中深場でも1投目マジックはあり
昨日(5月24日)は
網代(亮知丸)に釣行。
福浦の沖に出ていた頃と同じように
ここでも沖に出る時には
網代の天気予報ではなく初島の天気予報で
釣行の可否を判断するようにしている。
それゆえ湾内は静かで当たり前だが、
今日は見渡す限り畳の上のような海上に
雲の隙間から薄日が差している。
エンジン艇にも少し慣れてきたし、
海面もフラットなので
恐る恐る初めてフルスロットル近くまで
スピードを上げて走らせてみると
なんとボート乗り場から7分足らずで
水深200mのポイントに到着する。
外房などでは中深場のポイントまで
1時間以上も走らせると聞いているが
相模湾はどこからでも
すぐそこに200、300m、
もう少し走れば500mの深場でさえ
決して遠くはない。
昨日はキンメダイの調子が良かった
と聞いているので
昨晩急いで作った3本針胴付き仕掛けに
餌はサバタンとホタルイカを抱き合わせる。
水深は250m、
この静かさなので
錘も先ずは100号で行けそうだ。
実は昨日準備中に
ダイワのアナリスター赤ムツS-230の穂先に
浅いヒビ割れ(ささくれの深いやつ)を発見し
急遽修理しているのでそれも気になり
重い錘は避けたいところ。
1投目、途中でサバに捕まらないように
リールのメカニカルブレーキはゆるゆる、
竿を逆さに立てて仕掛けを落としていく。
無事に着底したようだ。
思った通り潮も風もないために
これなら60号位でも十分行けそうだ。
流行のゼロテン釣法のための
中錘は付けていないが
今日は大き目のより取りリングを
リーダーの先に付けているせいか
少しゼロテンの張り具合に違和感がある。
あれっ、アタリかな?
少し巻き上げてみると
何か付いているようだ。
早速キンメがきたかな?
折角の3本針なのに追い食いを待ちきれず
上げてくると、
例によって巻き上げるにつれて
穂先の叩きが強くなってくる。
意外と大きそうだ。
リールの自動停止後、
海面を覗き込みながらの手巻きが
ワクワクタイム。
ウワッ、いきなりアカムツ(32cm)だ。
慌てて玉網をとって大事そうに取り込む。
なんと深場でも1投目マジックは有りのようだ。
それが証拠に、
この調子なら1日やれば
3、4本はかたいと思ったのに
この後は2度と顔を拝むことはなかった。
ボートはずっと一か所に止まったまま、
心配した仕掛けを落としていく際の
サバの邪魔も殆どないので釣り易いが
同じ底を毎回釣っていると思うと
期待は半減する。
もちろん、転々とポイントを移動するが
どこに行っても
シロムツ(オオメハタ)はおかたい。
直ぐに上げずに少し待つと3連掛けも。
福浦の深場には根が点在していたために
カサゴ系の小魚が遊んでくれたが
ここではそれに変わるのがシロムツのようだ。
美味しい魚だがせいぜい25cm止まりなので
仕掛けの上げ下げに時間が掛かる中で
この頻繁さだとうざくなってくる。
11時前になるとやっと潮が流れ始め
100号の錘では道糸が斜めになる。
そこで120号に替えた時だった。
斜め度は大して変らないが
着底がわからない。
錘が海底で転がっているような感じ。
まだ着底していないのかな?
それとも潮が速過ぎる?
ゴンゴン、ひょっとして魚?
とりあえず巻き上げにかかり
やっと魚だと確信する。
引きが強く時々穂先が深くお辞儀する。
ウイーンウイーンとリールがうるさいが
見るとドラグが滑って
スプールが回っていないこともあるほどだ。
実は、朝方にも大きな魚が掛り、
タモを準備して
ハラハラドキドキで上げてきたのに
見えてきたのは70cmほどのサメで
激しく落胆した経緯がある。
この引きは決して
アカムツやキンメなどではない。
なんだろう、またサメかな。
サメに違いない。
しかし、サメにしては
ググッググッと叩き方が力強い。
深場の釣りは何かな?何かな?の
時間が長いのが楽しい。
いよいよだ。
潮があるので少しボートから離れたところに
ぽっかりと浮かんだのは、
何? こんなところで真鯛?
と一瞬勘違いしたが
なかなかの型のメダイ(60cm)に驚く。
福浦でも釣ったことはあるが
このサイズではなかった。
朝一のアカムツ以降はシロムツばかりで
思ったようにはいかなかったが
やれやれこれでなんとか格好が付いた。
潮の流れで釣りにくくもなって来たので
沖はこれで終了し
岸側に戻ってジギングをやってみよう。
真鯛、ハタ、カサゴ狙いで
転々とボートを流して行くが
どうもエンジン艇での流し方がわからない。
エンジンを掛けたままだと
ガタガタと煩いし、
たった50mほどの移動に
一々始動するのは面倒だし、
バッテリー上がりも気になってしまう。
やはりルアーの釣りは
手漕ぎが一番かなとあらためて思う。
結局、うろうろするばかりで釣り方が定まらず
定置網沿いで
小型のオニカサゴ1尾に終わってしまう。
で、今日の釣果はこれ。
1投目がアカムツだっただけに期待が膨らみ、
またキンメの期待も大きかっただけに、
うーん・・・という感じもするし、
1尾とは言えアカムツもあったし
メダイもあったので
まあいいかという感じもするってところかな。
とりあえず秋のシーズンまでに
深場も岸沿いもまだまだポイント調べを兼ねた
釣りが続きそうだ。
アカムツは1尾ならどうしても
炙り刺身になってしまうが、
今日は兼ねてからやりたかった煮付け。
脂ののりでとろけるような身質は
他の魚では真似ができない美味さ、
と五目漁師は思うが、
元々油ものが苦手なヨメサンは
私はイトヨリの煮付けの方が好きという。
ヒエーッ、
今度からアカムツを釣った時には
必ずイトヨリも釣って帰ろう。
シロムツのカルパッチョ。
次の日に刺身/昆布締めの盛り合わせ、
メダイのムニエルレモンバター風味
中深場の釣りは仕掛けを落とせば
必ず何か釣れるので面白いですね。
エンジン艇だとポイントが広がるだけに
選択が難しくなります。
網代からは初島も直ぐ近くですが
網代周りでマイポイントを探したいと思っています。
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