フォト
無料ブログはココログ

« 赤い魚集合 | トップページ | ○○釣りは釣れず »

2019年7月 4日 (木)

オニ三昧の日々

 

こう降られたのではどうしようもない。

さて、食べられないのは
ヒレの先端の鋭い突起部分だけ
と言われるほど、オニカサゴ
(正しくはイズカサゴ)は捨てるところがない。

市場に出回ることは少なく、
獲れるといわゆる高級料理店に直送されるという。

それほど貴重な魚なので
余すことなく平らげましょう
という意味合いもあるとは思うが
確かに隅から隅まで
どこをどう食っても美味い魚には違いない。

そんな高級魚を自分で捌いて、料理して食べる。
正に釣り師冥利につきる。
1cas19a0360s

一度にこれだけのオニカサゴを釣ったのは
五目漁師も初めてだったので、
この機会にあれやこれやと
色んな料理をして食べてみることにした。

先ず、釣った日は何と言っても刺身。
2cas19a0400s

カサゴ系の魚の釣った日刺身は
身がしっかりとしていてかたいので
薄く削ぎ切りにしていただく。

その他に炙りや洗いもやってみた。
(昆布締めはオニではなくウッカリン。)

手前は皮の湯引きと胃袋。
両者ともポン酢がよく合う。

食べた後は
頭部からカマを切り取って塩焼きにし、
刺身の残りと一緒にお茶漬けに添えるのが
我が家の定番。
3cas19a0412s

食べる時に身をほぐしてオニ茶漬けにする。

特にオニカサゴはカマ回りが分厚く、
食感も身の部分よりも更に引き締まって
イセエビの様と例えられるのも納得できる。

刺身だけでは腹持ちが悪そうだったので
1尾を大胆にぶつ切りの唐揚げにしてみた。
4cas19a0409s

見栄えは豪快でも
一口齧ると、中身は真っ白で上品な味。

大きなオニが釣れた時の定番は
何と言ってもしゃぶしゃぶに尽きる。
5cas19a0421s

本当は皮をつけたまま
薄切りにしたいところであるが
皮つきでうまく切るのは難しいので
今回も皮と胃袋はポン酢で食べることにした。

肝は旬のカワハギのように
はらわた内を占有するほど大きくはないが、
あっさり味で食べやすい。

ぶつ切りではなく骨やヒレを処理して
身の部分だけをサイコロにして
チリソースあえもやってみた。
6cas19a0450s

少し豆板醤入れ過ぎて
辛いとヨメサンには不評だった。

いろいろやっているとカマがたまってくる。
量があったので
お茶漬けではなく塩焼きにして
大根おろしを添えていただくことにした。
7cas19a0463s

こんな時にはヒレ酒がお似合いだ。
8cas19a0473s

ヒレは根元部分で
ほんの少し身を付けて切り取るのが
コツだと思っている。

冷蔵庫で乾燥させ、少し焦げる程度に焼いて
熱燗に浮かすと
香ばしく味わい深いお酒になる。

焼酎でもやってみたが
9cas19a0467s

少し香りがするくらいで、
やはり日本酒との相性が良いようだ。

オニの最後は甘酢あんかけ。
10cas19a0492s

オニを味わいたいので、野菜は入れずに
白ネギや生姜、ニンニクの薬味と調味料だけで
調理した餡をたっぷりとかける。

青物と違って
何十年も生きてきた年輪を感じながら
お箸で隅々までホジホジしていただく。

さて、ここまでがオニの料理。
これで食べきった。

ついでにその他の料理も。
ウッカリン他の煮つけ。
11cas19a0480s

サバタン用に持ち帰ったマサバであったが
3枚におろした段階でいけるかも
と言ったところ
五目漁師以上にサバには厳しいヨメサンが
ならばと焼きサバ寿司にしてくれた。
12cas19a0442s

