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2019年9月

2019年9月30日 (月)

釣ったは良いがキリキリ音

 

 

昨年の529日(83cm、福浦)、
1cas187099s


614日(85cm、伊東)、
2dsxp183851s

そして先週925日(62cm、福浦)
3dsxp194871s

昨シーズンからに限れば
どれもタイラバでの釣果であるが、
このとき狙っていたのは何れもマダイ
あるいはマダイ前哨戦のちょいイトヨリ。

どれも底付近の巻き巻きから
タイラバを回収する際に
思いがけなく掛かってきたお魚さんたち。

五目漁師はタイラバが着底後
リールのハンドル10回転は
真剣モードで巻き巻き、

次の10回転は
まだチャンスありと思いながらやや早巻き、

そして次の10回転は
もしマダイがいるとしたら
タイラバを一旦彼らの視野から消し去るために
早巻きする。

トータル30回転で
底から20m25m(リールによって違う)を
巻き上げると
もう一度タイラバを落として底どりをする。

これを3回やってもアタリがない時には
タイラバを完全に回収し
ボートを少し(50m以上)漕ぎ、
新たな鯛を見つけることにしている。

上の写真のワラサ&ブリは
何れもこの3回の試技を終えて
ポイント移動するためのタイラバの回収中に
掛かってきたもの。

五目漁師からすれば
掛かってびっくりの不本意な獲物。

魚たちにとっては
不幸この上ない瞬間であったに違いない。

というようなお話を
このブログにコメントを下さる
カヤック釣り師のMさんと
メールでやり取りさせていただいたところ
貴重なご意見を頂いた。

どうやら偶然にしてこの釣り方は
合理的なものなのではないでしょうかと。

Mさんも実体験された上でのご自身のお考えなので
ここから先については
五目漁師の一存で記すわけにはいかないが
なるほどと納得している。

今後もやり方は変わらないが不本意ではなく、
してやったりと思えるように
意識しながらやってみよう。

さて、先日
このワラサが掛かった時のことであるが、
彼と正に闘っている最中に
リール(シマノ炎月プレミアム)が
突然キリキリ、キーキーとハンドルを回すたびに
貧乏くさい音を発するようになった。
4cas19a1018s

回転そのものに違和感があったり、
固くなるわけではなかったので
勝負への影響は物理的にはなかったものの
折角の楽しい時間を損したような気分であった。

少なからず
投げやりになってしまいそうにもなった。

実はこのリール、あたりが悪かったのか
購入した直後から
負荷が掛かると異音が発生するので
一度はクレーム処理で
修理をお願いしたことがある。

(元々この手のリールには
保証書はついていないので無理もないが)
メーカーはまるで
五目漁師の使い方が悪かったかのように
恩に着せながら
今回は無料にしておきます。

リールは精密機器ですので
気をつけてご使用ください
とのノート付きで返していただいた。

チェッ! 
わかりました。
今後は大事に大事に特別にいたわりながら
使わせていただきます。

どうやらこの時の不具合の延長線上で
やはり良くはなっていないようだ。

あれから約1年、余り使ってはいないが
さすがに今度はクレーム処理とはいかないので
自己責任の下で自分で触ってみることにした。

と言っても、せいぜい
汚れを掃除し注油する程度であるが、
さすがに結構なお値段がしただけあって
廉価版のリールに比べると
ここまでの分解でも部品点数が多い。
5cas19a1014s


6cas19a1015s

本当なら
スプールを外すところまでやりたかったが、
外した部品を並べながら分解したとはいえ
これ以上やると、どこがどうなっていたのか
記憶をたどるのが難しくなってきたので
今回はここまでとした。

元々他のリールに比べると
回転が重たいのは
ある程度のメンテナンスフリーを考慮して
粘性の高いグリスを
使っているからではないだろうか? 

