へたくそめが怒涛のバラシ
昨日(9月5日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
非常に強い台風が九州に接近している。
台風は水温の高い海面から供給される
水蒸気をエネルギーにして発達し、
水温が27℃以下になると
勢力が弱まるとされている。
因みに、本日の伊東の海面水温は
なんと29℃。
幸いにして関東には
今のところ風の影響はないが
明後日からはずっと雨が続く予報のため
今日を逃すと次はいつになるやらわからない。
今回は無風の海になりそうな気配もあるので
例の別注竿掛けの出番も考えたが
グッドアイデアを思いつく。
無風になった時には
やりたいと思っていた
超浅場でのマゴチ狙いをやってみよう。
今やらなきゃいつやるのというくらい
旬のマゴチ。
キスを釣って泳がせるのも面倒なので
やったことはないが
ワームを投げ込んで
しゃくってみることにする。
これなら投げ釣りなので無風は寧ろ歓迎だ。
さて、7時丁度に漕ぎ出たところで、
老体が乾ききらない内に
早め早めのアクエリアスと思ったが、
あれっ、しまった!
自宅の冷凍庫に凍らせておいた
500cc×3本のペットボトルを
忘れてきたことに気付く。
直ぐにオヤジさんにお願いの電話を入れると
丁度海岸に向かうところなので
持って行くよー!
無事に冷たい飲み物をゲット。
他にエスカップと缶コーヒーのサービス付だ。
ありがとうございました。
さて、海上は案の定無風に近いが、
先ずは正面沖で、
前回カヤック釣り師が上げた
太刀魚を狙ってみる。
シャクシャクシャク・・・
15分程やってみたが
サバが掛かったのみで
釣れる予感がしないので
直ぐに諦めて南側に移動する。
前回大アジを釣ったポイントだ。
今日も魚影が濃い。
早速、ジグを入れると
直ぐにアタリ。
いい引きだったが、これは中層でバラシ。
続けて、また直ぐにアタリ。
猛スピードで食い上げてくる。
巻け巻け、競走だ、どうせサバだろう。
いや? おや?
なんと見えたのはタチウオではないか。
慌ててしまって無造作にボートに放り上げる。
昨年からずっと欲しかった伊東のタチウオ。
(丁度100cm、指4本といったところだ。)
ここに居るとは聞いていたが、
やっとお目にかかることができた。
そして、ここでジグのアシストフックがないことに気付き、
先ほどのバラシの正体も判明する。
タチウオとわかったので
タチウオ専用の刺さりの良いバーブレス錨フックを
前後に付けたジグに交換する。
そして落とすとまた直ぐに掛かってくる。
うひょー タチウオの入れ食いモードだ。
しかしここから怒涛のバラシが始まる。
次はは途中バラシ(引き方からして多分タチウオ)、
そして次は上がってきたタッチーをしめしめと見ながら
ボートのどこに上げようかと考えている間に
船べりバラシ、
次は玉網で掬おうとしたところ再びバラシ。
慎重になってしまったとはいえ
タチウオに玉網なんか使わねーだろう。
へたくそめ。
お次、また直ぐに掛かるが
今度は途中でフッと軽くなる。
ジグの上部でハリスを切られている。
新たなジグを付け直して入れると
サバにソーダが続いた後に
グイーンと強烈なアタリ。
今度は明らかに引きが違う。
ドラグが出ていく。
ひょっとしてドラゴン?
前回はここで大物を根ずれで逃がしているので
クククッとドラグが出だすと
やむなくサミングで抗戦する。
しかし、汗だくの末に
10数分もかかってやっと見えてきたのは
ワラサのスレ掛かりではないか。
なんだ、ワラサか。 チッ!
期待外れで気が緩んでしまったせいもあり
玉網どりに失敗してさようなら。
錨の2本が伸びており、
バーブレス針だったことも思い出す。
連続バラシにげんなりしながら
再びジグを落とすと
今度はタッチーの確かなアタリだ。
しかしフッ!
