久し振りにコマセ釣りも、だがしかし
昨日(11月9日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
さて、五目漁師が
普段よくチェックしている天気予報は
日本気象協会(気象庁ではない)の
釣り場の天気、
GPV気象予報、
有料の海ナビお天気ナビゲータの3種類。
提供側の立ち位置が3者3様であり
それぞれ期待するものが違うとは言え、
要は利用者側からしてみれば
三者の合わせ技でもなんでもよいから
釣行日の自分が行こうとしている
海上の天気や風の様子が知りたい。
1つ目の釣り場の天気予報は
10日前からの予報があるので
これで予報の変化の様子を見ながら
大体の釣行予定を立てる。
約2日前になると
GPVで海域全体の状況
(例えば、海域が周りを含めて
全体的に静かなのか、
半島や岬の陰に入って静かなのかなど)を
チェックする。
GPVは天気予報ではなく
気象予報と明記しているように
数値予報の結果を直接表示しており、
所謂予報官や気象予報士が
例えば場所ごとの特殊性などを加味して
最終的に利用者がわかりやすい予報として
発表されているものではない。
(とページの中で断られているが)
海域全体の様子が時間を追って視認できるため
自分である程度
天気の様子を組み立てられるのが良い。
最後の海ナビは専用予報だけに
例えば伊東周辺なら伊東港、汐吹公園、
初島といった釣り場毎の予報が役に立つ。
何れにしても、それらの予報が当たるかどうかは
別問題というのは
それなりに理解している積りであったが、
この日の予報に関しては参ってしまった。
日本気象協会の予報
(この日は1~2m/sの静かな海面が続き、
釣り日和)と
海ナビの予報
(午前中5~6m/sの時間帯が結構続き、
手漕ぎボート釣りはやめた方がよい)が
まるで正反対だ。
前日になるとそれぞれの予報の精度が
着々と高まり揃ってくることもよくあるが
今回に限ってはこの逆転傾向が
最後まで変わらなかった。
結果、今回の予報に関しては
海ナビが予報した5~6m/sの
荒れ模様の時間帯が結構続き当たってしまった
川奈側
(思っていた以上に荒れ模様だった
朝の状況を見られた
釣具店のオヤジさんに言わせれば、
良かったね、北東風で少し天気が悪い日は
カイワリ日和だよ!が印象的だった)
釣りの話があまりないので
前置きが長くなってしまったが、
結果的に五目漁師にとって
久々の餌釣りは正にカイワリ日和だった。
最近になって
結構型も数も揃い始めていたので
期待はしていたが、
正面沖に出て仕掛けを入れて5分もすると
次々に型の良いカイワリが掛かり始める。
大きい穴が開いてしまった口の向こうに
空が見えている。
カイワリはこれがあるので巻き上げは結構難しい
釣り始めは真鯛期待もあり
先ずは全長6mの3本針五目仕掛けを入れる。
するとカイワリが掛ってくるのは
天秤下1.5mに付けた2本目のエダスばかり。
真鯛狙いの先針の付け餌はなくなるものの
海底を這っている時間が長いせいか
アタリはとれない。
この仕掛けは基本シャクリには向かないし、
しかもこれだけ頻繁にアタリがあると
餌付けも結構面倒なので
3m3本針ウイリー仕掛けに交換する。
これでも入れ食いモードは続くが
見ていると
(五目漁師のシャクリがへたくそなのか)
圧倒的に掛かってくるのは先針の餌付きが多い。
ならば、
と最後は2.5m2本針仕掛けに換える。
カイワリの2連掛け。
絶好調!
厄介者のタイノエに助けられたカイワリも
こうして見ると
正にカイワリ釣りたい放題のように見えるが、
実はフグの猛攻とシイラのちょっかいが
結構邪魔になった。
いや(暴れて写真は撮らせてくいれなかったが)
後半はフグとの戦いだった
といってもよいくらいだった。
河豚とはよく言ったもので、
最近ますますとそれに近づいてきて
50cmもあろうかと思われる
でかい個体が上がってくると
片手で握ることもできず
海面で針外れか仕掛けを切ってくれるのを
待つしかないほどだ。
結局フグとシイラに切られた仕掛けは6本、
手持ちの予備針は
5、6本しか持ち合わせがなかったので
最後には
一部を切られた仕掛けからとった針まで
使う羽目になった。
一方、もとより
カイワリ釣りは少しだけと決めていたので
2kgしか持ってきていなかったコマセは
10時には底をついてしまった。
もう少し釣りたい
と思った時に思い出したのがこれ。
実は前回ウスバハギ掬いをやろうとしたが
タイラバでは彼らをおびき寄せきれずに失敗。
今度機会があればと
タックルボックスに常備することにしていた。
キャップを開けて押し出すと
う○○のようににゅるにゅると出てくると共に
ボートの中に何とも甘い姫の香りが漂ってくる。
魚がお好きかどうかは分からないが、
これなら電車釣行の方々の上着
にコマセが飛び散っていても
嫌われずに済むかもしれない。
このエサも恐らく殆どが
フグ野郎のご馳走になってしまい
10時半前には
ビシ釣りは完全終了となってしまった。
さて、時間はまだ十分あるので
この後のタイラバとジギングに
真鯛とカンパチを期待する。
まだポッチャンポッチャンしている海面を
いつものように北に南にそして東に西にと
魚を探し求めて流して行くが
どこを探しても
魚(ベイト)の姿がとにかく薄い。
これは、1か月前にはベイトが群れて
海底から海面まで真っ黒に反応があった根。
もちろん、その時には
根の本体はベイトで隠れてしまって
こんな風に見えることはなかったが、
ここ最近は残念ながら裸の状態が続いている。
もう3時間以上も流しているのに
一度としてアタリはない。
諦めかけて、そろそろ岸に向かう途中、
久し振りに海底にベイト反応を見つけ
タイラバを巻き巻きしていると
オヤジさんから電話が入る。
巻き手を止めて電話に出る。
もしもし○○です。
その時片手で支えていた竿の穂先が
お辞儀する。
あっ来た来たっ!
