うーん、どうかしている、今度は超絶完ボ
昨日(4月6日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
なんと魚との唯一のコンタクトがこれ。
カイワリ狙いのコマセ釣りは
たった1度のアタリすらなく超絶完ボに終わった。
クーラーボックスの中の氷はそのまま残っていたので
捨てるのももったいなく
オヤジさんに誰かに使ってもらって下さいと
引き取ってもらった。
真冬ならまだしも
この時期にこんな悲惨な釣りの記憶はあまりない。
さて、竿を垂れているだけで・・・とか、
ぷかぷか浮いているだけで・・・とか、
それで十分満足的に言う人もいるが、
やはり釣りは釣ってなんぼの世界。
こう魚に相手にされないと
始め(前回)のころは
釣り感は鈍いし、
集中力にも欠けるし
と自分のことも少しだけ攻めていたが、
今日あたりは海に向かって
お前アフォか!いい加減にせい!
と悪態をついてしまった。
釣れる、釣れないは
釣れない時に繰り出す所謂引き出しの多さや
それらを自分のものにして活用できる技量、
そして多少は道具にも左右されるなど
いろいろあるが、
なんといっても
釣れる時期に
釣れる場所に
釣れるポイントに漕ぎ出る、
これに尽きる。
いろいろ限界はあっても
五目漁師が手漕ぎボートが好きな一つの理由は
この選択が自分で思ったようにできるからでもある。
これに尽きるからこそ、
逆にこれを欠いてしまうと
引き出しや技量、増して道具などはクソくらえで、
今回、いや前回からのように
惨憺たる目に合うことになる。
尤も、カイワリ、カイワリと意地になっていることは
承知の上であるが。
今回も示し合わせたわけではないが
(やはりカイワリにこだわる?)fさんが
お隣のボート屋さんから
1時間ほど先に浮かんでいらっしゃる。
早速、お声がけすると
今日はなかなかいいですよ。
既にカイワリが2尾、前回と違って餌がなくなります
と返ってくる。
よしっ! 今日は忙しくなりそうだ。
そわそわした気持ちでポイントを決めて
先ずは置き竿に
イサキ釣り用に作った3.5m2号3本針仕掛け、
手持ちのカイワリ釣りには
その上針2本がウイリー、
先針にはオキアミを付けて落とす。
そして20分たち、30分がたつ・・・
話が違うではないか、
アタリどころか放置竿の餌も一向になくならない。
どうやら朝の時合いは過ぎ去ったようで、
少し離れて釣っているfさんに
餌はなくなりますか!? と声掛けると、
餌がなくならないくらいでそんなに大声
(確かに五目漁師のだみ声が
近くの海面に浮かんでいる他のボートにも
まんべんなく行き渡る)
で叫ばないで下さいよと言いたげに、
腕を車のワイパーのように振っていらっしゃる。
どうやら “全然” の合図と見た。
しばらくすると
昨晩、私も行きますよと連絡があった
足漕ぎカヤック釣り師のMさんが
宇佐美方面からやって来られる。
我が家がハタ好きであることを知って
Mさんが得意とするハタ(予定)と
カヤックではなかなか釣るのが難しい
五目漁師が釣るカイワリ(予定)の
物々交換を約束している。
もしかしてハタが釣れていたらどうしようと
ハタハタ、いやハラハラしながら
調子をお伺いすると
今日は全く駄目ですねの返事。
(ああ良かった)
Mさんはお互いに頑張りましょうと言い残して
また宇佐美方面に戻って行かれる。
さて、五目漁師はこの時既に置き竿には
途中で買ってきた活きアジを泳がせて
ヒラメを狙っていたが
こちらの方も音沙汰はなし。
10時ころには依然としてふやけない限り
付け餌がそのまんま上がってくるカイワリ狙いは
一旦は諦めて、
ヒラメの実績が高いアジポイントに場所を移動する。
ここは、先ほどまでのポイントと違って
海底に根(か漁礁)があるので魚影は濃い。
真冬にはひっそりとしていたが
今見ると魚探には真っ黒な帯が流れており
何かはわからないが期待はできる。
しかし、穂先が無反応のままで
幾度か餌を盗られただけで
ここでも一度もアタリは感じられず。
泳がせ竿の穂先は一度は海面に突っ込んだが
アジを盗られただけで手ごたえはなかった。
結局、昼過ぎには再び元の場所に戻ると、
様子は相変わらずで
ぷかぷか浮かんでいる他のボートもfさんも
さすがに退屈そうだ。
五目漁師はカイワリ狙いの傍らで
泳がせているアジの棚を
今度は青物狙いのつもりで
(水深約40mで)-25mに上げる。
しばらくしてアジのご機嫌伺いのために
上げてみた結果が冒頭の写真だ。
犯人はフグだと思う。
3匹のアジはここで完売したので、
仕掛けをマダイ狙いの6mロングハリスに替え
この後も6kgのアミコマセをせっせと撒き続け
最後まで粘ったが、
結局一度のアタリも感ずることがないままに
3時半に沖上がり。
fさんは朝の内にカイワリを3尾釣られたので
なんとか開カ宣言にはなったものの
どうだろう今年のカイワリは
どこかで満カイするのか、
それとも2、3年前のように
つぼみのままで終わってしまうのか。
自信のない五目漁師は
