アジ釣り仕掛けに真鯛
昨日(12月10日)は
大津(石田丸)に釣行。
今回は練馬に住む弟との釣り。
丁度、昨年の今頃も2人で出掛け、
弟はヒラメ、五目漁師はワラサを2尾
泳がせで釣り上げている。
今回の五目漁師の狙いは
アジを釣りながら泳がせでヒラメだ。
ところが、現地に到着すると
思っていた以上に海が荒れている。
おまけにしとしとと雨まで降り始める。
前回の伊東に引き続き
また風が収まるまで待機となる。
石田丸の旦那さんの3回目の海面チェックで
どうやらOKになり9時前に漕ぎ出る。
(これはようやく風が収まりかけてきた2時過ぎの海面)
白波こそ殆どなくなったが
時々大きなうねりがやって来る中、
女将さんがおすすめの武山根沖側に
やっと到着する。
先ずはアジ狙いの竿を出すと
直ぐに、こんなのいるの?
というほど小っちゃいアジが掛かってくる。
確かに、これなら
一口でパクッとやってくれそうな大きさだが
長く元気に泳いでくれることを考えると
もう少しサイズが欲しい。
少し泳がすには大き過ぎるかなと思いながら
小さいのが釣れるのを待ついつもとは逆だが
取りあえずこれで泳がせにかかる。
泳がせ用に
いくつかの自作仕掛けを持って来たが
こんな時にはこれが良さそうだ。
親針の際に小さいムツ針を付けて
これをアジの口に掛けるので
アジの負担が減るだろうとの魂胆だ。
仕掛けを入れるとこのアジが掛かってくるが
五目漁師が好きな南蛮漬けサイズよりも
もう2まわりも小さい。
おっと、今度は少しいいのが掛かったかな
と期待して上げてくるとこいつだ。
伊東のサバフグやカナフグのように
獰猛さは感じないが
海底で餌を盗っていくのはこいつらに違いない。
いつもならそろそろ場所移動を考えるところだが
メインの泳がせ実績では最近はここのようだし
女将さんからは
昨日はどこに行ってもアジは小さかった
と聞いているので
ここで頑張ってみることにする。
状況が変わらない中、
魚探の海中を見ながら
ふと趣味人たけさんの釣りを思い出す。
こんな感じかどうかは分からないが
少し棚を上げてみよう。
底どりをしてから誘い上げていると直ぐに
フグや小アジに餌を盗られているようなので、
底どりをせずに
少し高めで仕掛けの落下を止めて
誘い上げた時だった。
グインとやっとまともなアタリだ。
これはでかそうだぞ。
グイグイと引き込まれ
リールのドラグも引き出される。
ハリスは3号なので
慎重に慎重にと言い聞かせながら
巻き上げてくる。
時折竿は海面に突っ込むどころか、
ほぼ垂直にリールが水没しそうなところまで
引き込まれる。
なんだろう?
クロダイかな?
最後の手繰りをどうしようか
と心配している中で
海中に見えてきたのは巨大なフグ?
なんだぁぁぁ。
あっ、ち違う!!
マダイ! (55cm、2.5kg)
こんなところでアジ釣りの仕掛けに
マダイとは思ってもみなかった。
やったね、
玉網に入った獲物を
少し離れたところで釣っている弟にも
高々に上げてみせてから
血抜きに取り掛かる。
ヒラメは釣れない、アジは小さい、
どうしようかと嘆いていたところだったが
これでなんとか格好がついたぞ。
すると、次の一投で今度は型のいいアジ。
しかしここまで。
一方、泳がせには一向にアタリはないが
何故か小アジは結構いなくなってしまう。
ムツ針なのでそんな簡単には
逃亡できないはずなんだがなぁ・・・。
底のヒラメを諦めて
中層でスズキを狙っている時だった。
ふと見ると
長竿2.7mの穂先のテンションが抜けて
道糸がふけている。
ひょっとしてスズキが食い上げているのかな?
