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2018年12月22日 (土)

痛恨のバラシに神様の恵み

 

 

 

 

昨日(1221日)は
伊東(オーシャン釣具)に釣行。

五目漁師がホームの釣り場にしている
伊東ではあるが今年は不調が続いている。

楽しみにしていた秋のカイワリは
たったの3日間だけ良い日があった。

“私暇なんで”の五目漁師は
そんな日に大当たりできたのは良かったが
以降青物は見ないし、
泳がせヒラメをやろうにもアジは釣れないし、
最近少し型を見るようにはなったものの
真鯛は小さいしで
一体伊東に行って何を釣ろうかと悩んでしまう。

久しぶりにオヤジさんの顔も見たいので
前日の昼過ぎに取りあえず予約を入れる。

するとオヤジさんは只今海の上だというので
あらためて夕方に電話を頂くことになった。

そしてその夕方。

ロングハリスでマダイを狙ったオヤジさんは
フグに翻弄されさんざんな目に合わされたらしいが、
巻きこぼしでマダイを狙っていた常連のお客さんが
なんと60cmのイシダイを釣ったとのこと。

五目漁師は既に、どうせ釣れないなら
一発狙いのタイラバにしようと決めていたが、
そんな話を聞くと迷わずにはいられない。

今年は観音崎でも
今までになくイシダイがあがっている。

もしかして何かの異変で
伊東にもと期待してしまう。

やっぱりここはコマセ釣りかな?
しかし、ネットで調べてみると、

 

 

 

いくつか
タイラバでイシダイを釣った写真も出てくる。

結局、タイラバとジギングで
マダイかハタかカンパチかヒラメか
それとも、はたまたイシダイか。

オキアミの流し釣りでアマダイ、
同じくサバタンでオニカサゴ
と何でも来いの準備を整える。

 

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今日は一日穏やかそうなので
先ずはマリンタウン沖を目指す。

途中、魚探を覗きながら
目ぼしそうなところでは
タイラバを落としてみるが反応はない。

ポイントでも根回りをタイラバで探ってみる。
もちろん頭の中ではイシダイが離れないが
反応は皆無。

根につくベイトもほとんどなく
裸の根がひっそりと佇んでいる。

一回りしたところで一旦タイラバは諦めて、
少し沖側に根を外して
アマダイ仕掛けを入れてみると
間もなくアマダイが掛かる。(33cm

 

2dsxp184230s

 


なんだ、餌だったら釣れるじゃないの、
これなら今日はアマダイ狙いが良いかも
と単細胞的に期待をするもやはり後が続かない。

もう少し沖に出て今度は
オニカサゴの仕掛けにサバタンを付けて落とす。
たまにコツンとアタリがあるが掛からない。

動かないオニの重い腰を上げさせるために
付けていた夜光のタコベイトが
腰軽のフグに見つかったらしく
サバタンと同時にわずかに一片を
残すだけになって上がってくる。

