ドラセナ・マッサンゲアナの花が咲く
茅ヶ崎に自宅を買ってからもう25年にもなる。
これはその時に知り合いからいただいた
祝い金で買った幸福の木。
ひょろ長いが買った時は普通にこんな感じであった。
(写真はyahooショッピングから切り出させていただいた。)
一度枯れかけたので
ヨメサンが元気そうな枝を切り取って
土に刺しておいたところまた根づいたらしい。
以来ひょろひょろと天井に向かって伸び始めて
今の様になった。
葉っぱが立派なので、昔は釣魚を握った際に
ハランの代わりに使ったことがあるが、
リビングの片隅に置いてあるので
普段は余り存在を意識することはない。
ある日(4月8日)、ヨメサンがふと見るとこんなものが。
どうやら花のようだが、
つぼみの際には蜜がたまり茎を伝っている。
25年間この方見たことがなかったので、
えっ、こんなものに花が咲くの?
見つけた本人は、
何か悪いことが起こる前兆ではないかと
気持ち悪がり切ってしまおうとしたが、
念のためネットで調べてみた。
すると、あるある。
珍しいだけに、かえって珍しい珍しいと
驚きや感激の記事がいっぱい出てくる。
十数年に一度の奇跡とか、
購入して10年以上になるが
突然花を咲かせてくれましたとか、
そんな記事に反応して
30年部屋にあるが花はみたことがないとか、
ストレスを感じた時に咲くとかいろいろ出てくる。
特に不幸の前兆ではないようなので
安心したところで、
今更に少し幸福の木そのものについて調べてみた。
花言葉は花の名の通り“幸福”とか
“永遠の愛”、
“隠しきれない幸せ”(なんだこれは、
カイワリを大漁に釣った時のことだろうか)、
正式名称はドラセナ・マッサンゲアナ
(オッサンの毛穴ではない)、
原産地は熱帯アジアや熱帯アフリカで
五目漁師の自宅では最大2.4mにしかならないが
原産地では6mにもなるらしい。
稀に白い花を咲かせる。
花は夜に開き、強烈な甘い匂いを放ち
朝には一旦萎み、夜になるとまた開くとある。
(藤圭子の歌のようだ。 古っ!!)
ネット上では花より皆さん匂いが印象的らしく
落ち着いて眠れないほど強烈な匂いが
家中に充満するらしい。
面白くなってきたぞ。
つぼみから開花まで2週間くらいかかるらしいが、
楽しみに待つことにする。
4月14日
4月18日
そして、つぼみを見つけてから13日目の夕方に
とうとう最初の一輪が開いているのを見つけた。
早速、背伸びして鼻を押し付けて匂ってみるが
まだ一輪なので微かに
さわやかないい匂いがするだけだ。
ついでに枝を伝う蜜をペロッとなめてみると
ほんの少しなのにこの甘み。
きっと外で咲くとアリや昆虫が
十数年かけて熟成された
濃厚な蜜に集まってくるのだろうな。
そして次の日の4月22日の夕方、
いよいよ本格的に咲き始める。
4月23日朝
説明にあった通り朝になるときっちりと閉じてしまい
匂いも完全に封印されてしまう。
指折り25年間の長きにわたって
日数を数えてきたのも不思議だが、
太陽の下で育つ自然界ならまだしも
夜も昼もない家の中で
朝夕の区別がどうしてつくのだろうか
自然の驚異を感じる。
開花して3日目、4月23日夕方に花はピークを迎える。
このころには確かにあのさわやかな匂いが
鼻を刺すほどにきつくはなってくるが
腐りかけたオキアミの臭いに慣れた
五目漁師にとっては
人の話から想像していたほどではない。
直下に空気清浄機を置いていたが、
ヨメサンはリビングから漏れ入る匂いにさえ
我慢しきれず眠れなかったらしく
次の夜からはリビングの外に出されてしまった。
今日4月27日には全体が茶色くなってきたので
切り落としてしまった。
いいものを見せてもらった。
で、話は変わって、
先日のカイワリ料理写真の余り。
姿造りに使った後のオニカサゴのアラ味噌汁、
失敗のじゃがいも衣焼き、
ムニエルゴマドレッシング、
梅ネギたれかけ、
ウマヅラとムシガレイの煮つけ。
一旦鳴りを潜めたカイワリですが26日少し荒れ気味の日に
yさんがまた数も型も揃えました。
五目漁師の天敵サバもちらほらと釣れ始めたようですから
まだの人は伊東に急ぎましょう。
↓
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こんばんは。
不思議な花ですね。
何かの条件が合っての開花なのでしょうけれど、しんびてきですねぇ。カイワリが釣れる日、釣れない日の違いがはっきりとしないのと同じなのかもしれませんね。でもはっきりして欲しいてすが。
さて、まだ新しくアップされた方は拝見しておりませんがタイトルが怪しいですね。今から拝見いたします。
投稿: まっく | 2019年4月30日 (火) 00時05分
まっくさん、おはようございます。
カイワリ、シーズンインした後は比較的天気が良くない日
(雲空か小雨が降るくらいでチャプチャプと海上がせわしい)
が良いようですよ。
これは本当かどうかよくわかりませんが
もう少ししたらサバが大サバ、小サバ、中サバの順に、
その後はソーダが押し寄せてきます。
こいつらが来るまでがチャンスです。
これは本当です。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月30日 (火) 08時57分
面白い!
夢でも花でも夜開くものには怪しい魅力がありますね(^^♪
蜜がそんなに甘いなら、私も舐めたいものですが、25年待つのは…(^o^;
カイワリ、梅との相性も良さそうですね?
試してみたいものです。
サバは邪魔しかしませんね。
美味いなら良いのですが、脂が少ないとガッカリしてしまいます。
ヒラソーダの方が遥かに美味い!
早くサバには去ってもらいたいです(笑)!
投稿: AP | 2019年4月30日 (火) 21時29分
APさん、こんばんは。
20年に一度、一生かけて集めてももやっと涙ほどの蜜にしかなりません。
琥珀以上の値が付きますね。
テキーラの原料になるリュウゼツランなども50年に一度とか言われますが
昔南米にいた時には普通に見られました。
木そのものの数が多いからでしょうね。
最近サバを歓迎しない釣り師が増えてきました。
やっと同意が得られたようで嬉しいです。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月30日 (火) 23時33分