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2019年9月 8日 (日)

ハタとカイワリの物々交換

 

 

昨日(97日)は伊東(オ-シャン釣具)に釣行。

最近は日本周辺の天気図に2つの台風も珍しくない。

嵐の前の静けさなのか
風も波もうねりもなく朝からじりじりと暑い。
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今日は仲間のflex-pさんが
隣のボート屋さんから
既に沖に出てらっしゃるはずだ。

五目漁師は途中小アジが釣れるポイントで
泳がせ用のアジを釣ってから沖に出る。

そのアジ釣りの傍らで
早速、泳がせてみると
竿には反応はないが
頭だけになってしまったアジが上がってくる。
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  なんだろう?
狙いのヒラメではなさそうだし、
この食われ方では
針掛かりは期待できそうにない。

伊東では珍しく、
直ぐに
生かしバッカンに10尾ほどのアジが捕れたので
沖に出る。

挨拶ついでに
捕れたての活きアジ3匹を
flex-pさんに差し上げながら
調子をお聞きすると、サバが結構多いが
既にカイワリを数匹釣ったとのこと。

五目漁師も近くにアンカリングし、
早速カイワリ狙いと泳がせを始める。

すると、一投目から
グイーンと穂先が海面に突っ込む。
いい感じだ。

最近のサバは本当に引きが上手くなった。

どうせサバかなと思いつつも
大カイワリであっても
不思議ではない様な引きをするために
サバと確信する中層までは
丁寧に丁寧に対応せざるを得ない。

この野郎、やっぱりサバだ。

相次ぐサバの中、
最初の獲物はホウボウ。
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一方、泳がせアジはご機嫌伺の度に
頭だけか、あるいはこんな風に
殆ど空針になりかけている。
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その泳がせ竿の穂先がやっと海面に突っ込む。

来たぞ来たぞ。

しかし、ヒラメの期待を裏切って
上がってきたのは小振りのイナダ。
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がっかり。

やがて10時前だったろうか、
flex-pさんがギーコ、ギーコと
こちらに向かって漕いでくる。

おやっ? 
場所替えですか、
それとももう早上がりですか?
(これはいつもさっさと釣って
颯爽と先に帰っていくflex-pさんに対する
嫌味だが)。

何やらこちらに向かって指を見せている。

おっと、その指にはしっかりと針が刺さっている。

サバにやられたらしい。

五目漁師もやったことがあるが、
針が返しまでグツッと入ってしまうと
痛みが己にあるだけに
サバやアジの口元から
針を外すようには行かない。

五目漁師は以来ニッパーとカットバンを
ビニール袋に入れている。

因みに気を使って頂いたのか、
小アジは3尾とも
直ぐに頭部だけになってしまいました と。

そんなことはどうでもよいが、
その指で岸まで漕いで帰るのも、
その後の処置も痛そう。
お大事に!

さて、今日は勝負勝負と腕まくりしていたのに
寂しくなってしまったし、気も抜けてしまった。

そんな時に、五目仕掛けの上針2本と先針に
3尾のサバが同時に掛かってきたのを機に
このポイントは諦めて、
朝小アジを釣ったポイントで
泳がせに賭けてみることにする。

実は今日はもうおひと方、
ブログにコメントを下さる足漕ぎカヌーの
MBLさんと海上でお会いする予定になっている。

MBLさんが今日多分釣るハタと
カヌーではなかなか釣ることが難しい
五目漁師のカイワリとを
物々交換するお約束をしている。

まずいぞ、遠くから来てもらっても
手持ちのカイワリは今のところ1尾しかない。

とりあえずメールで事情を連絡しておいたが、
殺気を感じて後ろを振り向くと
ドキッ!
もしやMBLさん?

こんにちは。
今泳がせでヒラメを狙っているところですが、
(向こうも釣れていないことを期待しながら)
そちらの調子はどうですか?

ハタが2匹釣れましたよ。
後でお渡ししますよ。
ドキッ!

