中深場の釣り
通勤はない、テレワークもない、
会食はないし飲み会に誘われることもない、
騒々しいがかわゆい盛りの孫どもが
遊びに来ることはない、
少ない収入は安定している、
アベノマスクは結局使わなかったが
今はマスクはいくらでもある・・・寂しいが
今老人であることはありがたい?
で、外出自粛のせいもないではないが、
他にも色々あって
1月末までは海に出られそうにない。
どうせ出たところで釣れない時期なので
つかの間の冬眠中に
今年やってみたい釣りや新たな釣りシーンなど
いつものごとく妄想にふけったり
道具の整理をしたりしている。
アンカリングしないタイラバやジギング
それに中深場の釣り、いわゆる流し釣りを
もう少し上手くやる方法はないかと
考える中でググっていて
流し釣りとは直接的には関係ないが
興味あるデータを見つけた。
エトーボートのじっちゃんが亡くなって
寂しくなってしまったが、
同時にこの冬には何度か福浦の沖に出て
アカムツやクロムツを狙ってみようとの
釣行も叶わなくなってしまった。
海面水温も
とうとう16℃付近まで下がってしまい
大概の魚は動きが鈍くなってしまったり、
どこか暖かいところに行ってしまった今こそが
あの深場に期待したい時だったのに。
さて、その興味深いデータというのは
気象庁のホームページで見つけた
表層混合層という解説記事のこと。
そんなことはあたり前との人も多いとは思うが
五目漁師にとっては、これぞ
今こそGo to Deepを納得させてくれる絵。
表層混合層
*1
夏であろうが冬であろうが
深場に行くほど海水温度は低くなり、
しかも変化はしなくなることくらいは
認識していたが
その具体的な様子がこのグラフということになる
海面付近には
深さ方向に水温変化が少ない層があり
これを表層混合層というらしい。
地上でも1000mほどの高さまでは
地面の温度の影響を強く受けながらも
かき混ぜられて
空気の性質があまり変わらない
大気混合層というのがあるが
これの海洋版であろうか。
へたくそで不正確な文章よりも
以下はホームぺージの文章のカット&ペースト
“冬季には海面で海水が冷却され、
また海上を吹く風によって上層と下層の水が
活発にかき混ぜられるため、
厚い表層混合層が形成されます。
夏季には、海面付近の海水が、
日射により温められ、
海面付近と下層の温度差が大きくなるため、
表層混合層は薄くなります。” *2
要するに
我々が水温が上がったの下がったのと
大騒ぎしているのは
この表層混合層の話であって
それ以上の深さ方向には
冬であろうが夏であろうが
水温は殆ど変らないといことを示している。
どれくらいの深さから変わらなくなるかを
示しているのが次の2枚のグラフになる。
夏季(7/22を中日とする半旬)の平均 *3
冬季(2/27を中日とする半旬)の平均 *4
1982年~2010年で平均した表層混合層の厚さ(m)
(海水の密度が、海面より0.5℃水温が低い海水の密度と
等しくなる深さを、表層混合層の厚さと定義しています)。 *5
夏の沿岸部なら20~30m程度、
冬の沿岸部なら深くても70~80m
といったところであろうか。
つまり、水温の観点からだけなら
クロムツやアカムツが住処にしている
約150m以深では
冬も夏も区別はないということになる。
勿論、他に年や四季ごとの
海流の影響や太陽光の明るさの影響や
餌となる他の魚やプランクトン、
海藻などの影響はあろうが
表層の魚に比べると
暮らしは年中安定していそうだ。
うーん、だから冬に福浦で釣っちゃる
と楽しみにしていたのにどうしよう。
ということで、今作戦をネリネリし
少し方向が定まって来たところである。
*1、*2、*3、*4、*5
出典:気象庁ホームページ知識・解説 表層混合層
因みに気象庁のホーページ上のデータに関しては
出典などを明らかにしたうえで
利用や適切な編集や加工などもが可能とされている。
私企業の天気予報情報などには
著作権が設定されており
このようなカット&ペーストも
取りあえず禁止されていることが多いが
さすがに税金で成り立っている組織だからであろうか
皆で利用しましょうとの精神は
あたり前であるかもしれないが素晴らしいと思う。
中深場は新しい釣り場を模索中です。
いくつか案はありますので後は時期がくれば
先ずはお試しをやってみようと予定しています。
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