手に負えないやつ
昨日(9月19日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
行先を福浦の中深場と迷ったが、
このところ調子がよい一方で
バラシが多く悔しさも残る伊東にした。
世間的には4連休の初日という
待ちに待った日であるが、
五目漁師的には365日連休の内の
ただの1日に過ぎない。
わざわざ、わかりきった混雑の中に
突っ込むこともないが、
この日を逃すと
連休明けの天気は
今のところあまりよくなさそうなので
今日になった。
浜で準備をしていると
地元の2馬力艇の方(s師)も
同じポイントを目指すとのこと。
オヤジさんからは、
後で私が知っているはずの~さんも来られるので
ポイントの案内をよろしくと頼まれる。
ブログをやっていると
~さんと本名で言われてもはて? と
なかなか思い出せない。
とりあえず電話で連絡し合うことで
先に出発する。
少し寄り道しながらポイントに着くと
結構岸側にボートを流す潮があるが
なんとか釣りにはなりそうだ。
早速ジグを入れその2投目だった。
中層で強いアタリ。
やったね! と思ったが意外と引きが強い。
オイオイオイちょっと待ってくれ!
応戦するが、少しずつ負けている。
アッ!
早々にしてジグまま持って行かれる。
5号のリーダーには少し傷跡が残っているが
噛み切られたのだろうか?
根ずれだろうか?
実はこのジグはGさんから
イワシベイトなら良く釣れますよ
とプレゼントされたもの。
(20年9月6日の記事から)
昨日もメールで期待は大鯛(?)ですよ
と言われているので
鯛の本物をお土産にと思い
真っ先に登場させたのが裏目にでてしまった。
Gさん、こんな風に魚がよくかかるジグでした。
ごめんなさい。
これでは
前回と同じ失敗の繰り返しではないか!
慌ててジグとリーダーの間に
ワイヤーを入れるという
サバ並みの脳みそに呆れ果ててしまう。
そうこうしている間に
予報では一日静かなはずだったのに
少し風が出てくる。
ここは背は低いが根が点在しているので
ボートが流れ出すと
根掛かりが心配で釣りにくい。
しばらくは待機かなとホバーリングしていると
s師の2馬力艇と
手漕ぎボートがやって来る。
なんだ、~さんというのはi さんだったのか。
お久しぶり!
i さんと言えば
正面沖のカイワリポイントに水中カメラを入れ
カイワリやハナダイの群れが
アミコマセにむさぼりついているにもかかわらず
針の付いたオキアミには
決して寄り付かないという
衝撃的な動画を
見せていただいたのを思い出す。
その時以来、
この下にはカイワリは居るぞ、
“食わせるか無視されるかは
釣り師の工夫次第”
を念頭に釣ることにしているが
未だに食いっ気があるかないかの
向こうまかせの釣りから抜け出せないでいる。
さて、次第に強まる北東風の中、
五目漁師はホバーリングで待機、
s氏とi さんはジギングを始めるが
ポイントに入っても
直ぐに岸側に流されてしまい
釣りにくそうだ。
やがて、1時間もすると
次第にその風も収まってくる。
根を避けて少し沖に出た五目漁師には
ホウボウ、シイラ(リリース)、
イナダ(リリース)。
i さんは早々に諦めて
カイワリポイントに向かわれたようだ。
(きっとあの時の動画から練られた
秘策があるに違いない。)
風が収まったポイントでは
例のオオアジ(44cm)が
やっと掛かってくれる。
その直後だった
s氏の竿が弓なりになりながら
穂先が海面に没している。
s師は腰を上げて
海面を覗き込みながら応戦されているが
道糸の出が止まらない。
止まらないよーっ!
五目漁師がきっとオオアジですよ
と声を掛けると、
いや、そんなもんじゃないよっ!
と返ってくる。
リールのハンドルは回っているが
一向に巻けていないようだ。
アッ!
痛恨のバラシ。
既に結構な数のイナダを
上げられていらっしゃるようだが
悔しさは隠せない。
リーダーの中ほどで切られ
ザラザラになっていたらしい。
その直後に今度は五目漁師にアタリ。
そんなに大きくはなさそうだが
この首振りはほぼ真鯛に間違いない。
ガッツンガッツンと竿を叩きながら
少しずつ上がってきていたが中層で
アッ!
