この差はなんだ!?
昨日(2月29日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。
先ず、この差は何なんだ。
これが本日の五目漁師の貧果。
こちらは正面沖のポイントで
五目漁師よりも80mほど岸側で釣っておられた
腰痛持ちさんの釣果。
マダイは多分同店ではこの冬最大の56cm*1。
しかも、このマダイの前に
これよりも多分大きい一尾を
バラされたそうな。
さて、五目漁師は先週の丁度この日にも
伊東釣行を予定していたが
前日に田舎から不幸な知らせがあり
急遽帰省してきた。
ボートの予約も済ませていたので
オヤジさんや一緒に楽しむ予定だった方にも
迷惑をかけてしまった。
車には荷物も積んだままにしていたので
今回は一気にGo!
狙いも変えない。
先ずは、マリンタウン側のアジポイントで
前回と同様にアオリイカ狙いの
ティップランエギングを少しだけやってみる。
最初の予定通り、小1時間で諦めて
次にアンカーを入れて
今日のメインイベント泳がせヒラメに移る。
例年ならこの時期には
海底も静かになってしまうが
今年は違ってなんとも賑やかだ。
海底には何かはわからないが
粒状の魚影や線状の魚影、
中層から上層にかけては
時々橙一色の濃い魚影が入る。
小イワシやイカナゴの群れの様だ。
これなら、小アジを釣りながら
他の魚も狙ってみようと
いつもの吹き流し仕掛けを入れるが
釣れてくるのはサクラダイやキンタマクラ。
あの狂暴なサバフグ野郎と違って
フグちゃんは本来可愛らしい。
そっと針を外して頭は叩かずに
大きくなったらまた来いよ!(うそ)
と逃がしてやる。
欲しい小アジがなかなか釣れないが、
意外にも仕掛けの回収時に
上層でやっと掛かったので
早速泳がせ釣りに取り掛かる。
予報の南西風とは違って真逆の北東風で
岸近くのポイントでは方向の定まらない
三角波が立ち始める。
こんな時には泳がせ仕掛けも遊動式が良いが
よりによってワイヤ+短め(50cm)のハリスでは
アジも翻弄されて直ぐに弱ってしまうだろうな。
後に続くアジがないので心配していたが、
先に仕掛けの回収時に
小アジが釣れたことを思い出し、
仕掛けを吹き流しサビキに替えて上層をサビくと
面白いように小アジが釣れてくる。
釣れたアジは生かしバッカンに入れて生かしておく
残念ながらこのアジは
大津の美味しいアジとは違ってマルアジ
(クサヤで有名なムロアジの仲間)なので
たくさん釣っても仕方がない。
結局、肝心の泳がせ竿には
一度も反応がないままに
既に10時前になってしまった。
今日は正面沖で仲間が釣っているので
そちらも気になり始め、
アジを持って場所移動することに。
腰痛持ちさん、
flex-pさん、
そして伊東は今回が初めてという
マダイ一筋のsさん。(今後ともよろしく)
えっ、ボートはこれだけ!?
今日は風もよい週末なので
もっと多いのか思っていたが、
やはり首都圏から
真冬にここまで出かけてくる物好きは
これが限界なのかな。
イメージ的にはあたり前ではあるが冬は冬、
しかし今日の五目漁師は上着もなしで
丁度良い位。
今年は冬知らずで日替わりではあるが
魚も結構釣れているし、
安い温泉(250円)もあるし
もう少し賑わって欲しいなぁ。
移動の途中、
腰痛持ちさんの調子を聞くと
既にハナダイやカイワリ、
今日は波も結構高いし曇り空なので
カイワリ日和かも
と調子が良さそうな返事だ。
次はそこから沖側に100mほど離れて
釣っているflex-pさんにも聞いてみる。
すると首を傾げながら全然! の返事。
少し北側のsさんは小型ですが
なんとかマダイが1尾とのこと。
今思えば
折角この対照的な状況を
聞き出したにも関わらず
感度の鈍い五目漁師は
flex-pさんの近くにアンカリング
(flex-pさんごめんなさい)し、
早速泳がせを始める。
ただ、ここでのメインは泳がせヒラメではなく
カイワリ、ハナダイ、それにマダイを狙いだ。
そこで、ビシに近い上部に
カイワリ、ハナダイ用のエダスを付けた
6mロングハリスの五目仕掛けを入れると、
早速、いいアタリ。
上がってきたのは
一番上の針に掛かったハナダイ。
しかし、この後は続かない。
後方ではflex-pさんも
得意のウイリーをしゃくっているが
苦戦の様子だ。
一方、少し離れた腰痛持ちさんは
時々何やらあげていらっしゃるが、
続いて伊東では特大と言えるサイズの
マダイを取り込んだのが見える。
普段から比較的もの静かで
不要なことをおっしゃらない腰痛持ちさんの
口元がロク・ジュッ・センチ
とおしゃっているように見える。
やがて、昼を過ぎると4人とも
全くと言っていいほどアタリはなくなってしまう。
最後まで続けた五目漁師の
泳がせアジへの唯一の反応はこれ。
うまく針を交わしているが
まだ食いかけ半ばのフグの仕業であろうか。
そして、そして、浜に上がって驚いたのは
冒頭の腰痛持ちさんの釣果。
やはり勝負は昼までだったらしいが
これほどまでに差があるとは。
釣り師としての五目漁師の持論は
釣りはゲーム、釣果は運の物、
釣れた時には
このシャクリが決め手だった、
苦労して決めたこのポイントが決め手だった、
餌が良かった、仕掛けが良かった、
道具が良かった・・・
と思うがそれが次の釣りにはもう通用しない。
では、この歴然とした今日の差は?
