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2021年4月 1日 (木)

期待に反して渋い釣り日和

昨日(331日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
1dsxp216049s

既に今月19日に仲間のyさんが
カイワリの大釣りされている。

ただ、来たぞっ! 
と思ったものの後が続かない。

気難しいカイワリも
当り日には正にアジ釣りと同じように
仕掛けを落とせば掛かってくる。

あまりたくさん釣っても消化に困るが
伊東に通う限りは1年に1度は
大釣りをしておきたい。

まだそんなチャンス日があるはず。
それが実は今日、と確信しながら
正面沖に漕ぎ出る。

黄砂のせいであろうか
空がどんよりとしているのはまずまずだが、
無風でフラットな海面は
オヤジさんがよくおっしゃる
カイワリ日和とは言えない。

今日も色んな仕掛けを試してみようと
取り揃えてもってきたが
先ずはハリス3号、2.5m、2本針
吹き流し仕掛けからスタートする。

アタリが頻繁なら餌付けが面倒なので
ウイリーに替えるし

おとなしの状況なら
効果があるかどうかは分からないが
細ハリス、且つロングの方向に
替えていくつもりだ。

さて、仕掛けを落としたものの
期待に反してもう1時間、
アタリは1度もなく餌もなくならない。

既に、仕掛けは2号、6m1本針に
替えている。

どうしたんだろう、何をやっても駄目だな
と溜息をつきながら仕掛けの回収にかかると
中層(-20m辺り)にきて
いきなりグインと強い引き込み。
2dsxp216051s

引き方からしてカイワリに間違いなさそうだ。

ロングハリスで釣っているとよくある
居食いパターン。

餌に食いついたまま
仕掛けの回収に同調して食い上げてくるために
アタリが取れないままに巻き上げの途中で
初めて掛かっていることに気付かされる。

勢い余って
ビシまで持ち上げて穂先が跳ねてしまう
サバのへたくそな食い上げと違って完璧だ。

一旦、道糸にテンションがかかると
さすがのカイワリも慌てて
あの平べったい体形で
ズーンズーンとした重量感のある
独特の引きを楽しませてくれる。

やがてリールがピピッと
ビシ回収の合図をしているので覗き込むが
まだビシさえ見えない。

この時初めて伊東にしては珍しく
海水が濁っていることに気付く。

ビシを掴みロングハリスの手繰りを始めると
いつもならひらひらと青く透き通った海中を
舞いながら上がってくるカイワリが
スーパーのレジ袋でも引っかけたように
ぼんやりとうごめきながら上がってくる。
海中は相当に暗そうだ。

少しの濁りならまだしもひょっとして
これが不調の原因なのだろうかと思う。

そして、この1尾が
時合い到来の合図などではなく、
たまたま掛かってくれた証拠に
その後はまた黙ってしまう。

9時の時点でまだ2尾、
ポツリポツリと忘れたころに掛かってくるが
1時間以上も餌がなくならないこともある。

無風、無潮流でいつの間にか
ロープがボートの真下に溜まっているので
仕掛けを掛けてしまうこともある。

昼になってやっと4尾。

反対舷側に出している
泳がせ仕掛けをチェックすると
3dsxp216052s

アジが真っ二つにやられているので
期待はしたものの以後アタリらしきものはない。

迷った挙句に、
そろそろ諦めてタイラバで沖を流してみようと
タイラバ竿のガイドに道糸を通し終え
リーダーにタイラバヘッドを
通そうとした時だった。

竿掛けに掛けた竿の穂先が
グッグッとお辞儀を繰り返しているのに気付く。

来てるっ!
上がってきたのは久しぶりのカイワリ
(これが確かやっと5尾目)
4dsxp216055s

ムムー、折角沖流しを決断したのに、
どうしよう。

手にはハリスに通しかけたタイラバヘッド、
目の前のバケツには
今日は張り切って6kも準備したコマセが
たっぷりと余っている。
バッカンには活きアジも残っている。

悩ましい。

結局、眼鏡なしで
苦労してガイドに通した道糸を巻き取って
カイワリのせめてのツ抜けに賭けることにする。

その後もポツリポツリ状態が続き、
後半にはサバがお目見えし
少し忙しくなったところでお終い。

で、今日の釣果はこれ。
5cas214892s

終わってみれば数はすくないものの
型が揃ったので結構なボリュームはある。

伊東の釣れないパターンには二通りある。

フグと闘いながら、
あるいはサバ野郎に翻弄されながら、
または小魚に知らぬ間に餌を盗られるばかりで
無意味な忙しさでうんざりしてしまう
釣れないパターン。

もう一つは
何をしても(餌を食ってくれる)魚が居なく
無意味な暇でうんざりしてしまう
釣れないパターン。

こんな時には互いに逆の状況なら
何とかなるんだがと言い訳したい気持ちになるが
今日は当然ながら後者の方。

もちろん海上でも
他の釣り人の様子はチェックしているが、
上がってみると皆さん、
今日は渋かったの溜息混じりに
疲れ切ったご様子。


さて、庭の山椒の木の芽がこの1週間で
あっという間に摘み頃になり焦っている。
Cas214909s

そこで、今回はせいぜい
木の芽料理をいただくことにしようと
楽しみにしていた。

五目漁師はいつも帰りの車から
ヨメサンに電話を入れる。
(もちろんハンズフリー)

そこそこ釣れた日は
腹を空かせたまま
(遅い時には9時を過ぎてしまうこともあるが)
簡単な釣り魚料理が出来上がるのを
待ってくれるか
それとも料理は翌日の楽しみにして
その日は外食で済ませるか、

