炎天下の中深場
昨日(8月30日)は
福浦(エトーボート)に釣行。
東伊豆の今時はあっちもこっちも
サバで賑わっているようだ。
炎天下の中深場は初めてだが、
前回の伊東で
暑さが辛抱できないほどではなかったので
アカムツ欲しさに押し切られ
出掛けてみることに。
(歳をとると体の感覚が鈍くなるらしいが
昔からどちらかというと
寒いのは敬遠するが
暑いのはあまり気にしない五目漁師)
500ccのペットボトルを3本、
それに氷代わりに凍らせてきた
2リットルの真水もある。
荷物といえば、クーラーボックスの中には
他に2kの氷、
タックルボックスの中に
15Ahのバッテリーや
例の足釣り用の道具一式、
金物入れのバケツには
深場用の錘などで
今日は特別に重い。
おまけにマスクでは
いつもなら平気でこなす下り坂でさえ
ヒーヒー、ゼーゼー、フグァフグァ。
念入りにチェックして
臭っさいボートに乗り込み、
じっちゃんに頑張って!
と押し出されるころには
貴重なアクエリアスを
もう1本の半分ほども消費している。
いつもの通り、暗闇の入り江で準備し、
明るくなるのを待って沖に向かう。
快晴、無風。
涼しくはないが、
辛抱できないほどの暑さでもない。
前日に同じく福浦で深場を目指した
仲間のiさんからは
底から上まで全部サバと聞いているので
サバ野郎には細心の注意を払う。
魚探を注視しながら
フムフムこれがサバかな?
だとするとここでは難しそうだ。
ただ、落ち込みの潮裏までは回ってなさそうだし
深場に向かって少しずつサバ帯
(サバ帯か他の魚の帯なのかはわからないが)
の幅が狭くなっている。
フムフム、ここら辺りでどうだろうか。
先ずは、別注竿掛けをセットして第1投目。
ユメカサゴ(30cm)。
着底と同時に4連続で小魚ながら
オキメバルなどが掛かってくる。
極端にアタリが少なかった前回と違って
今日は魚の活性は高そうだ。
これなら狙いのアカムツも
時間の問題かもしれない。
ふと見ると、
近くで釣っておられた2馬力艇のお兄さんが
何やらあげている。
なんとキンメの3連掛かり。
ご本人は型がね~と不満そうだが
文句ないんじゃないの!
丁度その頃(8時前くらいだったかな)から
急に上潮が流れ出す。
海面は無風、釣り堀風なのに
実はボートはどんどんと熱海方面に流れている。
120号の錘を着けた道糸が
どんどんと斜めってしまう。
別注竿掛けのお陰で
仕掛けを落としていく時には
ボートを漕いで斜め度を改善できるが
さすがに釣り始めると
底どりやアワセのために
竿を手持ちしないわけにはいかない。
120号でこの深さ(180~250m)、
しかも相手が小魚では
食った瞬間を察知しないと
その後は巻き上げを開始するまで
掛かっているかどうかは分からない。
一流しと巻き上げの間に
ボートは300~400mも流されてしまう。
五目漁師は基本、ガンつけたポイントに
一流し毎に戻るようにしているが
この流れに逆らって
漕ぎ戻るのに10数分も掛かってしまう。
2馬力艇のお兄さんも流れるのは同じで
ハエーッ! とか独り言が聞こえてくるが
戻りは楽勝。
いいなーと思っていると、声を掛けられる。
メダイは要りませんか?
もうクーラーボックスに入らないし
もう1尾でかいのがいるので、
と60cmはありそうな大物を見せてくれる。
えっ! どこで釣りました?
すぐそこですよ。
鳴かず飛ばずの五目漁師は
ありがたく頂戴する。
さすがの彼も赤いのはまだらしい。
その後、やっとクロムツの
連掛けがあったものの
流れがきつくなってからは
ポイント回帰への守り一辺倒で
なかなか攻勢に回ることができず
残念ながら11時に沖上がり。
一見静かな海面にも関わらず上潮の速さに
してやられた釣りになってしまった。
で、今日の釣果はこれ。
悔しいが一番目立つメダイ(45cm)は
頂きもの。
そのメダイの半身を
バジルソースのカルパッチョに、
ユメカサゴをアクアパッツァに。
小魚の一部を天ぷらに。
クロムツは煮つけ
ユメカサゴの昆布締めを明太子で和える。
お兄さんの落ち着いた竿さばきに感心しました。
釣る人はやはり格好がいいですね。
同時にこのポイントの可能性に期待が膨らみます。
じっちゃんが今中古の2馬力を整備中とのこと、
そう言われても ? は残ります。
動力艇なら何はともあれあてになる救援艇が必須ですね。
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