皆さんと違って五目漁師は忙しい
昨日(7月13日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
梅雨とはいえこうも雨が多いのは
一体どうなっているんだ!
とお天道様に文句を言いたくなってくる。
多いだけではない、
明明後日、いや明後日には
曇りかうまくいけば晴れ間も見えそうだ
との予報が時間と共に
どんどん傘マークに塗り替えられ、
“明日はまた一日中雨” になってしまう。
なんとか雨を止めたいという
気象庁の思いも結果的には
裏切られっぱなしではないかと
気をまわしてしまうほどだ。
低気圧や普通の前線なら
何れ西から東に移動していく。
移動の速さの予測に多少の誤差はあっても
最近の予報技術は大したものだと感心している。
しかし、梅雨(停滞)前線の場合は
東西方向にはじっと留まって、
その場で南北に移動するだけなので
南北の移動位置が少し狂ってしまうと
天気ががらっと変わってしまう。
で、難しいのだろうな、
と日本列島の北側で
ゴロゴロと小さい低気圧が寄ってたかって
南側の太平洋高気圧と勝負している
天気図を見ながら
あてにならない予報にくぎ付けの五目漁師。
お仕事のある皆さんなら、
基本土日(または休日)の天気だけを
気にしておけばよい。
しかし、“私暇なんで”
いつでも釣りに行ける五目漁師は
そんなわけにはいかず、
毎日毎日、毎時毎時
休みなく予報をチェックしている。
忙しい!
今度こそはと信じていた予報が
またまた、前日になって
昼から雨に変ってしまった。
雨が嫌いな五目漁師ももう我慢ができない。
カッパ持参で出ることにする。
当初は面倒なコマセ釣りは止めて
タイラバとジギングンで
沖流しだけにしようと考えていたが、
前日の釣果からカイワリも期待できるよ
とのオヤジさんのアドバイスで
少しだけカイワリも狙ってみることにする。
予報通りいつ雨が来てもおかしくない空模様。
先ずは、
カイワリ狙いのコマセ釣りからスタートする。
すると、久しぶりの一投目マジックで
マハタの幼魚。
幸先良しと思ったものの、
次からはデカサバ。
始末が悪いことに、風も潮流もないために
ボートの下に漂っているアンカーロープに
巻きついてしまう。
5連荘のデカサバダッシュで
30分足らずで諦めて沖に向かう。
-42m、魚探に映った魚影が気になり
早速タイラバを落とす。
すると、その2回目のリトリーブだった。
手持ちの竿がいきなりガツン!
とボートのガンネル部に叩きつけられ、
一瞬ジジッとドラグが回転したが掛からず。
オーッ、何だったのだろう、びっくりした。
今日は期待できるぞと思ったが、
結果的には、
大物らしきあたりはこれが最初で最後だった。
一体あれはなんだったんだろう、
余韻を残しながら-45mラインを
マリンタウン側に向かって
ジグザグに流して行く。
さすがにこの雨続きで
伊東にしては珍しく海水が濁っている。
最初は大丈夫かなと思っていた濁りの心配も
先の一発で吹き飛んでいるが、
それ以降アタリは殆どない。
最初に掛かったのはジグにイトヨリ。
11時前になってやっとそれなりのアタリで
上がってきたのは久しぶりのオニカサゴ。
やれやれこれで一安心。
実は、この前後からサバの猛攻が
この沖流しでも始まっている。
底でもサバ、中層でもサバ、
ルアーの回収まで気が気でない
サバサバの猛攻だ。
撒き餌もしていないのに
落とせばどこでもサバって、
一体どんだけ居るの?!!