だとしたら
今後は自分で必要な時にメンテするので
もっとさらっとしたオイルを使って
回転も軽くしたいという気持ちもあったので、
それらしきところにオイルを注油して元に戻す。

今のところ少なくとも
ハンドルの無負荷回転は軽くなったようだけど
キリキリ音は
次のワラサが掛かるまでは分からない。



実は、最初に元に戻した時には
ハンドルが回らなくなってしまい真っ青になりました。
何度も何度も見直しましたが直らず、
諦めて格好悪いがメーカーにお願いしようとしたのですが
時間をおいてもう一度見直したところ
部品の戻し順を間違っていることに気づきました。

もちろん中を覗こうとしたところから
全て自己責任ですので
余り真似はされない方がよいと思います。

それにしてもメーカの修理費用は高いですし、
時間もかかります。
なんとかなりませんかね。

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2019年9月26日 (木)

やっぱり思惑通りにはいかない

 

 

昨日(925日)は福浦(エトーボート)に釣行。

釣魚のレシピ本を繰っていると
白身魚の料理ばかりが目に留まる。

今はお腹が白身魚を欲している。

そこで福浦のカサゴ系狙いで出掛ける。

基本流し釣りになる根魚狙いは
風さえ良ければ当たりはずれがない
(と思ったのだが)。

エサは先週伊東で確保した
サバの冷凍タンザクだが、
念のためにタイラバとジグも準備する。

365日連休の五目漁師は
念入りに風予報を調べて出てきたので
今のところは海上の様子はバッチリ。
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沖に出る前に魚探に反応があると
やはり見逃すわけにはいかず、ジグを入れるや
フォール途中で掛かってきたのは中サバ。
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なんだサバか。

放り投げかけたが、待てよ、
冷凍サバタンは持って来たが
どうせなら新しい方がいいに決まっている。

そこで、バケツのお尻をまな板代わりにして
早速タンザクに捌く。
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4dsxp194864s

ウシシ、実に美味そうだ。
酸味の強いパッサパサのサバでも
食いつく前にはわかるまい。

-100mのポイントに着くと、
早速、ムツ針18号、ハリス/6/8号の
オニカサゴ仕掛けに
釣りたてのサバタンを付けて落とす。

100mともなれば風は弱くても
結構道糸は斜めるので
落ちて行く間もオールは手放せない。

着底後はのんびり構えていると
今度は根掛かりが心配なので
急いで底を切って
ひとシャクリ、ふたシャクリ。

ウン???
何か付いたかな。

いちいち時間が掛かる余計な巻き取りは
したくないが、
餌を盗られているかもしれないので
取りあえず巻き上げる。

やはり時々生命反応があるが、
怪しい、不吉な予感。

心配げに早々と海中を覗き込む。

ギャー!
やっぱりこいつだ。
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写真撮りに手間取っていると
巻き付いたハリスを
胴体に食い込ませながら
天秤のところまで上り詰めてくる勢いだ。

そうなれば天秤もろとも切り捨てるしかないので
慌てて仕掛けの一番上部を
ハサミでチョッキン。

見苦しいやつだ。
自分でハリスを巻き付けておきながら
それさえ解放できずに
ダンゴ状のまま沈んでいく。

そして、気をとり直して次の一投。

グイン、来た! これは重たいぞ。

ただオニにしては重たすぎる。
また前回のサメだろうか?

結局、途中でハリス切れ。
多分サメだな。

ハリスの一部が残っているので
先針だけを予備の針で修理して3投目、
直ぐにアタリがあり、合わせると
強烈に竿を絞り込むが、
またしても途中でハリス切れ。

五目漁師は釣行に際して
その日使いそうな様々な仕掛けを
山のように準備するが、
ただ、それぞれ3セットずつと決めている。

釣り場でこれ以上同じ仕掛けを要する時には
その釣りに
仕掛けが合っていない間違った釣りをしている、
という考えで
無駄な抵抗はせずに他の仕掛けに変えるか、
狙い魚を変えることにしている。

