2018年はアマダイ釣りで締める
昨日(12月27日)は福浦(エトーボート)に釣行。
今年の納竿はこの時期としては
釣果が一番手堅い福浦にした。
もちろん狙いはアマダイ。
と言いつつ、
ごそごそとよからぬ仕掛けも準備した。
前回の福浦では
胴付き仕掛けの下錘の代わりに
タイラバを使ってみたところ釣れはしなかったが、
餌でアマダイを釣りながら
タイラバで真鯛や青物の大物を狙うという
魂胆に手ごたえを感じた。
五目漁師が愛用するタイラバは
九州のタイラバ釣り師飛竜丸さんから
自作したものを贈っていただいたもの。
当初はそんなもので
関東のすれたマダイは釣れないですよと
折角頂いたにもかかわらず
五目漁師がなかなか重い腰を上げないために、
お試しに
天秤の錘代わりにでも使ってみてください
などと言われていた。
いくら何でも、そんな失礼なこともできず、
一度はやってみようと
手持ちの竿とリールで巻き巻きを始めたのが
今や虜になっている飛竜タイラバ。
今では逆に餌釣りをやっていても
釣れないと直ぐにタイラバに頼りたくなってくるし、
必ずと言っていいほど
タイラバ竿は手元に置いている。
アマダイはやりたい、でもタイラバもやりたい。
そこで、前回は
この時の飛竜丸さんの言葉を思い出し
手元にあった胴付き仕掛けの下錘の代わりに
タイラバを使ってみた。
もちろん冗談モードではなく、真剣モードで。
底トントンのアマダイだから
少なくともアマダイ釣りに悪影響はないだろう。
前回は試した時間が短かったので
まだ結果については? であるが、
福浦では珍しいカイワリが
胴付き仕掛けに掛かったり、
アタリが結構あったことで
意外にもタイラバによる集魚効果を感じた。
そりゃそうだろうな、
いくら目感度が良い魚とはいえ、
だだっ広い砂地だから
ひらひらが付いた赤い球を落とした方が
気づかれやすいに決まっている。
そこで今回は胴付きタイラバとして
胴付き仕掛けにいろいろ試行錯誤しながら
工夫をしてみた。
名付けてタイラバアマダイ仕掛け
さて、今はどの釣り師も納竿の時期。
今日はチームまっくさんも
大挙してやって来ることになっている。
五目漁師はかって初めて五目漁師に
福浦のアマダイ釣りを紹介してくれた
弟を誘っている。
更に偶然ではあったが
よっしーさんとも海上でお会いすることができた。
このところ結構沖で
型の良いアマダイが釣れると聞いているので
今日は80~90m辺りを狙ってみるつもりだ。
もちろん、最初は
いつもの1.8m、3号、2本針仕掛けを使って、
先ずは定置網の少し沖-70mから流し始める。
ボートは北東側沖に向かって
丁度いい加減のスピードで流れる。
すると-80mで最初のアマダイ、
続いて-85mでもう1尾。
前回はジギングとアマダイの両方共を
同じ竿とリールでこなそうとしたために
アタリが取りにくかったが
今日は慣れた竿とリールなので
微妙なアタリが良くわかる。
-90mを越えるとアタリがなくなるので
元に戻ってもう一度流し直し2尾を追釣。
30、40分ほどで4尾のアマダイをゲット、
しかもサイズは30cm前後の型ぞろい。
この調子だと
直ぐにツ抜けは行けそうなので
その後で例のタイラバアマダイをやってみよう。
ところが、その後ボートが流れなくなり
やがて風が反転すると
ピタッとアタリがなくなってしまった。
そんな中で、
ムズ、来たかな?
取りあえず掛けに行く。
掛かったぞ、
慣れたリールとはいえおんぼろリールなので
ドラグの出は期待できず
3段引きの都度穂先が海面に突っ込む。
浮いてきたのは40cm超え(42cm)のアマダイ。
やったね。
結局ツ抜けはできなかったが
これで一安心して
気になっていたタイラバアマダイに切り替える。
始めると、そもそもはアマダイ釣りのついでに
タイラバで大物狙いという狙いが
逆転してしまい、
タイラバのついでにアマダイ狙いの
モードになってしまう。
すると、キターッ!
