久し振りの大津、作戦は失敗
昨日(6月29日)は大津(石田丸)に釣行。
前日まで福浦のカサゴ狙いと
大津のアジ釣りを迷ったが、
クラゲや濁りで絶不調だったアジが
そろそろ復帰してきたようなので大津にする。
実は大津なら都合の良い作戦を実行しようと
行きたいと言っていた東京の弟を誘う。
しかし、用事があるので今回は止めておくと
断られてしまった。
アジは20もいたら十分なので
弟を案内して先が見えたところで
五目漁師はジギングでヒラメや真鯛を狙う。
20に足らない分は弟からせしめようという
魂胆だったのに。
さて、久しぶりの石田丸。
お店のトレードマークだった黄色の建物が
紺色に変っていた。
素晴らしい釣り日和なのに
平日なのでボートは6、7ハイだ。
作戦に失敗した五目漁師は
自力で先ずは20匹を目指して
ガレバの更に北側まで漕ぐ。
女将さんには岸寄りが釣れていますよと
聞いたが、
シャクリ上げると道糸のリーダーが
直ぐに見えてくるような浅場では
どうも釣る気にはなれない。
皆さん同じような考えなのかどうかは
分からないが、
他店のボートも含めて多くのボートが
五目漁師よりも少し南側の
ガレバ周辺に集まっている。
魚探にはほとんど魚影がないが、
撒き餌をすればよって来るんだろうな
と期待しつつウイリー仕掛けを入れる。
確かに何やら海底は賑やかになったものの
アジではなさそうだ。
1時間半ほど粘ってみたが
小さいカサゴやフグに遊ばれただけ。
駄目だ、移動しよう。
少し離れているので
ガレバ周辺に集まっているボートの様子は
わからないが
取りあえず様子を伺ってみよう。
駄目そうなら岸寄りも仕方がないと思いつつ、
釣れてますか? とお伺いすると。
今、タチウオが泳がせで上がったところですよ。
アジはどうですか?
中途半端なサイズですが釣れますよ。
(釣れてみて分かったが、
料理するにはもう少し大きい方がよいし、
泳がせ用にはもう少し小さい方がよい
という意味だったようだ。)
なら、やってみよう。
そのボートの少し南側にアンカーを入れて
釣り始める。
なるほど、たまにではあるがアジが釣れてくる。
しかし、それも1時間ほどすると
全く釣れなくなる。
底に落とせばお帰り頂くサイズのカサゴ、
少し浮かせばフグ、
たまにいい引きと思うとサバ。
こんな調子では20匹は夢のまた夢。
ルアーの流し釣りは諦めざるを得ない。
昼を過ぎた時点でアジはやっと7、8匹、
40cmを越える大サバが3匹。
そして、こんなところで珍しくキスが2匹。
唯一釣れた18cmほどのアジは
早速泳がせてみたが反応はなし。
天気はいいんだがなー、諦めムードの中、
1時前になって
ようやく魚探にアジらしき反応が入る。
すると、現金なものでアジの入れ食いが始まる。
それから2時40分まで、
途中お休みタイムもあったが
気分よく釣らせていただいた。
周りのボートは、結構暇そうにしていたので
これもひょっとしたら
五目漁師のボートの下だけ
だったのかもしれない。
女将さんの話では
武山に向かった人は
8時から釣れ始めたらしいですよとのこと、
一方岸寄りは調子がよくなかったようだ。
慣れていない場所での釣りは
機転が利かせられず難しい。
で、今日の釣果はこれ。
アジは泳がせた1匹を除いて22~24cm、
サバは40~42cm。
五目漁師の釣果には
避けても釣れてしまう天敵サバが
入ることはないが、
大津のサバなら仲間入り。
で、今日の釣った日刺身はアジの5点盛。
脂もノリノリでさすがに大津のアジは美味しい。
から揚げ。
こうして中骨まで切れ目を入れておくと
中まで熱が通るし
切れ目単位で身がとれるので食べやすい。
次の日の昼飯にサバの味噌煮。
夕食にアジの押しずし。
見栄えは悪いが
丸一日酢の出汁に付けた苦労の寿司。
キスと言えば天ぷら、
それに小さいカサゴとついでにアジを加える。
アジと白髪ねぎのコチジャン和え。
刺身に飽きたらこんなものも良い。
因みに、福浦に行っていたらどうだっただろう。
これは福浦に行かれた腰痛持ちさんの釣果。
久しぶりにアマダイの大漁。型も揃っている。
ただ、五目漁師が行っていたら