わずか3投で
2+1修理セットの仕掛けをなくした今は
正にそんな状況である。

潮が変われば状況も変わるかもしれない。
最後の仕掛けは温存して
取りあえずここは早々に引き上げて
ジギングとタイラバで
真鯛やハタを狙うことにする。

今日は平日のせいか
やってみたいと思っていたポイントに
遊漁船も見当たらないので
その黒崎方面に向かう。

ここは地続きの岬の出っ張りに向かって
急な駆け上がりになっているので
福浦側から漕ぐと80m近かった水深が
60m40mとどんどん浅くなる。

その駆け上がりに沿ってタイラバを落とすと
次々にエソが掛かってくる。

ポイントを変えてみようかと
-40mの巻き巻きから
タイラバの回収に入った時だった。

ググイーン。 掛かったぞ。

構える間もなくどんどんと道糸が引き出される。
どうやら青物の様だ。

炎月プレミアムのカウンターを見ると
75mもPEが出ている。

この深さでこれ以上走られると
根が険しいのでヤバイ。

やむなくサミングでブレーキを掛けながら
勝負する。

それにしてもPE1号は強い。

根にこすられたり
海藻に巻かれたりするくらいなら
力づくで切られても仕方ない位の気持ちで
40mまで引き寄せてくると一安心。

上がってきたのはギリワラサ(63cm)。
6dsxp194871s

結構太っていて美味そうだ。

その後はあっちこっちに
ポイントを移動するものの
マダイらしきアタリはないままに
もう10時になる。

そろそろ潮も変わっているかもしれない
と期待して
もう一度朝のカサゴポイントに戻る。

その何投目かで
来たっ、今度は引き方が違うぞ!

ひょっとしたら待望のオニかも
と期待したもののやはり中層でハリス切れ。

これでサバタン用の仕掛けは
全て費やしたので、
仕方なく再びタイラバ竿に持ち替えて
最後に定置周りでおかず釣りに入り
やっと終了間際に
良型のイトヨリ(33cm)をゲットする。
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で、今日の釣果はこれ。
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結局、狙いのデカウッカリンやオニの姿を
見ることはできなかった。

さて、ここからはワラサ三昧。

ワラサの釣った日刺身
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(ヨメサンは青物の刺身は食べないので
少しだけ、代わりに)
贅沢なオニ(正確にはフサカサゴ)と
アヤメカサゴの煮つけ。
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ワラサの香味しょうゆかけ。
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いつも青物は釣るはよいよい、後はどうする?
で悩ましいが
これならブリの様に脂がのっていなくても
行ける感じがするお薦め料理。

ワラサ大根。
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次の日の昼食には、カマの塩焼き、
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夕食にワラサの照り焼き、
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そしてこれはイトヨリの和風ムニエル。
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まだまだ、これでやっと半身終了
といったところなので
ワラサ三昧は続く。


現地では前回のことがあるので
ハリスを切ったのはサメに違いない
と思っていましたが、自宅に戻り省みるに、
サメならことごとくハリス切れはないだろう。
時間はかかっても
6号ハリスなら上がってくるはずだ。
あの重量感では考えにくいが、
実はフグだったのだろうか?
今度はワイヤー仕掛けで正体を暴いてみよう
という気になっています。

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2019年9月18日 (水)

台風後の一番乗り

 

 

昨日(917日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
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関東を直撃した先の台風の猛威は
万全の対策で備えたボート店にも
大きな爪痕を残した。

ちょっとした風向きの違い、
周囲の山陰やビルなどの影響で
差はあったようであるが
当釣具店のボートはかなりの被害を受けようだ。

台風の後も続いた連日の猛暑の中で、
やっと傷んだボートの修復作業も
終わりに近づいたと聞いたので、
恐る恐る予約の電話を入れてみる。

いつもの通り来てくれたらいいからね、
の返事で一安心する。

さて、前回の伊東で
小アジの泳がせ釣りをやってみたところ
ことごとく頭だけを残して
かっさらわれてしまった。
2dsxp194829s

ネットで色々調べてみると
どうやらタチウオの仕業らしい
(と勝手に思い込むに至る)。

伊東でタチウオの実績がないわけではない。
一昨年も昨年もポツリポツリではあるが
珍しいボートタチウオの釣果
(五目漁師も一昨年と昨年に1尾ずつ)}
を見聞きしている。
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珍しいが釣れないことはないとなると
釣果よりも興味が先行して
どうしてもこだわってしまう。

