弟との釣り
昨日(5月17日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
以前、電車の出発時の揺れでバランスを崩し
ひじ掛けに肋骨を強打して
痛めてしまった五目漁師。
歳はとりたくないと笑っていた弟が
その数日後に自転車で転びやはり肋骨を強打。
レントゲンでは見つからなかったが
MRI で無理やりに探し出すと
微妙に骨折だったらしい。
4歳も年下なのになんとも情けない。
ようやく、ボートが漕げそうになったので
と声掛けがあった。
手堅い(?)大津のアジか
伊東のカイワリかで迷う。
今年は型揃いで強烈な引きが楽しめる
カイワリがいいに決まっているが、
おっとどっこい、
脂ノリノリのカイワリ狙いには一つ間違えば
酸味ノリノリのサバの猛攻で
日によっては釣りにならないという
大きな賭けがある。
結局、弟の希望にまかせて
伊東に向かうことにする。
五目漁師は例によって
置き竿にする6m五目仕掛けから先に投入する。
次に手持ち竿に
3.5mウイリー仕掛けを準備している間に
置き竿の穂先が入る。
いい引きだ。
早速カイワリかな? と慎重に上げてくるが、
あと15mで道糸が左右に振れる。
この野郎、サバだ。
忌々しさと、憎々しさで
ついつい親指に力が入ってしまい
反動でサバの口が開いてしまっている。
五目漁師の人柄がばれてしまいそうな
ポートレート写真。
さてはサバの猛攻かと思ったが
その後はポツリポツリの程度で
釣りにならないほどではない。
但し、それ以外の魚の反応もない。
今日の五目漁師はカイワリはもちろん欲しいが、
ハナダイもマダイも欲しいし、
アジが釣れればヒラメも狙う、
久し振りにイカもやってみたい、
タイラバかジギングで大鯛も仕留めたい
という超がつく欲張りモード。
9時過ぎにはカイワリを見限って
アジポイントに向かう。
ここのアジは泳がせには
少し大き過ぎるかもしれないな(と不要な)
心配をしながら一投目。
早速、アタリだ。
しかし、ここでもサバ。
このポイントは比較的サバが少ない
というイメージだったにも関わらず
寧ろこちらの方がサバの入れ食い状態。
20分ほどで元の正面沖に逃げ戻る。
弟の方は時々掛かってくるサバを相手に
スローモードの釣りを続けている。
それでもハナダイとカイワリが
1枚ずつ上がったようだ。
再び、カイワリ狙いに戻った五目漁師に
ここで大物が掛かる。
最初は、またサバの2尾掛かりかな?
と思ったが、そんなものではなさそうだ。
時々グイグイと来るものの竿が全く動かない、
リールも巻けない。
どうやらエイかサメのようだが
姿を見るまでは切るわけにはいかない。
10分後に少しずつ上がり始める。
それから一進一退がまた5分。
やっと見えてきた。
大きなエイだ。
これは面白そう。
水中5mまでOKのカメラを
揺れるボートの縁から海面に入れて
久しぶりに水中撮影を楽しむ。
最後はハリスを切ってさようなら。
やれやれ、もう11時になってしまったが
腰が落ち着かない五目漁師は
オヤジさんと電話で話をしながら
今度はイカメタルをやってみることにする。
最近流行っているらしいが、何のことはない、
昔からイカスッテの先頭に付けていた布巻きの
鉛スッテを(釣り人の興味をそそるように)
少し今風にデザインしただけのことのようだ。
当たり前ではあるがそれがためにお値段も張る。
これを、硬めのタイラバ用の竿につけて
また移動を開始する。
オヤジさんがつい最近、
オキアミ餌にたまたま掛かってきたが
取り逃がしたというアカイカ狙いではあるが
上部に横向きに泳ぐ
一回り小さいプラスチックのエギもつけて
小さいマルイカでもOK、
大きなアオリイカならなお更OK、
来るもの拒まずの期待を込める。
しかし、なんと3投目にして根係りでロスト。
根際回りを探る積りが(今日は魚探がないので)
見事に根に命中したらしい。
新兵器の写真を撮る間もなく敢無く敗退。
幸いにもリーダーは残ったので
ここからはこれもまた人気の
TGベイトに付け替えて
マダイ狙いのジギングを始める。
しかし、ここでもサバ。
今度はサバの撮影会だが、
エイと違って動きが早い上に
カメラのレスポンスが鈍く
なかなか思ったようには撮らせてくれない。
1時ころから南西風が強くなり
流し釣りにはちょっと辛いものがあるが、
どうやら朝から粘り強く動かない
(多分面倒くさいだけの)弟の釣りに
時合いがやって来たようだ。
五目漁師はこのころには
タイラバに最後の大マダイを賭けているが、
面白そうなので弟のボートの回りを回っていると
もう何10年も使っている平成の文化財のような
インナーロッドが目の前で曲がる。
(インナーロッドはよく折れるので
曲げ過ぎには注意だ)
上がってきたのは結構なサイズのマダイ。
しかし、取り込み際にバシャバシャと跳ねられ
ばらし。
どうして玉網を使わなかったの!?
