集活-その3(イカ自慢)
カイワリのXデーを楽しみにしていたが
今の雰囲気では行っても
楽しい釣りはできそうにない。
むむ-、参ったなぁ。
とりあえず予定している集活で
時間でもつぶそう。
で、今回は五目漁師のイカ釣りを集めてみた。
イカは何と言っても持ち帰って喜ばれる
釣果のナンバーワンだ。
これは我が家だけではなく
他の釣り師からもよく聞く。
イカ釣りと言えば夜の釣りで、
煌々と灯りで海面を照らし
イカを集めて釣る釣りを思い浮かべる。
鹿島付近の夜イカ(ゴウドウイカ他)釣りには
何度か出掛けたことがあったが、
出る度に樽に一杯の早上がりで
手持ちのクーラーボックスを全部持ちだしても
入りきらないほどの釣果だった。
当時はデジカメはなかったのでうまく撮れていないが
貴重な写真(1998年、鹿島)
当時から周りは既に電動リールを使っていたが
PE5号を巻いたこんなリールを使っていたのは
五目漁師だけだった。
確か60、70mの水深で
3杯も同時に掛かってしまうと
1杯が外れないことにはもう上がって来ない。
サメは掛かるし、竿は折れるし、
船は揺れるしで
1人ヒーヒーと戦っているのを
見かねた船長からは
お父さん(いまなら爺さん)大丈夫?
と何度も声を掛けられながら
釣りというよりも汗びっしょりの
正に土方作業だった。
そうそう、話に聞くと
あの趣味人たけちゃんも多分このころは
度々同じイカ釣りをやっておられたようだ。
やはりあの年代の釣りだったんだなぁと
感慨深いものがある。
初めて伊東で
手漕ぎボート釣りをした2007年は
丁度マルイカが好調の年だったと覚えている。
(2007年7月、伊東)
ボートでイカを狙ったのは
この時が初めてだった。
当時はやりのストッキング生地でスッテを包んだ
いかにもイカが喜びそうな
オッパイスッテを準備して
キス釣りやコマセ釣りの合間に狙った。
とろけるような新鮮なイカは
自宅では大好評だった。
以来、ヨメサンのイカ釣って来~い!コールを
釣行の度に聞かされることになる。
当時はブログはやっていなかったので
写真しか残っていないが、
これは多分佐島辺りでモーターボートを借りて
油壷(三戸浜)近くを流した時のマルイカ。
(2011年7月、三戸浜)
で、イカ釣りを真面目にやってみようと
少し勉強してアオリイカをやってみる。
それは葉山だったが、
くっさいコマセ釣り師にとって
そこで見たルアーマンの釣りスタイルは
文化の違いというか、格好良さというか、
もう衝撃的だった。
ピュンピュンと穂先をシャクル音が
周りから聞こえてくる。
俺も、と真似してしゃくってみるが
もさもさと穂先が上下するだけで
そんな音などしない。
コマセ釣り用の重たくて太い竿では
真似しようもなかった。
打ちのめされて帰宅後は
直ぐに竿を買いに走る。
そして、人並みにそろえた道具で
次回が本格的なアオリイカデビューだった。
格好はオジサンスタイルのままに、
何とこれが正にビギナーズラック。
1.4kを含む良型を4杯も揃えてしまった。
(2012年5月、葉山)
この釣果を見ればピュンピュンマンと言えども
ボで終わることが多い彼らから
五目漁師がビギナーに見えるはずはない。
オジサン、シャクリ方を教えて下さい
と声を掛けられたり、
お店の主人からはかなりこなしてますね
と言われてしまう。
しかし、当然のことながら
その後は化けの皮が剥がれ
シーズンを終えてしまう。
ところが次の年にまたもや幸運に恵まれる。
あーあ、今日もボで終わってしまった。
そろそろお迎えの曳航ボートがやって来る頃だ。
最後の一投だった。
1シャクリ目 2シャクリ目、
ドッカーン キター!!!
その瞬間は根掛かりかと思ったが
グイグイと穂先がお辞儀する。
そして、上がってきたのは
胴長43cmの立派なアオリイカ。
(2013年6月、葉山)
キャスティングのその年の
アオリか写真コンテスト3位に入賞。
アオリイカやタコの寿命は1年。
春に産卵し秋には新子のイカが数釣れするが
やはり産卵前の大物狙いが面白い。
アオリイカはその後は
川奈や福浦で狙うことが多かった。
(2013年6月、川奈)
(2014年4月、川奈)
福浦でアオリイカをやっていると
紋甲イカが釣れることも結構多い。
(2014年11月、福浦)
まぐれだったが川奈では
泳がせ(ヤエンではない)でヤリイカ、
(2014年1月、川奈)
(2014年1月、川奈)
春先の深場ではムギイカ、
(2014年5月、川奈)
アオリイカエギングをやりながら
オッパイスッテを出すと
アカイカの群れに合うこともあった。
(2014年7月、川奈)
最近のアオリイカは
ティップラン釣法の人気が高い。
穂先でイカが乗る瞬間をとらえて
掛けにいく釣りだが
ひたすらにエギをシャクリ上げて
ドッスン!のショックを楽しむ釣法も面白い。
さて、今年の春イカの調子は如何に?