大物だが、少し嫌な引き方だ。
さて、餌に来たのかタイラバにきたのか
興味津々で上げてきたが
残念ながら餌に掛かっていたのはこいつだった。
それでも五目漁師がアマダイの流し釣りで
サメを掛けたのは初めて。
やはり、タイラバを察知したサメが駆けつけて
見つけた餌に食らいついたに違いない。
集魚効果はあるようだ。
そもそもアマダイを
胴付き仕掛けで狙うことはあまりなかったので
仕掛けや釣り方にもうひと工夫すれば
面白い釣りができそうな気がする。
で、今日の釣果はこれ。
アマダイ42cmもよいが、
何と言っても型揃いが嬉しい。
それに極端に外道が少ないのも嬉しい。
その外道として、五目漁師にとっては初めての
ミシマオコゼが釣れた。
出典:WEB魚図鑑(写真を撮らなかったのでWEB魚図鑑から借用)
なんとも醜い顔つきをしているので
ヨメサンガ嫌がるかと思ったが
魚体の模様
(五目漁師には決して持たせてやれない
高級ハンドバック風)がお気に入りのようだ。
ネットで調べてみると
コリコリ感があって最高にうまい、とか
柔らかくて美味いなどの評価がある。
どっちが本当なのかわからないが
皆さん口を揃えて美味しいと言っているので
釣った日刺身はミシマオコゼを薄造りにしてみる。
うーん、これは確かにうまい。
コリコリでも柔らかでもない
ヨメサンに言う弾力というのがぴったりしている。
他の魚とは一線を画する食感と旨味が
正に薄造りにぴったりの魚だ。
大根おろしを使った和風ムニエルは
我が家の白身魚料理の定番。
料理を知らなかった五目漁師も
トッピングのニンニク炒めは
我が町内一と自慢できるほどうまくなった。
そして次の日は、
アマダイの昆布締め三昧
かぶとかぶとの潮煮。
端魚の唐揚げ
18年を振り返る記事を書きたかったのですが
なかなか時間がとれません。
このまま、新年を迎えそうです。
元々、自分記録のつもりで始めたブログですが、
本年も記事にコメントを下さったり、
海でお会いした際に見てますよ!の言葉を頂いたり、
応援して下さる皆さんのおかげで
続けることができました。
どうもありがとうございました。
来年は2日か3日辺りに
伊東で初釣りの予定ですが
引き続きよろしくお願いします。
本日もポチッとよろしくお願いします。
↓
« 痛恨のバラシに神様の恵み | トップページ | 明けましておめでとうございます。 »
「<!ー020福浦釣行ー>」カテゴリの記事
- ほぼ2年ぶりの福浦釣行(2023.05.02)
- 深海のルビーよりも金塊(2020.11.27)
- こんな日もあろうな(2020.11.16)
- お試し釣りならず(2020.10.23)
- アカムツが欲しかったが(2020.10.04)
お疲れ様でした。
なるほど、秘密兵器はタイラバオモリの胴突き仕掛けでしたか。
私も福浦で胴突きを試したことがあります。
福浦は根掛かりが結構あるのと、アタリが良く分かるようになるのでは?と思ったからですが、
結局一番下の針にしか掛からないし、小魚率も上がるしで、今はお蔵入りになってます。
ミシマオコゼは、頭の後ろにデカイトゲがありますから、どうしても口を持ちたくなりますが、
アゴの力が相当強いし、細かな歯が結構鋭いので、流血します。
それになかなか弱らないので、取り扱い注意の魚です(笑)。
投稿: 腰痛持ち | 2018年12月29日 (土) 06時46分
腰痛持ちさん、おはようございます。
今回はタイラバへの干渉を考えながら
胴付き仕掛けのエダスの出し方や長さなどを考えてみました
まずまずでしたがアマダイが掛かるまではまだ何とも言えないです。
ただ集魚効果はかなり高いように感じています。
ご安心ください。私はヘビやあの手の魚は苦手ですので
素手で触ったりはしません。
おっしゃる通り、自宅で捌く時にまだヒレを動かしましたのでびっくりしました。
唐揚げなどもうまそうですね。
狙って釣れる魚ではないですが。
今年一年ありがとうございました。
来年はご一緒させていただく機会が多くなりそうですね。
平日なら遊漁船もお付き合させていただきますよ。
よろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月29日 (土) 09時53分
こんにちは!
