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2019年5月 8日 (水)

今年のカイワリは大きいぞ

 

昨日(57日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

既に3月末には桜街道を走り、
少し遅れて4月始めの頃には
綿菓子の様に点々と白くなる山桜を眺めながら
漕いだのが
つい最近だったのに、今はもうこの新緑。
1dsxp194501s

釣行の度に季節の移り変わりを感じさせてくれるのも
東伊豆の釣り場ならではであろうか。

北東の風が入り騒がしい海面を
正面沖のカイワリポイントに出る。

さて、何でもかんでも“令和”初の・・・と聞いてから
もう一週間になるが、
まだ初ものが残っていた。

今日は令和初の平日ということで、
365日連休の五目漁師ならではの記念釣行になる。

とは言え
令和はレイもワも完ボをイメージしてしまうので
そんな記念釣行にならねばよいがと思いつつ、
先ずは置き竿で真鯛を狙う6mの五目仕掛けを入れる。

次に手持ち竿に
3.54本針ウイリー仕掛けを準備していると、
背後でガタッ! と音がする。

振り返ると竿掛けが横を向き
竿が落ちそうになっている。

幸先よく五目仕掛けに大物が掛かったようだ。

慌てて竿を手に取ったが、
強烈な引きを感じた直後に針外れ。

一投目マジックには
その場の主が飛びついてくると
勝手に思っているだけに
残念なことをしてしまった。

最初に上がってきたのはカイワリ。
2dsxp194506s

まずまずの大きさだ。

そしてハナダイ、
3dsxp194504s

またカイワリと続く。
4dsxp194507s

こうして写真だけを並べると
次々に釣れているようであるが
決してそんなわけではない。

食いは渋い方だ。

仕掛けを変え、棚を探り、シャクリを試行錯誤しながら
ポツリポツリと退屈しない程度に上がってくる。

シャクリにしても棚にしても
釣れた時にはこれだと思っても2度目はない。

前回釣ったカイワリは殆どが
ロングハリスへの居食いであったために
今回は妙に意識して頃合いを見計らっては
ロングハリスの竿を上げに行くが
そんなおいしい話は今回は一度もなかった。

決してツボにはまる釣り方がないというのが
五目漁師のカイワリ釣りのイメージで
その時々の様子を見ながら
釣りのパターンを試行錯誤するのも
面白さの一つであろう。

それにしても、このサイズのカイワリの引きは楽しい。
わずかなアタリを捉えて掛けに行くと
いきなり根掛かりかと思うほど強烈に引き込んでくる。

カイワリだとわかっているだけに無理はできない。

穂先は完全に水没し
バット部分にグイグイと
強烈な引き込みが伝わってくる。

リールのドラグは
ラインの破断限界にあわせているので
先ず出ていくことはない。
あとはクッションゴムの伸縮に期待する。

掛かりどころが悪いと
上がってきた時には針の回りが大きな穴になって、
針が刺さっているというよりも
正に引っかかっているだけに
なってしまっていることはよくあることで、
事後とはいえヒヤヒヤしてしまう。

こんな状態では
クッションゴムは不意に力を抜かれた場合の反発で
一瞬ラインを緩めてしまい
バラシの原因になるのではないかと思い、
以前クッションゴムあり/なしのバラシのデータを
約一年にわたってとったことがあるが
結局優位な差は見られなかった。

寧ろクッションゴムを外してしまうと
穂先にガツガツと振動のような引きが伝わってきて
せわしなく感じるので今では付けるようにしている。

それにしてもでかい。
5dsxp194516s

30cm超はまだ釣ったことがないので
当面の目標にしているが、
これどうだろう?
(後で実測の結果29cm)

昼前に少し忙しくなる。
手持ちの竿でカイワリをバラした後、
直ぐに置き竿の穂先が海面にグイングインと
突っ込んでいるのに気づく。

慌てて竿を握ったもののこんな時に限って
竿が竿受け部のゴムに食い込んでしまって外れない
(こらこらダイワさん、
こんなところにゴムなど使うなよ。
ここはプラスチックでしょと普段から思っているが)
やっと竿が外れてシャクリをいれたものの空振り。

あれだけ引き込んでいたのに空振りはないだろう。

餌を付け替えしばらくすると、また突っ込む。

今度は掛ったようだ。
置き竿なので姿勢とは反対側の舷になるため
座り直して慎重にあげてくる。
6dsxp194514s

マダイ(38cm。)

昨年はカイワリ釣りでハナダイが結構混じったが
今年は真鯛も混じってくる。

いくら美味しいカイワリでもこの手の外道は嬉しい。

何よりも嬉しいのは
サバがまだ本格的に登場していないこと。

今日は仕掛けの回収時に掛かった一尾だけ。
7dsxp194509s

カイワリシーズンは
カイワリが居なくなって終わるのではなく
大サバ、小サバ、中サバと晩秋まで
次々に続くサバの登場によって
カイワリのみならず海中の他の全てが見えなく
なってしまうだけのことだと思っている。

