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2020年6月24日 (水)

五目漁師トンネルを抜ける

6月23日は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

こんな時だからどうせ記事にはしないし、
リラックス、リラックス。

と思い普段やらない釣りをやってみたり、
普段攻めないポイントを
意地になって攻めてみたり。

で、そろそろ記事も書かなきゃ
と気持ちを切り替えたのに

依然として
釣れない、魚の顔も見られない
完ボや超絶完ボが続いている。

やっと県またぎの自粛も解除されて
4か月ぶりに息子家族がやって来る。

期間中に新学期のタイミングを迎え
もう3年生になってしまった孫からは
直々に電話があり、

じいちゃんが釣ったイカが食べたい、
イカが無理なら別の魚でもいいよ。
(こいつイカの無理っぽさを
知っているようだ)

そんな一世一代の見せ場の釣りも
マルイカ一パイで終わってしまった。
Cas202785s


Cas202788s

2家族の目線が集まる中、
一人で待望のイカ刺を黙々と食べる様子は
さすがに子供らしかった。
(これじゃや分けようがないよな)

もう、ボの付く釣りはごめんだ。

行先は伊東に決めたものの
いつでも出動できる五目漁師だけに
日取り(天気)には慎重になる。

しかし二転三転する予報の中で、
もう待ちきれず
「もし朝雨が降っていたら止めにします。」
とおことわりしながら予約を入れる。

雨じゃなかったら自分も出るよ、とのお返事。

そして翌朝。
Dsxp205332s

思っていたよりかは空は明るい。
なんとか一日もって欲しい。

今の伊東はサバサバサバと聞いてはいるが
先ずは正面沖でカイワリを狙ってみよう。

市販のサビキ仕掛けの
先っちょのスナップサルカンを切って
先針だけに餌を付けて
天秤吹き流しサビキでスタートする。

しかしこの作戦は失敗。

一発でサバに巻き付かれて
わけのわからなくなった
サビキ仕掛けが上がってくる。

あったりまえだわな。

そこでいつもの2本針
2.5mの吹き流し仕掛けに変える。

サバ以外に先ず上がってきたのはイトヨリ。

そして、3本針ウイリー仕掛けに変えて
待望のカイワリ、
Dsxp205335s

型の良いイトヨリ(40cm)、
Dsxp205336s

そして3匹目のイトヨリ。

こう書くとまるで順調のようだが
実はサバサバサバサバ、イトヨリ、
サバサバサバ、カイワリ、サバサバサバ・・・
のサバ祭りで、
仕掛けが底に着くまでに
サバが掛かってしまうことも多い。

ただ、魚探を見ていると
どうやらこれがサバの魚影のようだ。
Dsxp205338s

こいつがいない隙間を狙って仕掛けを落とすと
ある程度サバが避けられることがわかってきた。

そして、カイワリ、サバサバ、
カイワリ、サバ、ハナダイ、サバサバ・・・
といった具合に改善する。

この調子ならなんとかなるかもしれない。
そこで、あとから出て来られるオヤジさんに
コマセ(2k)の追加をお願いする。

やがてやって来られたオヤジさんから
そのコマセを受け取り、
同時に、これでも飲んで元気をつけてよ!
と冷え冷えのエスカップをいただく。

既にサバ天国の様子をご承知のオヤジさんは
少し岸側に戻ってコアジを釣って
泳がせ作戦のようだ。

五目漁師は早速元気づけのエスカップで
喉を潤す。

すると、果たしてこれが効いたのか
皮肉にもサバが一層元気になり始め、
もう手が付けられない。

とうとう諦めて
タイラバとジギングで沖に出ることにする。

さすがに45mを越えると平和だ。
サバはもちろん、この時期はフグも居ない。

ただ、いつもなら遊んでくれる
イトヨリやホウボウ、ハタやカサゴ類も
だんまりを決め込んだかのように
静まり返っている。

数日前にも現れたというイルカのせいだろうか。
あるいは昨日の荒れ模様で
水温が少し下がったせいだろうか。
(21.5℃程度)

