趣味人たけさんとの釣り
昨日(12月7日)大津(石田丸)に釣行。
今日は趣味人たけさんと
ご一緒させていただくことになった。
五目漁師は土日は
特に道路も釣り場も混雑する
東京湾側には滅多に行くことがないために
なかなかタイミングが合わなかったが
やっと希望がかなった。
予報ではこの時期の東京湾側としては
稀にみる静かな天気。
このところマダイはもちろん
石鯛フィーバーの観音崎か、
こちらもヒラメなどの大物が結構上がっている
大津かを迷ったが、
大潮の観音崎を避けて大津に決まる。
五目漁師の当初の予定コースは
ガレ北→武山出し、中根方面であったが
たけちゃんのアドバイスで
先ずは武山出し方面に向かう。
到着後はお互いに釣れたら連絡し合うことで
70m、80mほど離れたポイントで釣り始める。
狙いは多分同じ。
先ずは小アジを釣ってそれを泳がせて
ヒラメを狙う。
しかしその小アジが釣れない。
もう小一時間もやっているのに
餌もずっと付いたままだ。
たけちゃんの様子もどうやら同じ様に見える。
先に五目漁師がしびれを切らして
場所替えの声掛けに行く。
どうですか(何も釣れないでしょう)。
いやーアジが入れ食いですよ、
もう20くらい釣ったかな。
泳がせ用は十分取れたので
今仕掛けを替えたところだけど、
多分マダイを逃がしちゃったよ。
えっ!
釣れてないと思って
移動の声掛けに来たのですが。
慌て近くで仕掛けを入れると
1尾目はちょっと泳がせには立派過ぎる中アジ、
そして待望の12、3cmの小アジが釣れる。
既に、竿は準備していたので
直ぐに泳がせにかかる。
風が定まらず
泳がせとアジ釣りの2本出しには結構苦労する。
同時にアジの食いがぴたりと止まり
ショウサイフグが次々に上がり出す。
五目漁師はアジ釣りはへたくそでも
フグ釣りは上手い。
今日も相当数釣ったにも関わらず
ハリスは一度も切られず。
すべてが見事に上唇にかかって上がってくる。
どうだ、参ったか!
これでは噛み切りようもないだろう!
三角形の歯の外側にしっかりと掛かっているために
針を外すのが大変だ。
何連チャンも続くと、
くそー、憎たらしさに指先を震わせ、
イイーッとなりながら外した後は放り投げる。
ショウサイフグと言えば
外房方面ではおよそ釣りらしくない
かっとう釣りとかいう方法で引っ掛けるらしいが
そんなお下品なことしなくても
五目漁師に任せてくれれば
いくらでも釣ってやるのに。
ハリスの動きを決して止めずに
テンションを保ちながら
スーッと持ち上げ
穂先にムンズと微妙な異変(アタリの前兆)
を感じると同時に掛けに行く。
(なんて自慢しようとしていたら名人yさんから
それは正に
アジを釣らずにフグを釣る方法ですよ
とメールで指摘を受けた)
さて、五目漁師は
双方とも風向きに合わせて場所替えの機会に
仕掛けをマダイ狙いのロング(5m)ハリスに替える。
フグは少なくなったのか
エサのとられ方がよく言われるマダイ風に
スパッと切られて
針の部分だけが1/3ほど残っている。
その餌を交換しながら横目で見ていると
少し離れたところで釣っているたけちゃんが
何やら大物を掛けたようだ。
玉網が出てきたぞ!
オオアジだった。
その後も続けさまに
オオアジが何匹か玉網どりされている。
ありゃ、また向こうはあがったぞ。
なんという釣力だ。
気になって仕方がないので
再び、2.5m2本針のアジ釣り仕掛けに戻し
遠目に見たたけちゃんのシャクリを真似る。
すると来た来た。(38cm)
でかいアジはあまり好きではないが
少しぢ胴体が赤っぽいいわゆるクロアジ
ではなさそうだ。
12時前後には
音沙汰のないヒラメはとうとう諦めて
少し沖に出てタイラバで
マダイを狙ってみることにする。
今日はできる限り
ヒラメ+コマセ釣りを続けてみようと思っていたが
ここ一発ならやはりタイラバに分がありそうだ。
沖の3枚目と4枚目(多分)の間を抜けて
中根に向かう。
3枚目と4枚目の間は結構深く(38m)て
面白そうだが
海苔棚のロープが交錯しており
少し流し気味で釣るタイラバを落とす隙間がない。
もう少し先に出て
中根のブイのラインを横切るように
ジグザクに流していく。
福浦でも伊東でも-50m~-90mを流しているので
30mを切る深さはなんとも頼りなく感じる。
魚の活性は低い。
アタリはこの一回だけだった。
いきなりガツンと来たかと思うと、
引きもゴンゴンと煩い。
なんだフグかな。
フグのようだ。
でかいフグに違いない。
おやっ、見えてきたのは真鯛ではないか。
もう遅いが少しぞんざいに扱ってしまったことを
反省しながら慌てて玉網をとる。(38cm)
浅場の鯛ってこんな引き方をするんだ。
たけちゃんにはいいチャリコですねと言われそうだ。
まだ時間があったので
もう一尾と期待したが後は続かない。
2時半、もう片付けてしまって
煙草を吹かしている
余裕のたけちゃんのところまで戻り、
周りのポイントの様子や
山立ての話をお聞きしながら港に戻る。
さて、五目漁師は
朝一にこんなものをゲットしている。
いつもブログに出てくるあの竹竿だ。
岸払いの時間も忘れて
出るの? 出ないの?
