繰り返してきたボがやっと報われる
昨日(8月25日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
一昨日、もう恒例となった
(という言葉がぴったりする)
気象予報士の受験を終えたところで
ドンピシャの釣り日和。
閉じこもり中に
たまりに溜まった妄想の爆発もあるし、
例の足釣り竿掛けも試してみたいし、
色々工夫した自作タイラバの調子も
見てみたい。
暑さも一息ついたようで、
早朝は秋風さえ感じる。
寂しっ!
夏大好きの五目漁師が
昔から一番嫌いな季節だ。
先ずは、ヒラメはいないかな?
とマリンタウン側のアジポイントに向かう。
最近はとんとアジの姿を見なくなったが
海底は賑やかだ。
ベイトの群れに突っ込むように
タイラバを落とすと
ガツン!
(そうそうこの表現が良いかな、
実は本日感じたことであるが
タイラバのアタリと言えば
来た来た・・・掛かるかな?
とネクタイやスカートに触れたり、
齧ったりする前触れを感じる
ビリビリアタリと
有無を言わずガツン!
と一発で掛かる
ガツンアタリがある。
潮の加減やご機嫌の差であろうか
今日のアタリはこの後の全てが
このガツンアタリであった。)
で、上がってきたのはハナダイ(31cm)。
次の流しで、再びガツン!
グイングイングーと重みを感じる引き方に
ひょっとしてヒラメ?
とも思ったがハタ(35cm)。
ここのポイントは広くはないので
少しずつ沖に向かう。
いつもの正面(カイワリポイント)に来た時に
足漕ぎカヌーの釣り師が
たまたまタチウオを釣り上げるところを
目撃する。
やっぱり居るな。
ただあまり大きくなかったようなので
この場は取りあえず見送り
40~45mラインを流しながら
伊東港側に移動する。
もういつのことか忘れてしまっているが
魚探に自分で入れた
ポイントマークが入っているので
そこに行ってみると
突然山のようなベイトの群れだ。
過去に入れたマークも
まんざらではなさそうだ。
早速タイラバを入れて巻き巻きを始めると
ガツン!
しかし、これはバラシ。
次の一投でまた、ガツン!
きっとサバだろうな、
おや? 違うかも。
上がってきたのは化けものの様なデカアジ
(45cm)
(カメラのレンズが汚れていたらしく
この後の写真にぼかしが入りいらいらするが
隠しているわけではない。)
昔、伊東で
50cm超の大アジを釣ったことがあるが
それに次ぐ大きさだ。
アジならタイラバよりも
メタルジグの方が良さそうだ。
もう一本の竿には
例の足釣り竿掛けのお試しのために
既にFM800をセットしているので
電源コードを繋がないままで
ジグを付けて落としていく。
するとまた直ぐにガツン!
(ジグなので当たり前ではあるが)
上がってきたのは再びデカアジ。
こんなでかいアジが単独さんではなく
どうやら群れているようだ。
振り返ると先ほどのカヤック釣り師も
同じアジを上げていらっしゃる。
そして、ジグの2投目、
またしてもガツン!