サバタンとジギングで
カサゴ狙いの予定だったので
またボだったかも。
アジ釣りも面白いですね。
少し場所を移動するだけでこれだけ変わるとは
思いませんでした。
願わくばもう少し早めに釣れてくれればよかったのですが、
中には諦めて帰った人もいました。
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コメント
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お疲れ様でした
今の大津でこの釣果は流石です
アジも居ない訳では無く、ピンポイントのような群れで
ちょっと離れてはまったく釣れず、釣果は分かれますね
前回私たちは、大津一面に広がる、カニのプランクトンのような
始めてみる光景に驚き、またアジもサバもオキアミエサなど見向きもせず
一潮で変わるもんだと思いましたね
しかし、何か青物もヒラメもいる雰囲気は無く
ポイントもわかりません
そんなことで、後一週間待ち、早い梅雨明けにでも行く予定です
今年は何か面白みのない海が続きますね
梅雨明けに期待です
投稿: 趣味人たけ | 2020年7月 1日 (水) 16時42分
趣味人たけさん、こんばんは。
慣れていないものにとって海苔棚のない大津は
ただただ広く、釣れないとどうしていいのかわからないですね。
石田丸の大将が今のアジはいつどこに回って来るかわからないから
ポイントに入ったらじっとしている方がいいよ、とも言ってました。
私がやっと釣れ始めたころも周囲のボートは依然として暇そうでしたから
群れはそんなに大きくはないようですし、じっとはしていないですね。
運も良かったようです。
これから2か月くらいはターゲットがさだまらない難しい時期ですね。
その中でも楽しませてくれるのは大津のアジやタチウオ、
あとは深場の魚でしょうか。
投稿: 五目漁師 | 2020年7月 1日 (水) 19時37分
五目漁師さん、こんにちは。
大津はアジで福浦は甘鯛ですか。釣り物も賑やかでいいですね。
これから暑くなると釣れる魚の種類が激減しませんか?
仕掛けの投入や巻き上げにやたら時間がかかる深海魚か、回遊に出くわした場合のソウダやシイラ…。
あっという間に7月になってしまい、出航場所も限られる中で、
どんな釣りをするか、悩んでいるところです。
そのサイズがそれだけ釣れるなら、アジもいいですね。
穏やかな日を選んで東京湾を横断しましょうかね。
とはいえ、僕の実力では五目漁師さんの5分の1がいいところでしょうが。
投稿: ぐっちゃん | 2020年7月 1日 (水) 21時36分
ぐっちゃん、こんばんは。
大津のアジ、福浦のアマダイ、それに伊東のカイワリは
これらの魚があってこその釣り場と言えますね。
オン、オフシーズンはありますが一年を通してターゲットになります。
これを邪魔するサバにソーダにフグなどを如何に交わすか
交せないと見たら、代わりに何を狙うか
こんなところが釣り師の腕の見せ所でしょうか。
世の中では新しい生活様式が言われています。
ぐっちゃんもこの際、新しいフィッシング様式を取り入れて
思い切ってロングクルージングの釣りなどどうでしょうか。
三浦半島や東伊豆の釣りならご案内しますよ。
投稿: 五目漁師 | 2020年7月 1日 (水) 23時40分
大津に心が飛べました。
ありがとうございます!(^。^)
苦労させられて、終盤で急に釣れだすアジを、僕はツンデレアジと呼んでます。
同じアジでも何か心が踊らされて、当日の満足感だけ高まってしまうヤラレパターンですね(笑
僕は日曜日にやっと福岡初出撃したんですが、一投目から鈴なりのコアジで、デレデレアジでした。同じアジでも満足感が低いです(笑
コアジが釣れたのに、泳がせが不発で残念でした。九州一発めの釣りとしては平和過ぎました(^_^;)。
しかし、腰痛さんの釣果は爆発されてますね(@_@)
唐揚げに添えられている名はニンジンの葉ですか?僕も一人暮らしでニンジンの葉を愛でているところです。早く良い魚のお皿に添えたいです(^-^)。
投稿: HEPPO | 2020年7月 2日 (木) 09時09分
