止めどなく貧果が続く
昨日(6月16日)は福浦に釣行。
実は、福浦行は先の12日、13日を予定していたが
風雨のために断念している。
昨年こんないい釣りをしたのは
丁度今頃の6月26日だった。
あれ以来、何度か同じポイントで
サバタンやタイラバを落としてみるが反応はない
ただ、いつもここに来ると
魚探の画面は賑やかになるので
魚の集まる場所であることは確かなようだ。
同じ深場でも
比較的平らな海底を
広範囲に流すアマダイ釣りと違って、
ここはポイントが狭く結構凸凹で
海藻の根などが点在するために
サバタン流しにしてもタイラバにしても
他力本願のボートの流れが決め手になる。
深くて中層で道糸が弛むために
得意のボートコントロールも
なかなかうまくいかない。
そこで今回は無い知恵を絞って
せめてあの時の潮回りと同じ時に行ってみよう
と予定したのが先の予定日であった。
あと、2週間待ってみようか
とも思っていたところに
千葉に住む孫からの電話。
コロナ禍の外出自粛も
少し穏やかになって来たので
(これは本人の弁ではないが)
次の休みに遊びに行くよ!
じいちゃんイカを釣っておいてよっ! だった。
釣ってきた魚のツルツルの目玉をつついたり
ホウボウの羽を広げたりするのが
好きなことは知っていたが、
イカの注文にはドキッとする。
今のシーズンならまだアオリイカも行けそうだが
あれをやる時には1日を覚悟しないといけないし
ムギイカは終わったようだし、
マルイカかな?
で既に車に積んでいた
サバタン流しとタイラバの道具に
スッテとエギシャクリの道具を加え
今回の釣行になった。
真っ当な釣りではなかったが、
福浦の前回と前々回の釣りでは
遊漁船の真似をしてムギイカ狙いをやってみたが
それぞれ3杯と超絶完ボに終わった。
こんな海を漕いでいると今日こそは行けそうだ。
(5時半)
朝が早い福浦行では
途中で買うことができないために
いつも自宅の冷蔵庫で作った氷を持っていくが、
これでは足らないかも、
いや昼あがりなのでなんとかなるかな?
今日は火曜日なので青木釣具は閉まっているし、
帰りのコンビニで補給しよう
と とらぬ狸を繰り返しながら
先ずは沖の自称カサゴポイントを目指す。
1投目、アタリこそないが
心配していたボートの流れは問題なさそうだ。
2投目、小さいカサゴ、
3投目オニではなさそうだが
そこそこのカサゴかな?
と思ったらなんとこれは想定外のイネゴチ。
こんなところで珍しい。
で、少し期待したが後は続かない。
ふと、海面を見て犯人はこれかな
と言い訳材料に気付く。
赤潮の残骸だろうか
海中にはもやもやとしたゴミが漂っているし、
海面は糞尿のような膜が覆っている。
これじゃ底まで光が入らないはずだ。
潮の流れが変わるのを待とう。
で、一旦いつもの浅場(-40~-70m)に戻る。
そこで先ずはマルイカ狙いのスッテを出してみる
竿が短いのでスーッというよりも
ポコポコと叩いてみたり
シャクリ上げて止めてみたりするが
なんの反応もない。
周りを見てもそんな釣りをやっている様子はない。
皆さん孫に頼まれたかどうかは知らないが
居ないんだわな!
直ぐに諦めて、今度はタイラバを始める。
こいつなら今の不調脱出を
何とか助けてくれそうだ。
長年設置されていた高浦の定置網が撤去されたが
その辺りに
いくつかのボートや遊漁船が集まっている。
そりゃそうだ、
魚が入らないので撤去されたとはいえ
集まりたい心理は分かる。
でもな、・・・
きっと撤去後のロープなどが
海底に散在しているだろうから
タイラバはやばそうだ。
五目漁師は遠巻きに眺めながら
その沖を三つ石方面に流す。
しかし、少し沖目に出ると
例の濁りと汚れが目立ってくる。
駄目だ。
もう10時になってしまったので
そろそろカサゴかマルイカかの判断を迫られる。
結果、未練がましくタイラバを落としながら
早朝のカサゴポイントに戻ることにする。
このころから少しずつ南風が強まって来たので
タイラバを落としては北に流され、
漕ぎ戻ってはまた流されてで
なかなかカサゴポイントには到着しない。
どうやらそこに気持ちが向いていないのは
自分で分かっている。
チンタラと1時間ほどもかけて
漸くカサゴポイントに到着する。
だがしかし、朝の汚濁は多少は収まったようだが
今度は風が結構きつい。
仕掛けが着底した頃には、もう道糸が
海面に対して30度くらいまで傾いている。
これでは怖くて流せないし、
40号の錘では流せば流すほど斜めって来る。
なんとか2、3度落としてみたものの
反応もないので直ぐに諦めて
あてもなく正面の定置網側に戻る。
困り果てて、虚ろにタイラバをやりつつ、
一層のこと定置の内側
(もちろん定置網の中で魚の横取りではなく、
定置の岸側)に入って
もう一度マルイカを狙ってみよう。
今度はスッテではなく
エギシャクリをやってみよう。
少し深いが
これならアオリも掛かってくれるかもしれない。
時間はあと30分しかないので
先に他の道具を片付けて正に最後のあがきだ。
沖と違って浅いし、風も弱いので
逆に丁度いい感じでボートは流れる。
しかも不思議と嫌な糞尿の膜もない。
期待薄の4回目の流しだった。
ガツン!ではなくカツン、 おや?くらいの感じで
どうやらイカが乗ったようだ。
居るではないか、イカ君。
いやいやカサゴは悔しいが
これで孫には取りあえず顔向けができる。
で、イカは大切に冷凍庫に、
貧果の中からカナガシラの唐揚げ
イネゴチは半身を洗いに。
参りました。
コロナで身に付いたサボり癖。
今回も記事は止めようかなと思っていたのですが
自分記録、釣れない時も書いておかないとなって感じです。
なんとか、貧果続きを断ち切りたいのですが
次も大穴狙いのオオモリボートにするか
アジが来てくれれば手堅い大津にするか
タイミング次第ですね。
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全然ダメとのことでしたので、てっきり無かったことにするのかな?っと思いきや、ちゃんと新しい記事がアップさらていました。五目さん、流石!っと思いきや、まーまー釣られているではないですか!