再びジグのまま持っていかれる。
間にサバとソーダを挟んだものの
なんと5連続バラシだ。
今までタチウオ釣りでこんなにバラしたことも
ジグを持っていかれたこともないのに。
これで手元に
タチウオ用のジグがなくなってしまったので
後ろ髪(五目漁師のてっぺんには
もはや引かれる髪はないが後ろには
なんとか引けるだけの髪が残っている)
を引かれながらも
一旦はここをお終いにして
真鯛狙いに場所移動する。
水深45~50m。
試しにブレード付きのこんな自作タイラバを
使ってみるものの
例によって無風のために釣れる気がしない。
実は、このタイラバは失敗であることが分かった。
海面で泳がせてみるといかにも釣れそうに
ブレードが回転しながら優雅に泳いでくれるが、
何故か深みから上がってきた時には
いつもブレードがTGヘッドの上に
温泉でのっけるタオルのようにチョコンと乗っかっている。
改良の余地ありだな
一方、脳裏には
怒涛のタチウ+ワラサバラシの
無念さが尾を引いている。
シーハンター仕立てのフックでは
どうせまた切られるのは覚悟の上で
もう一度先のポイントに戻ってみることにする。
魚探を見る限り海中の様子は変わっていない。
少し重ためのジグを入れて
しばらくシャクっているとアタリだ。
どうやらタチウオではなさそうだ。
先のワラサほどではないがドラグが引き出される。
慎重に時間を掛けて上がってきたのは
丸々と太ったイナワラ(55cm)。
久々のネットインで拍手をしたくなる。
その後はサバが続きタッチーの姿は見られない。
そろそろ11時になるが無風ではタイラバは厳しいので
予定通り、ここでキス釣りの浅場に戻って
マゴチ狙いをやってみよう。
始めての釣りなので要領がわからないが
こんな感じだろうか。
ネットで見た動画を思い出しながら
シャクってテンションフォール、
シャクってテンションフォール(のつもり)を
繰り返す。
しかし深場好きの五目漁師にとって
水深7~8mではなんとも釣れる気がしない。
釣れてくるのは小さいエソ。
マゴチがいれば釣れそうな気もするが
どちらが魚かわからないくらいワームと同サイズのエソ
結局へたくそに付けたワームが外れて
ヘッドだけが上がってきたのを機に諦める。
さて、困った。
昼過ぎにはと期待していた風が
一向に吹いてくる様子はないが、
仕方なくマリンタウン側の沖で
再度タイラバを始める。
一つのタイラバに2尾掛かり。
サバにもできない芸当だ。
この後、50cmはあろうかと思う
とんでもなく大きいトラフグも掛かってくる。
海底はフラットなので、
タイラバを沈めたまま
ボートを漕いで引きずっていると
やっと良型のウッカリン(35cm)が
掛かってくれる。
更に無風の暑さの中で
約2時間はアタリナッシング。
そろそろ沖上がりの時間だ。
所々でジグを落としながら浜に向かっていると
久しぶりのアタリだ。
よく引くがブルブルと穂先に振動が伝わってくる。
サバだな。
しかし見えてきたのは35cmほどのメジマグロ。
慌てて玉網を手にとったが
手元で針外れのおまけ付き。
最後の最後まで
バラシのオンパレードに終わってしまった。
で今日の釣果はこれ。
釣った魚よりも
はるかにバラした魚が多い無念の釣りになった。
ウッカリン、タチウオ、イナワラの刺身や昆布締め。
タチウオの和風ムニエル
イナワラ大根
東伊豆ではなかなか狙い魚にならないという
タチウオが釣れたのは嬉しいです。
今までに何度か釣ってはいますが
今回は時期になればここで釣れるという感じの釣れ方でした。
バラシは余計でしたが、それなりの準備をすればもう少し釣れそうです。
ドラゴンクラスも上がっていますから楽しみです。
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こんばんは。
激しい1日だったようですね。
メジは釣ったことがありませんが友人がかけてバラしてしまいましたが流石マグロの子供、同じ大きさのサバやソウダと違ってエラく早いなと思いましたが食べると、、、どうなのでしょうか?!
