラゴン級タッチーと決めているが)
の正体を暴きたい。
既に正面沖でカイワリ狙い中のボートの
アンカーロープに気を付けながら
バーブレス16号のタチウオ専用フックを
これでもかとフロントにもリアーにも
2つずつ付けたフックだらけのジグをシャクル
これなら触れただけで、
いや近づいただけでももう逃げられないはずだ
しかし、小一時間やってみたが
残念ながら正体は暴けずエソが2尾に終わる。
さて、沖に出て真鯛狙いだ。
っと、その前に
もう一つだけやっておきたいことがある。
毎回、岸近くの浅場で
いい釣り(ジギング)をされるTさんを真似て
浅場でハタ、しかもでかいのを狙ってみよう。
話ではこの辺りだろうか?
マリンタウン前の漁礁ポイント
(-27、28m)に近づくと
なるほどいきなり魚影が濃くなる。
初めてのポイントなのでよくわからないが
魚探で見る限りでは
どちらかというと周囲に比べると
谷になっており
かけ下がりポイントのような気がする。
底が平坦な砂地ではなさそうなので
虎の子のTGベイト60gを
恐々と落としながら巻いてくると
結構アタリはあるがコツンで終わってしまうので
小物も多そうだ。
好ポイントの証拠に、
中上層にはきっちりサバも控えている。
2、3尾掛けたところでそのまま
マリンタウンの見張り櫓のような塔を
正面に見ながら少しずつ沖に向かう。
無風に近いので潮のせいだと思うが
ボートは宇佐美側にゆっくりと流れるために
少し漕いでは流し、漕いでは流しの
ジグザグに航跡を残しながら
沖に向かって右手側方向にコースどりをする。
タイラバを数年やって感じているが
真鯛狙いは特に根などは意識せずに
たまたまの遭遇を期待して
とにかく場所を転々と移動するのが良い
と思っている。
最近益々せっかちになって来たのか
3巻き巻き1移動
(ポイントで3回底どりと巻き上げをして
掛からなければ少なくとも
50m位は場所を移動する。)が
2巻き巻き1移動になることも多い。
狙いは行動範囲が比較的狭い真鯛。
ボートを同じところに漂わせて
彼がやって来るのを待つよりも
行動範囲で上回るボートをさっさと漕いで
迎えに行く方が
遭遇の確率が高いに決まっている。
ここが海域を群れで速いスピードで回遊する
青物狙いのジギングとは
根本的な違いだと考えている。
今日も基本的にはアタリは遠い方だが
忘れたころにポツリポツリと
常連のホウボウやイトヨリそして
小型のハタが掛かってくる。
ひたすらに流し続けるが、実はここまでに3度
少し手ごたえのある掛かりを途中でバラしている
あそこまで掛かっていながら
途中外れとは一体何なんだろう。
ドラグが出されるほどでもなかったが
ハイギア(78cm/回転)のリールで
少し強引に巻き過ぎているのだろうか?
と反省しながら、
たまたまこの記事の下書きをしている今しがた
伊豆多賀で実釣中の
カヤックフィッシャーマンから
ギガアジの手元ポッチャンのメールが入り
この時の途中バラシの3尾は
ギガアジの口切れだったのかもしれない
と想像している。
さて、オーシャン釣具の沖上がり時刻は3時半
時計を見るともう3時を回ってしまった。
時間は殆ど残っていないが
もう一度少し沖に出てみよう。
正面沖の-42、3mに向かう。
ここら辺が時間的に限界だな。
今の釣果ではまたまた貧果になってしまう。
なんとかここで真鯛が欲しい。
コマセ釣りと違ってこの期に及んでも
五目漁師がへこたれない理由がある。
アジやカイワリのコマセ釣りだと
この時点で駄目ならあと10分や20分、
いくらあがいたところで
もう始めに期待した釣果を
取り戻すことはできない。
(もちろん狙い以外の大物が
突然かかってくれる事故はあるにしても)
ところがルアーでの真鯛狙いは
先に書いたように
元々くじ引きの当り狙いのようなもの。
当り確率をできるだけ高めるために
いろんな工夫はしているが
所詮くじ引きには違いがない。
つまり最初に当たるのも最後に当たるのも
確率は同じ、一発逆転の重みは変らない。
あと10分残っていれば
あと10分ぶんの確率で
当初の狙いが一気に達成できてしまう。
と、まあウダウダと思いながらも、
もう残り3回程しかやれない焦りと
一方で気合の中で
TGベイトをただ巻きしていると
ググッ! 来たぞ。
タイラバとジギングを交互にやっていて
今日も何度か合わせ
(アタリがあってもそのまま巻き続ける
タイラバと
しっかり合わせを入れるジギング)が
テレコになっていたことがあったが、
今度は焦らずにじっくりとシャクリを入れる。
掛かったぞ。
少し緩めにしていたせいもあって
本日初めて何度もドラグが引き出される。
タイラバと違ってジグ用のリールには
1.5号のPEラインに
6号フロロのリーダーを結んでいるので
ライン切れの心配はないが、
恐いのは本日何度もあった針外れ。
穂先がゴンゴン、ガタガタと叩かれる度に
逃がさないからな! と慎重になりつつも
ドキドキする。
おやっ? まさかのサバではないだろうな。
リーダー(6m)を巻き込んだ辺りから
道糸が左右に振れ始める。
最後はなんとボートの下から
目前に突然マダイがボコッと顔を出す。
慌てて玉網どり。
フーッ。 鯛で良かった。(57cm)
通常ならあの時点では
ボートから少し離れたところに
ぽっかりと浮いてしまい、
もう勝負は決まっているのに
最後まで元気があり過ぎた。
ボートに上げてからも
一切息切れした様子などなく、
丁度ヒラメが跳ねるようにバタバタと暴れ
ジグの針を外させてくれない。
今は産卵の時期さすがに少し可哀そうになり、
逃がしてやろうか(嘘)、
いや早く締めてやらないとと慌てたほどだ。
それにしてもよかった。
時計を見ると5分前。急いで片づけて
オヤジさんに帰りますの電話を入れる。
うひひ、
最後の最後にタイが釣れたことは言わなかったが
オヤジさん喜んでくれるかな?