いつものように少しボートを漕いで
3回目のリトリーブを終え
次の一漕ぎに移ろうとしたタイラバの回収中に
やっと本日初めてのアタリ。

半分以上も巻き上げていたので
水深は20~30m程度の中層だった。

おやっ?こんなところで。
こういうアタリはフグなんだよな
と思った矢先だった。

ガッツンガッツンと穂先を叩いた後に
ジージリジリといきなり硬めのドラグが出だす。
おおっ!これはひょっとしたら鯛かも。

慌てて態勢を船べり側に入れ替え、
しばしのやり取りの後、濁り気味の海中に
ひらひらと白い魚影が見えくる。

鯛だ。(59cm)
Dsxp205346s

どうやら下から追ってきた鯛が
急にスピードを上げて逃げ去る餌に
たまらなくなって飛びついたようだ。

やったね。
やはり鯛は雌の方が綺麗で
見るからに美味しそうだ。

そして時間をおいて、2度目のアタリ。

どうも五目漁師は
フグ恐怖症にかかっているようだ。

今度こそフグに違いない
→いや、ひょっとして鯛?
→これは鯛に違いない
と期待が変っていく中、
上がってきたのは驚きのレンコダイ。
Dsxp205349s

レンコダイと言えば
アマダイ釣りの外道の代表選手。

普通は20cm、
型が良くても25cm程度であるが
この大きさ(33cm)とボリュームにびっくりする。

その後は、折角追加したコマセも
使わないまま残っているので
カイワリポイントに戻る。

しかし、これが酷い。

魚探で注意しながら仕掛けを落としても
3、4回に一度しか中層突破できない。

しかもやっと突破しても底にもサバ、
更にビシからこぼれるコマセを追って
海面近くまで浮いてきているので
うかつに餌付けもできないほどだ。

さすがのオヤジさんもあきれ果てた様子で
沖に戻った方がいいよと勧めてくれるので
再び沖に向かう。

そこでは一度フグか鯛かの途中バラシがあったが
基本沖は沖で、極めて魚信は少ない日だった。

一面ではなかったので影響はないと思うが
カイワリポイントの直ぐ沖側にはこんな赤潮も。
Dsxp205351s

で、今日の釣果はこれ。
Cas202796s


真鯛とレンコダイ、イトヨリ1尾はタイラバ、
その他はサバの猛攻をかいくぐってのコマセ釣り

正面沖にはカイワリもハナダイもイトヨリもいる
サバさえ交せばチャンスはありそうだ。

因みにオヤジさんは
40cmのマアジも上げておられた。

そうそう、実は折角カイワリやハナダイ、
マダイが掛かっているのに
またサバかとか、
どうせでっかいフグだろう
と思ってしまうマイナス思考(五目漁師)では
折角掛かった魚とのやり取りの楽しみを
失ってしまう。

これはでっかいカイワリかな、
これはハナダイに違いない
と途中まででも信じて上げてくる
プラス思考の方が今はお徳のような気がする。

がっかりを避けるか
つかのまの楽しみをとるか
何れにしても行きつくところは
サバ野郎に違いはないが。

さて、塩焼きにしたいレンコダイだったが
大き過ぎるので
カイワリ、イトヨリと一緒に釣った日刺身に。
Cas202815s

次の日の夕食に、よく似た感じだが
カイワリとレンコダイ
そして大真鯛の刺身が想像以上に甘くて美味い。
Cas202824s

サイズだけではない、
ボリュームのある40cmのイトヨリを
なんとか姿のままで食べたい。
フライパンでは
半分に切らないとソテーできないし、
と悩んでいると
ヨメサンがのホットプレートを使ったら!と提案

で、ガーリックソテー・トマトバジルソース

これはが大当たり
スペースは十分だし、焼けた後でも保温状態で
熱熱がいただけるのが気に入った。

Cas202836s

これなら家族が集まった時に
50cmの真鯛でもそのまんまソテーできそうだ




やっと、ボの一文字がない釣りができました。
しかし、船べりで暴れるあのサバを掴むと
老人とはいえ日焼けした男の腕がイイーッと
歯ぎしりしながら振るえます。

あとは天高く上がってもらうか
海面に叩きつけるかしかありません。
おっと、冷静に!
次は様子次第ですがアジが釣れそうなら
サバのお持ち帰りもありの大津ですかね。

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コメント

おはようございます。

良い方の綺麗なタイですね!
先だって伊東に行っていわゆる超完ボの際に欲しくてたまらなかったターゲットです。海の状況は私の行った時よりも尚酷いようですので本当に凄いなぁ、と関心するばかりです。

餌でもサバを避けてカイワリや最近の伊東では珍しい?大きなイトヨリを上げていらっしゃるのも素晴らしいですね。

梅雨時期でこれから出かけられるタイミングも少ないかもしれませんがすぐに出かけたくなりました!