タチウオも釣った事がないのですが、歯は凄いのは存じてます。しかしそんなにもアシストフックの紐?がスパスパ切れるのですね。私はアシストフックの紐はケプラーというやつを使っていますが本物?!の防弾チョッキなどに使うケプラーならまだよいのでしょうか。ワイヤーリーダー付けるとジグの動きが悪くなるのでしょうかね。高いモノは千円を超えるジグなんでどうしても守りに入ってしまいます。^_^a
しかし釣れた魚は美味しそうですし、イナワラも太って脂があるなら煮ても焼いても良いのでは?パサパサだとそうはいきませんからね。
投稿: まっく | 2020年9月 7日 (月) 01時41分
まっくさん、おはようございます。
お仕事のせいでしょうか、夜が遅いですね。
この日は伊東では珍しいタチウオが釣れたのは良かったのですが
散々な目に合いました。
ただ、この時期の魚影は濃いところのようですので今後が楽しみです。
ルアーの釣りは餌要らずですがなんやかんやと毎回1~2は
地球を釣ったり、魚に切られたりでなくしてしまいます。
本末転倒になりますがTGのジグなどはうかつには入れられないですよ。
構えて行く時にはワイヤーも持っていくのですが今回は手持ちがありませんでした。
この食いっぷりだと特に食いが落ちたりはしないと思います。
それよりも、私の場合にはあの狭いボートの中のどこに上げようかと気になってしまいます。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月 7日 (月) 08時54分
五目漁師さんこんばんは。
手漕ぎぎボートで行けるポイントで、タチウオが釣れるんですね。
僕の出航場所からは、タチウオポイントが遠いので羨ましいです。
せっかくアタリが連発しているのに、バラシが多いと気が滅入ります。
でも、十分な釣果じゃないですか。エソは要りませんけど(笑)
バラシよりもジグのロストが痛いですね。
10号のリーダーでもスパスパいかれますかね??
サワラ用にワイヤー入りのアシストフックはありますが、ワイヤーリーダーは用意していないので。
投稿: ぐっちゃん | 2020年9月 7日 (月) 20時08分
最近は好調が続いており羨ましい限りです。
それにしても、メーターオーバーの太刀魚ですと正に釣ってよし食べて良しですので、私も早く行きたくなります。
しかし、この台風でまた状況は変わるかもですね、できればグーフーのいない秋に突入してほしいところです。
タイラバブレードも少々修正が必要のようですね、私のケプラーラインがないシングルフックブレードも次回試してみますね。
投稿: MBL | 2020年9月 7日 (月) 20時15分
ぐっちゃん、こんばんは。
東京湾側の大津では少し小型になりますが手漕ぎでタチウオが数釣れしますよ。
東伊豆ではあまり釣れる話は聞きませんが2年ほど前からずっと気になっていました。
今まで、たまたま掛かったことは何度かありましたが
今回はここには居るぞ! という感じで釣れたのが収穫ですね。
今後も楽しみになります。
ジグとリーダーの間に入れる30cm程度のワイヤーを持っていくこともあるのですが
今回は持参していませんでした。
剃刀で切るようなものですから10号でも切られると思います。
ジグもタイラバも一つくらいならコマセ分と思って諦めますが
これだけ切られるとTGなどは怖くて入れられなくなりますね。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月 7日 (月) 21時25分
MBLさん、こんばんは。
好調とまでは行きませんが自分なりの面白い釣りはできていますかね。
タチウオポイントは以前MBLさんとぐるっと回ったあのコースです。
低水温の時期には殺風景な海底でしたが今は賑やかですよ。
アジ、オオアジ、青物、ハタ、今回のタチウオ、
昨年はシイラも湧いていました。
今のところ不思議と午前中のポイントで
昼になると何もいなくなることが多いように思います。
ブレードは早速少し簡略化しましたので多分トラブルはなくなったと思います。
釣果に効果的かどうかは分かりませんが、
釣り師目線で見る限りは美しく泳いでくれますよ。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月 7日 (月) 21時38分
伊東はこんなに魚種が多いんですか。
今回だけで9目も釣られて、話に出てきた2目も加えると11目。今までに読んだ記事で1番魚の種類が多い釣行記かもしれません。しかも、かろうじて僕が知っているハナダイ、マダイ、カイワリを含まずにこの数とは驚きです(@_@)。
でも、魚種の多さと合わせて、五目さんらしい釣りが拝見できて嬉しいです。カマス向けにも効くようなブレードなら、たしかにタチウオにも面白そうですね(^o^)。
早くまた伊東に伺いたくなっちゃいました(^。^;)。
でもしばらくは遠方で修行に励みます!
