貧果ながらもワクワクする中深場の釣り
昨日(3月26日)は網代(亮知丸)に釣行。
網代港の早朝の様子。
網代、
昨年まで
中深場の手漕ぎボートの釣りポイントにしていた
代替の場所としてどうであろうか
出ボート場所からポイントまでの距離は
福浦と同程度であるが
網代の場合は手漕ぎボートでの釣りエリアが
明確に線引きされているために
エンジン艇での釣りになる。
五目青年であった時代に取って
5年毎の更新だけを続けてきた小型船舶免許が
久しぶりに役に立つ。
早朝5時半、
事務所で保険などの手続きを済ませると
オーナーさんがボートを乗り場に着けてくれる。
一通りの説明を受け、
事前に決めていた中深場のポイントを目指す。
魚探は備えつけのものがあるが型が古く、
今時のGPSは付いていないために
深度計として利用し、
ナビは五目漁師のLOWRANCEと
スマホの釣りナビくんを併用する。
恐々と操船したために少し時間を要したが、
慣れれば10数分で現地には到着できそうだ。
水深215m
(因みに備え付けの魚探では
表示されなくなってしまったので
釣りナビくんの読み値)。
早速、胴付き2本針仕掛けを入れるが、
直ぐに来るだろうと期待したアタリが
なかなかない。
やっと微かなアタリにゆっくりと合わせ、
巻き取りを開始すると意外に結構な手ごたえ。
これは最初の獲物として縁起がいいかも
と期待は高まったが、
なんだこいつらか!
しかも細くて、短い。
最悪だ。
ポイントのせいなのか、
時合いのせいなのかわからないが
福浦に比べると魚影が薄く
静かな海底のような気がする。
サバ野郎のために
2度と使えなくなってしまった仕掛けを
3本バリに替えてしばらくすると
やっとシロムツ2尾とユメカサゴの3尾掛け。
ただ、このころからみるみる南東風が強まってくる。
既に8時半を回り、
今からが期待した時間帯に入る矢先ではあったが
一旦は岸側に戻って待機することに。
湾内に入れば少しは静かになるかもしれない
と期待したが
一向に収まる気配はなく
周りのボートも港に向かって退散しているようだ。
途中、タイラバを少しやってみたが
好ポイントになりそうな定置周りや岩礁周りは
操船に慣れていないために
この風とうねりの中では近づけず、
結局約3時間を
湾内の右往左往でロスしてしまう。
昼前になってうねりは残るものの
やっと風が収まって来たので
再び朝と同じポイントに戻り再開する。
先日、今日のために作った
パラシュートアンカーのお陰で
いい具合にボートは流れてくれる。
本来は海面下2mまで沈んで開くようにしているために
海中の写真など撮れるはずがなかったが
錘と浮きを間違ってテレコに着けてしまったために
上部がつぶれてはいるが写真が撮れた。
しかし、上がってくるのは朝と変わらず
やせ細ったサバばかり。
今日は駄目かなと思った矢先だった。
ここにきて初めてのアタリらしいアタリに
ゆっくりと穂先を上げると確かな重量を感じる
何が掛かっているかわからないが
長い巻き取り中の穂先のビクビク感と突っ込み。
いろいろ想像する時間がたっぷりとあるこの時が
なんと言っても中深場釣りの面白味だ。
さて、上がってきたのはなんだろう。
覗き込むと
白く長細い魚影がひらひらと見えてくる。
なんだ、サバじゃないか! この野郎!
最後の手繰に入り
もう一度覗き込むとおやっ? 違うぞ。
なんと、今日時間があれば後で
もう少し浅いところに移動して狙ってみよう
と思っていたアラではないか。
小型(32cm)ではあるが
五目漁師にとって初めてのアラは
今日のターゲット アカムツ以上に嬉しい。
(自分では気づいていなかったが
自宅に戻って自慢げにヨメサンに見せたところ、
この1週間アラ、アラ、
小さくても良いからアラ、アラ・・・
とお経のように唱えていたらしい)。
この後は、ポツリポツリと
忘れたころになると
シロムツやユメカサゴが掛かってくる。
最後に噂のクロシビカマス
(何度も中深場をやってはいるが
幸いにしてお目にかかったのは初めてだった)を
上げたところで終了。
で、今日の釣果はこれ。
アタリは少なかったし、
ターゲットのアカムツは釣れなかったが、
網代ならと期待していた
初めてのアラが釣れたので良しとしよう。
身がしっかりとしているので
普通は2、3日寝かせてからと聞いてはいるが
我が家では釣り師しか味わえない新鮮さを
常に優先する。
そこで早速、アラの刺身。
わざと少し太めに切った数切れは
大事そうにしゃぶしゃぶでいただくことにしている。
ユメカサゴの唐揚げ。
毎年この時期になると
庭の木の芽が新芽を吹き出し
さっさと釣って来いとばかりに五目漁師を煽る。
そこでシロムツとクロムツはこれを使うがために
塩焼きに。
そして、注目のクロシビカマスを次の日に捌く。
ネットで色々調べてみて
半身は人気のあるナメロウにしてみた。
トロッとしながらのあっさり味は絶品で
五目漁師的にはアジのナメロウを上回る。
残念ながら写真を撮り忘れたので
この魚独特のスプーンで身を削ぎ取ったところ。
残った半身は竜田揚げに。
皮側に小骨があるというので骨切りをして
皮側は念入りに2度揚げをしたところ
クロシビカマスの別名の通り
スミヤキになってしまった。
風が収まるまで待機したために十分な時間がなく
ルアーによるマダイやハタ狙いができませんでしたが、
今回のポイントも含め
カヤックで既に網代の釣り経験が豊富なMさんに
色々とポイントを教えて頂きました。
Mさんありがとうございます。今後が楽しみです。
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