最近はサバに変ってフグも強敵であるが
今日のところは
大きいショウサイフグが2尾で終わってくれた。

但し、釣れはしないが海中でのエサ取りは
実はフグの仕業かもしれない。

で、今日の釣果はこれ。
8cas19a0054s

一日ぼつぼつではあったが
なんと言ってもカイワリの大きさが嬉しい。
30cmには達しなかったが29cm2尾、
他に28cm27cmも。

ハナダイのちらし寿司。
10cas19a0070s

ちらし寿司と被るので
釣った日刺身は止めかけたが、
やはり釣った日のカイワリを食べない手はないと思い、
中くらいの個体を刺身に。
9cas19a0058s

独特の甘みときめ細かなしっとり感は
他の魚ではなかなか味わえない。


*混ざると混じるの意味の違いを知りませんでした。
本文中とコメントで使っていた混ざるを
ここでは正しい混じるに訂正しました。(5月9日12:00)



このブログにコメント下さる方がボート釣りは初めてのお父様を同行し
一投目の投入でカイワリの釣り方のレクチャー中に掛かって来たのが
なんと35cmのカイワリだったそうです。
オーシャン釣具では恐らく記録更新とのこと。
ありますね、ビギナーズラック。

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<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!

良い釣果ですね!
オーシャンの親父さんも写真をホクホク顔でアップしているのではないでしょうか。

数を釣っていないので大した口はきけませんが私も他のカイワリ上げている方も小さいカイワリが少ない印象でした。平均値が5cm位大きい感じですね。海の中でカイワリに都合がよいことがあったのですかね。

私も明日あたり久々の1人釣行しようかどうかと、他にやることもあり悩んでいるところだったので気がそぞろになる釣果ご報告です。

はじめまして。
ぐっさんと申します、いつも楽しくブログを拝見させて頂いております。

美味しそうなカイワリですね、型はもちろんですが私からしたら数も凄いです!
今度カイワリを狙いに初めて伊東に行こうと考えておりますので、大変参考になります。

ところで4/28に父と二人でエトーボートに行ったのですが、五目漁師さんと思われる方と一緒に駐車場からエトーの車に乗せてもらえました!
(その時はまさか五目漁師さんだとは思わなかったのですが、タイラバとジギングで真鯛狙いと仰っていたのでブログを見て驚きました笑)

福浦の海もこの時期は今ひとつかも知れませんが魚種が豊富でやはり面白いですね、福浦のこと、ボート釣りのことなどまたお話を伺えることを楽しみにしています。

こんばんは。

大粒揃いのカイワリに色々な料理に使えそうな鯛の数々、、、楽しい1日を過ごされたのが想像に難くない釣果ですね。サバすらも大きくて美味しそうです。

私は数を釣っていないので大層な口はかけませんが釣れているカイワリは大きいモノが多いですね。また近々伺ってみたいと思います。前回は午後から曇って風も少し出てきてしまったので慣れない人には厳しい状況になり、カイワリが釣れると言われる状況になり始めての撤収だったので次回は1人で行きたいと思います。

五目さま
いやー、流石の釣果です。
また、釣れない私にご配慮いただき、釣り方まで解説いただき有難うございます。
やはり、一筋縄では行かず、都度、工夫をされているのですね。半分諦めかけていましたが、カイワリ美味しいのでまたチャレンジしてみます。

すいません、アップされていないかと思い似たような書き込みをしてしまいました。
^_^a

五目師匠こんばんわ^_^

流石の釣果ですね!
これ見ちゃうと実験とか悠長なこと言ってられなくなっちゃいますw
必死にがむしゃらに釣りしてきます!
多分(笑)

まっくさん、こんばんは。

以前より宇佐美から遊漁船に乗ると
30cm超のカイワリが釣れる話は聞いていましたが
手漕ぎボートでは伊東で一年に1尾か2尾がいいところでした。
まっくさんの35cmは別格ですが今年は既に何匹か、
今日もオヤジさんが釣っていますし嬉しい悲鳴ですね。

昨年の秋に大きいのが揃ったことがありましたが
彼らが戻ってきたのでしょうかね。

ぐっさん、こんばんは。

私も思い出しました。
確かアマダイ狙いとおっしゃってましたね。
お二人であの時は熱海方面に向かわれたようでしたので
釣果をお聞きしたかったのですが帰りは私が遅くなったので
お会いすることができませんでした。

今の伊東は面白いですよ。
サバが出るまでですから早い方が良いと思います。
是非大型のカイワリの引きを楽しんでください。

福浦には近々真鯛のリベンジに行く予定です。

今後ともよろしくお願いします。

まっくさん、あらためましてこんばんは。

この日も午前中は風がやや強く大きなうねりもありました。
午後は静かでしたが、帰る間際には突風が吹いていました。
東風でしたので戻る分には楽な風でしたが
晴れていても釣れますのでご無理はしないで下さいね。

MBLさん、こんばんは。

解説など出来ませんが、
ご機嫌のいい時にはアジと同じでいくらでも釣れますので
ご安心ください。

型がいいだけに経験豊かなカイワリなんでしょうか
へそを曲げると釣れなくなってしまいす。

実は10時ころに2艇のカヤックが伊東港方面から近づいてきました。
ひょっとしてMBLさんかな思い注目していたのですが
別の方たちでした。
ルアーでカイワリを1尾釣ったと聞きました。