で、ここはジギング一本勝負と決めていたが
前々日辺りからチェックしている
風の予報が良くない。

ジギングやタイラバ、それに餌釣りにしても
手漕ぎの流し釣りは風次第
と思っている五目漁師は
一先ずジギングは諦める。

代わりにアンカリングしてカイワリを狙いながら
サバタン餌でタチウオを狙ってみることにする。

となれば、泳がせもありなので
前回と同様に途中小アジを釣って行く。

魚探で狙いを定めてサビキを入れると
わずか3投で完了。
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ついでにジギングもやってみるが反応はなく、
心配した通り
漕ぎ戻りばかリに時間を使ってしまうので
直ぐに諦めて正面沖に向かう。

潮は結構濁っているものの
相変わらず潮流は皆無。

入れた6m五目仕掛けのハリスが
竿下に漂っているはずなので
ビシをどこに落とそうかと迷うほどだ。

ホウボウ、小さいがカイワリ、
そして細いイナダ(41cm)
ポツリポツリと釣れる。
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心配したサバの姿は今のところほとんどない。

反対舷側の泳がせには反応がないので
しばらくして上げてみると決まってこれ。
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始めは元気なアジの逃亡かと思っていたが
毎回これなので
どうやら魚にやられているようだ。
(五目漁師の改良型泳がせ仕掛けは
写真のように本針のチモト部に
チヌ4号の小針を付けている。
アジの口元にはこの小針を掛けるために
アジへの負担が軽く
いつまでも元気に泳いでくれるし、
逃亡の可能性も低い(はず)。)

前回の様に頭1つ残って上がってくれば、
すぐさま
サバタン餌のタチウオ仕掛けに替えようと
待ち構えていたが
最後までこんな様子が続いたために
結局タチウオ仕掛けを入れることはなかった。

昼前後に時合いがあり
カイワリがコンスタントに上がってくるが
小型から普通サイズばかりで
期待の大物は来ない。

そんな中、
ドッスン!
来たっ!サバかな? 

いつものようにサバ様決定までは
慎重に上げてくる。

いやどうやらサバではなさそうだ。

で、上がってきたのはこいつ??? 
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と思ったらまだ仕掛けが引かれる。

で、手繰っていくと
5m下の先針に掛かっていたのは
マダイ。(33cm
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まんまと五目仕掛けの意図に嵌った
カイワリとマダイ。

その後、上部のエダスにハナダイ(34cm)
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カイワリ。

先針にはマルアジや
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たまにカイワリが掛かってくる。

そして、いよいよ天敵サバが2尾続いた時点で
コマセ釣りは止めて
タチウオ狙のために持参したサバタンを使って
沖を流してみることにする。

狙いはオニカサゴ。

そのオニカサゴが
大きな口をこちらに見せて上がって来たのに
何を考えたのか
ごぼう抜きしようとしたところ
暴れられポットン、
慌てて網ですくおうとしたがさようなら。

後で慌てて網を出すくらいなら
最初から出さんかい! 

川奈で初めてオニの姿を見た時には
雄叫びを上げるほど感激したのに
最近は少し緊張感に欠ける自分を責める。

で、今日の釣果はこれ。
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これで一発30cm超えの
カイワリが混ざっていればなぁとか、

カンパチが欲しかったなぁとか、

あのオニが上がっていればなぁとか、

1尾でいいからタチウオが欲しかったなぁとか、

イナダが細すぎるなぁとか、

いよいよ始まる秋の本格シーズンに向けて
期待が募る釣りであった。

種類だけは色々釣れたので
少しずつの7種盛り。
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ハナダイのムニエルニンニクアンチョビソース
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朝晩は結構涼しくなってきました。

そろそろ長袖かなと準備もしていきましたが
まだまだ暑かったです。
それでも盛夏には3本消費したペットボトル(500cc)が
今回は1本半で済みました。

釣りの後、お決まりの温泉銭湯に浸かりながら
近所の人たちの話に聞き耳を立てていると
あそこのお寺がやられたとか、
近所の木がどうのこうのとか、
もう1週間にもなろうとするのに
まだまだ台風の被害の話でもちきりでした。

そのあとには、
若い人がいないので
元に戻すにもどうのとかいう話が続きます。

温暖化(の影響?)による台風や大雨の猛威と
少子高齢化、
相関のないことのようですが
こんなところで結びついています。

ある中年の方が言ってました。
若い人だけでなくその内に老人も居なくなるしさ、
大変だね。

あっ、俺のことを言っている。

潮は濁り、海面もごみが多く、
恐らく海中の様子もどっちに転んだかはわかりませんが
変わっていると思います。

期待のシーズン開幕に荒れ模様が続き
イライラが募りますが、
開けてびっくり玉手箱の様に
1つくらいは良いことがあって欲しいですね。

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2019年9月 8日 (日)