人それぞれ色々理由はあるだろう。
これがまた当たらないし、
証明もできないから勝手に言える。
五目漁師はズバリ、潮目だと思う。
伊東の海面水温も
とうとう14℃台の後半まで下がってしまった。
時期が時期だけに水温差の影響は大きい。
潮目と言えば
海面では潮の色の境目やごみのたまり場
として認識される。
空気で言えば
少し大掛かりではあるが
寒気と暖気の境目の前線に相当するものを
イメージするが、
昔ダイビングをしている時に
感じたことがある潮目は少し違う。
進んでいくと一気に冷たくなったり
逆に暖かくなったりする境目を
感じることがよくあった。
冷たくなると透明度は急に良くなるが
一方で何となく寂しくなって
引き返す区切りにもなった。
大きな潮の流れというよりも
違った潮のかたまりのようなもの、
あるいは比較的狭い範囲で
水中の領域を区切る潮の壁のようなものだ。
こいつが五目漁師を含む沖側の3名と
腰痛持ちさんの間にあったのではないだろうか。
釣れなかった事実は隠せないから
皆こんな風に色んな言い訳をする。
答えがないから
釣りは楽しいゲームなのであろう。
で、これは負け惜しみでも何でもない、
釣れなかったものの特権。
ああよかった。
あっという間に完食で、
次の釣りの妄想が始まっている。
*1:元54cmを56cmに修正(20.03.13 15:05)
さて、次は久しぶりに中深場で
アカムツを狙ってみようと思っています。
天気次第ですが。
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潮目=水温差のある海水の境界線。
私もそう思います。
大津や金田湾でも、海水に手を突っ込んで確認しながらアンカリングしたりします。
冬~早春は少しでも暖かい海水がある場所を探したりしてしまいます。
腰痛持ちさんのポイントは暖かい水塊もしくは潮が岸と平行に流れていたのかも知れませんね?
こんなときこそ、漕ぎ流しでコマセ釣りをするとポイントの特定が出来るかもしれないと、読みながら妄想してしまいました。
追伸、3月2日以外は空いてますのでアカムツのお誘い、お待ちしております\(^^)/
投稿: AP | 2020年3月 1日 (日) 22時57分
APさん、こんばんは。
さすがに緻密派釣り師ですね。
今回は特に気をつけてはいませんでしたが
少なくとも海面にはそのような気配はなかったように思っていますので
寧ろ深さ方向にも潮目があったような気がします。
さて、水温変化があまりない中深場の釣り
やりましょう。
投稿: 五目漁師 | 2020年3月 1日 (日) 23時33分
鯛が釣れているだけいいですよ^^
九州は今が底みたいです。
一級船舶免許の威力をいかんなく発揮するため、九州にもお越しください。
土曜日に進水式しました。
投稿: 飛竜丸 | 2020年3月 2日 (月) 08時37分
五目漁師さん
さすがですね潮目に注目するとは。
沖上がり後ボート屋の主人と話したのですが、
今は黒潮が接岸していて潮の流れとても変化があるとのことです。
その前の日は15℃と16℃の潮が混じり、15℃だと全く釣れなかったとか。
実際私の釣っていた場所は最初15℃ちょっとありましたが
1時間もたたないうちに14℃(短時間ですが13℃台のときもありました)となり、
魚探に魚影があるもののほとんど口を使ってくれない状況に。
あとは細かい反省点はあるのでそれは次回に試してみます。
まぁ、Yさんの場合は潮が悪くても釣ってしまいますけどね(笑)
それでは、また。
投稿: flex-p | 2020年3月 2日 (月) 09時28分
遊漁船で船長任せの釣りだと分からない世界ですね ^^;
両サイドが釣れているのに自分だけ釣れないのはよく分かりますけどね(笑)
見える範囲のポイントでの差は驚きですね~
投稿: マリン・ブルー | 2020年3月 2日 (月) 18時02分
飛竜丸さん、こんばんは。
もう進水でしたか、準備が着々進んでいましたが
まだもう少しかかるのかなと思っていました。
おめでとうございます。
あとで進水式の様子を拝見させていただきます。
営業も開始でしょうか?