しかし上がってきたのはサバ。
五目漁師にとっては初の泳がせサバだったが、
サバ野郎に一飲みにされるなんて
やはりアジが小さ過ぎる。
で、今日の釣果はこれ。
唯一釣れたオオアジ一尾を釣った日刺身に。
泳がせ用にとっていた極小アジはフライに。
次の日に真鯛のカルパッチョ
出刃がかけるのを覚悟しながら兜割りにした
マダイの兜煮。
さて、マダイを捌いていて
(ヨメサンが)気づいたことがある。
TVでやっていたらしい。
海苔の養殖が盛んな千葉の生産量が
急激に減っており、海中にカメラを入れたところ
犯人(魚)はクロダイとわかった。
元々餌としている貝類やエビが減ったために
海苔を食べつくしてしまうところを
映像がとらえたという。
(最後にリアルな写真になるが)
これが今回の真鯛の腸から出てきたが
正にその海苔ではないか。
最近大津でも
クロダイが異常に多いと思っているが
こんなことになっているのかもしれない。
因みに、千葉(新富津漁協)の場合には
防魚ネットで海苔棚を囲むことによって
防御することに成功しているとか。
そうなると、クロダイもマダイも
海苔棚には近づかなくなるのかな?
真鯛はびっくりでしたが
自分ながら3号ハリスでよく上がったと思います。
2.5m、2本針仕掛けの先針に掛かっていましたが
タイラバやジギングと違って特に先針に掛かった大物を
手繰り寄せるのはなかなか厳しいものがあります。
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こんばんは。
どうやらあちこちの鯛を平らげられるおつもりのようですね。
天秤仕掛けの宿命で3号の強度に全幅の信頼はおけませんし、走らせ放題の場所ではないのだと思いますので難しい状況だったのではないですか。
アジはもちろんですがサバも大津は美味しいと伺っていますのでお料理も美味しく召し上がられたのでしょう。羨ましい限りです。
投稿: まっく | 2020年12月11日 (金) 23時28分
まっくさん、おはようございます。
おっしゃる通り、大津は場所によっては海中はロープだらけです。
たまたまこの日は早々に3本しかない仕掛けの内2本をなくしていたこともあり
気にしながらのやり取りでした。
恐らく水温の急激な低下でアジが(小さいのしか)釣れなくなっています。
湾が閉じているだけに陸地の寒暖の影響をもろに受けてしまいますね。
しばらくするとまた釣れるとも聞いていますので一度行ってみてください。
人気の釣り場ですから平日行ができる釣り師にとっては嬉しい場所ですよ。
投稿: 五目漁師 | 2020年12月12日 (土) 09時03分
五目漁師さん、こんばんは。
立派な真鯛ですね。よく3号のアジ仕掛けであがったものだと思います。
狙っていない大物がかかった時のドキドキ、
釣れて嬉しいけど本命とは違うことのバツの悪さ、
そういうのを含めて釣りなんですよね。
ボート屋のおやじさんが待ったをかけるような海況で、
十分なお土産を確保しているわけですから上出来だと思います。
投稿: ぐっちゃん | 2020年12月13日 (日) 22時59分
ぐっちゃん、おはようございます。
真鯛と言えば長いハリスを使って丁寧に釣るというのが
コマセ釣りの釣り方ですが。
一つテンヤやタイラバ、ジグにはそれ以上に食いつきがいいようですし
こんな風に短ハリス仕掛けやサビキ仕掛けに掛かってくることもたまにあるようです。
クロダイと同じく雑食性なのでしょうね。
何れにしても嬉しい外道でした。
ボート屋さんの風や波に対する限界基準は様々ですね。
東京湾は意外と風の割には波が立ちますので
これくらいなら普通のようですよ。
投稿: 五目漁師 | 2020年12月14日 (月) 08時33分