と呆れて、まるで文句でもつけるように
指導を入れると、
なんと、いつも小魚ばかり釣っているので
玉網を自宅に忘れてきた(置いてきた)らしい。
しばらくしてまた竿が曲がる。
怪しげな様子で首をひねってはいるが
念のために玉網を持って助けに漕ぎ付ける。
今度はサメ。
サメを掴もうかハリスを切るかを迷う弟
一方、五目漁師のタイラバには
結局、最後までアタリはなかった。
前回に引き続き完ボの完成だ。
実は、今晩はヨメサンが娘の家でお泊りなので
これがベストだ。(もちろん大ウソ)
こちらは弟の釣果
カイワリは惜しくも29cm。
(オーシャン釣具の釣果ブログよりカット&ペースト)
弟も期待外れの釣果であったろうに、
本人曰く、自分としては
これでも大漁の部類に入るので満足とのこと。
(完ボのくせに)がっつり釣らないと
気が済まない五目漁師。
玉網なしで竿を出すなんて意味がない
と思っている五目漁師は
釣り場に着くと真っ先に玉網を準備するのに、
玉網を忘れても平気で釣りが続けられる弟。
サバを憎たらし気に放り投げるのを見て、
兄貴は人間ができていない
と周りに垂れ込むおっとり系の弟。
今日もこのサバでも
締めサバにしたら結構食えるよ、
と1尾を持ち帰った。
信じられん。
(サバ野郎の名誉のために:
次の日ラインで、
締めサバは少しバーナーで炙ったところ
脂がとろーっと出てきて
めっちゃうまかったとのこと)
思ったほどのサバの猛攻ではなかったです。
昨年あたりから
サバが減ったような気がしていますが
この調子だと日が良ければ
まだカイワリは狙えそうですね。
1尾だけでしたが
弟も29cmのカイワリの強烈な引きには
驚いていました。
同じ群れなら秋には間違いなく
30cmを超えますね。
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師匠こんちわ^_^
鯖を持つ手(笑)
でかいエイ!リリースだったんですね
こないだ柵になって売ってましたが結構なお値段するんですね…エイって
イカチャレンジも消化不良ですね。
鯖がもう少し美味でしたらチャレンジしたいんですがなかなかどうして足が向かなそうなのでデカいイカを師匠が釣り上げるまでワクワクしながら待ってまーす(╹◡╹)
投稿: ガル | 2019年5月18日 (土) 18時08分
ガルさん、こんばんは。
サバ、この後は口をつまんで天高く放り投げます。
さすがに動物愛護協会から注意を受けそうで
写真にはできません。
くるくる回りながら飛んでいきますが、
ちゃんと仲間に怖かったことを伝えてくれるといいのですが。
アオリイカは今がピークでしょうが
やりたい釣りが多くてなかなか手が付けられません。
福浦の今年はどうなんでしょうか
すーさん辺りからの情報はありませんか?