そんなことを言われても
こちらは小っちゃいカイワリが一尾です。

いいですよ、約束ですから。

いやいやそんなこと言われても、
と繰り返す。

MBLさんが
やおらクーラーボックスから取り出したのは
滅多に見られないほど立派なアオハタだ。

仕方がない、
対する五目漁師は178cmのカイワリ1尾を
氷の陰から掴み出し情けない物々交換に応じる。

しかも、慌ててしまって
こともあろうにこれも一緒に と
バケツの中に泳ぐ3匹の泳がせ用のアジも渡す。
MBLさんは泳がせはやらないだろうに、
これは一体何の意味があるのだろう)

しばらくして、そうだイナダがあったな。
これもどうでしょうか?
(多分、これも失敗だったに違いない。
実はMBLさんは先週末に葉山で
相当数のイナダを釣っていらしたはずなのに)
取りあえず、もらっていただく。

カイワリシーズンの秋にはお返ししなくっちゃ。

その後は2人で新たなポイントを確認しに向かう。
そこは結構起伏があり、
所々でベイトが群れている。

今回は時間も短かったので
その時点では双方ともにアタリはなかったが、
MBLさんが先に戻られた後に、
海面が騒々しくイワシか何かが跳ねている。

そこでジグを着けていた竿を手に取り
その方向にキャストする。

1回目、2回目
そして3回目にヒット。

やった、うわさに聞くワラサ(かな?)

しかしその瞬間シイラがジャンプ。
なんだシイラか。

そのジャンプの勢いからして
PE1号では上げられるはずがない。

しかし強い。
直ぐに切られるかと思った道糸がヒュンヒュンと
空気を切りながら頑張っている。

竿は時折ボートべりに叩きつけられたり、
こすられたりしながら限界までひん曲がっているが
こちらも頑張っている。

いい加減に切れてくれと思った時に、
はたと気付く。

待てよ、
切られてしまうとガルさんが誕生祝いにくれた
あのジグとさようならだ。

まずい、これは時間がかかっても上げるしかない。

なんとか近くまで引き寄せてきても
ボートの下でぐるぐる回り出して
それ以上は上がって来ない。
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 逆に、何度も何度も潜られる。

疲れてくれるのを待つしかない。

ただこんな近くで
得意のジャンプでもされようものなら
それこそ竿(先径0.8mmのタイラバ竿)を
折ってしまうに違いない。

少し深いが玉網を海中に差し入れて
3回目、やっと入った。

でかい、
メーター近くありそうだ。
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ボート内で暴れられ
道具を入れていたバケツはひっくり返されるは、
コマセは飛び散るはの中で
やっとのことでジグを取り戻す。
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やれやれ、こちらもぐったりだが
彼も海に戻してもしばらくは動かず
ゆっくりと沈んでいく。
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さて、もう時間がない。

いろいろ迷った挙句に
やっぱりここ一発のヒラメ狙いに決めて
再度朝の小アジのポイントに戻る。

アジがいるのだから
ヒラメが着いていても不思議はない。

先ずはアジを釣らなくっちゃ。
魚探で群れを見つけてサビキを入れるとこれ。
10img_20190907_112521s 
ハナダイ類は雄雌で色や模様が変わったりするので
結構同定が難しい。スミレナガハナダイであろうか?

違ったか。
少し場所を変えてもう一度サビキを落とすと
今度はアジだ。
サビキを落とす都度鈴なりに
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泳がせ竿の穂先はピクリともしないが
泳がせ用のアジは釣れ盛る。

元々終了間際だったので
1時間弱で片づけに入ったが
一回の投入でサビキ針の数分、
56尾が釣れてくるので
もう5060匹は釣ったであろうか。

これが結果的には本日のおかずになってしまった。

で、本日の釣果はこれ
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真ん中が10cmのカイワリ一尾と
物々交換で手に入れたアオハタ(45cm)。

そして、アクシデントとは言え、
またしても早上がりのflex-pさんの釣果はこれ。
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うーん、何だかんだと釣っている。
勝負は五目漁師の不戦勝かと思っていたのに
これでは不戦負けだ。


取りあえず釣った日は
久しぶりにふっかふかのアジフライ、
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そして南蛮漬けの仕込み。
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次の日の昼食はアオハタの握り、
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夕食に刺身盛り。
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これでもまだハタは半分以上残っている。
明日はムニエルか蒸し物にしていただこう。

 


伊東のカイワリ、少し型が良くなったようですね。

これで天敵サバがいなくいなれば
五目漁師ももう少し頑張れると思います。

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コメント

お疲れ様でした
こんな釣りが好きですね
私なら大満足です
またメーター級のシイラを上げたのは流石です
ボートに取り込んでからも戦場で
大変だったと想いますね
そんな大物のシイラを、マイアミの旦那は
タモなしで素手で取り込んだらしいです
最初に聞いた時は判らなかったですが
尻尾の根元を掴んで取り込んだと言っていました
そんな事で、前回の葉山ではタモ無しでした
まぁーワンハンドフックはいつも持っているので
船縁に寄せて上げられますが
意外と難しいです
今週辺り釣りへ行きたいですが
今回の台風で、あっこっちの修理もあり
その後ですね

土曜日はお疲れ様でした!

