豪華“しゃぶしゃぶ味比べ”ならず
昨日(11月26日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
先にタイミングに恵まれ
デカカイワリの良い釣りをしたが、
その直後からどこに行ってしまったのか、
仲間の名人がこぞって狙いに行くものの
申し訳ないほど釣れない。
あんなに美味しくて、
グイングインと見事な引きっぷりを
見せてくれるカイワリなら
何度でもと思うのは当然のことであるが
一旦そっぽを向かれてしまうと
釣り師のあの手この手のあがきなど
なんの効果もない。
仕方がない。
今回は最初からカイワリは諦めて
沖流しでアマダイとオニカサゴを狙ってみよう。
その後はタイラバでマダイとハタを釣って
オニ、ハタ、マダイ、そしてアマダイの
夢のような“しゃぶしゃぶ味比べ”をやってみよう。
この時期のしゃぶしゃぶには欠かせない
柚子も既に買って準備万端整っている。
そしてその翌朝、
なんと10分ほど走ったところで
スマホを忘れてきたことに気づく。
大物との出会いは一瞬の巡り合わせ。
さて、この予定外のタイミングのずれが
吉と出るか凶とでるか、
30分の出遅れを取り戻そうなどと
ケチなことは考えずに寧ろ、
OKこれで良しと思いながらゆったりと
明け方の134号、135号線を吹っ飛ばす。
結局、定刻よりも少し遅れ目で
マリンタウン沖を目指して漕ぎ出る。
このポイントでは1月に
アマダイやオニカサゴを釣っており
時期が時期だけに
今回はそれ以上のものを期待している。
オニとアマダイが混在するエリアなので
こんな仕掛けも使ってみる。
サバタンとオキアミ同時仕掛け、
うまくいけばアマダイ2尾とオニカサゴ2尾の
4連掛けが期待できる。
ところがどうしたことか、
1月にはあれほどアタリがあったエリアなのに
海底はシーンと静まり返ったままだ。
フグにハリスを一度切られた他には
一度も餌は取られないし、
もちろんアタリも一切ない。
このまま続けたところで
一日やってもまぐれで2、3尾釣れれば良い方だ。
仕方がないので、一旦餌釣りを止めて
タイラバをやってみることにする。
ついでにアマダイ釣り用の竿にもジグを付けて
ベイト反応があればいつでも
ジギングに切り替えられるように準備する。
しばらくするとタイラバの着底と同時に
根掛かり風の
おやっ? としたアタリ。
どうやら魚のようだ。
ただ海底から引きはがした後は
巻き上げ中もズーンと重いだけでほとんど動かない。
ひょっとして小ザメでも掛けてしまったかな?
潮は透き通っているので
6、7mも下から魚影が見えてくる。
おや、茶色いぞ。
イカ?
で上がってきたのはなかなかのサイズのハタ(44cm)
それにしてもハタとはいえ動きが鈍かったのは
底潮が相当冷えているのであろうか。
(調べてみましたがハタは種類や雑種が多く
なんというハタなのか同定ができていません。
誰かご存じでしょうか?
頭部と胴体の上半分くらいに小さい斑点があり、
マハタなどと同様に体には横じまがありますが
かなり薄いです。)
狙いの魚種を変えたので
これから順次ハタがいそうなポイントに
移動しようと考えてはいたが、
ここは取りあえず寸前まで
アマダイを狙っていたポイントなので
海底には根などはないだだっ広いイメージ。
しかも今日に限ってはアマダイっ子一匹もいない
荒涼とした砂漠のような海底に違いない。
こんなところで行動範囲の狭いハタの眼の前
(もしかして頭の上)にタイラバが命中したとは
正に千載一遇の出来事だったように思える。
朝の30分弱の遅れが
この獲物をもたらしてくれたことに
五目漁師にとってはラッキースマホ忘れ、
ハタにとっては(もし事情を知っていれば)正に
運命のようなものを感じざるを得なかったであろう。
待てよ、もし遅れていなければ
もっと大物に出会えていたかもしれない
なんて欲張りなことは考えないことにしよう。
次に掛ったのはハナダイ。
タイラバ回収の途中だった。
海底近くから随分長くタイラバを追ってきたが
五目漁師にとっては所詮タイラバの回収。
一層早巻きした時に
これが最後のチャンスと思って
飛びついてきたようだ。
その後ジギング竿に持ち替えたり、
もう一度に餌釣りに戻ったり
あの場所この場所、
あの手この手を尽くすが
お魚不在の海ではどうにもこうにもならない。
たまに遊んでくれるのはこいつぐらい。
終盤にはなんというか、
次はアタルぞ、次は掛かるぞ
という期待すら持てなくなってしまい、
五目漁師として珍しくも巻き巻きしながら
眠くなってしまった。
で、今日の釣果はこれ。
タイラバやジギングの釣果は美しくてよい。
狙いのアマダイ、鬼カサゴとも皆無に終わったが
タイラバの釣果としては我が家では一番の
ハタが釣れたのでこんなものかな。
豪華しゃぶしゃぶの味比べはできなかったが
ハタとハナダイのしゃぶしゃぶ、
外側のピンク色がハタ、内側の白いのがハナダイ、
軍配はもちろんハタにあがった。
しゃぶしゃぶの後は
ハタのアラでとった出汁を加えて雑炊。
次の日は二人では食べきれなかった
ハタしゃぶの残りとカマ焼きでお茶漬け。
伊東はどうしたのでしょうか。
海面水温はまだ20.4度もあります。
あの半端ない静けさからすると
底潮は逆に相当冷たいのかもしれないですね。
今のところカイワリは気まぐれ、
マダイは釣れない、青物も不在。
例年ならまだまだ楽しめるころですから
変化を待つしかないですね。
追伸:
今日はオーシャン釣具のオヤジさん自らが出陣、
マダイ(40cm)とカイワリが数尾釣れています。
この調子で釣果が上向くといいですね。
本日もポチッとよろしくお願いします。
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「<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事
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大きなハタですね!