しかし、今度は違う。
上がって来ない。
ハンドルを巻いてもドラグが滑るだけで
殆ど巻けない。
これは朝から大物だぞ。
仕方がないので
ポンピングで少しずつ勝負するが
歯が立たず
少し巻いたと思ったら
それ以上に引き出される。
FM800のPEは1.5号
リーダー5号なので
当然タイラバのリール以上に
ドラグは締め込んでいるが
このままでは負けてしまう
と心配した時だった。
フッ! と軽くなった。
上がってきたのは
ジグの上部辺りに
負けた証の根擦れ痕が残ったリーダーだ。
残念、この時にはワラサかブリクラスかな
と思ったが、
この後で真鯛を掛けた際に
強さの度合いは違うにしても
この時の引きと全く同じ感じがしたので
これも真鯛だったのかもしれない。
アジでも、仮にワラサでも
もうこれ以上この手の魚は要らないので
真鯛を目指して
マリンタウン側に場所移動することにする。
その前に、
例の足釣り竿掛けのお試しをやっておきたい。
でこんな風にセットする。
ふむふむ、うまくいきそうだ。
自宅の練習では左足でボタン操作をしていたが
セットしてみると右足の方がやりやすい。
それはそうと、
思っていた以上にオールを持つ手に近いので
これなら手操作でも全く問題はなさそうだ。
何れにしても今後は
流し釣りの右腕として活躍してくれそうで
心強い。
今日は魚探用のバッテリしか
持ってきていないので
後で余裕があればサバでも釣ってみよう。
さて、時々タイラバを落としながら
マリンタウン側へのポイント移動を続けるが、
9時半を回った頃からは
全くアタリが遠のいてしまう。
近頃タイラバデビューされたオヤジさんとも
途中ミーティングするが
遅れて出てこられただけに
早朝の良い時に出くわされなかったのは残念。
五目漁師はアタリが恋しくなり
再び反対側の朝のポイント
(直線距離にして1.2km)に戻ることにする。
しかし、戻ってみると
これは一体どうしたことか、
山のように盛り上がっていたあのベイトの姿は
今や皆無で
丸裸にされた背の低いこぶが
ひっそりと佇んでいるだけだ。
これではタイラバを落とす気にもならず、
折角戻って来たのに
もう一度引き返すしかない。
もちろん、面白そうな海底を見つけると
その都度タイラバを落としつつではあるが。
単独さんの真鯛の場合には
まずは狙いの深さを決めて
ベイトというよりも単独魚らしき魚影や
根らしいものを見つけると
タイラバを落としていく。
水深45m。
北東の風と
沖に向かって払い出す潮の流れの方向が
逆になっているが
丁度いい加減に道糸が斜める。
すると、ガツン!グイ~ン
超久しぶりのアタリだ。
道糸が引き出されると
朝のことがあるだけに、
逃げるなよ、バラすなよ・・・
といつも以上に心配になる。
そして、やがてひらひらと浮いてきたのは
待望の真鯛(61cm)。
やったね。
これでなんとか格好は付いたので、
あとはオヤジさんの近くで
コマセに集まっているサバを
足釣り竿掛けで実釣してみよう。
SLJジグを
五目漁師オリジナルのただ巻き(?)で
電動巻き上げしていると
穂先がピクピクと反応する。
慌てて竿を手に取ろうとしたが
竿が上手く竿掛けから外れず
サバはバラシ。
少し慣れないとね。
で、今日の釣果はこれ。
久し振りに釣ったハタをカルパッチョに。
ハナダイを焼きトマトを使ったポワレに。
次の日にアジと真鯛の刺身盛り合わせ。
電動による自動リトリーブは別として
普段の流し釣りでもこんなのがあれば便利だろうな
とずっと思っていたものがやっとできました。
荷物にはなりますが
今使っているタックルバックにはすっぽりと収まりますので
重宝しそうです。
次は、福浦の中深場で使ってみたいと思っています。
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大漁、おめでとうございます。
しかし、今回は単に大漁を喜ぶだけではなく、多くの可能性を秘めた釣行のように拝見しました。
まずは、例年にもなく余裕の気象予報士試験のようでしたが、このようにプレッシャーなく挑んだ時の方が結果が良かったりするのではないでしょうかね!