ドッスンのアオリイカを
久し振りにやってみたくなってきた。
タイラバと一緒で、イカ、特に春のデカアオリイカは
ボの覚悟で臨まないと
他に逃げ道があると結局釣れないことが多いです。
何れにしてもコロナの中でしゃくっていても
余り気が乗らないですね。
早くなんとかならないもんですかね。
さて。次の集活は青物かマダイにしようと思っています。
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私にとってイカ釣りといえば手釣りにドップリハマった事ですね
手釣りをしている方々が多く釣っているので そう思ってやったんだろ
と釣友には言われましたが それも若干あったのは正直なところだが
竿とは違う手に伝わる感触に病みつきになってしまいました
未だにシブ糸との手前マツリ地獄で苦しんでいますが那珂湊で
ムギイカの1束越えをした時は充実感一杯でしたね
投稿: マリン・ブルー | 2020年4月21日 (火) 09時46分
マリン・ブルーさん、こんにちは。
マリン・ブルーさんと言えば中深場専門なのかと思っていましたが
ムギイカもありでしたか。
私もイカ釣りでは渋糸をよく使いましたが
アオリイカをやりだしてからは竿になりました。
ムギイカ、マルイカ、新鮮な小さいイカは美味しいですよね。
アオリイカは内側の皮が固くしかも簡単には剥けませんから一苦労です。
投稿: 五目漁師 | 2020年4月21日 (火) 12時06分
おはようございます
鹿島のゴードーイカには嵌りましたね
馴染みの船宿は植田丸や幸栄丸
毎年この時期には友人、仕事仲間を連れて行ったものです
暗い海に点々と灯がともり、空ではなく海の中は星空のように賑やかな魚の群れ
羽を広げて眠っているトビウオにシーラが飛びつき、びっくりしたトビウオが飛び出す
水面で暴れるゴードーイカにサメが近寄り、一気にハリスを切り悠々と泳ぎ去る
そんな光景を見せたくて行ったものでした
クーラーボックスの写真は懐かしいです
入りきらないイカは氷とともにゴミの袋に詰めて持ち帰り、そのまま隣近所に配ったものでした
又、南房総乙浜港、信栄丸でのヤリイカにも
そこでは外道釣りのたけちゃんと呼ばれていましたね
若かったこともあり、イカよりアジ、サバ、メダイ、鬼カサゴが楽しみで
イカツノの下に天秤を付け、いつも大艫に入っていました
イカの話になると尽きませんね
投稿: 趣味人たけ | 2020年4月23日 (木) 08時38分
こんにちは。
アオリイカのそのサイズは身の厚みなんてどれ程なのでしょうか、美味しさしか想像できませんね。いっぱい釣れたら刺身、塩辛、イカ飯、イカフライ、イカシンジョウ、バター焼き、一夜干し、照り焼き、、、挙げれば枚挙のいとまに尽きません。
イカを狙って釣りに行ったのは数回ありますがほとんど釣れてません。岸からアオリイカを狙うのですが難しいですね。釣れたのは日中でしたが、夜の方が釣れそうだと思い夜釣りをしますが芳しくないです。
ジグで赤イカやスルメを何回か釣った事がありますが、イカは総じて釣りたては本当に美味いですね。町中で売られている物との違いが一番分かる釣り物かもしれませんね。お写真のように沢山釣れても食べ方も多彩ですしいくら釣れても良い魚?ですね。
投稿: まっく | 2020年4月23日 (木) 10時27分
趣味人たけさん、こんにちは。
私は兄弟丸でした。
こちらを朝出て食事しながら夕方の出発を待つ。
これも楽しみの一つでした。
久し振りに行きたくなって今ちょっと調べてみたのですが
夏になるとムラサキイカ釣りが出ているようですが
昔の様に盛んではなさそうです。
ゴウドウイカでググってみると
なんとたけさんのゴウドウイカ釣り(11年10月14日)の記事が出てきました。
私がブログを始める前の年ですね。
記事を見ていると
灯りに照らされた海面の様子や船中の様子が手にとるように想い出されます。
このころになるとイカも一升瓶サイズだよと船長が言ってましたね。
懐かしいです。
投稿: 五目漁師 | 2020年4月23日 (木) 12時37分
まっくさん、こんにちは。
おっしゃるように、どう食っても美味しですね。
ただ、真鯛などとと一緒でイカも余り大きくなると
食味よりも釣り味になってしまいます。
内側の皮がかたく、これをはぐのが大変です。
魚と違って、イカは新鮮なほどとろける甘さですね。
逆に長期間の冷凍にも耐えますし、申し分のない釣果です。
ボートで釣るにしても群れの動きも速いようですから
数を釣るのは難しく
下手するとボですからなかなか決心して沖に出るのは難しいです。
今年は福浦辺りでやってみようかとは思っていますが。
投稿: 五目漁師 | 2020年4月23日 (木) 12時52分