で、今日の釣果はこれ。
帰宅後真鯛を捌くのは厳しいので
今晩はハタのカルパッチョ
とイトヨリとハタの中華風蒸し。
そして、次の日は鯛三昧。
釣ったマダイは雄で綺麗な白子が入っていた。
これは下処理後の白子。
半分はポン酢でいただく。
そして、マダイの天ぷらと下段は白子の天ぷら。
頭はいつもはカマを切り出して塩焼きにするが
今回は兜煮にしてみた。
この方が、
骨の髄まで余すところなしにいただけるし、
何といってもあの兜割の必要がなくなるので
うんと楽にできる。
そして、マダイの和風カルパッチョ。
最後にご飯ものは真鯛の押しずし。
これで真鯛はやっと兜と半身を使った。
やっと真鯛が上がりました。
今まで-46、7mの結構深いところを狙っていましたが、
時間がなかったせいで
カイワリポイントの直ぐ沖側-42mでした。
浅いところで釣ったのも嬉しいです。
さて、後はやっぱり奴の正体暴きです。
誰でもよいですからこいつだという
大物が上がるのが楽しみです。
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五目漁師さん、こんばんは。
真鯛上がりましたね、オヤジさんも釣っていたので、五目さんも釣るのではないかと思ってましたが、流石ですね。
自分は明日行って参ります。
明日はカイワリ狙いはそこそこで、Tさんのポイント周辺でオヤジさんからマルイカとアオリが釣れると聞いたので、その調査(もちろんハタもジギングで狙ってみます)に行こうかと考えております。
正体不明の奴は、大津で使おうと買ったタッチーの仕掛けの買い置きがあるので、明日コマセ釣りの間はサバたんで竿を出してみます(多分サバの共喰いの餌食になり仕掛けがダメになると思いますが)
鯛はやはり正面沖だとオヤジさんのいつも言う通り3時前後のようですね。
ただ前回釣ってから毎回その時間にはタイラバをやってはいるのですが、やはりくじ引きの当たり全然当たりませんね(笑)
と色々やりたい事があり過ぎて、1日じゃ足りないですね(笑)
それではまた
それではまた
投稿: K | 2021年5月16日 (日) 00時56分
おはようございます。
スカッと1発、粘りの1匹ですね!
