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2021年1月22日 (金)

中深場の釣り

 

 

通勤はない、テレワークもない、
会食はないし飲み会に誘われることもない、
騒々しいがかわゆい盛りの孫どもが
遊びに来ることはない、
少ない収入は安定している、
アベノマスクは結局使わなかったが
今はマスクはいくらでもある・・・寂しいが
今老人であることはありがたい?

で、外出自粛のせいもないではないが、
他にも色々あって
1月末までは海に出られそうにない。

どうせ出たところで釣れない時期なので
つかの間の冬眠中に
今年やってみたい釣りや新たな釣りシーンなど
いつものごとく妄想にふけったり
道具の整理をしたりしている。

アンカリングしないタイラバやジギング
それに中深場の釣り、いわゆる流し釣りを
もう少し上手くやる方法はないかと
考える中でググっていて
流し釣りとは直接的には関係ないが
興味あるデータを見つけた。

エトーボートのじっちゃんが亡くなって
寂しくなってしまったが、
同時にこの冬には何度か福浦の沖に出て
アカムツやクロムツを狙ってみようとの
釣行も叶わなくなってしまった。

海面水温も
とうとう16℃付近まで下がってしまい
大概の魚は動きが鈍くなってしまったり、
どこか暖かいところに行ってしまった今こそが
あの深場に期待したい時だったのに。

さて、その興味深いデータというのは
気象庁のホームページで見つけた
表層混合層という解説記事のこと。

そんなことはあたり前との人も多いとは思うが
五目漁師にとっては、これぞ
今こそGo to Deepを納得させてくれる絵。


表層混合層
1_20210122091401*1


夏であろうが冬であろうが
深場に行くほど海水温度は低くなり、
しかも変化はしなくなることくらいは
認識していたが
その具体的な様子がこのグラフということになる

海面付近には
深さ方向に水温変化が少ない層があり
これを表層混合層というらしい。

地上でも1000mほどの高さまでは
地面の温度の影響を強く受けながらも
かき混ぜられて
空気の性質があまり変わらない
大気混合層というのがあるが
これの海洋版であろうか。

へたくそで不正確な文章よりも
以下はホームぺージの文章のカット&ペースト

“冬季には海面で海水が冷却され、
また海上を吹く風によって上層と下層の水が
活発にかき混ぜられるため、
厚い表層混合層が形成されます。
夏季には、海面付近の海水が、
日射により温められ、
海面付近と下層の温度差が大きくなるため、
表層混合層は薄くなります。” *2

要するに
我々が水温が上がったの下がったのと
大騒ぎしているのは
この表層混合層の話であって
それ以上の深さ方向には
冬であろうが夏であろうが
水温は殆ど変らないといことを示している。

どれくらいの深さから変わらなくなるかを
示しているのが次の2枚のグラフになる。

3_20210122091401
夏季(7/22を中日とする半旬)の平均 *3


4
冬季(2/27を中日とする半旬)の平均 *4

1982年~2010年で平均した表層混合層の厚さ(m)
(海水の密度が、海面より0.5℃水温が低い海水の密度と
等しくなる深さを、表層混合層の厚さと定義しています)。  *5



夏の沿岸部なら2030m程度、
冬の沿岸部なら深くても7080
といったところであろうか。

つまり、水温の観点からだけなら
クロムツやアカムツが住処にしている
150m以深では
冬も夏も区別はないということになる。

勿論、他に年や四季ごとの
海流の影響や太陽光の明るさの影響や
餌となる他の魚やプランクトン、
海藻などの影響はあろうが
表層の魚に比べると
暮らしは年中安定していそうだ。

うーん、だから冬に福浦で釣っちゃる
と楽しみにしていたのにどうしよう。

ということで、今作戦をネリネリし
少し方向が定まって来たところである。



*1、*2、*3、*4、*5

出典:気象庁ホームページ知識・解説 表層混合層

因みに気象庁のホーページ上のデータに関しては
出典などを明らかにしたうえで
利用や適切な編集や加工などもが可能とされている。
私企業の天気予報情報などには
著作権が設定されており
このようなカット&ペーストも
取りあえず禁止されていることが多いが
さすがに税金で成り立っている組織だからであろうか
皆で利用しましょうとの精神は
あたり前であるかもしれないが素晴らしいと思う。


中深場は新しい釣り場を模索中です。
いくつか案はありますので後は時期がくれば
先ずはお試しをやってみようと予定しています。

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<!ー300データー>」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

これまた面白いデータですね。
単純に大気温度の影響だけならばきっと冬の方が表層混合層の深度が大きくなりそうですが、太陽光が海水を暖める、正確には海水中の不純物等に当たって温度が上がるのかもしれませんが、太陽光が強くその影響がより深いところまでいき攪拌される深さが深いのが夏なのでしょうね。

表層混合層から外れた深度を好む魚達は温度変化もあまりなく、太陽光もあまり届かない中でも季節の変化を感じて同時に産卵期に入ったりするのですね。

海の中はまだまだ不思議な事があるものですね。大変勉強なりました。

まっくさん、こんばんは。

スノボーは楽しまれましたでしょうか?
ホワイトアウトにつかまっていなければよいのですが。

表層混合層の話なんですが
最初にまっくさんが考えられた通り夏は浅くて冬は深いでいいですよ。
図の説明文だけではどうしてこうなるのか今一つ理解できませんが
昔ダイビングしていた頃に確かに30m近辺から冷やっ!としてきたのを
思い出します。