うーん、これも駄目か。
フグ様には勝ち目がないので
餌釣りは諦めて再びタイラバに戻って
しばらくした時だった。

五目漁師のタイラバは着底後
先ず10回転は真鯛狙いのゆっくりした
(今日は特別にゆっくりを意識する)巻き巻き。

次の10回転は
何かいないかな?
まだ食いたければチャンスはあるよ!
の中くらいのスピードの巻き巻き。

そして最後の10回転は
タイラバをマダイの視野から外すための
高速巻き巻きで
トータル30回転。

これを3回やれば場所を移動する。

大方は1回目の最初の10回転で
掛かって来るので
2回目、3回目と後になるほど期待は薄く
惰性巻き巻きっぽくなっている。

今回は意外にも、その2回目の、
中くらいの巻き巻きの最中だった。

いきなり、リールの回転が止められる。
あれっ、一瞬何が起こったのかわからない。
竿も立たない。

まさか、地球??
おっ!動いた。

この時点では
まだ定速巻きのリールのドラグは
殆ど逆回転しているが
ヌターっと少しずつ上がってくる。

まるでサメかエイのような感じであるが
時々ググットくる反応で
恐らくハタに違いないと思う。

重みこそ比べ物にならないが
前回伊東で釣った
比較的水温が低い時のハタと同じ引き方、
そういえば場所も近い。

長期戦になりそうなので、
体が船べり側に向くように座り直し、
海面を引きずっているオールを上げ、
玉網も手元に引き寄せて万全の態勢を整える。

魚の方はポンピングで
少しずつではあるが上がってくる。

ラインは1号なので力尽くとはいかず
寧ろ力配分に力が入って
妙に腕や肩が疲れる。

あと20m。
姿が見えるまでもう少しだ。
ウンヌ頑張れ!
どうだやったぜ!
やっぱりタイラバだ!
と単細胞的歓喜。

なんだろう、早く姿が見たい。

しかし、フッ!?
痛恨のバラシに全身の力が抜ける。

針外れだった。
掛かりが浅かったのだろう。

タイラバだからなぁ~。
わけのわからない慰めと同時に
しっかりと掛かるジギング竿に持ち替える。

諦めきれずに逃がした大物の回りを探ると、
来た来たこんなやつ。

 

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アシストフックも尻尾に付けた錨針も
しっかりと掛かっている。

やっぱりジギングがいいなと、
また単細胞的に期待が膨らむ。

マダイを含め
底もの狙いの五目漁師のジギングは
最近はシャクシャクとはやらないことが多い。

いわゆる、スロージギングで
タイラバと同様に底周辺をゆっくりと巻いてくる。

すると、アタリだ。

先ほどの余韻のせいで
難なく上げてくるが40cm前後のアマダイ。
これはこれで嬉しい。

 

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さて、そろそろ最後の1時間。

岸側に寄ってヒラメを狙うか、
昨日釣れたイシダイのポイント
(オーシャン釣具の正面沖)に戻って
イシダイに期待するか、
しばらくフラフラしながら悩んだ末に
今更ながら少し距離があるが正面沖に向かう。

ポイントに到着したのは3時過ぎ。

このころには無風になってしまい
タイラバもジギングもやりにくい。

諦め加減で
23回目の移動の最初の巻き巻きだった。

ゴソゴソっと穂先に違和感を感じる。

来たかな?
ググ、グイーン。

結構でかそうだ。
やった、イシダイ、イシダイ。
まさか本当にイシダイが来るとは。

まだあのバラシが頭をよぎるが、
まさかのイシダイと決めつけて
丁寧にあげてくる。

数分後に見えてきたのは、
真鯛だ。(60cm

 

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こんなところで
オヤジさんが大好きな真鯛とは。

最近はフグ野郎にやられっぱなしの
オヤジさんのにこにこ顔が目に浮かび、
取りあえず沖上がりの連絡を兼ねて、
今正面沖で真鯛があがりましたよ、
見てましたか!
と言わんばかりに電話を入れる。

手漕ぎボートのタイラバは
碁盤の目のどこかにいる獲物と
釣り師の碁盤の目をマッチングさせる
釣りだと思っている。

時々刻々変わる目と目が瞬間的に一致すると
獲物にありつける。

そういう意味では
先の大物バラシがあって、
この真鯛にありつけたというわけだ。

どっちが良かったかはわからないが
最後の最後の粘り勝ちが嬉しい。

で、今日の釣果はこれ。

 

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自宅に戻り、どう料理するかを迷っていると、
たまたま朝刊に入った
幸楽苑の2日間限りの半額券があるよ
とヨメサン。

で、夕食は一先ずラーメン。

 

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そして深夜の酒の肴に
ホウボウの釣った日刺身。

 

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オヤジさんにはこれが今年最後かなと言われました。
もう一度は行きたいですね。

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<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

おめでとうございます、流石です。やっと伊東の環境が変わり魚が入って来たのでしょうか。
あの真鯛とイシダイを見せられたらまた多くが伊東に集まりますね。
今年はのっこみ以外の時期での真鯛が当たり年のように思えます。
最近数回 観音崎に行っていますがまだ真鯛が釣れています。冬の間も釣れると良いのですが!