伊東のアジPよりもっと前の5年位前のアジ場は
観測塔跡で2時間で束釣れたと釣り具いとうの主人が言ってましたが、
まさにそんな状況ですね。
アジが戻ってきたのはとても良いことだと思います。
それにしてもメータシイラもったいないです。美味いのに。

そして今回、指に針が返しまで入ってしまい難儀しましたが、
女将にぶち抜いてもらって本当に助かりました(一瞬滅茶苦茶痛かったですが)

で、学んだのは人間は自分に甘く、他人には厳しいということです(笑)
指に刺さった状態で泣きながらググると、
自分でぶっこ抜くとか、針先を貫通させて外に出して抜くとか書いてあるんですよ。

正直血がドバドバ出てくるわ痛いわで、そんなことできるわけないです。
しかーし!。他人に刺さった針なら関係なくぶっこ抜けます(笑)
今度ご一緒したとき五目漁師さんに針がぶっ刺さったら
私が満身の力を込めてぶっこ抜いて差し上げますのでご安心ください。

それでは、また。

趣味人たけさん、こんばんは。

ブリなどと違ってシイラは潜ると言っても
根に入るわけではありません。

アンカーロープもありませんし
道糸が切れない範囲で弱らせてあげてくる作戦です。

リーダー(4号)の方がPEよりも強いですから
リーダーを6mと長くとって最後はリーダーをリールに巻き込んでから
勝負するようにしています。

ジャンプが最初の一度だけだったのが幸いでした。

flex-pさん、こんばんは。

底どりして、5つも数えるともう鈴なりでした。
最後の方はサビキが無茶苦茶の団子状になりましたが
それを落とすと団子状にアジが掛かってくるほどでした。

ただどこでもというわけではなく魚探で居場所を探して
入れるのが良さそうです。
小アジだけ釣ってみても仕方ありませんが。

話をお聞きするだけで十分痛さは伝わってきますよ。

力づくと言っても引っ張りながら
針のカーブに沿ってくるっとうまく引かないと抜けないですよね。
やっぱりプロですよ。感謝しなくっちゃ。

指先のけがは少しの間痛いですよね。
週末はお休みしましょう。

五目さま
お疲れさまでした、そして、いっぱいの魚も有難うございました。頂いた魚の組み合わせもサイコー、あのカイワリ一匹でしたら調理に困りましたが、アジをいただけたため一緒に唐揚げにできました。我が家では久しぶりのまるごと食べられる唐揚げでしたので家族でいただきました(イヤミではないですよ、笑い)。
また、イナダも脂が乗っており美味でした。
更には秋にもまたカイワリをいただけるとのこと、充分なトレードです。
さて、あのポイントは興味あります、きっと、カイワリが釣れない時の伊東の楽しみとなるでしょう。
ドキッとした五目さん、サイコーでした。

MBLさん、こんばんは。

お疲れさまでした。
また身に余る物々交換をありがとございました。
頂いたハタは今夕食で完食しました。
やっぱりハタは美味しいですね。

もう少し付き合って頂ければ
メーターシイラとたくさんの小アジもお付けできたのですが残念です。

あそこで、例年ワラサや今年はタチウオもあがっているようですよ。
私も今度はじっくりとやってみたいと思っています。
またよろしくお願いします。

師匠こんばんわぁ(^○^)
必死にジグを回収してくださり感激です
伊東…行きたいんですが行こうとすると天候悪しとなかなか縁がない場所です今年は特に。
秋のカイワリを師匠が釣り始めたらまた計画してみます^_^

ガルさん、こんばんは。

今やTGベイトの緑金と並んでお気に入りのジグです。
というか最近魚を掛けているのは殆どこのジグですよ。

伊東のカイワリはそこそこ型も良くなってきました。
10月に入ったら狙ってみます。

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