ハタとカイワリの物々交換

 

 

昨日(97日)は伊東(オ-シャン釣具)に釣行。

最近は日本周辺の天気図に2つの台風も珍しくない。

嵐の前の静けさなのか
風も波もうねりもなく朝からじりじりと暑い。
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今日は仲間のflex-pさんが
隣のボート屋さんから
既に沖に出てらっしゃるはずだ。

五目漁師は途中小アジが釣れるポイントで
泳がせ用のアジを釣ってから沖に出る。

そのアジ釣りの傍らで
早速、泳がせてみると
竿には反応はないが
頭だけになってしまったアジが上がってくる。
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  なんだろう?
狙いのヒラメではなさそうだし、
この食われ方では
針掛かりは期待できそうにない。

伊東では珍しく、
直ぐに
生かしバッカンに10尾ほどのアジが捕れたので
沖に出る。

挨拶ついでに
捕れたての活きアジ3匹を
flex-pさんに差し上げながら
調子をお聞きすると、サバが結構多いが
既にカイワリを数匹釣ったとのこと。

五目漁師も近くにアンカリングし、
早速カイワリ狙いと泳がせを始める。

すると、一投目から
グイーンと穂先が海面に突っ込む。
いい感じだ。

最近のサバは本当に引きが上手くなった。

どうせサバかなと思いつつも
大カイワリであっても
不思議ではない様な引きをするために
サバと確信する中層までは
丁寧に丁寧に対応せざるを得ない。

この野郎、やっぱりサバだ。

相次ぐサバの中、
最初の獲物はホウボウ。
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一方、泳がせアジはご機嫌伺の度に
頭だけか、あるいはこんな風に
殆ど空針になりかけている。
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その泳がせ竿の穂先がやっと海面に突っ込む。

来たぞ来たぞ。

しかし、ヒラメの期待を裏切って
上がってきたのは小振りのイナダ。
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がっかり。

やがて10時前だったろうか、
flex-pさんがギーコ、ギーコと
こちらに向かって漕いでくる。

おやっ? 
場所替えですか、
それとももう早上がりですか?
(これはいつもさっさと釣って
颯爽と先に帰っていくflex-pさんに対する
嫌味だが)。

何やらこちらに向かって指を見せている。

おっと、その指にはしっかりと針が刺さっている。

サバにやられたらしい。

五目漁師もやったことがあるが、
針が返しまでグツッと入ってしまうと
痛みが己にあるだけに
サバやアジの口元から
針を外すようには行かない。

五目漁師は以来ニッパーとカットバンを
ビニール袋に入れている。

因みに気を使って頂いたのか、
小アジは3尾とも
直ぐに頭部だけになってしまいました と。

そんなことはどうでもよいが、
その指で岸まで漕いで帰るのも、
その後の処置も痛そう。
お大事に!

さて、今日は勝負勝負と腕まくりしていたのに
寂しくなってしまったし、気も抜けてしまった。

そんな時に、五目仕掛けの上針2本と先針に
3尾のサバが同時に掛かってきたのを機に
このポイントは諦めて、
朝小アジを釣ったポイントで
泳がせに賭けてみることにする。

実は今日はもうおひと方、
ブログにコメントを下さる足漕ぎカヌーの
MBLさんと海上でお会いする予定になっている。

MBLさんが今日多分釣るハタと
カヌーではなかなか釣ることが難しい
五目漁師のカイワリとを
物々交換するお約束をしている。

まずいぞ、遠くから来てもらっても
手持ちのカイワリは今のところ1尾しかない。

とりあえずメールで事情を連絡しておいたが、
殺気を感じて後ろを振り向くと
ドキッ!
もしやMBLさん?

こんにちは。
今泳がせでヒラメを狙っているところですが、
(向こうも釣れていないことを期待しながら)
そちらの調子はどうですか?