風の向きや強さが目まぐるしく変わるのでどっちから流せば良いか混乱する一日でした。でも強風でもなくコンディションは良かったので楽しい釣りでした。しかし、やはり2人で乗ると流し釣りはかなりのエクササイズになる事が分かりやっぱり1人乗りが良いなと改めて感じました。
ご一緒にいらっしゃった方は弟さんでらっしゃったんですね。私は仕事柄もありズカズカと人のプライバシーに入っていってしまうので常々自重しているのですがご挨拶もソコソコに失礼いたしました。
アマダイ釣り楽しいですね。良い釣り場とターゲットを教えていただきました。本当にありがとうございます。来年は伊東のカイワリ数釣りとアマダイ40cm、いや50cmオーバー目標にしていきたいと思います。まだカイワリはツヌケ出来ず、アマダイも30cmしか釣ってないですが目標は高いほうが良いですからね。
五目漁師さんと言えばタイラバのイメージが私の中には定着しつつありますが、更にハングリーな取り組みを始められましたね。私も仕掛けを考えるのが好きなのでゆっくりお話伺いたいですね。
それでは年始にオーシャンさんでお会い出来ればとは思いますが、母が気がかりなので直前まで何とも言えません。また来年もよろしくお願いいたします。良い年をお迎えください。
投稿: まっく | 2018年12月29日 (土) 12時08分
お疲れ様でした
師走の竿納めの釣りは、型を1匹釣れば良しですが
何時もと変わらぬ、この釣果は流石です
また、竿納めと想えぬ仕掛けの工夫も????
まぁー1週間後に初釣りでは竿納めなど関係なさそうですね
私も船釣りでしたが
鬼カサゴ仕掛けの上にサビキを付けて大鯵、鯖狙い
イカ釣りではその逆で、イカツノの下にテンビン付けて
メダイや鬼カサゴ狙い
しかしボート釣りでは、似たような事もしますが
タマ――にしか掛からず、効果なしですが
仕掛けを考えるのは楽しみです
私の初釣りは観音崎ですが
従弟の都合もあり4~5日になりそうです
その後どこかでご一緒できれば嬉しいですね
投稿: 趣味人たけ | 2018年12月29日 (土) 18時14分
まっくさん、こんばんは。
お疲れさんでした。
そうですね、たまたま静かな海で良かったですが
あそこまで出て西風が5m/s以上も吹き始めると二人乗りでは戻って来れません。
実はヒヤヒヤしていたんですよ。
アマダイは微妙なアタリを掛けるとその後は結構引きますし面白いですよね。
昨年あたりは15cmくらいの小型や外道が多く
私も止めていたのですが今年は外れがないので面白いです。
2日は多分寒いばかりで釣果の期待はできませんから
無理はしないで下さい。
来年いくらでもご一緒させていただく機会はあると思いますので
またよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月29日 (土) 20時29分
趣味人たけさん、こんばんは。
前回は周囲が釣れているのに私だけが釣れないという
駄目な釣りでした。
ジギングとアマダイの二股を掛けた竿とリールでしたので
アマダイ独特のアタリに合わせられなかったようです。
今回は人並みには釣りましたので取りあえず納竿ですね。
ずっと頭にあった観音崎ですがあの潮流を思うとなかなかタイミングが合わず
今年も掛け声ばかりで終わってしまいました。
驚いたことにこの日の福浦の水温は18.7度もありました。
陸側の冷たい風の影響を受けやすい東京湾の水温に比べると
まだまだチャンスはありそうです。
初釣りは2日を予定していますが、伊東で小型ながらマダイがあがっていますので
神竿のお試しもやってみるつもりです。
来年もよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月29日 (土) 20時42分
今年もお疲れさまでした。
多彩な釣法でアマダイ好調ですね。
年末は悪天候に泣きましたが年始には何とか出たいです。
冬場しかつれないヒラアジ釣りたいな^^
明日大晦日も長崎県南まで行けば可能性があるのですが潮がよくないし悩み中です。
