フォト
無料ブログはココログ

« 1投目マジックはいきなり間抜け顔 | トップページ | まだまだ静かな福浦の海 »

2020年4月10日 (金)

集活-その2(カイワリ自慢)

 

 

五目漁師の釣りは誰がどう見たって
不要不急の代表選手だろう。

しかし、車で一人で行って
風通し満点の大海原でぽつんと一人で釣って
一人でさみしく弁当をほおばって
時にはぼそぼそと一人でしゃべって
帰ってくる。

手漕ぎボート釣りは
今言われている3密とは一番無縁な
行動パターンでもある。

それでも
コンビニでお茶を買うこともあるだろう
釣り具屋で餌を買ったり
ボート屋のオヤジさんと挨拶も交わす。

それくらいと言ってしまえば
元も子もないことくらいは分かっている。

一方で人々の活動が止まってしまえば、
今でこそ余って困っているという
肉も、生花も次にはなくなってしまう
人々が集まり楽しむ飲み屋も、クラブも
やがて廃墟になってしまう。

今は豊かな世の中に少なからずあった
生産や生活の余力を食いつぶして
先ずはウイルスの鼠算的蔓延を
くい止める方向に舵が切られた状況
と言える。

ノー天気な五目漁師も正直
釣りはどうしようかと迷っている。

さて、予想もしなかったこんな時世、
先に予定した集活宣言のタイミングは
手持ち無沙汰になりかねない状況下では
非常に良かったと思っている。

で、今回はカイワリ自慢でもやってみよう。

例年、1月に入ると
カイワリの釣り期は一旦は終わり、
水温が上がり始める3月末くらいまでは
お休み期間に入っていた。

しかし、今シーズンは気まぐれではあったが
冬の間もずっと釣れ続いた。

カイワリの気まぐれは
今に限ったことではない。

シーズン中でも34日釣れ続けば
一休みといった感じで、
他人の釣果をみて慌てて駆けつけると
残念でしたといったことがよくある。

それでもやはり春と秋には
明確なシーズナリティが見える。

数年前に
五目漁師が手漕ぎ釣りのホームとしている
オーシャン釣具の過去10年分の
釣果記事を利用させていただき
カイワリの釣果を整理したことがある。

このグラフは2006年から20156月までの
データを集計して得られた
月々に対応したカイワリの釣果数である。
(集計の条件など詳細についてはこちら
1_20200410202301

少なくとも1尾以上釣った人で、
当釣具店の釣果紹介に載った分
(大方はその日の一番良かった釣果)なので
平均値よりは上だと思うが
春のピークも秋のピークも
1人当たりの釣果数は5.5匹程度と
思っている以上に低い。

平均化すると見えなくなってしまうが
勿論、この中には五目漁師の
こんな釣果も含まれている。
2cas133621s
2013年11月30日

3cas146355s
2014年4月23日

4cas186633s
2018年4月23日

中央の写真は
今までに五目漁師が1日に釣った
カイワリの最多数(55)
この時点では釣具店の最多数でもあった。

驚いたことに中央の大漁日と
下の大漁日は共に423日。
年は違えど、なんと同じ日である。

伊東の釣りでは
潮回りに興味を持つことはあまりないが、
この際調べてみると
下弦の月と上弦の月の違いはあるが
何れも小潮回り。

天気はどうだっただろう。
何故か18年の方は記憶にないが
14年の方はオヤジさんがよくおっしゃる
正にカイワリ日和、
北東の風で海面がやや騒々しく、
今にも雨が降りそうな天気
であったことは覚えている。

更に、更にもう一つ見逃がせない
嬉しいことにも気が付いた。

なんと、両日ともオヤジさんから
裏山で採れた旬のタケノコを
土産に頂いている。
5cas146389s
14年4月23日

6cas186636s
18年4月23日

どうやら4月の小潮日、
オヤジさん家の裏山のタケノコが
真っ盛りの時こそが
カイワリの大漁日ということになる。

今年はどうだろうか?
あいにく423日の潮回りは大潮になるので
後は415日か51日の小潮をとるか
旬のタケノコをとるかが
決め手になりそうだ。

勿論、同じシーズン中のカイワリ狙いでも
こんな日や
8dscp126063s
 2012年10月11日

こんな日もある。
7cas133081s

2013年11月3日
 
沢山釣れると
作戦自慢に腕自慢、

釣れなかった日には
今日は魚が居なかったと
魚のせいにするのは
五目漁師も含めて釣り師の常であるが、

釣れた日は
決して腕自慢、作戦自慢などせずに
カイワリ様のお陰、
その代わり、釣れなかった日は
腕の悪さや作戦の失敗などではなくて
カイワリ野郎のせいにするのが
気まぐれカイワリに対しては
一番妥当ではないだろうか。

ということで、
釣れるも釣れないも
全てカイワリ様の気持次第というのが
カイワリに対して持つ
五目漁師の印象である。

釣れ始めると楽しくて楽しくて
ついつい釣れるだけ釣ってしまう
五目漁師と違って、
スマートな釣り師は
そこそこの数でセーブしてしまうので
数比べはあまり意味がない。

