ながら泳がせではなく、泳がせ真剣モードも
昨日(12月23日)は
大津(石田丸)に釣行。
大津と言えばアジ。
しかし、今日の狙いはきっぱりとヒラメ。
手漕ぎボートの泳がせ釣りでは
めったやたらと釣れる魚ではないだけに
タイミングや運の釣りではあるが
このところはその運にずっと見放されている。
大津の場合には
そもそもがアジ釣り場であり、
美味しいアジが良く釣れるために
どうしたってヒラメはながら釣りになる。
ヒラメは釣れなくってもアジで十分嬉しい。
しかし、今日は気持ちとしては
主客を逆転させてみようくらいの意気込みで臨む
受付時に女将さんにお聞きすると
アジは丸根やガレ場が良いみたいですよ。
ヒラメは?
ヒラメは武山根の沖側ですね、とおっしゃる。
で、ここは
きっぱりと武山根沖側に向かうことにする。
同行者の弟も
昨年初めて釣ったヒラメが武山根だったので
うんうんと納得の様子だ。
今日は風静か、波なしで
滑るようにボートが進んでくれたので直ぐに現着
アジはヒラメ泳がせのながら釣りとは言え
取りあえず
1匹釣らないことには泳がせが始まらない
しかし、そのアジが居るのか居ないのか、
うんともすんとも言わずだんまり状態で
もう1時間近くも経過してしまった。
餌釣りからウイリーに、
そしてもう一度餌釣りに替えた時に
やっと豆アジ(16cm)が掛かってくれる。
貴重なアジ。
ヒラメになって帰って来~い!
と早速泳がせにかかる。
このころからアジの活性も少しは上がり
なんとか泳がせアジの消耗に
追いつく程度には釣れてくれる。
ここからはその泳がせの経過状況。
先ず、1匹目。
何となく穂先が動いたような感じがしたので
念のために上げてみると
なんと口掛けの針と背掛けの針の間を
まるでナイフで切ったように見事に真っ二つ。
どんな魚か知らないが、
ここまで目前のご馳走を捌いたのに
やばいと感じて身を食わずに退散したのだろうか
手ごわい奴だ。 (タッチーかな?)
2匹目、
今度は頭だけが残された仕掛けが上がってくる。
(写真なし)
3匹目、
穂先がピクピクしていたが
これは多分フグの仕業だな。
次からはタッチーを意識して
仕掛けをワイヤー錨1本針の背掛けに替える。
すると、途中アジ切れの待機を挟み
4匹目、5匹目は立て続けに
貴重なアジをかっさらわれる。
(逃走かもしれないが)
そして6匹目、
とうとう元気なアジが残ったまま上がってくる。
この後は底でヒラメに期待、
中層でスズキに期待して泳がせを続けたが
餌盗りもいなくなってしまった。
もうそろそろ昼前になる。
この時点でクーラーボックスの中は
サバが1尾のみ、
そしてバケツの中に泳がせ用の豆アジが2尾。
このままではまずいことになりそうだ。
と同じように弟も思っていたのか、
朝方女将さんがアジなら丸根、
オオアジならガレ場がいいようですよ
と言っておられたのを思い出し
土産確保のために丸根に移動することにする。
到着して仕掛けを入れると
やはりここでも同じような豆アジが釣れてくる。
もちろん、直ぐに泳がせをスタートする。
弟の方はどうやら豆アジが入れ食いの様相で
土産確保に専念しているようだ。
どうしたことか、
10数mほどしか離れていないのに
五目漁師にはポツリポツリとしか
アジが掛かって来ない。
12時を回ってしまったが、
これでは土産にもならないので
五目漁師はオオアジ期待でガレバに移動する。
途中、ガレ場近くで釣っておられる方に
調子をお聞きすると
アジが釣れますが小さいですとのこと。
ガレ場根の直ぐ南側に到着し
仕掛けを入れしばらくすると
初めて25cm程度の中アジが釣れる。
何匹か釣れたところで弟に電話を入れると
どうやら入れ食いの効率を上げるために
サビキで豆アジ確保の最中。
もう時間もないので移動は止めとのこと。
呼び寄せなくて良かった。
電話を境にこちらのアジも
豆アジオンリーに変ってしまった。
もちろん、ここでも泳がせを始めるが
アタリナッシングで
アジはいつまでも元気に泳いでくれる。
しかもこのころには、ながらアジではなく、
寧ろながら泳がせで
豆アジ釣りに夢中になっている自分に気付く。