もう誰かが釣った後で行くことにしよう。
一方、Mさんは沖上がり後、オーシャン釣具まで
わざわざ様子を見に来て下さったので
こちらからもお聞きすると
ホウボウがやっと一尾で
やはり今日は駄目でしたの一言。
とはいえ、15mの浅場で
ジグのフックが一瞬にして延ばされてしまう
大物を逃がしたとのこと。
そうそう、帰るころに日本丸が近づいてくる。
こんな景色が見られるだけでも今日は楽しかった
とそれで十分満足的に五目漁師も嘘を言ってみる。
片付け後、
オーシャンのオヤジさんと残念会のひと時中に
娘家族と長崎に遊びに行っているヨメサンから
電話があり、
今日帰ってくることを忘れていたことに気付き
温泉も入らずに慌てて帰る。
今日は魚捌きや料理がないから気が楽だ。
釣って美味しい魚釣り、
ボーズで帰れば気楽が美味しい魚釣り。
誰かがこんなことを言っていたような。
お手上げです。
アタリ感を取り戻すために
今度は大津辺りか一層のことボーズ上等のルアー釣りですかね。
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お疲れ様でした。
釣り勘を取り戻すなら、今は大津がお薦めです。
型は17㎝の小型から、最大27㎝の中型までいます。
小型は泳がせに使う以外は放流しましたが、それでも9時過ぎには定量の30を越えましたので、魚影は相当濃いです。
ルアーフィッシングも大津をお薦めします。
何故か今頃になってワラサが釣れてます。
伊東の満カイ宣言は、お任せください。
今はいつ行くかを、検討ちうです(笑)。
投稿: 腰痛持ち | 2019年4月 7日 (日) 16時43分
昨晩は魚の処理がなく時間があるはずなのにブログ更新が遅いので、ははーん!さては昨日の超絶完ボは記録からも記憶からも抹殺されるのかと思いましたが、流石は五目さん、男ですね!私も物々交換用のハタを探しましたが、全く反応がないのでどうもできませんでした。次回にお預けですね、ドラグが効いていたらあの魚を仕留めていたかもと思うと残念です。多分、ブリだと思います。
投稿: MBL | 2019年4月 7日 (日) 17時13分
お疲れ様でした。
う~む!
福浦が出れなかったら伊東も考えていましたが、ここまで渋いとは…(*_*)
伊東、やっぱり良くわからない釣り場ですが、出前船頭命のボート釣り師がはずすことの出来ない貴重な釣り場、何とかカイワリに頑張ってもらいたいですね。
憂さ晴らしの釣りならば、大津の鯵釣りが楽しいと思います。
泳がせ狙うならガレ場、イガイ根、2番排水口沖、ヤマダ電機沖ですかね?
鯵数釣りクーラー満タンか、泳がせか、赤黒の鯛類を狙うか?
手前船頭の見せどころです。
次回、ブログを楽しみにしてます。
投稿: AP | 2019年4月 7日 (日) 21時08分
腰痛持ちさん、こんばんは。
腰痛持ちさんが大津に行先を変更されたのは大正解でした。
アジの大きさ聞きたかったところです。
泳がせ用の小型混じりで中アジが主体でしたら最高ですね。
料理のバリエーションも広がりますし。
と言っても、未だに大津が良くわからない私が行くと
大して釣れないことが常です。
伊東は腰痛さんの満カイ(10尾以上)宣言の翌日辺りを狙い
年に一度の大量捕獲をしたいと考えています。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月 7日 (日) 23時38分
MBLさん、こんばんは。
仰る通り釣れなかった時の、
しかもそれが今回の様に続いた時のストレスは強烈ですよ。
記憶から抹殺したかったのですが元々自分メモだと思って書くことにしています。
完ボ記事を待ってくれえる方もいらっしゃるようですし。
昨年の夏に私もヒラメ狙いでマリンタウン手前の-30mあたりを
流している時のタイラバ回収時に80cm超えのブリクラスを釣っています。
もう少し先の宇佐美寄りではスズキの回遊も聞いていますので
面白そうです。
エリアがフリーのカヤックフィッシングが羨ましいです。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月 7日 (日) 23時53分
APさん、こんばんは。
海底が野っ原の伊東は回遊がなければこの様ですね。
他にしがみつくものがありません。
腰痛持ちさんにも大津へのリハビリ釣行を勧められていますので
次あたりはアジ+泳がせで頑張ってみようかなと考えています。
水の色や深さの面でどうしても興味が半減してしまいますが
東京湾の魚影の濃さには驚きですね。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月 8日 (月) 00時08分
本当に渋い1日でしたね。
あたりは全部で5回。
7時までが3回、そして9時半までが2回。
あとは完全沈黙。魚探には反応してるのに。
ボート屋の親父さん曰く、澄み潮と前日の台風並みの(風速20メートルだったそうな)大しけで底荒れしてたんでは?