針外れだ。
この後、ポイントではアタリが少なくなったので
少し沖(-45m)に出て
タイラバとジグを交互に入れていると、
ジグにアタリ。
強烈な引き込みに応戦するが
ずるずると道糸が引き出される。
今度こそとるぞ!
と気合を入れるが負け気味の応戦が続く。
アッ!
またもや途中バラシ。
うーん、こいつは上がらないのでは
と次第に自信がなくなってくる。
そこでジギングリールのドラグを締め直す。
いつもは強めでも1.5kg程度であるが、
これで恐らく2kgくらいはあるだろう。
一方的に持っていかれるくらいなら
一か八かで力づくの勝負をしよう。
しばらくするとその時がやって来た。
コツン、グイーン。
来たぞ!
今度こそと思いつつ
勝負に入ったのも束の間、
一気に
硬め設定のドラグが引き出され始めると
もう止まらない
ジジジジ・・・一直線に
猛スピードで20m以上も走ったであろうか。
アッ!
手も足も出せないままにまたもやバラシ。
今度は、こわごわと使っていた
虎の子の緑金TGベイトごと
持っていかれしまう。
今までタイラバでは
4号ハリスで時間はかかっても
ワラサやブリクラスを何度も上げているのに
一体どうしたことか
手に負えないやつだ。
遊ばせて弱らせるという
間を持たせてくれない。
一瞬にして勝負が決してしまう。
釣果を楽しみにしてくれている
オヤジさんから電話があったので
状況をお話すると、
早速手元のリーダーを
6号に結び直されたらしい。
是非正体を暴いて欲しい。
で、今日の釣果は結局
五目漁師の分相応と言わんばかりに
小物ばかりが残ってしまったこれ。
おっと、立派なハタ(38cm)は
網代でまたもや大釣りをされた
Mさんからの頂き物。
カヤックなら引かれた分
足漕ぎで追っていくと
根ずれ対策もできそうだ。
是非仇を!
そのハタのカルパッチョ。
前回に引き続き
オオアジの唐揚げエスニックソースかけ。
これは巨大なアジが釣れた時の
我が家での正しい食べ方になりそうだ。
次の日にホウボウの和風カルパッチョ、
ホウボウとカサゴの唐揚げ甘酢あんかけ、
ハタの納豆昆布蒸し。
この日は、ボートが流れない時の対策の一つにと思い、
キャスティングタイラバをやってみました。
ネット上の動画で見る限り簡単そうでしたが
実際にやってみると底どりが難しいし
スピニングリールによるただ巻きでは
釣れる気分になりませんでした。
さて、何はともあれ、奴の正体を知りたいです。
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4回バラシとのことでしたが、これだけ対応しての繰り返しの力負けはただ者ではないですね。
ブリクラスならこれほどではないと思いますが、ブリ以上の走る魚とは何でしょうか?
実は同日に横の網代で定置網近辺で多数のイルカがいました。迷い混んだのではなくクルーザーに付いてきて遊んでいました。
また、先週に三浦半島でも同様にとんでもない大型魚に太刀打ちできなかったとのことでマグロではないかとのこと。
走る大型魚であれば、イルカ、マグロ、カジキ、サメ、くらいしかいないのではないでしょうか?
リーダー7号とかで何とかなる相手でしょうか?
確かにカヤックで追って行けば根擦れは回避出来るかもです。
ロマンですね。
投稿: MBL | 2020年9月20日 (日) 22時33分
MBLさん、こんばんは。
ワラサやブリも結構走りますが時間を掛ければ必ず上がってきます。
5号ハリスなら瞬発力から逃れさえすればハリスの強力不足で切られることはまずないと思っています。
切られたハリス周辺が傷ついたりザラザラになっていることが多く
やはり根ずれか歯で噛み切られるか、
あるいは反転した時にエラぶたか胸びれで切られるかだと思っています。
水温が高かっただけにもちろんMBLさんがおっしゃるように
別次元の魚の可能性もありますが
さて、誰が正体を暴いてくれますかね。
私自身ももちろん挑戦しますよ。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月21日 (月) 00時09分
こんばんは。
伊東のナゾの巨大魚を追う!
川口浩の水曜スペシャルのようなドキドキ感がありますね!
ドラグ調整を念入りにした状態でそんなにラインブレイクしてくる魚は確かに思いつきません。
餌釣りならば大きなフグ、、、何てところまで発想が膨らみますが、リーダーの痛み方や遊泳力からすると、、、何でしょうか?!