首に掛けているスマホを投げ出して
慌てて巻きに掛かる。
スマホからはもしもし・・・
の声が聞こえてくるが
本日初めてのアタリを優先する。
上がってきたのは、
こんなところで予想もしていなかったタッチー
(91cm)でびっくりする。
しばらくすると状況を察知したオヤジさんから
再度電話があり、
逃がした?
いやタチウオが上がりましたよ。
ああ、よかった。
つい最近にも
お会いした方と挨拶を交わしながら
竿掛けに掛けて垂らしていたタイラバに
タッチーがヒットしている。
どうやら、タッチーは
垂らしタイラバがお好きなようだ。
と言いつつこの後は慌てて
タイラバ竿をジギング竿に持ち替えて
もう1尾を追釣して沖上がりの時間になった。
で、今日の釣果はこれ。
実はカイワリはおかず程度に、
メインは沖の大物狙いと決めていたのに
これが五目漁師の釣りの実態。
自然が相手の実態。
やっぱり全然分かってはいない。
釣った日は簡単に、カイワリの漬け丼、
次の日に
一番サイズ(27cm)のカイワリを刺身に
タチウオのラー油ソテー。
人の釣果を見て満を持しての久しぶりのコマセ釣りは
上手く行きましたが、期待の大物はお留守でした。
一番いい時期のはずなんですが何が悪いんでしょうかね。
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こんにちは。
カイワリの数釣りはいつ見ても羨ましいですね。フグの猛攻にあいながらこれだけ釣られれば無くなったシカケは多くても私なら大満足です。
しかしいつもならフグが集まると他の魚はからっきしになっているイメージですが、混ざりながら釣れてくるのは珍しく感じます。
24日には伊東に行こうと友人と約束しているのでカイワリ狙ってみたいですね。()
投稿: まっく | 2020年11月11日 (水) 11時59分
まっくさん、こんにちは。
フグは想像を絶する大きさですよ。
でかいやつは色も茶色っぽくてよりグロテスクです。
この日は、付けエサは底ギリギリの方が少しでも避けられるように思いました。
私は準備がなかったのですが、多い時には1本針にしておくと
どんどん針が結べますから根競べには良いと思います。
カイワリの調子は1日単位で変りますが24日が楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2020年11月11日 (水) 14時59分
五目漁師さん、こんにちは。
カイワリの入れ食い、いいですね。
こちらではめったにお目にかかれない魚だけに羨ましいです
それにしても、50cmクラスのフグですか?でかいですね。
外房では何年かに一度ショウサイフグが湧くことがあって、
けっこういいサイズも釣れますが、50cmはないなあ。
気温はどんどん下がっていますが、シイラが釣れるという事はまだ夏の海が残っていますね。
コマセにしろタイラバにしろ、一年で一番釣り物が賑やかな季節ですよね。
さて、次のターゲットは…??
投稿: ぐっちゃん | 2020年11月12日 (木) 18時00分
ぐっちゃん、こんんばんは。
この時期のカイワリは滑らかな脂の甘みがのりのりで
他の魚とは一線を画するほど美味しいですよ。
ご馳走したなぁ。
フグは例年になく怖いほど大きいです。
捕獲しないもんだからどんどん大きくなりますね。
海面には夏に浮く魚シイラと秋に浮く魚ウスバハギが共にいますから
やはりシーズ絶好調なんでしょうね。
青物はまだこれからかもしれませんが、
せめて50、60cm超えのカンパチを狙うか
深場でアカムツを狙うか迷っているところです。
天気次第ですね。
投稿: 五目漁師 | 2020年11月12日 (木) 20時04分