カイワリ本当に美味しい魚です、是非味わってほしいです。

まっくさん、こんばんは。

ココログブログが3月にリニューアルしました。
ところがそのリニューアルがいい加減で未だに多くのバグが回収されていません。
折角コメント下さる皆さんにもご迷惑をかけているようで申し訳ありません。
懲りずにご相手をよろしくお願いします。

ガルさん、こんばんは。

えっ、実験は止めちゃうのでしょうか。
カイワリの様子はわかっていますからガルさんには
是非新たな挑戦をやってもらいたいですね。

という私もこの時イカメタルジグを持って出たのですが
カイワリの虜になってしまいました。

こんばんは!
良い釣果ですね!
皆さんからのコメントも多いですね(笑)
カイワリ、ハナダイ、真鯛とバンバン釣り上げてるように思いましたが、意外に手を変え品を変えの手探りな釣りだったのですね?
さぞかし、してやったりの釣った満足感を得られたと思います!
チラシに朱い器…蕎麦打ち用の桶でしょうか?
緑のサヤエンドウや山椒の芽と映えて、見た目にも春爛漫の美しさで、こんなのを家族に食べさせたいとマジマジ見てしまいました。
器、どこで買おうかしら(^_^;)?
ニトリや東急ハンズにありますかね(笑)?

さて、私へそ曲がりなのでサバの海になってからサバの層を突き破って大型カイワリや真鯛を狙いたいと思います(笑)!

おはようございます。

今年のカイワリは爆釣!という日は無いですが、
釣れだしてからは去年より安定してますし、サイズも良いので楽しめますね。
しかし35センチのカイワリの引きは相当すごいんでしょうね。
40オーバーの真鯛よりパワーがありそうです。
と言うわけで、私も今週末あやかりに行ってまいります(笑)

それでは、また。

APさん、こんにちは。

してやったり気分は全くなかったですよ。
後で振り返っても全部の魚を入れても30分に1尾のポツリポツリペースです。
ボチボチでしたとオヤジさんにも話したら笑ってましたが。

器は確かイトーヨーカドーだったと思います。
安かったですが山中塗りと書いてありました。

ご飯に混ぜるだけで出来上がる具入りのたれがありますので
あとは適当にトッピングするだけです。
肝心の釣り魚が鳴りを潜めるのが欠点ですね。

flex-pさん、こんにちは。

yさんの行かれた日とか、昨日とかは爆釣の日ではないでしょうか。
それよりも特に餌釣りの場合はとにかく型がいい、
マダイやハナダイとはまた違ったグイーングイーンの引き
しかもい無理をするとバレルので結構難しい。

それに赤いのが適当に混じる。

楽しいですね。
サバが来るまでですが。

大きめのカイワリいいですねー!

なんてったって、刺身で一番うまいと思う魚です。

水温が例年より低くて、真鯛も食わないので、鰺の泳がせでヒラメ狙いばかりでしたが、初夏のイサキとともにきっといるに違いないカイワリも狙ってみます^^

おはようございます
良い型ですね
釣る楽しさだけでなく旨い魚なので
嬉しい釣果です
私はメジナでは旨くない魚なので
嬉しさは半分
これからまた館山です
今最終図面と見積もり、そして来週には
決まり忙しくなります
ボート釣りはこれからですね

飛竜丸さん、こんちは。

マダイにアコウにヒラメ
こんな魚の宝庫ですからカイワリなど目ではないと思いますが
たまには違った食味の魚もいいですよ。
是非狙ってみてください。

趣味人たけさん、こんにちは。

昨年の秋から引き続きカイワリの型がいいです。
ただ、この2、3日でサバが出てきたようですから
ここで一旦終わりですかね。

このままの予報が続けば月曜日に久しぶりに観音崎に
行ってみようかと思っています。
なんとかタイラバで真鯛を仕留めてみたいです。

久しぶりに五目漁師さんらしい賑やかな釣果ですね。
カイワリが数釣れるのは羨ましい限りです。しかもナイスサイズの連発。
マダイも食べごろサイズですね。
ところで伊東の海は澄んでいるんでしょうか?
外房はプランクトンやカニの幼生が大量に海中で漂っていて、
濁りで魚探が狂ってしまうほどです。
春のベストシーズンだというのに、苦戦の連続で迷宮に入り込んだ感じです。
さすがに魚は増えてきたので、ギアが入ればって思っていますけど…。

ぐっちゃん、こんばんは。

東伊豆は大概、激澄みですよ。
上がってくる魚が7、8mも先からぼんやりと見えてくることも良くあります。
逆に東京湾側は夏の酷い時などはタールような海で30cmでも上がってくる魚はぼやけています。

魚も魚でその環境に慣れていますので
東伊豆では激澄みでも釣れますし
東京湾のアジは餌など見えないような茶色の潮でも平気で釣れます。

今日は観音崎のタイラバで完ボを食らいました。
乗っ込み真鯛狙いでしたが一度もアタリすらなし。
魚のご機嫌伺いは難しいですね。

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