投稿: 飛竜丸 | 2018年12月30日 (日) 10時42分
飛竜丸さん、こんちは。
今年はまだまだ水温が高く期待しているのですが
それとは裏腹に特に青物などはさっぱりです。
その点真鯛は海の状況が変わっても余り右往左往しないようです。
その分釣果も安定しています。
大型は期待できませんが
初釣りは真鯛を狙ってみたいと思っています。
来年もよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月30日 (日) 16時35分
おじゃましまーす^_^
また新しい仕掛けを考えたのですね!五目SPですね(^.^)
今年の師匠は完ボのコメントが少なかったですね
わたし、意外と完ボの時のブログが面白くて好きだったりします。
来年はタイラバチャレンジしてみたいと思います真似っこして
投稿: ガル | 2018年12月30日 (日) 18時33分
五目さまのスマートな納竿に影響され、本日、私の年納めの納竿釣行では、無謀にもスルメイカ狙いのプラヅノ&タイラバの欲張り仕掛けで挑みました。
先週から定置網でとれだしたので今晩はスルメイカ三昧の予定でしたか大誤算、そもそもイカはどのように魚探画面に写るかが分からず、結局はベイト目掛けたあてずっぽ釣りとなり自爆におわりました。
何とかジギングとタイラバでうっかりカサゴとホウキハタで最悪の完ボは回避しましたが、何だかなー!!です。
でも、ヒントは得たので、またチャレンジします。
投稿: MBL | 2018年12月30日 (日) 21時39分
ガルさん、こんばんは。
完ボや超絶完ボがなかったということは
あまり面白い釣りをやらなかったということでしょうかね。
巻き巻きだけのタイラバですけど
やってみるとなかなか奥が深いですよ。
居眠らなければきっと大物が釣れると思います。
来年は是非一緒に流したいですね。
よろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月30日 (日) 22時45分
MBLさん、こんばんは。
なるほど、プラヅノですか。
イカのように気まぐれな群れはわざわざ狙ってもなかなか当たらないですから
丁度良いかもしれないですね。
でも居ればタイラバでもジグにでも抱き着いてくると思いますよ。
思えばカヤックのMBLさんと合流したのは
灼熱の太陽の下でした。
あっという間に真冬の海になってしまいましたが
今年はおかげさまでいいハタに巡り合うことができました。
それにクーラーボックスから引きずり出されたタチウオのの姿が忘れられません。
来年の目標の一つです。 またよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月30日 (日) 23時20分
五目漁師さま、こんにちは!
お会いできるとは思ってなかったので、びっくりしてしまってまともな挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
今年中にお会いできて大変嬉しかったです(^ ^)
海上でお聞きした仕掛けは、このアマダイタイラバ仕掛けだったんですね。
イメージしたものでしたが、まさかこんなんじゃないよな?と思ってしまいましたw
エサよりもタイラバ。
わたしも来年こそはタイラバをチャレンジしてみようかと思います。
来年もどうぞよろしくお願いします。
投稿: よっしー | 2018年12月31日 (月) 08時16分
よっしーさん、こんにちは。
海上で声掛けられた時にはびっくりしました。
昨年ガルさんと一緒に確か伊東に行ったとき以来ですかね。
変な仕掛けなので釣れるまでは内緒にしておきたかったのですが
タイラバですか? と聞かれたので単にそうですとも言えず
ばれてしまいました。
よっしーさんが追っかけられているマダイなら
タイラバの方がずっと有利だと思います。
是非やってみてください。
投稿: 五目漁師 | 2018年12月31日 (月) 13時54分