ハタが2匹釣れましたよ。
後でお渡ししますよ。
ドキッ!

そんなことを言われても
こちらは小っちゃいカイワリが一尾です。

いいですよ、約束ですから。

いやいやそんなこと言われても、
と繰り返す。

MBLさんが
やおらクーラーボックスから取り出したのは
滅多に見られないほど立派なアオハタだ。

仕方がない、
対する五目漁師は178cmのカイワリ1尾を
氷の陰から掴み出し情けない物々交換に応じる。

しかも、慌ててしまって
こともあろうにこれも一緒に と
バケツの中に泳ぐ3匹の泳がせ用のアジも渡す。
MBLさんは泳がせはやらないだろうに、
これは一体何の意味があるのだろう)

しばらくして、そうだイナダがあったな。
これもどうでしょうか?
(多分、これも失敗だったに違いない。
実はMBLさんは先週末に葉山で
相当数のイナダを釣っていらしたはずなのに)
取りあえず、もらっていただく。

カイワリシーズンの秋にはお返ししなくっちゃ。

その後は2人で新たなポイントを確認しに向かう。
そこは結構起伏があり、
所々でベイトが群れている。

今回は時間も短かったので
その時点では双方ともにアタリはなかったが、
MBLさんが先に戻られた後に、
海面が騒々しくイワシか何かが跳ねている。

そこでジグを着けていた竿を手に取り
その方向にキャストする。

1回目、2回目
そして3回目にヒット。

やった、うわさに聞くワラサ(かな?)

しかしその瞬間シイラがジャンプ。
なんだシイラか。

そのジャンプの勢いからして
PE1号では上げられるはずがない。

しかし強い。
直ぐに切られるかと思った道糸がヒュンヒュンと
空気を切りながら頑張っている。

竿は時折ボートべりに叩きつけられたり、
こすられたりしながら限界までひん曲がっているが
こちらも頑張っている。

いい加減に切れてくれと思った時に、
はたと気付く。

待てよ、
切られてしまうとガルさんが誕生祝いにくれた
あのジグとさようならだ。

まずい、これは時間がかかっても上げるしかない。

なんとか近くまで引き寄せてきても
ボートの下でぐるぐる回り出して
それ以上は上がって来ない。
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 逆に、何度も何度も潜られる。

疲れてくれるのを待つしかない。

ただこんな近くで
得意のジャンプでもされようものなら
それこそ竿(先径0.8mmのタイラバ竿)を
折ってしまうに違いない。

少し深いが玉網を海中に差し入れて
3回目、やっと入った。

でかい、
メーター近くありそうだ。
7img_20190907_140150s

ボート内で暴れられ
道具を入れていたバケツはひっくり返されるは、
コマセは飛び散るはの中で
やっとのことでジグを取り戻す。
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やれやれ、こちらもぐったりだが
彼も海に戻してもしばらくは動かず
ゆっくりと沈んでいく。
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さて、もう時間がない。

いろいろ迷った挙句に
やっぱりここ一発のヒラメ狙いに決めて
再度朝の小アジのポイントに戻る。

アジがいるのだから
ヒラメが着いていても不思議はない。

先ずはアジを釣らなくっちゃ。
魚探で群れを見つけてサビキを入れるとこれ。
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ハナダイ類は雄雌で色や模様が変わったりするので
結構同定が難しい。スミレナガハナダイであろうか?

違ったか。
少し場所を変えてもう一度サビキを落とすと
今度はアジだ。
サビキを落とす都度鈴なりに
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泳がせ竿の穂先はピクリともしないが
泳がせ用のアジは釣れ盛る。

元々終了間際だったので
1時間弱で片づけに入ったが
一回の投入でサビキ針の数分、
56尾が釣れてくるので
もう5060匹は釣ったであろうか。

これが結果的には本日のおかずになってしまった。

で、本日の釣果はこれ
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真ん中が10cmのカイワリ一尾と
物々交換で手に入れたアオハタ(45cm)。

そして、アクシデントとは言え、
またしても早上がりのflex-pさんの釣果はこれ。
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うーん、何だかんだと釣っている。
勝負は五目漁師の不戦勝かと思っていたのに
これでは不戦負けだ。