今日、私は久しぶりの観音崎でしたが、金アジに嫌われ全くでした。その後、やっと30オーバーの金アジが釣れ、ホッとした直後に手元でポチャン。私にはコマセの同調は難しいようです。今年はイルカや赤潮など悪条件も加わってきていますが、今日の観音崎は毎回ハリスに赤いべとべと(たぶんクラゲの触手?)が付きこれまた最悪でした。トンネルの出口が見えませんね。
投稿: MBL | 2020年6月17日 (水) 17時39分
MBLさん、お疲れさんでした。
観音崎も釣れる時にはアジがバカスカ釣れていますが
タイミング次第のようで難しいですね。
本文中にも書きましたが金曜日に魚が欲しいので明日大津に行こうかと思い、
先ほど電話で本日の釣果をお聞きしたところ
昨日から出始めた赤クラゲで今日も良くなかったと、
結局明日は止めることにしました。
伊東ではまたイルカが現れたようですし
サバにフグにクラゲと釣りの邪魔をする輩は多いですね。
こんな時にはルアーで沖流しが良いかもしれません。
アジは期待できませんが。
投稿: 五目漁師 | 2020年6月17日 (水) 18時29分
お孫さんが希望するイカが釣れたのが何より一番じゃないですか^^
イネゴチ って初めて知りました 洗いにしたって事は身が硬いのですね
また写真で酒が飲めます (笑)
投稿: マリン・ブルー | 2020年6月18日 (木) 09時59分
マリン・ブルーさん、こんにちは。
そうですね。こんなちっちゃいイカでもあるとないでは大違い。
随分気が楽になりました。 どう料理しますかね。
イネゴチも同じだと思いますが、
マゴチのコリコリ感は本当は生きたまま持ち帰り
〆た直後の硬直状態で冷やして食するのが一番のようです。
今回の場合はコリコリ感の名残を感じる程度でしたよ。
投稿: 五目漁師 | 2020年6月18日 (木) 12時40分
おはようございます
釣りとは不思議な遊びですね
毎回、同じ場所で釣りをしても、水温や波の高さも違い
今回のようにゴミが流れたり、時にはアカクラゲが発生し
釣りにならない事も
そんなことで、釣果も釣れたり釣れなかったり
また、期待していなかった大物が飛びついたりして興奮することも
その反対では、ヒラメと想い上げてくるとエイだったり
なにが起きるかわからないのが釣りだから飽きないのですね
明日は親子連れと従妹を連れて大津です
期待する魚もなく、子供にサバでも釣らせる予定
私は浮き釣り、一緒にサバ釣はしたくないのですがサバでしょうね
投稿: 趣味人たけ | 2020年6月20日 (土) 08時04分
趣味人たけさん、こんにちは。
おっしゃる通りですね。
釣れた時にはこれで分かったような気になりますが、
所詮魚のご機嫌はうかがい知れないです。
興奮したり、呆れたり、
熟練者の目の前でビギナーズラックとか
これでこそ興味が尽きないですね。
明日は天気も良さそうです。
クラゲが出たりしてここ数日は大津も不調と聞いていますが
釣り好きのお子さんなら邪魔ものは吹き飛ばしてくれそうです。
良い釣りをして下さい。
投稿: 五目漁師 | 2020年6月20日 (土) 10時35分
おはようございます。
タイトルから厳しい1日でらっしゃるかと思っておりましたが、ターゲットを捕らえ、珍しくて美味しそうなゲストもしっかりキャッチされているのですね。
赤潮の影響であれば良いのですが、アマダイやオニカサゴはどこに行ったのでしょうかね。以前は大なり小なり多少はあれど釣れる!という期待が持てたのですが最近は厳しい感じがします。
福浦は情報が少ないので大変参考になります。ありがとうございます。
投稿: | 2020年6月25日 (木) 07時15分