釣れなかった時には急遽外食にするか、
それとも見せしめに
レトルトカレーなどで済ませる提案を受けるか

こんな相談をする。

今日はカイワリオンリーだったよ・・・
結論には至らなかったが
折角の木の芽を使って
ちらし寿司でもやってみようとの方向で
電話を切った。

驚いたことに自宅に着くと
なんとちらし寿司の材料が
準備万端整っている。
(気まぐれに変わった料理をするから
と言われると材料の買い出しに
スーパーに走るのが面倒なので
自宅にあるもので先手を打ったらしい)

あとは釣りたてのカイワリを捌いて
たれに少し漬け込んだ後材料を混ぜ、
トッピングすれば出来上がり。
Cas214906s

太って分厚いカイワリが
ぷりぷりとして美味い。

次の日に無理矢理に木の芽をあしらった
カイワリの刺身盛り。
ナメロウは木の芽味噌を使ってみる。
Cas214912s

焼きカイワリにも木の芽味噌をトッピング。
Cas214920s 



一日殆ど餌もなくならない状況下で
我ながらよく頑張ったと思います。
フグは皆無、最後にサバが現れて
それでもたまに餌を盗られる程度になったくらいでした。

魚探には海底から水平方向に段違いで、
高さ方向に間を開けて3本の帯が一日映っていました。
最初は何が居るのかなと思っていましたが、
ロングハリスを使った時に底と中間とハリス長上げた棚で
自分がコマセを出している様子でした。
こんなくっきり見えたのは始めです。

潮流が皆無だったのと魚が居なかったために
振り出したコマセが乱れずに
その場に留まったからでしょうね。

一方、型は揃いましたから30cm超も
いよいよ出そうですね。

次回は網代の中深場でもう一度アカムツ、
少し浅いところで乗っ込み真鯛などを狙ってみる予定です。

速報:このブログの下書きを書き終えたタイミングで
今日のオーシャン釣具の釣果速報が入りました。
なんとお一人でカイワリ52尾、ハナダイ多数だったようです。
来ましたXデーとあきれ返るしかないですね。
カイワリ欲しい人は今ですよ。
そんなに長くは続かないと思います。

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コメント

五目漁師さん、おはようございます。

カイワリ一般の方であれば満足出来る釣果ですが、大釣り期待の五目漁師さんでは残念な釣果というところでしょうか。

私も前回見事に玉砕(笑)。
カイワリ君の気まぐれに見事にやられました。

本日も出撃ですが、今日は前々から目をつけていた、五目漁師さんの仰っていた小潮day。

去年は見事にそれが的中し、いい思いができましたが、あれは本当に一年に一回のことだと痛感しております。

しかもオヤジさん曰く、カイワリ日和ということで期待大でしたが、連日の激務に耐えきれず寝坊(笑)でちょい遅れの出撃となりました。

それでは行って参ります。


Kさん、おはようございます。

先日オーシャンのお客さんが大釣りされた時に
次の土曜日には間違いなくKさんが狙ってくるよと話してたところですが
大当たりでした。

朝は少し北東が吹くようですが無事に出られたでしょうか?

釣れようが釣れまいが、海底には今日も必ずカイワリがウヨウヨいますから
満開の大釣りも良し、機嫌が悪いなら勝負もよし、
大いに楽しんで激務の疲れを吹き飛ばしてください。

夕方の釣果を楽しみにしています。


おはようございます
良い型のカイワリですね
数釣も好きですが、このサイズが良いです

また、ブログを読むうちにボートの傍で見ているような錯覚になり
あたりが遠のいた時、一緒に考えてしまう
釣っている時には気づきませんが
極限に近い脳の働き、時間はあっという間に過ぎてしまう
帰る頃に、やっといつもの自分に戻り
一日が過ぎていく
従妹や釣り友と帰りの車では
次の約束をして、と言っても風次第
明日予定でしたが、残念です


趣味人たけさん、こんにちは。

驚いたことにこの日の翌日は52尾の大釣りだったそうです。
元々気まぐれは分かっていますが今思えばやはりあの珍しいほどの濁りでしょうね。
鯖やフグを嫌って蛍光ビーズは使っていませんが、
こんな時にこそ使って試してみたかったと後悔しています。

釣っていると本当に時間のたつのが早いです。
岸に上がった際にはオヤジさんに疲れたでしょうとよく言われますが
私の返事はいつも、もう少し釣りたかったです。

特にボート釣りの場合は仕事のある方は出られる日はなかなかありませんね。
私にとっては昔の話ですが。

こんばんは。

色々な調理法で美味しいカイワリを楽しむには十分な数を釣られたかとは思いますが、爆釣は憧れますねぇ。

以前に一度だけ伊東でハナダイマダイの入れ食い状態を体験したことがありますが美味しい魚はいくら釣れても良いです。

しかし本当にどうなったら食いが立つのか全く分かりませんので色々試しますが、厳しい時に最後に何か釣らせてくれるのはコマセの大量ばら撒き作戦な気がします。あとは私は餌の反応が悪い時や餌を取られる時はアジングワームを使ったりします。

それでもダメなら、、、昼寝タイムです。

まっくさん、こんばんは。

私の場合は365日連休ですから
当然次の日も選択肢には入っていたのですが
一日違いで大失敗でした。
といっても失敗の根拠はないのですが。
悪いのはカイワリの気まぐれですね。

ここまでピンポイントに好不調があるのは
一体何なんでしょうかね。
カイワリだけではなく一般的にどの魚もそうですが
安定して好調が続くのはサバ、フグ、ソーダといったところでしょうか
上手くできています。

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