お疲れ様でした。

私の行った時は、サバは全部で30は行かなかったと思います(8本確保)。
ますます酷くなってますね?

私は次に伊東に行く時は手前でマルイカ、沖でカサゴをやってみようと思います。

コマセは要りません(笑)。

まっくさん、こんにちは。

真鯛の雄雌の釣り分けは難しそうですが
あの汚れっぽい雄の色は婚姻色と言われています。
まっくさんが好きな雌が喜ぶ顔つきらしですよ。
雄の方が幅広でさすがに引きも強い感じはしています。

サバが避けられるかどうかは程度の問題で
後半の勢にはもう打つ手なし、お手上げでした。
あれが真鯛だったらやはり嫌がられるんでしょうかね?
なんで君たちはサバなんだといつも思います。

腰痛持ちさん、こんにちは。

実はサバサバが承知の伊東釣行に際しては
先日の腰痛さんのカイワリ4尾が元気付けになっていました。
上手くやれば釣れるんだと。

全半3尾釣ったところでこれはいけそうだと思ったのですが
後半はお手上げでした。
それでも魚探の絵が多少なりとも役に立つことは分かりました。
但し、隙間があることが前提ですね。

沖でカサゴ、ハタを期待したのですがこの日はだんまりでした。

こんにちは
良い釣りでしたね
やはり、真鯛は釣っても、料理しても絵になりますね
数はいりませんが、この一匹がいつも欲しいです
黒鯛は釣って楽しいですが、食となると、我が家では誰も手を出しません
鍋にしても、赤と黒の違いは大きく、黒では映えません
春の乗っ込みは中途半端で、秋に期待ですね
只、大津や観音崎は夏場に良い型が上がる事もあるので
少し期待しています
サバは遠慮しますが、今年の青物はどんなものだか
沖合には群れているようですが、近場まで来るのか心配です
心配と言えばコロナも同じですが
これは沖合へ出て行ってほしいですね

貧家脱出おめでとさんです^^
大鯛の美味しさが想像以上って至福ですね~
五目漁師さんらしい華やかな盛り合わせ ウーバーでしたっけ?
埼玉の山奥まで即日配達をお願いしたいです (^^♪

趣味人たけさん、こんばんは。

私は久しくクロダイとの縁がありませんが
雑食性の魚だけに胃袋が汚れているのがいつも気になりました。

そういえば、今年の伊東はコロナまでは順調でしたが
外出等の自粛辺りか姿が消えてしまいました。
この真鯛はオーシャン釣具では久しぶりだったようです。

今はいるのかもしれませんがとにかくサバサバでロングハリスなどは
出せたものではない状況になっています。

この後はシイラやソーダが続きますからやはり秋、
いや、秋にはフグ
欲しい魚はなかなか難しいです。

マリン・ブルー さん、こんばんは。

ハハハッ、お陰さまで貧果はなんとか脱出できましたが
貧家は続いていますよ。

もう少し近いと、刺身盛りお持ちしますので
シャキシャキの新鮮な野菜と交換したいです。

コロナで宅配が重宝されるようになりましたから
更なる工夫で距離感が短くなるといいですね。

記事を拝見していたら、すっかり心が伊東に飛んでしまいました。

でもしばらくはお預けです。せっかくご紹介いただいたオヤジさんにも当分お会いできないのが残念です。

赤い花々が咲いたような釣果ですね!真鯛の大輪がひときわ鮮やかです。この裏に無数のサバサバした影が潜んでいるんですね(^-^;)。

次回は大津ですか!
記事でまた心が飛べそうです。楽しみにしてます(^O^)。

僕の方は明後日の日曜に出られるかどうか予報を見ながらヤキモキしています。明日の予報状況次第ですね。

HEPPOさん、こんばんは。

やっと伊東や更には福浦でご一緒できると思っていたのに
本当に残念です。
というか、しばしのお預けですから待ってますよ。

今年は本格的なカイワリシーズンがコロナのせいで、
私にとっては中途半端に終わってしまいました。
水温も当初は例年よりも高かったのですが3月に入ってからは悪天候続き。
真鯛の乗っ込み時期には水温が逆転してしまったせいか
こちらの方も盛り上がりに欠けてしまったようです。

さて、九州の人には私の釣りは数はあるがサイズが小さいと言われています。
HEPPOさんの福岡の海のレポートが楽しみです。
遠慮せずにでかいのをあげて下さい。

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