と石田丸のおっちゃんにせっつかれるまで
素晴らしいの一言で見とれていた。
リュックに入るサイズとは聞いていたが
こうしてみるとイメージしていた以上に
仕舞い寸法が短い。
4本繋ぎ、185cm。
自宅でじっくりとながめ直すと
塗りやしっくりした篏合部分、
手作りのガイドを固定する巻き糸などから
気持ちを込めた作りが伝わってくる。
もちろんグラスやカーボンのように
しなやかさはないがそれだけに
魚の一挙一動をビンビンに感じてしまいそう。
うーん、これは怖いぞ。
先ず正月までは飾って、
使うのは年明けのマダイかカイワリ狙いにしよう。
で、今日の釣果はこの他にこれ。
帰りに、コーヒー。
趣味の話になると2人ともとめどなく話が出てきますね。
お疲れさんでした。
しかしさりげないあの釣力には驚きました。
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こんばんは!
待ちに待ってたブログアップ拝見いたしました。
おっきなアジですねぇ!サイズに比例して脂が乗っていたらたまらなく美味しそうです。
趣味人たけさんもあれを立て続けにとはすごい方ですね。
タイラバを使って必ず成果が出でいるのもすごいです。
楽しい釣りだったようですね!!
竹は手入れが大変そうでズボラな私には向かないと思いますが玄人な渋さがありますね。リールはどんなものを合わせるのですか?古式ゆかしいもの(糸巻きに近いもの?!)を使うのでしょうか。それは流石に難しいですね。^_^a
釣りは本当に色々な楽しみ方がありますね。
投稿: まっく | 2018年12月 8日 (土) 19時12分
まっくさん、こんばんは。
腕まくりして行きましたが、アジも結構難しいです。
大津ももう少し沖に出ると水深もありタイラバが面白そうなのですが
今回行った辺りが手漕ぎの制限域ギリギリらしいです。
少し物足りなさを感じてしまいます。
さて、今週はまだまだ分かりませんが木曜日辺りが良さそうですね。
福浦か伊東でしょうか。
今後の釣果や天気予報をみて決めましょう。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月 9日 (日) 00時28分
タイラバ、場所を選ばず釣る技量が凄いですね!
サイズは運ですが、通えば数釣りや大型もバンバン釣れそうな雰囲気で怖いくらいです。
今の時期に中根沖合いに真鯛が回っていることも、証明して下さったので、今後の大津の楽しみが増えました。
フグは…そこだけ上手くなる機会には恵まれたくないです(笑)!
大鯵の脂の乗り具合が気になります。
脂が乗りすぎてませんでしたか?