少なくとも皮側には十分な脂がのり結構いける。

残った半身は味噌煮にしたが
珍しく美味いサバではあった。
13cas19a0446s

中途半端に1尾だけだったアマダイは
定番の昆布締めでいただく。
14cas19a0437s

梅干しとの相性がなかなか良い。

まだまだ、冷凍庫内には
ウッカリンやユメカサゴなどの小物が控えているが
これで完食の目途はついた。

あとはこの雨が去るのを待つだけだ。



中旬には旅行に出掛けます。

その前に一度伊東に行きたかったのですが
この分では帰ってきてからになりそうです。

この雨いつまで続きますかね。
梅雨が明けると今度は台風です。
魚も勝負を楽しみに待ってるでしょうに。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村  

« 赤い魚集合 | トップページ | ○○釣りは釣れず »

<!ー270捌き、調理ー>」カテゴリの記事

コメント

こんにちは

明日の休みに釣りに行きたいと言う仲間と網代で二馬力艇での釣行を考えております。ちょっと風があり他の2人が釣りできるかどうか不安なところですが梅雨の晴れ間が休みにあたってくれることもあまりないのでこれ以上予報が悪化しなければ行くかと思います。

狙ったことはありますが、鬼カサゴは釣ったことも食べたこともない魚なので私にとっては幻の魚ですね。

成長が遅い魚なのでしょうか何十年も生きているのですね。釣れたら有り難くいただきます。

明日は荒れてないようであれば鯖タンでトライせてみます!

美味いですよね、鬼カサゴ(^^♪
私も大好きです。
網代に行くマックさん、網代で狙うなら白灯台真沖の水深50〜60mの範囲で定置網の端のロープとロープの間の狭いエリアがポイントになります。
砂泥地を底トントンしながら流して、急に穴ポコのように水深が、深くなる場所がありましたら、念入りに底を叩いて、竿を上げて止めて、暫く止めてみてください。
当りが来たら、合わせず、糸を緩めて送りこみ、1分位したら、竿を立ててみて下さい。
竿を叩くような当りが有れば後は中速で巻いて取り込むだけです。

海底から赤い姿が見えるとハマりますよ(^^)/

まっくさん、こんにちは。

ボートは出せましたでしょうか。
網代には数度行きましたが余り良い記憶はありません。

次にコメントをいただいていますAPさんは
オニカサゴやアマダイを結構よく釣っておられますので、今日は釣れるといいですね。

オニカサゴの成長は1年に1cmとも言われています。
40cmですと40歳ということになります。

釣って捌いてみると胃袋の中身はいつも空っぽですから、
餌の捕り方がへたくそなようです。

私は只今旅行中ですので今日はまっくさんの釣果を楽しみにしています。

APさん、こんにちは。

APさんの釣りはいつも難しそうですね。

私の場合はゆっくりシャクリ上げながらアタリを待つだけです。

この場所は根が険しそうですから根掛かりだけが心配です。

実は、只今旅行中です。
皆さんの釣果を楽しみながら、次回は伊東辺りにしようかなと思っているところです。

APさんアドバイスありがとうございます。
こちらでコメントされていらっしゃるのを拝見しております。

ドタバタしていてオンタイムでのお返事ができませんで失礼しました。

結果は、、、残念ながらそれ以前に今日はちょっと波がありましたので同行した2人には厳しい状況だったのでブイに係留してタイ、カイワリ、アジが少々とサバでした。小さいワカシが湧いておりサバより幅をきかせていました。また行きたいと言っているので次はその辺りを流せればと思います!


マックさん、こんばんは!
波が高かったですか!
お連れの方に、無理をさせない配慮、見習いたいと思います。
係留ブイは網代から出るボートの特権ですね。
カイワリやアジ、ワカシが出ると夏の海ですね。
泳がせでマヒマヒやコチ、ヒラメも期待出来ますから楽しくなりそうです。

いつか、海上でお会いできましたら情報交換させて下さいませm(_ _)m

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 赤い魚集合 | トップページ | ○○釣りは釣れず »