2枚目の写真ではコモンハタに見えました。
でも1枚目の模様は見たことがなかったので、調べてみました。
ハタの生きている時と死んだ後の模様の変化を比較できる情報がほとんど揃わないので確定には至らないのですが、どうやらコモンハタの生きている時の模様のようです。
釣った人しか実際には見られない、貴重な姿かもしれないですねo(^-^)o
↓なんとか見つけた手がかりです。
http://uoichiba.seesaa.net/article/146617532.html
投稿: HEPPO | 2018年11月27日 (火) 22時40分
お疲れ様でした。
そうですか、沖の底トントンも駄目でしたか?
そうなると伊東は、私では打つ手がありませんね。しばらく様子を見ましょう(笑)。
ハタはザルに乗ってるのならコモンハタで良いと思いますが、釣り上げたばかり時の模様のハタは見たことありません。
もしかすると生きてるコモンハタは、そんな模様なのかもしれませんね?(笑)
投稿: 腰痛持ち | 2018年11月27日 (火) 22時45分
HEPPOさん、こんばんは。
ハタの名称ありがとうございます。
HEPPOさんにコモンハタと言われて、
それなら以前にも釣ったことがあるかもと思い出し、
調べてみたところ
昨年7月9日の記事に同じようなことを書いていました。
面目ありませんが、この時も次にコメントを頂いている腰痛持ちさんに
コモンハタと教えてもらっていました。
この歳になるとこんな感じです。
でも私の図鑑には載っていませんでしたし
HEPPOさんにご紹介いただいた記事でも珍しいとありますね。
どうやら伊東では珍しくなさそうです。
投稿: 五目漁師 | 2018年11月27日 (火) 23時55分
腰痛持ちさん、こんばんは。
HEPPOさんのコメントのレスにも書きましたが
以前にも腰痛持ちさんからコモンハタではとのご指摘を頂いていました。
面目なしです。
さて、伊東ですがなんとも静かでした。
深場ですから普通なら何かが餌をとってくれるのですが
魚の予感がしませんでした。
今日はオヤジさんがマダイやカイワリを釣っていますので
伊東もこのままでは終わらないとは思います。
次は腰痛さんが釣ってから行こうと考えています。
投稿: 五目漁師 | 2018年11月28日 (水) 00時03分
お疲れさまでした!
