こんな時はルアーの釣りに限る
昨日(12月17日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
いよいよ本格的な寒さが到来。
予報では岸離れの時間帯が
一番冷え込みがきつくなんと2℃。
(実際、車の外気温度計でも
茅ヶ崎から伊東までずっと1~2℃だった。
風予報は今日も含めて大外れが多いが
皮肉にも寒さの予報は確かのようだ。)
こんな時には魚が釣れない限り
手を濡らさなくてもよい
タイラバやジギングに限る。
なんたって手袋ができるし、
しかも流し釣りなら漕ぎっぱなしなので
体も寒さ知らずのホッカホカが約束されている
(と言いながらも今日は
下着にホカロンを3つも張り付けている)
そろそろお正月用もイメージしながら、
先ずはヒラメ、ハタ狙いで
マリンタウン手前のアジポイントを目指す。
年によっては小アジや小サバが根に寄り付き、
それらを捕食するヒラメやハタが
良く釣れたことがあるが
今シーズンは今のところは不調の様だ。
五目漁師が思うに
ヒラメよりもハタの方が居着き性が高く、
小アジなどが見られないシーズンには
現金なヒラメの姿はなくなってしまうが
ハタはそんな時にも変わらず頑張ってくれる。
結果論ではあるが
実は今日の釣りはこのスタートの釣りが
全てだったと言える。
(で今回の記事はスタートの釣りと
それに関わる愚痴だけに終始してしまった。)
先にも書いたが
風予報がとんでもなく外れていた。
ある予報によると
久し振りの西寄りの風予報なので
特に岸寄りは平穏であろうと思っていたのに
漕ぎ出るとなんと下手をすると
白波が立つほどの北東の風が
ビュンビュンと吹いている。
ただ、潮流も結構あるのか
ボートは南東方向にかなりの速さで流れる。
さて話は変わるが、
五目漁師はジギング用にシマノの
炎月プレミアムというリールを使っている。
カウンターが付いているのと
当時は走りだったフォールレバーに興味があり
買ってしまったが、これが大外れ。
カウンターは良しとしてもフォールレバーは
五目漁師にとっては邪魔にはなっても
先ず役に立つことはない。
(もちろんシマノの宣伝文句通りに
重宝していらっしゃる方もおられるだろうから
“五目漁師の釣り方では”と断っておくが)
このフォールレバーは
元々あったスプールのメカニカルブレーキに
ひと手間かけて
レバーで簡単にブレーキの掛かり具合を
調節できるようにしたもの。
フォールで釣るタイラバから始まって、
ジギングでもそして今や何故か
ビシ釣りが主体と思われるリールにまでも
装着されている。
不要なら使わなければ
といいと言いたいところであるが
不要なだけではなく邪魔になるので困っている。
従来は、ブレーキの掛かり具合を
クラッチを解放して道糸を出すときには
できるだけフリーにしつつ、
スプールのバックラッシュが起きない程度に
もちろんビシやタイラバの重さに応じて
調節していたが、
このフォールレバーがあることによって
毎度この具合が変わってしまう。
知らぬ間に完全フリーになっていたりすると
竿をボートの床に置いた時に
スプールのバックラッシュによって
弾力のあるリーダーが絡まってしまい
やばいことになってしまう。
毎度の釣りで何度か同じことをやる度に
レバーの存在を忌々しく思っていたが
今回はちょっと深みにはまってしまった。
指先がかじかんでいる上に
老眼鏡など持ち合わせていないために
つまもうとするリーダや細いPEラインが
なかなかうまくつまめず絡みが直せない。
結局、もうリーダーを切ってしまおう
と思ったころ(約15分)にやっと元に戻って
ほっとしたが
ボートの流れが速い時には
無駄時間は15分では済まない。
流された分を同じ程度の時間を掛けて
漕ぎ戻ってきたころには
かれこれ30分もたっていたであろうか。
これを機会に竿をジギング竿から
タイラバ竿に持ち替える。
そして、その何投目かだった。
海藻に掛かったようにもぞもぞと感じた後に
今度は根掛かりだ。
ボートの流れが早く道糸が斜めるだけに
気を付けねばと注意していたにも関わらず
どうやらガッツリと掛かってしまった。
モゾモゾ感があった時に
無理矢理に引っ張らず
寧ろ緩めるべきだったと反省しながら、
ボートを風上側に漕ぎ直し
反対側から引っ張ってみたりもするが
びくともしない。
今日は朝からトラブってばかりで
ついていないなぁ、
(タイラバヘッドは高価なタングステン、
そして何よりもこの風とボートの流れの中で
リーダーの結び直しが必要になるが)
仕方がないから切ってしまおう
と道糸をあらためて引っ張った時だった。
グイングイングググッ
何か付いている。
魚だ!