それでもしっかり美味しそうな魚でお料理は確実に頂いていらっしゃる。寝しなに食欲を誘う写真です。
投稿: まっく | 2020年9月21日 (月) 02時19分
まっくさん、おはようございます。
相変わらず夜が遅いようですね。
ポイントはそう高くはない海底のアクセント程度の根(?)で
魚が潜り込むようなところではないのですが切られたハリスをチェックすると
根ずれのように傷がついています。
ハリスの真ん中あたりがやられとなったら根ずれしかないですよね。
それにしても最後の奴はそこに行くまでのスピードが速く一直線でした。
かっては刺し網でも入っていて
残骸の棒など魚探に映らない人工物があるのかもしれません。
これからのシーズンがますます楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月21日 (月) 08時49分
iOSです。おはようございます。
五目さんが来られると聞いて楽しみにしていました。前回ご一緒させていただいた時には良型のヒラメを釣らせていただいたので恵比寿様のように思っています^_^
これだけの釣り名人のお二人でも歯が立たない伊東の巨大魚。ロマンがありますね。
次回から7号ハリスで臨みます^_^
また海でお会いしましょう。
投稿: iOS | 2020年9月21日 (月) 11時07分
iOSさん、こんにちは。
お疲れさんでした。
いらっしゃった時には丁度風も波も強く残念でしたね。
あの後静かになりアタリも戻りましたが私も残念な釣りになりました。
この日はいつも以上にベイト反応がありましたが
あの辺り一帯がポイントのようですからまた行ってみてください。
カイワリの方はいかがだったでしょうか。
サバ、フグがいなくなれば久しぶりにコマセ釣りもやってみようと思っています。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月21日 (月) 12時29分
待てども待てども鯛が届きません。
そういうことですか…アマゾンごっこをしてたんですね(^。^)
魚…ハガツオとかカツオとかマグロじゃないですかね?あいつらの瞬発力はブリさんよりトルクは無いのですが早いですから。
次への楽しみを残してくるなんて流石です!
投稿: ガル | 2020年9月24日 (木) 00時18分
ガルさん、おはようございます。
サバ、フグに今のところあまり見舞われることがないルアーは本来の釣りが楽しめますね。
なんて言っているとある日突然やって来るんですよね。
逃した魚は悔しいとはいえ所詮青物には違いないと思っていますので
やはりこれからの鯛本番に期待です。
連日連夜のショップ通いと内職で準備万端整えてチャンス待ちです。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月24日 (木) 09時06分
おはようございます
大物をばらしても、姿を見ていれば納得しますが
正体がわからないと、釣れるまで釣り続けたくなりますね
以前観音崎のモンスターの時、仲間ともチャレンジしましたが
いまだに魚の正体はわからず、今も気になっています
油壷や葉山でも似たようなことがあり
帰ってから各漁港の定置網情報を調べ
マグロが入っていたのを覚えています
その後油壷で朝一マグロを狙っていましたが残念です
漁師の話では、夜間沿岸を通る事もあるが、日が昇ってからは
釣れないよ、と言われ諦めましたね
今回の魚の正体が楽しみです
投稿: 趣味人たけ | 2020年9月25日 (金) 07時35分
趣味人たけさん、おはようございます。
おっしゃる通りですね。
とにかく姿が見たい。
それにどうやらモンスターの時と同じ感じです。
この後、仲間からは網代方面にマグロが入っている話を聞いたのですが
まさかと思っていました。
ところが今朝の新聞を見ると真鶴で5、6kgクラスの本ガツオや
20kgクラスのキハダマグロが結構釣れているらしいです。
カツオなら何とか勝負になるかもしれません
直ぐに飛んでいきたい気持ちです。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月25日 (金) 08時44分
こんばんは。
なんなんでしょうね~、謎の魚。
むむむ~、姿が見たいですね。
なんだろう?
現在、距離的になかなか伊東に行けなくなってしまいまいしたが、謎の怪魚、興味津々です。
投稿: 常世田隆 | 2020年9月26日 (土) 20時52分
常世田隆さん、おはようございます。
正体が知りたく、いてもたってもいられず昨日も伊東でした。
同じ海があるはずはなくモンスターの登場はありませんでしたが
タッチーが釣れたのでまずまずでした。
餌釣りではまだサバがのさばっているようです。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月28日 (月) 08時16分