お疲れ様でした。
大津は、まさに石田丸の大将の仰る通りの状況です。
ポツポツ釣れる場所なら、いつか入れ食いになると思って粘るしか無いです。
福浦は私の他に若い衆4人組が2つのボートに分かれてジギングをやったみたいですが、じっちゃんによるとサバとマヒマヒを釣って喜んで帰ったと言ってました。
私も上げる途中でサバが10本位は釣れたので、何かサバ対策をしないといけない状況です。
投稿: 腰痛持ち | 2020年7月 2日 (木) 10時00分
HEPPOさん、こんにちは。
福岡での初釣行、やはり実際に海に出ると
様子がよくわかりますね。
コアジは正に波止場の朝夕の時合いに釣れるアジですが
魚影があれだけ濃いと釣り方によっては今後が楽しみです。
ヒラメやコチなどのハモノ、クロダイ、
水が冷たい季節にはグレやシマダイなども湧くかもしれません。
唐揚げに添えているのはタイムという匂いがいいハーブです。
私が面倒を見ているわけではありませんが
鉢植えでもどんどん増えますし冬も越しますのでお勧めですよ。
投稿: 五目漁師 | 2020年7月 2日 (木) 11時47分
腰痛持ちさん、こんにちは。
午前中のガレバには遊漁船も入れ替わり入っていましたが
釣れている様子はなかったです。
伊東と違ってサバやフグの邪魔が限界内ですからまだ辛抱できました。
福浦も最近はルアーが多くなりましたね。
アマダイ組にとってはいい傾向だと思います。
そういう私もアマダイ狙いからは遠ざかっていますが
このサイズならやってみたくなります。
投稿: 五目漁師 | 2020年7月 2日 (木) 12時00分
最近、すっかり漁師と化しているAPです(^_^;)
やっぱり楽しそうですボート釣り。
ただ、私がやると鯵ではなくてイシモチ、キス、カサゴになるので、同じ釣果にはなららないんですよね(^-^;
船の船長もまるまつ丸以外は、こんなにってませんから。
素晴らしいです。
福浦も良いですね。
行きたくなって来ました(^_^)
投稿: AP | 2020年7月 3日 (金) 23時30分
APさん、こんばんは。
そうですね、私にしてみれば遊漁船は釣りの楽しみを半分以上は
いやもっと多くの部分を船長に委ねてしまっています。
船長は別に楽しんではいないと思いますが。
APさんは既にアジ釣り師になられたと思っていましたが、
大津ならイシモチやカサゴよりもやはりアジがお値打ちですし
釣っても楽しいですね。
福浦は私は完ボが続いています。
結構沖の中深場まで行く人もいらっしゃるようで
アカムツの話もチラホラと聞きますよ。
投稿: 五目漁師 | 2020年7月 4日 (土) 02時04分
おはようございます。
アジ狙いでの釣行はしばらくしてないのですが、見るからに美味しそうなアジですね。料理のお写真も相まって行きたくなりました。
しかし行けば釣れるという感じではなさそうですね。そこが船頭さんに取られたくない楽しみの部分なのでしょうね。お魚さんの居場所探し。
沢山釣らせてくれる船頭さんのところだと飽きるでしょう。全然釣れない船頭さんのトコはつまらないでしょう。結果どちらにも行かなくなるのかと。遊漁船の釣りも楽しいですしたまには行きますが、直ぐにまた次回も同じところに行きたい!とはならないんですよね。というか遊漁船で自力で行けるようなところなら遊漁船使わないでも良いのではないかと。
前回のしかけ作成のところからも五目漁師さんが釣りを楽しむ為の貪欲さにはインスパイアされています。あ、食味に対してもですね。^_^
投稿: まっく | 2020年7月 6日 (月) 09時18分
まっくさん、こんにちは。
大津のアジは美味しいですし、しかも今が旬です。
脂がのってとろ甘ですよ。
しかもアジはレシピも多くていいですね。
居れば釣れるアジ、そのアジの居場所が
こんなセンシティブだとは思っていませんでした。
遊漁船も近くをうろうろしていましたが
動きが早いですね。 お客が気になるのでしょう。
魚探は魚探しにはあまり使いませんが
少しアジの絵がわかってきました。
投稿: 五目漁師 | 2020年7月 6日 (月) 14時55分