とのことでしたが。
あまりにもあたりがないと流石に眠くなりますね。ウィリーのカラーを変えても、長さを変えても、ハリスの号数を変えてもダメ。
今週末はあたりと朝食用のアジの開きを求めて東京湾です(笑)
それでは、また。
投稿: flex-p | 2019年4月 8日 (月) 08時04分
flex-pさん、おはようございます。
魚探の反応は随分と賑やかになりましたが
カイワリやアジはまだ入ってきていないんでしょうね。
それにしても一年中いたイトヨリやムシガレイはどこに行きましたかね。
タチウオやイシダイなどと入れ変わるのは歓迎ですが居なくなるのは寂しいです。
今年は最近は誰もやらなくなったマルイカなども
久し振りに狙ってみたいと思っています。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月 8日 (月) 09時24分
いや~GW明けまでは油断できませんね。
この時期って、冷えたり急に暖かくなったりで、海の中も混乱するようです^^;
春の潮は大きいですから、ひと潮ごとにおさかなさんの数も増えてきますよ。
舵社ボート倶楽部の20周年号の94ページに私も掲載されています。
投稿: 飛竜丸 | 2019年4月 8日 (月) 22時00分
飛竜丸さん、こんばんは。
海底がフラットでもともと魚がいること自体が不思議なところです。
根があるとか、漁礁があるとか、魚が留まる根拠がないところですから
ベイトの流れ次第で1,0的なところがあるようです。
舵社といえば昔はKAZIを愛読していましたが
まだあるんですね。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月 8日 (月) 23時22分
おはようございます。
今正にその死地(死海?)に向かっております。休みと天候の関係で今日くらいしか行けないのでせっかくの情報開示いただいているにもかかわらず強行となりました。
オヤジさんも珍しく朝から出るとのことでしたのでこの不調でいよいよお尻に火がついたのかもしれません。
仰る通り釣れてなんぼですが、これだけ厳しいと早目に上がってグルメか温泉かと開き直って楽しもうかとも思います。
多分一日中竿をあおってクタクタになってそうはいかないのでしょうけれど。
では結果また改めてご報告いたします。
投稿: まっく | 2019年4月 9日 (火) 05時39分
まっくさん、おはようございます。
昨日は釣れなくても今日は釣れる。
今日釣れても明日は釣れない。
回遊してくる魚ですから仕方ないですね。
先ずは天気良しでベストではないでしょうか。
桜はもう散りそうになっています。
まっくさんの満カイ宣言でお祝いしましょう。
楽しみにしています。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月 9日 (火) 06時43分
おはようございます
鶴見撮影所の工事も後少しとなり
自宅でブログを久しぶりに見たような処です
魚に気まぐれは無く、食べないとなると
全員食べなくなりますね
何年前だったか忘れましたが
黒潮接近の後1か月ほど同じような事がありました
水面をゆっくりとシコイワシが泳ぎ
コマセカゴを落とすとパッと穴が開いたように
シコイワシが避けました
つい最近館山の堤防でも似たような事もあり
全員メジナも上物は釣れませんでしたね
鶴見の現場が終了したら
観音崎予定です
しかし大潮なので他に行きたいですが
5月から館山なので、顔を出すだけですね
投稿: 趣味人たけ | 2019年4月10日 (水) 07時45分
趣味人たけさん、こんにちは。
昨年の今頃はカイワリの大釣りがあった時期ですので
期待はしたのですが完全に振られました。
真冬の海と違って魚探の絵は随分と賑やかになってきましたので
たけさんが仰るように居ても食わない、食わせられない でした。
このところアタリからは遠ざかっていますので
大津辺りでリハビリ釣行でもやらないとと考えているところです。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月10日 (水) 17時08分
師匠!嗅ぎつけるのが遅れました!
完ボ、残念す(´-`).。oO
満カイワリ…僕が!無理ですね…
網代の釣果がちと気になっております
投稿: ガル | 2019年4月15日 (月) 17時39分
五目漁師さん、ご無沙汰しています。
完ボですか。厳しいですね。
外房の青物もたまーに交通事故的な報告がある程度で、
全体的には上向く気配もなくベストシーズンに突入する勢いです。
餌釣りなら何とか…と思ってチャレンジしても、
テンヤのエビにすらアタリが無い始末…。
天候が安定してくれば一気に爆発するんじゃないかと期待しているんですがどうですかねー。
投稿: ぐっちゃん | 2019年4月16日 (火) 13時21分
ガルさん、こんばんは。
完ボ記事、喜んで頂けましたでしょうか?
ガルさんでも誰でもいいですから
さっさと満カイ(10尾)宣言やってくれないですかね。
私はその後に続いて大量捕獲を狙っています。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月16日 (火) 23時50分
ぐっちゃん、こんばんは。
思い出してみれば春先は毎年こんな風に
ブツクサ言っているような気がします。
期待が大きいからでしょうね。
いよいよ本格的な春の陽気になりそうですから
水温も一直線で上がるでしょうし
ヒラマサやカイワリのXデーにタイミングを合わしましょう。
投稿: 五目漁師 | 2019年4月16日 (火) 23時57分