脂の乗りすぎた鯵をいかに美味しく食べるか、五目さんの料理を楽しみにしてます。
投稿: AP | 2018年12月 9日 (日) 01時50分
おはようございます
一緒に釣りが出来、久しぶりに大津の釣りの
楽しさを感じました
大津は鯵メインですが、鯵だけでは単調な釣りとなり
いつも飽きてしまいますが
やはり、気心の知れた釣り師との釣りは
楽しいです、
ブログを始めた頃の大津は、こんな感じでしたね
鯵は船釣りを始めた頃、毎週久里浜の大正丸へ
また南房総では泳がせ前の鯵釣り
特に気付いたのが南房総でした
日が昇る前に、堤防前でいくらでも釣れます、が
日が昇ると鯵はスッー―と沖へ出てしまいます
雲っていれば、少しは時間延長となりますが
大津の乗合船で夏場は早朝船も出ます
また鯵は落ちて行く餌にも良く反応するので
シャックって当たらない時は下げて掛ける事も
あります
そんな事で大津の鯵釣りは差が出ます
釣りキチ先生など体に浸みこんでいるようでしたね
次回の釣りを楽しみにしています
投稿: 趣味人たけ | 2018年12月 9日 (日) 08時10分
APさん、こんにちは。
今の私にとっては大物を手っ取り早くゲットするにはタイラバという気がしています。
今回はそれを我慢してできるだけ餌釣りで上げようとしたのですが
辛抱できなかったですね。
前にも書いていますが、アジやカイワリなど小魚釣りは別として
タイラバやスロージギングこそが正に手漕ぎ用の釣りだと思っています。
大アジですが、いつものことからあまり期待はしていなかったのと
余りにも大きくて刺身では食べきれないと思ったのでソテーして食べました。
腹の内側はべったりとラードがとりまき、
逆に刺身にしなかったことを後悔しましたよ。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月 9日 (日) 11時20分
趣味人たけさん、こんにちは。
アジ釣りと言えばおっしゃるように
朝夕の時合いのイメージが強く
アジなんていくらでも、と思っていましたが
振り返ってみると、私の大津でのアジの釣果はあまり良くないですね。
今回、同じ条件下釣ってこれでしたので、やはり釣り方のせいかな
と納得し今イメージとレニングが始まっています。
今年は好きではないイシモチが顔を見せませんので
少し工夫も凝らしてみようかなと考えています。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月 9日 (日) 11時35分
こんにちは。
お疲れ様でした。
いいな~、たけちゃんとの釣り。
竿もいいな~(笑)。
フグは今の時期は、どーしよーも無いです。
五目さんにフグ免許をとってもらうしかないですね(笑)。
投稿: 腰痛持ち | 2018年12月 9日 (日) 13時33分
腰痛持ちさん、こんばんは。
3人で行く日ももうすぐじゃないですか。
平日の空いた日に大津でたっぷりとフグ、
いや、アジの釣り方を教えてください。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月 9日 (日) 21時37分
おじゃましまーす^_^
巨匠同士のコラボ…
凄い組み合わせですねぇ(*´ω`*)
ルアーなんて…と言ってたのに、いつの間にかに鯛ラバの名手に!
師匠の見てるとタイラバいけるんじゃね?と思ってしまいます
今年もあと僅かとなりましたが嫌がらせに魚を持ち込めるよう頑張ります(笑)
投稿: ガル | 2018年12月10日 (月) 04時10分
ガルさん、おはようございます。
そんなこと言ってましたでしょうか?
大物はルアーですよ。(今回は小物でしたが)
あんな小っちゃな餌で大物を仕留めようなんて
基本が間違っていませんでしょうか????
で、ただ巻くだけですから名人は存在しようがないです。
欲しいか欲しくないか、だけですね。
イカなら嫌がらせにはならないですよ。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月10日 (月) 08時12分
今の季節、大津は糞グーフーに海中が支配されてますね。
魚探にはこいつらがびっしり。
でも、ここで釣れるショウサイフグ、コモンフグなどはとてもおいしいです。
大原のショウサイフグのかっとう釣りは何回かいってますが、
繊細なあたりを拾って引っ掛けるので、
ギャング釣りのような仕掛けの割にはインテリジェンスを感じる釣りです。
フグ免許を取っておけばよかったです。
ただ、この免許件によって取得条件が違うようですが、
茨木で釣って神奈川の自宅に持って帰ってさばくのはどっちの免許が必要なんですかね?
そうそう、
大津の海に怪しいコマセを大量に撒いておきましたから(笑)
次回は爆釣間違いなしです。頑張ってください。
それでは、また。
投稿: flex-p | 2018年12月10日 (月) 18時32分
flex-pさん、こんばんは。
同じフグなのに免許が違うのは県ごとに運転免許が違うようなもんのですね。
この免許では東京には行けないとか。
確か茅ヶ崎は調理師の免許を持った上でのフグ免だったと思いますが
調理師免許は実務経験が要るので結構敷居は高かったように記憶しています。
大津のヒラメには貸しがあります。
釣らないとすっきりしませんね。
ということで、年内にもう一度行くかもしれません。
福浦も様子が変わってアタリが遠いようです。
海面水温は高くてもどこも真冬です。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月10日 (月) 21時26分
こんにちは。
記事を楽しみにお待ちしていました。
アジもすばらしいですが、五目漁師さんのタイラバ、すごい破壊力ですね。
なんでこんなに釣れるのか不思議です。
エサじゃないのに、なぜ食いついてくるんだろう・・・。
東西両横綱の釣り合戦、とても楽しいです。
投稿: 芋焼酎 | 2018年12月11日 (火) 13時21分
芋焼酎さん、こんばんは。
タイラバ、先ず言えることはオキアミ餌などよりも
(形か色かそれとも波動かはわかりませんが)
うんと目立つことは確かです。
目立たずに発見されなければどうしようもないですね。
そして、見つけた後、
次はわかりません。
・縄張り意識があって、威嚇しに来る。
・暇なので、玩具かと思って遊びに来る。
・餌だと思って食いに来る。
さて、どれでしょう。
何れにしても獲物から感知できるところで
巻き巻き、これにつきますね。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月11日 (火) 19時42分