こんにちは!
伊東の大タイにアマダイにハタと年末年始はおせちに彩が加わりますね!!最高のタイミングで最良の釣果ですね!!

しかし、ということは年内は竿納でいらっしゃるのでしょうか。27日か28日辺りに真鶴のリベンジを考えておりました。

むむぅ、、、今年のラストはやはり伊東かなぁ。でもタイラバは最高のタイミングで最良の釣果ですよねぇ。全く自信が持てないですし悩んでしまいます。まぁ、私が行っても同じようにはいかないのですけどね。^_^a

こんにちは!
ナイスマダイ。正月前に素晴らしい釣果ですね。
ほくそ笑んだお顔が目に浮かびます。
おやじさんも喜んだでしょう。
タイラバは未だに釣ったこと無いので半信半疑で巻き巻きしてます(笑)

MBLさん、こんばんは。

伊東はやっぱりカイワリが釣れてなんぼですね。
イシダイや真鯛はそう釣れるものではないですから
皆さんの期待はカイワリだと思います。

そういえば、伊東には乗っ込み鯛という言葉はないようですよ。
もともとあまり大きいのはいませんし
世の中の乗っ込み時期に特に大型が釣れるようなこともないです。

水温がもう少し下がりフグがいなくなった時が
真鯛のチャンスのようです。

まっくさん、こんばんは。

実は、本日たまたまですが息子家族がやってきましたので
綺麗に平らげてくれました。
後に残ったのは味噌漬けにするアマダイ1尾だけです。

ですから正月用は別途確保です。
福浦は私こそリベンジが残っていますので
都合が合えば一緒に行きましょう。

buruさん、こんばんは。

ほくそ笑むなんて、それはイシダイが釣れた時にとっておきます。

タイラバはボートの流れ具合、流し具合が全てだと思っています。
観音崎の激流の中では超難しいですね。
頑張って下さい。

素晴らしい!!!
大物をばらした後、99%はこのまま終了となりますが
気合一発の真鯛は最高ですね
私も何度ボート釣りなど止めようかと
想いましたが
最後の一匹で持ち直した事もありました
不思議なもので、大物はいつもラストチャンス
魚が気持ちを察して掛かってくれたのか
まだ、海に愛されていますね

趣味人たけさん、こんにちは。

最近は土壇場でくる一発がありませんでしたが
久し振りでした。

祈る気持ちが通じたと思い嬉しいですね。

それにしても野原にイシダイがいたり大鯛がいたりと
伊東は不思議な海です。

うへ~!凄いのばっかり揃えてきましたね!
凄すぎて溜め息しか出ません。

流し釣りは碁盤の目を合わせる釣り、言い得て妙です!
底ものやる釣り人は、頭の中に海底の起伏や障害物が1m単位の碁盤があり、ポイント撃ちしていきます。

でも、真鯛をやる方は碁盤の上に更に高さ1m単位の立方体の3次元で、何10mも上まで、海底の上にも3次元の碁盤を持っています。
たけちゃんさんのブログを読んでいるなかで気づかされたことですが、今回の五目さんの10回巻きなどの言葉でより深く釣行者の腕前と思考力の深さを感じてしまいます。

圧巻の釣り、お見それしました。

追伸、
私の方は、昨日、雨の中、長井かかり釣りセンターを開拓してきました。
運良く、30cm位のシマアジにありつけました。
小さくても脂ノリノリで美味しいですね。

APさん、こんばんは。

なるほど3次元ですか。
たけさんは確かにそうですね、いつも棚が高いのは
そういうとらえ方されているからなんでしょうね。

タイラバに真鯛が掛かる時には底べったりが多いですが
恐らくタイラバが落ちていくのを追ってきて
底で反転した途端に食ってくるケースが多いように思っています。

逆に、餌釣りでは底で釣れるホウボウ、イトヨリ、カサゴなどが
意外と上まで追ってきます。
彼らにとっては餌を見つけたものの別次元の世界まで追ってしまって
最後はこれが限界と思って飛びついてくるような感じです。

掛かり釣り、早速ネットでチェックしてみました.