2匹の貴重な釣果がザルの上で輝いて見えます。
伊東の海、活性が悪いときの狙い魚と攻略方、研究のしがいが有りますね。
あとでメールします。
投稿: AP | 2018年11月28日 (水) 07時00分
おはようございます
秋後半といえば、ボート釣り最盛期であり
豊饒の海となるはずですが
ちょっと可笑しいですね
大津も秋を通り過ぎて冬突入のような
伊東も同じですね
観音崎も葉山も似たような正月明けといった釣果
それぞれのボート店主が同じような事を呟いています
これで終わってしまっては10%ダウンの気力処か
炬燵でみかんとなってしまいます
なにか釣りたいですね
投稿: 趣味人たけ | 2018年11月28日 (水) 08時11分
APさん、こんにちは。
そうですね、タイラバやジギングでは何れにしてもそんなに数釣りはできませんが
この日は特にアタリの気配がありませんでしたから
私にとっては正に貴重なお魚です。
メールいただきました。
少し皆さんで議論しながらお知恵を頂きたいです。
よろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2018年11月28日 (水) 10時28分
趣味人たけさん、こんにちは。
知り合いが観音崎の皆さんの釣果を見て近々ジギングで挑戦してみたいとのこと。
私もオーシャン釣具のオヤジさんには東京湾側は凄いですよ。
と話しています。
勿論、数の論理はありますが、
観音崎や大津は釣れ盛っているような気がするのですが
どうなんでしょうか。
仰る通り、伊東は正に真冬の海状態です。
水深20mを超えると海水面温度とは違って別の潮が流れています。
そんな影響もあるのでは考えているのですが。
投稿: 五目漁師 | 2018年11月28日 (水) 10時37分
海は気まぐれですね。
アマダイ爆釣記事かと思いきや、大苦戦の釣行記でしたか。
それでも40㎝オーバーのコモンハタは上々だと思います。
これと比較されては、ハナダイはかわいそうですよ。
先日もらいもののヒラメをしゃぶしゃぶしてみましたが、
味付けが不十分だったかいま一つでした。
刺身やムニエルが絶品だったので魚は上々だったはず。
料理の腕の問題ですね。
そもそもしゃぶしゃぶするにはヒラメは淡泊すぎるのかもしれませんが(笑)
秋はいろんな魚が釣れるので、料理をされる方はやりがいがありますよね。
投稿: ぐっちゃん | 2018年11月28日 (水) 12時20分
最近の渋々伊東ですから良型ハタが釣れれば勝者です。
しかし水温が20度あるのに魚がいない海はなんとも気持ち悪いですね。
ボード屋の主人曰く、シラスがいないから回遊魚が寄り付かない、当然捕食者も居ない、と言ってます。確かにそう思います。
しかし当たりのない釣りは退屈ですが、
しゃくり続けなければ永遠に釣れないのも確かで、
かすかな可能性を狙って釣りマシーンになる。
そして稀に訪れるワンヒットに阿鼻叫喚する。
釣りバカにつける薬はないですね。
私は普通の趣味人で良かった(笑)
それでは、また。
投稿: flex-p | 2018年11月28日 (水) 20時04分
ぐっちゃん、こんばんは。
いやいや、ヒラメはしゃぶしゃぶには最高の食材ですよ。
料理もシンプルなので上手いとか下手とかはないと思います。
ただ、豚しゃぶとか牛しゃぶなどこてこて派のぐっちゃんには
甚だ頼りない料理だと思います。
最近はぐっちゃんもアカハタを釣られたりしていますが
こちらの方のご家族の評判はいかがでしょうか。
多分ヒラマサよりも人気があるのではと想像しています。
何れにしても、釣る楽しみ、食べる楽しみ両方あるわけですが
そういう点ではハタは釣る楽しみには欠ける魚ですね。
投稿: 五目漁師 | 2018年11月28日 (水) 22時57分
flex-pさん、こんばんは。
普通の趣味人???
公認の釣り〇〇三人衆のお一人が何をおっしゃる。
その中のお二方が揃っての貧果ぶりを見て
ここでなんとか格好をつけようと腕まくりで臨んだのですが
激撃沈でした。
まあ、私は既にデカカイワリを十分に楽しませていただきましたので
いいのですが、
底もの狙いでここまで徹底してやられることは珍しいですね。
flex-pさんがいつもおっしゃっているタイラバは眠くなるを
実感してしまいました。
投稿: 五目漁師 | 2018年11月28日 (水) 23時16分
こんばんは!
伊東の冬は釣れない時は本当に魚がいる感じがしませんね。
餌の確認をする度にこのまままた落としても良いんじゃないかと思うほどですし、何回もクーラー空っぽで帰った事もあります。
そんな中ハタとハナダイはご立派ですね!
また、ハタのしゃぶしゃぶが美味しそうでたまりません!!
判断の良さが釣果につながっていらっしゃるのでしょうね。
私も場所は決めていませんが来週の水曜日にどこか行きたいと思っています。もしかしたら本年の釣り納めになるかもしれないのでどうしたものやらと困っておりますので、その頃五目漁師さんも予定があればご同道させていただきたく存じます。
投稿: まっく | 2018年11月29日 (木) 17時49分
まっくさん、こんばんは。
海面水温20度以上ありますからまだまだいけそうなんですがね。
このままで終わりではあまりにも不甲斐ないですね。
今年は何故か伊東でも福浦でもハタには好かれているようです。
美味しいですからOKです。
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次回の釣行の相談をしましょう。
投稿: 五目漁師 | 2018年11月29日 (木) 23時38分