小さいだけに微妙なアタリに合わせないと
餌を盗られてしまい勝負がなかなか面白い。
時間になったので
最後まで元気に泳いでくれたアジを
海に戻してやり終了。
で、今日の釣果は残念ながらこれ。
(因みに、弟は87匹だったらしい。)
中アジを釣った日刺身に。
豆アジはフライと南蛮漬けに。
伊東のサバと違って脂がのった結構いけるサバは
焼き鯖寿司と味噌煮に。
おっと、ヨメサンに言われて気が付いたが
今日はクリスマスイブ。
この歳で派手に盛り上がることはないにしても
少しはご馳走をと考えていたらしいが
運悪く五目漁師の魚と重なってしまった果てが
焼鯖寿司と南蛮漬け、そしてなんと味噌煮とは
・・・
さて、いよいよ次回は納竿になります。
タイラバとジギングで
納竿にそして正月料理にふさわしい魚を釣りたいですが
最近の調子ではきっとボでしょうね。
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お疲れ様でした。
同じ日に出航されているとわかっていたのでちょっとこちらも気合が入りました(笑)
こちらでも豆アジを確保して少し泳がせたのですが、反応なしでした。
アジ釣りって、魚探の反応はビンビンでも、全然食わなくなることがあるし、
急に魚のサイズが2ランクぐらいアップしたり、
イワシやサバに代わってしまってアジが全然釣れなくなったりと、
同じ場所で同じ釣りをしていても変化があって興味深いですよね。
本当はこの豆アジを持ち帰って南蛮漬けや空揚げにしたら、
それが一番美味いのではないかと思うのですが…。
ちなみに以前エギングロッドでアジ釣りをしたら、アタリも鮮明でとても楽しかったのですが、
この日はマダコロッドで試したところ、釣れているかどうかぎりぎりわかる程度で、
釣趣は全くありませんでした。
やっぱり、タックルを対象魚に合わせないと楽しめないんだな、と実感しました。
投稿: ぐっちゃん | 2020年12月25日 (金) 12時24分
ぐっちゃん、こんにちは。
東京湾と外房では獲物が違っても仕方ないですね。
ぐっちゃんの魚探は魚の絵や大きさが表示されていかにも居そうに見えますが
私のは点々や線が表示されるだけですからまるで臨場感がありませんし
余程熟練しないと魚の種類を区分するのは難しいです。
ただ、一日ずっと見ていて画面と釣れた魚との比較で
この絵が見えるとアジが掛かって来るぞと期待する感じです。
道具については私も同じです。
釣るだけなら物干し竿でも釣れますし、エギングロッドでワカサギもきっと釣れます。
ただ、ワカサギ用のロッドだと15cmでも大物感が味わえますよね。
納竿は27日にするか29日にするか迷っています。
出来れば鯛やヒラメをお正月に近い日にと
捕らぬ狸をしながら天気予報とにらめっこ中です。
投稿: 五目漁師 | 2020年12月25日 (金) 15時16分
おはようございます
大津の海も変わりましたね
ガレバで小アジが釣れるのは夏の海です
東京湾の魚は低い水温にも適応しているのか
セオリーなど無視ですね
そんな状況なので、魚探を持たない私には
アジの居場所はわからず、冬のアジ釣りは苦手です
昔、ガレバはアジの産卵用に砲台のコンクリートを壊したガラを
撒いた場所です
観音崎は走水漁港とホテルの間
ガレバではなくガラ場です
今週末、私も納竿予定でしたが、打ち合わせもあり
29日か、無理ならば来年ですね
投稿: 趣味人たけ | 2020年12月26日 (土) 08時22分
趣味人たけさん、こんにちは。
やはり釣り場は一年通して行かないと
どんなところなのかよくわからないですね。
大津は未だにわかりません。
魚探は電車釣行では荷物になり難しいですが
お薦めですよ。
当初はGPSとしてしか期待していなかったのですが
最近は魚が釣れなくても一日海の中を覗いていると退屈しませんし
特にタイラバやジギングの流し釣りでは必須の道具になりました。
天気予報が良くなってきましたので納竿は29日の予定です。
釣れるまでは泳がせ1本でヒラメに拘ってみるつもりです。
投稿: 五目漁師 | 2020年12月26日 (土) 10時04分