福浦の深場が難しくなりましたので今代案を考えています。
コロナのほとぼりが冷めたらお付き合いください。

こんにちは
何となくですが、別次元の事も納得です
夏に中深場の釣りは少なく、冬多いのは
釣りモノの少ない冬の時期、安定している中深場の釣りになるのですね
そんなことを知らず、1~2月の時期は南房総の中深場の釣りと
決めていました
まぁー乗っ込みの時期が来れば、やはり面白さが違い
船や磯と飛び回っていましたが
逆に春の乗っ込みが判らなくなった今こそ
釣ってみたい中深場ですね
今年は従妹にメダイやシマガツオなど釣らせたい
船になりますが、楽しみの一つです

趣味人たけさん、おはようございます。

深場の釣りは季節以上に潮流や
技術的な問題ですが風の影響などが大きいとは感じていましたが
ここでいう混合層はもっと深いのかと思っていました。

尤も深場の魚も決まった産卵時期などはあるわけですから
水温以外に四季は感じとっているのでしょうね。

少なくとも当面は福浦が期待できそうにありませんから
アマダイや深場の魚は代案を考えています。
また新しい釣りができるかと思うとワクワクしているところです。

先日福浦行ってきましたが、釣果が良くなかったです。アマダイ釣りのコツとかあれば教えてください。お願いします。

サウザーさん、こんばんは。

福浦、いいですね。
緒方ボートから出られたのでしょうか?
エトーのじっちゃんがお亡くなりになって以降福浦には行かなくなりましたので
今頃はどんな調子なのか全くわからずです。

さて、アマダイの釣り方ですが食いッ気があれば釣るに難しい魚ではないと思っています。
私の場合は底どりの後、竿の長さ分だけゆっくりと上げて、止めて、
落とすときには自然に上げる時よりは少し早めに底まで落としてまた上げる。
単にこの繰り返しです。
福浦はオキトラギスやレンコダイなどの餌取りが多いですから怪しげなアタリがあれば
一旦は巻き上げてこまめな餌チェックをすることは大事だと思います。

釣り方よりも、日によって変わるポイント(深さ)を見つけることが大事だと思います。
風にもよりますが、始めは縦方向(深み方向)に流しその日のアタリポイントを見つけたら
今度はその深さ近辺で横方向に流す。

アマダイは集まっているとも言われていますからその日のポイントを見つければ
好釣果が期待できますよ。
まあ、何といっても日々の調子次第ですから1シーズン通して行くことが一番だと思います。

また福浦の様子を教えてください。

ありがとうございます。
オガタボートです。
エトーさんとこのボートは今にも流れていきそうでした。
仕掛けは吹き流し仕掛けですか?
ライトタックルなんですがアタリがいまいち分からないときがあります。
吹き流し2mの仕掛けで底からオモリを1m上げていますが棚ボケしてそうな気がします。
伸ばしてはいますが仕掛けの巻き癖がよくないのかもしれません。
今度胴付き仕掛けを試そうかと思います。
アドバイスあったらお願いします。

サウザーさん、こんにちは。

エトーボートは心配ですね。情報ありがとうございます。

私のアマダイ仕掛けは自作ですが
先針から80cmのところに20cm程度のエダスを付けた2本針吹き流し仕掛けです。
幹糸は3号又は4号、エダス3号、針はチヌ4号を使っています。
余り神経質にならなくても向こう合わせですから
気が付いた時には掛かっている時と思ってよいと思います。

ただ、感度が悪くて餌がないのに頑張って釣っていると効率が悪いですから
胴付きも一つの手だとは思います。

胴付きなら3~4本針くらいにして
零テンションからボートの流れにまかせて
ハリスが少し斜めになるまで待ってはゆっくりシャクリ上げるのが良いかもしれません。

ポイントを大きくは外していないにも関わらず釣れないのは
仕掛けや釣り方のせいではなく魚のせいにしてもよい釣りだと思います。

ありがとうございます。
ちなみに、タイラバやインチクでもアマダイは狙えますか?
良型&外道対策としてどうでしょう。

福浦は泳がせ釣りは期待できますか?

サウザーさん、こんばんは。

数は減りますがタイラバで釣るアマダイは大きいですよ。
このブログの2019年11月11日の記事を見てください。
伊東のタイラバで釣った47cmと42cmのアマダイです。

福浦でも何度かタイラバで狙っていますが何故か釣れていません。
多分、大きい個体が少ないからではないかと思っています。

泳がせも何度かやっていますが今までに40cmのオオモンハタやカサゴ程度です。
今なら狙いはヒラメでしょうね。

ありがとうございます。
勉強になります。
葉山でもヒラメ釣れてるみたいですよ。

サウザーさん、こんばんは。

葉山のヒラメはカマスが釣れ出したら今年こそは
大物を上げたいです。
楽しみです。

わかります。
私も今年こそは大ヒラメ・ブリをと思っています。
いかんせんカマスが気まぐれなので困りますね。
お互い頑張りましょう。

サウザーさん、こんにちは。

カマスは本当に期間が短いですから難しいですね。
頑張りまっせ。

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