伊東でカイワリを釣り始めて以来
五目漁師の目標は
30cm超えのカイワリを釣ること。

オーシャン釣具店でも
毎年12尾は上がっている。
昨年5月にはなんと35cmが上がっている。

五目漁師も一度だけ
明らかに30cm超えの1尾を
掛けたことがあるが
惜しくも最後の手繰の際にバラしてしまった。

針から外れてほっとしたのか
カイワリ君は直ぐには潜らずに
フラフラしていたが、
掬おうとして急いで玉網を入れると
お尻をフリフリ静かに潜っていった。

その時の姿は
今でも目に焼き付いている。

18年の秋、カイワリ狙いのこの日
午前中は標準サイズのカイワリが
やっと3尾釣れただけだった。

ところが昼を過ぎたころから
急に食いが立ち始める。

しかも次々に上がってくるのは
全てが27cm以上の型揃い。
9cas188486s

こんなに釣って申し訳ないような釣りであったが、
この時に上がった最大長ですら
29cm止まりであった。
Dsxp184150s

先の35cmを釣った方は
伊東の釣りが初めてで
しかもその1投目だったと聞いている。

正にビギナーズラックであるが、
確かに大物は狙って釣れるわけではないだけに
なおさら今年こそはと楽しみになる。

ということで、
本日または明日に予定していた釣行は
取りあえず見送った。

冷凍庫の魚も底をついてきているが
今日はイトヨリの
トマト&アンチョビソース
Cas202514s

ついでにこれも冷凍していた
マダイのレモンソテー、
Cas202409s

これは、釣った次の日のカイワリの一人刺身
Cas202457s

ムシガレイの甘酢あんかけと
ウマヅラハギの唐揚げ
Cas202459s



カイワリの刺身は五目漁師の釣り魚の中で
一番美味しいと言えるほどですが、
アジやマダイに比べると料理のバリエーションが少ないだけに
たくさん釣ると困ってしまいます。
と言いながら釣れ始めるとあの引きが楽しくて
また釣ってしまうかもしれません。
次回の集活はイカにでもしますかね。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

« 1投目マジックはいきなり間抜け顔 | トップページ | まだまだ静かな福浦の海 »

<!ー300データー>」カテゴリの記事

コメント

おはようございます
カイワリは釣って面白く、食べて旨い魚
当たれば大釣りもあり、ボート釣り一番の魚かもしれませんね
そんな魚を思い出すと、油壷のイサキも同じような気もします
南房総ではショゴでしたね
今年はどうでしょうか??
二日前大津へ行きましたが、連日の北風でアジはいませんでした
ので、太刀魚も青物も姿なし
本来なら一週間後に再度行くこともありますが
この情勢と何か期待も見られず、5月連休明けになりそうです
東日本大震災の時より悪そうですね

趣味人たけさん、こんにちは。
お久しぶりです。

大津のアジ、福浦のアマダイ・・・
釣り場毎に得意の魚はありますが
伊東のカイワリの得意振りは特出しているように思います。
気まぐれさも面白くしていますが、
何といってもあの引きと美味しさでしょうか。

冬場は平年よりも高かった水温も
ここにきて悪天候が続き帳尻があって来たようです。

手漕ぎボートは閉じこもる意味はなさそうですので
浮いてこようかなと思っています。

こんにちは。

カイワリは引きの強さと裏腹の口の弱さによるハラハラ感と皆さんおっしゃる通りの食味ですよね。

私もオーシャンのオヤジさん測定で30cm?!が最大ですが実際は29cmじゃないかなぁ。というサイズが最大です。35cmの引きはちょっとしたサイズのタイの様だったので初心者なのでドラグ緩めで7,8分はやっていた様に思います。上がってくるまでタイだと思い込んでいたので結果緩めで良かったかもしれませんね。私も釣りたいです。

しかし辛うじてツヌケを達成できたレベルなので五目漁師さんの数は遥か彼方ですが20匹は持って帰りたいのでそれ目指してがんばりたいと思います。

五目漁師さんの過去データからによる釣り日和に行ってみたいですね!

まっくさん、こんにちは。

手繰り寄せてくると針の回りは既に大きな穴になっていて
刺さっているというよりもぶら下がっているだけのヒヤヒヤものがあります。
あれですから、竿からハリスに持ち替える時が一番やばいですね。

私は写真でしか見ていませんがあの35cmは長さだけではなく
体高も厚みもありましたから正に大ダイクラスの引きをしたと思います。
残念なのは食味をお聞きできなかったことです。

高めだった海水温は最近の荒れ模様続きで平年並みに収まったようです。
ですから、23日前後がやはり期待ですよ。
オヤジさんにタケノコの状況も確かめての釣行が良いと思います。

五目漁師さん、こんにちわ。
Kです。先日はすいません、電車で来てたので、コロナが心配で送って頂くのは遠慮致しました。
このご時世で私も行こうかどうか思い悩んでいるところです。また色々お話しをお聞かせ下さい、よろしくお願いします。

Kさん、こんにちは。

後で知ったのですが、車の中ではどちらかが感染していると
高確率でうつしてしまうそうですね。

お互いに気をつけ合ってそのような環境を作らないことが大事だったのに
こちらこそお誘いしてまずかったと思っていたところです。

いよいよ来週辺りがカイワリのXデイになりそうです。
こちらこそよろしくお願いします。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 1投目マジックはいきなり間抜け顔 | トップページ | まだまだ静かな福浦の海 »