タイミング良くこの時に掛かったのか、
あのモゾモゾ感が実はアタリで
同時に根に潜り込んでいたのが
このタイミングで出てきたのかは
わからないが、
強烈な反応だ。
慌てて竿に持ち替えて巻きに掛かる。
でかそうだがどうやらこの引きと重量感は
ハタに違いない。
(ここは同じシマノのオシアコンクエストが
安心のドラグ性能で頑張ってくれる、
今の新機種には
やはりフォールレバーが付いてしまったが。)
見えてきた時には一瞬ヒラメかとも思ったが
立派なオオモンハタ。(50cm)
結果的にはこのタイミングを作ってくれたのは
あのリールトラブルだったことになるが、
まだまだ時間があるので
余裕で真鯛やアマダイの一尾くらいは
と思っていたが、
この後は沖を流すも
フグのアタリが何度かあったのみで
流せど流せど全くアタリはなし。
終了間際に再びこのポイントに戻って
小型ハタ(28cm他)を
釣っただけになってしまった。
今日はyさんやオーシャンのオヤジさんも
カイワリや真鯛狙いだったが
沖以上のフグの猛攻で苦労されたようだ。
で五目漁師の釣果はこれ。
釣った日は小さい方のハタを集めて
カルパッチョに。
次の日は
大ハタの半身をしゃぶしゃぶでいただき、
アラでとった出汁を加えて雑炊に。
カマの塩焼きをトッピングする。
海水温は18.2℃でした。更に海水が冷たくなると
タイラバやジギングは餌釣り以上に釣れなくなってしまうようです。
昨年もいろいろやってみましたが
タイラバにエビ餌を付けるなどの工夫が効果的かもしれません。
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こんばんわ
この時期予報は当たりませんね
明日予定していた観音崎は、先ほど連絡あり
急な風予報が出たため中止ということでした
しかし、このハタは大きいですね
こんな一匹なら大歓迎
また、他の魚もハタとは伊東の海の魚種の濃さに驚きです
他のボート釣り場では、一人釣れればお立ち台
大きさも40cm止まりですね
そんなことで、従妹との釣りは諦め
電車にての釣りへ変更です
投稿: 趣味人たけ | 2020年12月19日 (土) 20時11分
趣味人たけさん、こんばんは。
風予報は当日の朝まで変わり続けますから予報にあらず、
傾向の把握程度にしかならないですね。
コメントで明日は観音崎とお聞きし楽しみにしていたのですが
確かに風が微妙ですね。
電車行というと大津辺りでしょうか?
伊東でよくハタが釣れるポイントは2、3か所ありますが
私もオオモンハタのこのサイズは初めてです。
ハタの中では遊泳力がありますので青物と同じようなポイントで釣れたり
意外に上層で釣れることもあります。
水温が下がってからも相手してくれそうです。
投稿: 五目漁師 | 2020年12月19日 (土) 21時14分
五目漁師さん、こんばんは。
ナイスハタですね。素晴らしい。
テンヤで釣りをしていても、アカハタがガンガンッと食った後、根(岩礁帯の穴?)に入り込んで、
ヒレを広げて踏ん張って(これは想像です)、根掛かりみたいになることがよくあります。
たいていはラインのテンションを緩めて少し待つと、安心したのか泳ぎだすので再勝負が始まります。
ジギングはベイトリールでやられているんですね。
フォールレバーのついたリールは電動リール以外使った事がないのでピンと来ませんが、
正直僕も必要性を感じません。
調べてみると最近の機種には付いているんですね。あったら便利なのかなぁ?
投稿: ぐっちゃん | 2020年12月22日 (火) 21時37分
ぐっちゃん、こんばんは。
なるほど、ヒレを広げて踏ん張るですか。
私のイメージは頭を岩に当てて踏ん張るです。
この時にはアタリというよりもタイラバが海藻の中をくぐり抜けたような感じでしたので
まさか魚が掛っているとは思いませんでした。
当初はジギングといってもタイラバの代わりにジグを付けて
ただ巻きという釣り方でしたので
ベイトリールを使っています。
フォールレバーはベイトリールならではの機能ですが
シマノが言うようにフォール速度調整がもしジギングの釣果を大きく左右するとしたら
スピニングのジギングはどう説明するのでしょうかね。
今はシマノの多くのベイトリールにこれが付いてしまいましたが
数年でなくなるのではと思っています。
投稿: 五目漁師 | 2020年12月23日 (水) 00時11分
こんにちは。
ハタは色々な調理は向く魚だと思いますし、食べ応えも十分のサイズですね。趣味人たけさんの仰るように一匹でも釣れたら大満足のサイズだと思います。
水温が落ち切っていないようですし、フグの活性も高いとなると晩秋のようなコンディションなのでしょうか。難しそうですね。そこでしっかり釣果があるのは五目漁師さんならではですね。
フォールレバーの仕組みからするとブレーキ機能を0か100の間に毎回調整してシカケを落とすもの、なのでしようか。ブレーキ自体を毎回加減するのは確かに面倒ですね。確かに毎回調整したい人には良いのかもしれませんが、、、どうなのでしょうか。使ったことがないのでわからないですね。
年内行って正月は鯛、としたいところですがフグちりになりそうですね。^_^a
投稿: まっく | 2020年12月23日 (水) 11時06分
まっくさん、こんばんは。
ハタは我が家では美味しい魚の一番に上がります。
刺身、カルパッチョ、昆布締め、蒸し物・・・どれも絶品です。
例年ならフグはもういない頃なのですが今年はまだまだ猛攻が続いていますよ。
今年はフグを意識せずに釣った日はなかったような気がします。
釣り=フグとの戦い になってしまうとまずいですね。
フォールレバーはタイラバやジグをフォールで食わすための
シマノが打って出た新たな提唱なんでしょうが
多分、はずれだと思っています。
今シマノのリールを買うと殆ど漏れなく付いて言いますから
一度お試し下さい。
なるほどと感じる人は少ないでしょうね。
投稿: 五目漁師 | 2020年12月23日 (水) 23時39分