次に、この不漁の時期に、大鯛 大アジ ハタとは調子良すぎではないですか?、これはタイラバの工夫かもしれませんね、この時期にこの釣果を呼び込むのは偶然とは思えません。
更には、スノコ工夫が良かったとのことですので、今後の釣りが変わるのではないですか!、特に中深海や観音崎で活躍しそうですね。
今、正にベストシーズン前ですので、今後の釣りが楽しみですね。
投稿: MBL | 2020年8月26日 (水) 23時22分
MBLさん、こんばんは。
余裕というよりもまさに恒例行事になりましたので
今後も末永く続きますよ。
福浦はまだわかりませんがオーシャンのすのこにはうまく取り付けができましたし
心配していた竿と周囲のクリアランスも十分ですので役に立ちそうです。
本文中には書きませんでしたが、実は凄いフグの大軍を見てしまいました。
タイラバに2匹同時に掛り、周りには海水の色が変わるほど何事かと思うほどの群れが
取り巻いて水面まで上がってきました。
シーズン到来とともに彼らもやってきますね。
年々酷くなるようですね、困ったもんです。
投稿: 五目漁師 | 2020年8月27日 (木) 01時13分
流石、良い釣りですね
リーダーを切られた魚も大物の真鯛のような気がします
今の時期の真鯛はワラサと似たような強い引き方をしますね
こんな釣りを見てしまうと、やはりタイラバが気になります
週末親子を連れて葉山を予定していますが
20m前後の深さではどうでしょうか
今はサバが多そうですが、気になるのはショゴ
今年は意外といたる所で釣れています
そこでルアーは用意していますが
どうなりますか
投稿: 趣味人たけ | 2020年8月27日 (木) 17時02分
趣味人たけさん、こんばんは。
大物を逃がすと手ごたえがずっと残りますね。
姿まで確認した時には絵がずっと残ってしまいますし
どっちもどっちです。
タイラバは上手い、下手なしに誰にでも釣れる釣りという一方で
辛抱の釣りでもありますから
これがお子さんにできるかというとなかなか難しそうですね。
ルアーといっても結構小魚も掛かりますから
20m位だとエソやトラギスなども多いかもしれません。
投稿: 五目漁師 | 2020年8月27日 (木) 18時09分
こんばんは。
まずは試験対策お疲れ様でした。
難関だと聞いていますから次へのステップにも息抜きが必要ですからね。
特製ロッドホルダーは好調なようですね。
手漕ぎボートの場合は相性がとても良さそうです。私も色々ためしましたが、五目漁師さん特製ロッドホルダーのような快適さは得られませんね。今回の釣果はそれらが全て噛み合った感じですね!^_^
ブログ拝見していると狙った獲物を確実に捉えていらっしゃいますね。今回はハタにオオアジ、ハナダイ、マダイと美味しい魚ばかり。お料理もそれぞれの素材が際立ちそうなものばかりですね。
私も来月半ばあたりからは落ち着いてきますので出かけたいと思っております。
投稿: まっく | 2020年8月27日 (木) 23時04分
まっくさん、こんばんは。
ロッドホルダーは自画自賛ですが、なかなかいいものができたと思っています。
ずっと前からアンカリングの釣りならまだしも
流し釣りでボートの進行方向に対して直角に竿が出るのは
理に合わないと思っていました。
作ってみれば簡単なものですが電動リールを使う使わないは別としても効果は得られそうですよ。
9月の半ばと言えばそろそろシーズンインですね
春のシーズンが中途半端だっただけにどんなシーズンになるか楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2020年8月28日 (金) 00時01分
素晴らしい!
やはりきれいな真鯛、絵になります。
こういう釣果にあやかりた〜い。
投稿: 芋焼酎 | 2020年8月28日 (金) 18時56分
芋焼酎さん、こんばんは。
真鯛釣るならタイラバでしょっ!
ただ巻くだけでいとも簡単に真鯛、
と言いながらへんくつ者の私がやるくらいですから
真鯛に限らず狙い魚を追い求める手漕ぎボートで
最も個性が発揮できる釣りだと思っています。
それでいて、道具は簡単、餌なし、コマセなしで臭いもなし、
電車釣行の芋さんにはぴったりだと思いますがね。
投稿: 五目漁師 | 2020年8月28日 (金) 21時41分