タイラバではなくジグに来たのですね。
前回も正面でサバの猛攻を回避して大きな当たりを取っていらっしゃいましたが今回はしっかりと確保されていますし、的確な判断と行動を見習わせていただきます。
久しくまともな釣果きら遠ざかっていますが次回行く時は五目漁師さんやTさんにあやかってジグやタイラバで挑戦しようかと思います。
クーラーが重くなるも良し、軽くて持ち帰りが楽チンなのも良し、、、いや良くないですね。笑
投稿: まっく | 2021年5月16日 (日) 08時17分
Kさん、こんにちは。
土曜日かなと思っていたのですが釣果ブログにお名前が出てこなかったので
あれっ?? と思っていたところです。
なるほど、気付いていませんでしたがオヤジさんが言われる正に3時前後でしたね。
私は寧ろKさんがいつも釣られるオニを
ここでは少し浅いかなと感じながらも意識はしていました。
おっしゃる通り、私も1日ではとても時間が足りなく
釣行前は道具の選択で随分と悩みます。
それでも結局はターゲットを絞った時の方が結果は良いようです。
昨日のカイワリの釣果を見るとまた迷いが入るところですが
真鯛に奴、そして土産にオニ、今日の釣果を楽しみにしています。
投稿: 五目漁師 | 2021年5月16日 (日) 09時08分
まくさん、こんにちは。
やっと久しぶりの真鯛でした。
この日はタイラバとジギングを交互にやっていましたが
圧倒的にジギングの方にアタリが多かったです。
ただ、ジギングと言っても真鯛狙いですからシャクリは一切なし
ただ巻きでしたので動きよりも姿かたちがタイラバよりも良かったのでしょうね。
Tさんの良く釣られるポイントは明らかに漁礁ですね。
周りに比べると突然魚影が濃くなります。
コマセ釣りもおもしろそうだなと思いました。
またご一緒の折にはよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2021年5月16日 (日) 09時19分
こんにちは
良い型の真鯛ですね
真鯛が大きすぎて、ハタやホウボウが小さく見えます
浅い処で、とありますが-42mは観音崎メインの深さ
浅い処なら、25m前後で狙いますね
まぁーこの深さで釣る真鯛は引きも良く、一番おもしろいとおもいます
次はやはり泳がせですかね
イワシも入ってきて、ナブラも見られるようになり
落ち着いてビシ釣りなど出来なくなります
私は浮きで表層釣りが好きなので
何処へ行くか思案中
観音崎では釣った事が無いですが
ナブラも多く見れるので、今年は釣ってみたいですね
投稿: 趣味人たけ | 2021年5月16日 (日) 14時03分
趣味人たけさん、こんにちは。
普段釣っているカイワリのポイントが39mなのと、
私が個人的に深いところが好きですので42mでは浅く感じてしまいます。
昔、油壷でロングハリスを使うと2、3シャクリでビシが海中に見えてしまい
げんなりしたことがあります。
昨年もそうでしたが、このところ伊東にはナブラが見られず
カモメが数羽海面に浮かんでいる程度で
魚探を覗いていてもベイト反応はないですね。
こんな時には青物は狙う気にはなりませんが、
その点真鯛は何も映らなくても可能性はありますから
真鯛やハタ狙いが多くなってしまいます。
投稿: 五目漁師 | 2021年5月16日 (日) 16時40分
五目漁師さん、こんばんは。
待望の真鯛、しかも納竿直前の逆転打はさすがですね。
しかもジギングでただ巻きですか…。
ジギングで釣れる真鯛はサイズもいいですよね。
写真を見ると、ハタ類もけっこうジグで釣れているようですね。
僕もたまには軽めのショートジグで五目狙いしてみようかなぁ。
なんとなく、ライトジギングロッドが欲しくなってきました。
(以前の物は穂先が折れてしまい補填していないので)
投稿: ぐっちゃん | 2021年5月17日 (月) 00時29分
ぐっちゃん、おはようございます。
何故か春先にはちらほらと確認できたベイト反応が
今はどこに行っても殆ど見当たりません。
ベイト反応があれば青物狙いもできるのがジグの良いところですが
そうでなければ真鯛や底物を狙ってただ巻きします。
ただ、タイラバと交互にやっていると本文中にも書きましたが
アタリがあってもシャクリを入れずに巻き続けたり
逆にタイラバをしゃくってみたりとややこしいです。
何れにしても、ぐっちゃんの釣りには似合いませんから
お薦めはしませんが、ただ巻きなら今回使ったジグは頼もしいですよ。
と、お薦めします。
投稿: 五目漁師 | 2021年5月17日 (月) 06時03分
五目さん
57センチおめでとうございます。裏山C-!
オヤジさん(51センチ)、五目さん(57センチ)に続けとばかりに5/15に行ってきました。本命はチャリコ(23センチ⇒リリース)1尾だけでした。
サバサバの合間にカイワリ、イトヨリがポツリポツリと喰ってきました。
持参するコマセが無くなったらタイラバやろうと思っていますがサバサバ除けでコマセの量を少なめにしてるせいか実行出来ていません。
そのうちドラゴン退治に参戦しまーす!(笑)
投稿: サビキ小僧 | 2021年5月17日 (月) 06時46分
サビキ小僧さん、こんにちは。
伊東の釣りにはすっかり慣れられたようですね。
今回は真鯛こそ釣れなかったようですが
サバの猛攻の中で、しかもロングハリスであの釣果には驚きです。
私も前回、前々回とコマセ持参で中途半端な釣りでしたので
今回はルアーオンリーに絞りました。
未だ時期が少し早いのか沖の魚影は薄いですが
伊東は今からサバにフグにと餌釣りは厳しくなっていきますので
私はルアーに逃げることにしています。
3年ほど前に頭部だけで25cm以上もあるようなドラゴンが上がったと聞いていますので
タッチーを仕留めるのも面白いですよ。
退治しましょう。
投稿: 五目漁師 | 2021年5月17日 (月) 11時48分