飛竜丸さんの船ならでかい鯛やハタを釣らせてくれそうです。
機会があればタイラバ竿一本持って是非乗ってみたいです。
投稿: 五目漁師 | 2020年3月 2日 (月) 18時17分
flex-pさん、こんばんは。
はははっ、あれだけ差があるのは何か理由があるでしょうね。
ただ単にへたくそだけであれだけの差はつきません。
魚が凍り付くか、動かけるかの微妙な水温ですから
こんなこともあるかと。
ただ、アンカリングする場所(寧ろ一番大事かも)
も含めて釣りですからね
やっぱりトータル的にへたくそなんですよ。
それでも今年はよく粘ってくれたと思います。
あと2週間もすればもう上向くでしょうからね。
投稿: 五目漁師 | 2020年3月 2日 (月) 18時27分
マリン・ブルーさん、こんばんは。
手漕ぎボートで二人乗りしていても大きな差が出ますよ。
今回の場合と理由は違いますが。
遊漁船も潮に対する釣果の差、風に対する釣りやすさ、釣りにくさ
私など船頭に任せるのがたまらない方ですから
自前船長の手漕ぎがいいですね。
投稿: 五目漁師 | 2020年3月 2日 (月) 18時36分
お疲れ様でした。
私も次は福浦の予定です。
この前ご夫婦がアマダイをツヌケした90m付近を狙ってみます。
福浦では久しくアマダイをツヌケしてませんので!
出来れば40オーバーが混じれば最高ですね~!(笑)
投稿: 腰痛持ち | 2020年3月 2日 (月) 20時59分
腰痛持ちさん、こんばんは。
今年のアマダイはどうなんでしょうかね。
90mでツヌケだとするといつもとは様子が違いますね。
私も、沖に出られない場合は90m辺りで
タイラバシロアマダイをやってみることにします。
投稿: 五目漁師 | 2020年3月 2日 (月) 23時34分
こんばんは。
正にタイトルの通りですね。色々なファクターが重なり結果になっているのだと思いますが魚がいる所といない所が今回の違いなのでしょうか。
先週行って気になったのがフグですね。もしかしたら正面のオーシャン親父さんもオススメされているところに餌針を食わなくなった賢くなったフグが常駐しめいるのではないかと。魚探にも常に魚影があったのですが針は取られませんでしたが、ジグを落とすとポンポン釣れる状況で他の魚がそれを嫌がっているのでは?!と釣れなかったのをフグのせいにしてみたり。
五目漁師さん、flex-pさん、Sさんの御三方がその中心近辺で腰痛持ちさんがそこから岸に100mくらい近い位置で釣りをされていたのでしょうか。魚を見つけられた腰痛持ちさんが凄いですね!
私も一昨年の11月終わり頃に真鯛混じりのハナダイ入れ食いに遭遇しました。波風がありアンカリングできず流された結果、中心より観音像3、4体分岸寄り(山立で観音像とハトヤ左隅を合わせた場合です)でしたね。
運も実力ですが、狙った通りにやってその通りに釣りたいですね。次こそは、、、
投稿: まっく | 2020年3月 4日 (水) 01時41分
まっくさん、おはようございます。
フグ説面白いですね。
釣れない中で一番首を傾げたくなったのは魚の魚影でした。
いつもこの時期になると静かになるのですが、ずっと賑やかでした。
フグが追いかけまわしてますかね。
そう言えば、昔はハトヤ左に合わせていましたが
最近は何となく中央から右側に合わせています。
特にこの日は右寄りでした。
少しでも深い方がという心理ですが、
深ければよいというわけではないですから
シビアな時期のポイントずれもあるかもしれないですね。
昨日はまた大鯛と数釣りの大漁があったようです。
今年は伊東の海の変化が大きく面白そうです。
投稿: 五目漁師 | 2020年3月 4日 (水) 07時08分