投稿: 五目漁師 | 2019年5月18日 (土) 20時49分
今日は大潮なので観音崎以外に行こうと考えておりましたが、予報が良いのは観音崎のみと皮肉な状況下、少々不安ななか五目さんリベンジに行ってきました。リベンジならタイラバで真鯛ですが、観音崎なら金アジも欲しいので、コマセ&タイラバ+αの欲張り釣り。潮のことは良く解りませんが干潮前後の4時間ほど釣りになり、コマセ&タイラバを頑張りましたが撃沈、いつものジギングに手を出してしまいました。この時点でリベンジ失敗ですが、ジギングでサバ、あじ、メバル、タチウオを一匹づつと何とかおかずゲット。ただ、タチウオは5本指105㎝で油ノリノリので絶品でした。観音崎は魚影濃いと思いますが非常に難しい場所ですね。
投稿: MBL | 2019年5月18日 (土) 22時53分
MBLさん、こんばんは。
お疲れさんでした。
アンカーを入れる皆さんでも
潮止まりしか釣りにならないようですから
止まれない流し釣りは本当に過酷ですね。
面白いものですね、私は逆で今日はジギングをと思っても
なかなかジグでは釣れる気がしなくて
直ぐにタイラバに移ってしまいます。
同じ重さで何れもただ巻きをしていても
形の違いで潮から受ける反応が違うからでしょうか
何となくジグの方は頼りなく感じてしまいます。
私は行けなくなりましたが
マリンタウン沖でもタチウオが釣れ始めているようですよ。
一回り大きいのを是非狙ってみて下さい。
投稿: 五目漁師 | 2019年5月19日 (日) 00時52分
観音崎は流されている事が解り辛いですね!私が足濃きでホバーリング釣りのなか、五目さんのように手漕ぎボートが探り釣りをしていました。かなりの速度で流されていたので、あんなに流れたら釣りにはならないだろうと眺めていましたら、実は手漕ぎボートはアンカーしており流されていたのは自分でした。海全体が流れているので注意しないと危ないですね。あと、タイラバを回収する際に気付いたのですが、流れが早いためヘッドが左右に不自然に揺れていました。こんなことは初めてですが、どうせ揺れるならジギングだろうと変えた次第です。あの流れでは、電動リールでのウィンチ釣法はたぶん無理で、タングステンタイラバもあまり意味はなさそうです。
投稿: MBL | 2019年5月19日 (日) 08時02分
MBLさん、こんにちは。
私の場合は魚探の航跡を見ながら釣っていますので
流されるのはよくわかるのですが
逆に、余りにも速くて漕ぐ手を止められず
肝心の釣りができなくなってしまう始末です。
確かに何か目標がないと流されているのがわからないですね。
アンカリングのできない福浦でコマセ釣りをやる時には
浮きが付いた錘を着底させその浮きの回りにボートを保ちながらコマセ釣りをやります。
ただ、この方法は流し釣りには応用できないですが。
なるほど、ジグなら横揺らぎは好都合かもしれないですね。
ただ、底どりから始めるジグもタイラバもあの流れの中でやると根掛かりも心配ですし
何れにしても流し釣りにとっては過酷な場所です。
諦めずに私のリベンジもお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2019年5月19日 (日) 10時36分
おはようございます。
家族との釣りも楽しいですね。
世話が焼ける点では自分の事だけできないもどかしさがありますが、五目漁師さんの弟さんはご自身でなんでもできるからその点は全く問題なく楽しい部分だけですね。
サバはなんとか美味しく食べられないものですかね。あれだけ釣れるんだから美味しければ大歓迎なんですけどね。仰る通り酸味が強くて正に煮ても焼いてもだと思っています。やはり血が残ってしまうからでしょうか。
カイワリのサイズは本当に大きいですね。今後が楽しみです。そうそう、イカも狙って釣れるなら私も試してみたいですね。色々試されているので情報ありがたいです。
投稿: まっく | 2019年5月20日 (月) 07時51分
まっくさん、こんにちは。
私はサバが大好きなだけに少しうるさいですよ。
たまに持ち帰って食べてみますが美味しいのには滅多に当たらないです。
鯛でもアジでもシーズナリティや個体差はもちろんありますが
東伊豆のサバの不味さはあまり変わらないですね。
今、回っているサバはマサバだと思いますが
脂がのっていそうな体形ではないですね。
美味しい魚があんな風に釣れ盛ると釣りが面白くなりますから
サバやソーダ、フグがいい加減に邪魔をしてくれるなら
いいのではないでしょうか。
投稿: 五目漁師 | 2019年5月20日 (月) 11時16分