で、これは、前記事のタンチョウの舞いに引き続き
伊東らしいサバの舞い♬
ジグに掛かったサバの針外しは
テールのフックがイカリ針の場合には
特に気をつけないと自分の指を釣りかねない。
無事に外した後は
五目漁師流に憎しみを込めて
少しだけ懲らしめて帰してあげる。
今日はタイラバとジグを交互に入れているが
圧倒的にジグに掛かってくる方が多い。
特にサバは全てがジグ、
タイラバには一匹も掛かることがなかった。
昼前になると、無風、無潮流
(正確には海上のボートが流れる速さと
海底のルアーが流れる速さとの差がなくなる)
になってしまう。
これが手漕ぎボートの一番のタイラバネックで、
こうなるともう釣りにならない。
少し雨も降り始めてきたが、
コマセも殆ど使わずに余っているので
もう一度
正面沖でカイワリを狙ってみることにする。
すると、一投目マジックでカイワリの幼魚。
しかし、その後はどうしたことだろう、
これを最後にサバのアタリさえもなく
餌も全くなくならなくなってしまった。
しとしと雨、無風で
海面はフラットで波紋すらない。
いつもはもう少し、もう少しと
結局、沖上がりが最後になってしまう五目漁師も
こんな状況ではなんとなくファイトも湧かず
珍しく早あがりになってしまった。
で、今日の釣果はこれ。
疲れたので、釣った日刺身は後回しにして、
これ簡単で、飽きないうまさ。
あり合わせのものを使ったので、
サフランにパプリカにレモンと全て黄色で
見栄えは良くないが
小さい鯛が釣れた時のお薦め品だ。
そして、次の日にオニカサゴをメインにした刺身
イトヨリのエスニック蒸し
オニカサゴのカマとムシガレイの唐揚げ
ついでに、これは冷凍保存していた
伊東の魚にとっても久しぶりの天からのご馳走
真鯛やハタが飛びついてくれるのではと
期待していましたが、元気なのはサバだけでした。
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おはようございます。
以前はサバもジグにもそんなにアタックしてきませんでしたが、サイズも大きいようですし数も増えている?!のかもしれませんね。
しかし気まぐれなカイワリを釣るのは難しいですね。前の日は良くても次の日にはからっきし、なんてこともしょっちゅうですね。
獲物はお名前の通りカラフルになっていますね。海の状況が悪い中で流石でいらっしゃいますね。オニカサゴの姿作りの真ん中にあるのは胃袋ですか?教えていただいたように湯通しして食べたら美味しかったのでそれ以降は釣れたら毎回やだています。臭みのない貝のようですね。
網代に29日に網代に行くことになっていますが、コロナでダメになるかもしれません。また来ないで看板が道すがら出てくるのでしょうか。
投稿: まっく | 2020年7月16日 (木) 09時07分
まっくさん、こんにちは。
”カイワリ釣るなら伊東が一番” ですが、
今は ”サバを釣るなら伊東が一番” の方がぴったりです。
刺身の真ん中のはオニカサゴの胃袋と皮を湯通ししたものです。
胃袋はオニカサゴが一番の珍味ですが、
皮は真鯛の方がボリュームがあって美味しいです。
網代は仕立てでしょうか?
今ならイサキですね。
静岡は積極的な来ないで下さい派のようですから
船が出ることを祈ってます。
投稿: 五目漁師 | 2020年7月16日 (木) 11時33分
ここの伊東沖は五目漁師さんのミッションを達成するのに最適な場所ですねー
私たち福岡の人間が見たらよだれを垂らす鯖ですよー
ほんとにフックには気を付けないと、何度船上で切開オペをやったことか。
投稿: 飛竜丸 | 2020年7月16日 (木) 20時25分
飛竜丸さん、こんばんは。
このサバに、もうすぐ出てくるサバフグがいなければ
伊東の釣りは10倍楽しくなりますよ。
特にイカリ針は危ないですね。
イカリの2本が掛かっていると外しにくいですし
残った1本が自分の指を狙ってますからね。
投稿: 五目漁師 | 2020年7月17日 (金) 00時14分
おはようございます
毎年海の状況は変わり、期待もありますが
どうも良くない方向へ変わってきているように思いますね
サバも東京湾内では少なくなり、持ち帰る人も増えましたが
一気に群れは来ても、さっさと帰るようです
今回のサバも意外と早く消えるような気がします
問題はその後、何も釣れないのか、逆に伊東の魚が一気に戻るのか
梅雨明けを見たいです
投稿: 趣味人たけ | 2020年7月17日 (金) 07時13分
趣味人たけさん、こんにちは。
良いのか悪いのかわかりませんが
この雨続きで水温上昇が21度台で止まったままです。
伊東の海はそこそこの深場を流していると
真鯛、ハタ、ワラサ、オニカサゴ・・・
何が来ても不思議でないところが面白いです。
何れにしてもサバは居ないのが一番ですね。
大津のアジの調子が上がってきたようですので
次回はアジ+αを狙ってみようかなと思っています。
投稿: 五目漁師 | 2020年7月17日 (金) 11時07分