良い秋にしたいですね(海はまだ夏っぽいですが)。
投稿: HEPPO | 2020年9月 8日 (火) 18時20分
HEPPOさん、こんばんは。
伊東は海底の大部分がフラットな砂地で
福浦や川奈に比べると一番魚が居そうにない海なのですが
意外と魚種が多いです。
今回はいませんでしたが普通に釣れる魚としてHEPPOさんがおっしゃる魚の他に
イトヨリ、ホウボウ、アジ、ムシガレイ、マハタ、アオハタ、オオモンハタ・・・
狙えばアマダイ、オニカサゴ、ヒラメ、各種イカ類・・・
珍しいところではイシダイやハモ、他に観賞用の魚を釣りに来る人もいますよ。
今年は特別に水温が高かったですからこれが丁半どちらに出るか
何れにしてもこれからのシーズンが楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月 8日 (火) 21時10分
おはようございます
驚きました!!!伊東の海にこれだけの魚種の多さ
また大きさにも
太刀魚やワラサ、メジマグロまで混在する海とは驚きです
ここに真鯛やカイワリまで入ると
まるで水族館の大水槽が思い浮かびます
東京湾内とは違いますね
やはり外洋は回遊する魚も多く
又伊東の地形か海流の流れかわかりませんが
不思議な海ですね
リベンジも楽しみです
投稿: 趣味人たけ | 2020年9月10日 (木) 08時04分
趣味人たけさん、こんにちは。
フラットで面白味に欠ける海だと思っていましたが
流し釣りでは範囲が広くなりますから
魚種も増えますね。
カイワリポイントでアンカーを入れて釣っているとこうは行きませんが
それでもたけさんのように底を狙ったり、中上層を狙ったり
縦方向に変化をつけると
青物や真鯛を含め結構色々な魚が釣れると思います。
コマセ釣りの場合は一度寄せてしまうとサバ、フグ対策も大変ですが
流し釣りなら逃げられる場合もありますし、有利になるでしょうね。
何れにしてもこれからのシーズンが楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月10日 (木) 11時19分
師匠こんちゃ^_^
やはりサバが好きなんですね!
こんなに素敵な写真撮ってあげるなんて( ^ω^ )
しかしタチウオは魅力ですねぇ…
湘南でもチラホラと釣れてますから
あと数年も経てばそこらから投げて釣るやつになるかもですね^_^
投稿: ガル | 2020年9月10日 (木) 22時22分
ガルさん、こんばんは。
サバは針を外すのが上手い魚です。
こうして遊んでいると手に取らなくても去って行くことが結構あるんですよ。
写真、お気に入りならプリントして差し上げますよ。
タチウオ、昨日同じところに行った方の話では反応がなかったようです。
ただ、2年ほど前からドラゴンクラスもたまに上がっていますので
まだまだ探してみるつもりです。
投稿: 五目漁師 | 2020年9月10日 (木) 23時34分