ダンゴでクロダイがメインのようですが
シマアジが釣れるなら面白そうですね。


最後の大逆転おめでとうございます!

伊東の正面沖は、のべたんの砂地で鯛がついているとは思えないので、
回遊してきた鯛をいかに逃さないかの辛抱の釣りですね。
この3連休、予報が良ければ今年最後の伊東と思いましたが、
今年恒例の雨・風で断念です。
正月は釣れなくても初釣りで是非行ってこようと思います。


それでは、また。


flex-pさん、こんにちは。

意外や意外。
私に限って言えばロングハリスで狙う真鯛よりも
タイラバ真鯛の方がはるかに確率は高いです。
おっしゃる通りあの野っ原ですから先ず目立たせること
それに、それなりにでかい孤高の鯛は
食いッ気よりも縄張り意識が強いのかもしれません。

初釣りは私も挨拶がてら伊東を予定しています。
ご一緒できるといいですね。

お疲れ様でした。

遅いコメントになってしまいまして、申し訳ございません。
何しろ最後の追い込みで忙しいのです(笑)。

お見事!でした。
伊東では私もイシガキダイが釣れたことがありましたが、何故?と思ったことがあります(笑)。

あ、そうだ福浦のじっちゃんから皆さんに伝言がありました。
「79になりましたが、まだまだやるよ~、皆さん来てね~!」
だそうです(笑)。

腰痛持ちさん、こんにちは。

先日の福浦で最後かと思ったらまだ29日があるとお聞きしています。
追い込み過ぎですね。

79ですか、私はもう恐らく20年以上は利用させていただいていますが
まだまだやって欲しいですよね。
階段の上り下りだけやっていただければあとはお手伝いしますから、
でしょうかね。

五目漁師さん、大マダイ&アマダイおめでとうございます。
今年はイシダイのアタリ年なんでしょうか?
先日外房で仲間がイシダイのダブルヒットをやりました。
ひとりがタイラバ、もうひとりがテンヤだったのですが、ほぼ同時にかかり、同じように引いたそうです。
結局、タイラバの方は60イシダイを釣り上げ、テンヤの方は針が折れての痛恨のバラシ。
水深60mの砂底だったそうで、まさかイシダイとは思わなかったそうで、ビックリでした。
ばらした方も同じような引き方だったのと、テンヤの針を折る口を持つ魚ということでイシダイの可能性大です。
ハリス2号で60イシダイを上げるってなかなかすごいですよね。
同じ日に水深60mでジギングしていた僕はノーチェイス、
不本意ながらの根魚狙いへ変更でした。
本当に海が安定しないというか、釣れる魚が変わってしまった感じがあります。
 
話は変わりますが、アマダイ食べたいです。
外房にもいるんじゃないかと思うんですが…。
ちなみに内房ではちょくちょく釣れているようです。
いままで狙う人が少なかっただけなのかもしれませんが、これも変化の一つですね。

ぐっちゃん、こんばんは。

外房でもイシダイですか。
これはやはり偶然ではなさそうですね。

1.5号のアジ釣り仕掛けで2匹掛けもあったと聞いています。
じか足袋はいてサザエを割りながらワイヤーハリスで釣るイシダイとは別物でしょうかね。
磯釣り師の夢と誇りを砕いてしまいますね。

お仲間がタイラバで釣られた話を聞き俄然元気が出ます。

サンマ回遊の話は私も聞いていますが
やはり海が大きく変わろうとしているか、
あるいは今限定で変っていますね。

私としては、釣れなくなるのは困りますが
変わるのは大歓迎です。
新たな獲物を追って新しい工夫をして釣る。
わくわくしますね。

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