取りあえず釣った日は
久しぶりにふっかふかのアジフライ、
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そして南蛮漬けの仕込み。
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次の日の昼食はアオハタの握り、
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夕食に刺身盛り。
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これでもまだハタは半分以上残っている。
明日はムニエルか蒸し物にしていただこう。

 


伊東のカイワリ、少し型が良くなったようですね。

これで天敵サバがいなくいなれば
五目漁師ももう少し頑張れると思います。

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2019年9月 2日 (月)

マダイはやっぱり駄目か

 

 

昨日(91日)は福浦(エトーボート)に釣行。

夏至からもう2か月が過ぎ、
どんどんと夜明けが遅くなってくる。

それでもじっちゃんに “明日行きますよ”
の電話を入れると

4時に来てよ!

えっ? 真っ暗ですよ。

暑いからね、よろしく。

相変わらずだ。
(これは決して予約ではない。
こちらにしてみればじっちゃんが
元気にやってらっしゃるかどうかの
確認のようなもの、皆さん同じだと思う)

漕ぎ出した海上から
久しぶりに日の出を拝む。
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昇り始めると随分と東側に傾いていく

春先から夏の間は
真鶴半島に隠れてしまっていた日の出の景色が
これからはまた毎回の楽しみになる。

西側を見ると
こちらはこちらで多重になった笠雲が面白い。
3dsxp194815s

さて、景色に見とれている場合ではない。
急げ急げ!

いつもは定置周りで
ジギングをやってから沖に出るが、
今日は早朝の一番いい時間帯を
マダイに賭けてみたいので
一直線で-80m以上まで出る。

今年に入ってから未だ一度も姿を見ないので
五目漁師なりに居場所探しの積りもある。

水温は26℃、
こんな沖の何もないところにも
結構ベイト反応がある。

そんな時には慌てて
都度ジグをしゃくってみるがアタリはない。

やれやれ、
もう2時間以上も辺りを流しているのに
タイラバにも何の反応もない。

そこで、奥の手を使ってみることにする。

五目漁師が勝手にエビラバ改と称している
エダス付きのタイラバ仕掛けに
一つテンヤ用のエビを付けて落とす。

タイラバで目立たせて、
直ぐ隣で跳ねるエビで鯛を釣るという魂胆だ。
(未だかって成功した試しはないが)

すると間もなくそのエビ餌の方に
アヤメカサゴが掛かる。
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うーん、鯛じゃないのか。
今日は鯛が欲しいんだよな。

エビが付いていると巻き巻きに集中できないので
止めてしまう。

今までやったことがない
-110mまで再びタイラバで流してみるが
相変わらず反応はない。

逆に、-35mまで戻ってみるがやはり反応はない。

マダイ君どこにいるの?

今日は湯河原町で防災訓練をやっているらしく
放送やサイレンの音が海上に響き渡り賑やかだ。

訓練が終わったころだったろうか、
時計を見るともう10時を過ぎている。

やばいぞ。
もう一度エビを付けてなんでもいいから
おかずを釣っておこう。

水深-60mの定置周りで
再びエビラバ改を落とした瞬間だった。

根掛かりかと思ったが魚だ。
結構デカそう。

上がってきたのはウッカリン(38cm)。
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しかもウッカリンはタイラバに
エビの方には子供だろうか?

おかずゲットで一安心したので
再びエビは止めて、巻き巻きに集中するが
掛かってくるのは小カサゴ。

結局、狙ったマダイの手ごたえは皆無。
このところの福浦では
毎回相手にしてくれるカサゴ類で
なんとか帳尻合わせが続いている。

で、今日の釣果はこれ。
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ウッカリン38㎝、後方のアヤメカサゴ26㎝。

唯一の獲物は思いっきり賑々しく刺身盛り。
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小カサゴは唐揚げに。
8cas19a0849s

次の日の昼食は
我が家では今や定番のお茶漬け。
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毎回のことですが、福浦は仲間の釣りか、

現地で他の釣り師から釣果を聞くしか情報が入りません。
コマセ釣りはこの日はサバ多かったようです。
果たしてマダイは居るんでしょうかね。
昨年は夏でも結構釣れたアマダイは
今年は見かけなくなったようです。
10月から期待ですね。

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