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2018年6月15日 (金)

リベンジはならなかったが

 

 

 

 

昨日(614日)は伊東に釣行。

性格がねちっこい五目漁師は
先にバラした大物が気になって仕方がない。

週末は天気が悪そうだし、
来週は野暮用があって海には出られないので
この日が最後のチャンス。

狙いはあいつとタチウオ。
今回はタチウオ用にジギングの準備もバッチリ。

漕ぎ出ると東寄りの風なので予想通り
チャップチャップと波がありこれでは遠くには行けない。

 

1dsxp183843s

 


先ず正面沖に出てジギングでタチウオを狙うことにする。

風の方向が悪く
ボートが沖から岸に向かって流されるために
あっという間にシャクってみたいポイントを横切ってしまう。

仕方がないのでパラシュートアンカーを入れる。

ただこれを入れると
こまめに漕ぎ上ったり
流しのコースを変えたりできなくなってしまい
五目漁師がタイラバやジギングの肝だと思っている
コース取りの自由度が全くもって奪われてしまう。

やばいと思いながらも左右にさえボートが振れないので
そのまま流して行くと
案の定、根に捕まってしまった。

早々にPEの高切れは仕方ないとしても
リーダーをなくしてしまったのは痛い。

まだ始まったばかりなので
ここでジギングを諦めるわけにもいかず
風の中でラインを組み直す。

先日のタチウオはたまたまだったのだろうか、
結局10時までやってフグと小さいカサゴが一尾だけに終わる。

 

2dsxp183845s

 

 

 

3dsxp183849s

 


そろそろ波が収まってきたのでマリンタウン沖を目指す。

オヤジさんから沖に出る手前にも根があるはずだよ
と聞いていたので
今日は浅い方から順に攻めることにする。

水深3035m、
前回はこの辺りでイトヨリが良く掛かったので
今日はどうだろうかと先ずはタイラバから始める。

その3漕ぎ目か4漕ぎ目くらいだったろうか、
タイラバを回収していると
中層よりももっと上の方で
ゴソゴソ、ビクビク・・・

― タイラバのアタリは面白い。―
最初のアタリでおおよその大きさがわかる餌釣りと違って
最初は大きさに関わらずもぞもぞから始まる。
スカートをひっぱってみたりめくってみたりして
様子を覗っている間が長く続く場合もある。
おやおや? と注目していると
ガクガク、グインと重みが乗ってくると同時に
大物であればドラグがジリジリと出ていく。
つまり、大物だとわかるのは一呼吸おいてからだ。

これはその大物に間違いない。
一気に、しかもどこまでもドラグは逆回転するばかり。
しばらくして時計を見ると1055分。
えらく元気だ。

最初の10分は負けっぱなし、
その後は少し巻いたかと思うとまた出ていくの繰り返しで、
なかなか残り25m切りの緑のラインが見えてこない。

そうこうしている内に回りの景色を見ると
ボートが結構流され、
もういつものアジポイントまで戻ってきているではないか。

ここは-30mに根があるので結構やばいぞ、
恐る恐るドラグを少し締めやっと弱りかけてきた魚の姿を見る。

でかい、80cm弱といったところであろうか。(11時20分)

 

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先日の福浦では同サイズのブリを
無理やりクーラーボックスに押し込んだため身が痛んでしまい
1/4ほどは廃棄してしまった。

それでも2人なのでたんまりと食べさせていただいた。
お腹は一杯なので今回は放流しようと
船べりの玉網に入れたままで念のためにオヤジさんに連絡すると、
ブログの釣果写真を撮りたいので是非待って帰ってよとの返事。
魚も貰っていただけることになったので
一旦は浜まで戻り受け取ってもらう。

十分に楽しませてくれたが
今日の狙いはあくまでもマダイとタチウオ。
さあ、再出発だ。

今度は寄り道をせずに
沖の根の沖側(-53m)まで一気に漕ぎ、
先ずは前回タチウオが掛かった場所でジギングを始める。

しかし魚の雰囲気は全く感じられず
30分ほどでタイラバに替える。

今度は根の沖側-55mに出てタイラバを落としていくと
着底と同時にかすかなアタリを感じる。

来たかな、来てそうだ、まだまだ、まだ乗ってはいないぞ。
(もやもやっとした感じ)
逃げたかな?

するとググイーン
ガッツンガッツン
来たっ!
これはマダイに間違いない。しかもでかそうだ。

ドラグを一回に出す長さも短いし
青物と違って56分もするとこちらのペースになってくる。

ただ首振りの一回一回のショックは青物よりも
固く、がつがつとしているので
ハリス切れの心配はこちらの方が大きく感じる。

やがて白い魚体がひらひらと真下に見えてくる。
でかいぞ!
あっさりと玉網には入ってくれる。
ひえー、やった。 70cmはありそうだ。

 

5dsxp183862s

 


まだ時間はある、
青物もこの真鯛も十分に楽しませてはくれたが
今思い出しても奴のあの圧倒的な強さにはかなわない。

いよいよ奴を掛けた-60
(なだらかに深くなっているので
-50mから-60mまでは500m余りも漕がないといけない。)
に漕ぎ出しタイラバを丹念に流して行く。

残念ながら奴に再会することはなかったが
このころから急に潮が早くなりラインが斜めになり始め
アタリが頻発する。

まるで餌釣りの時合いと同じように
タイラバを落とせば必ずアタリがあり
ホウボウやイトヨリが掛かってくる。

 

Dsxp183867s

 

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Dsxp183877s

 


そろそろ沖上がりの時間だ。
未練がましくタイラバを点々とを落としながら戻っていくと
途中で怪しげな魚影が魚探に映る。

ひょっとしてと慌ててタイラバを落とすと
丁度魚影の深さで直ぐにアタリがある。

掛かった。
正にタチウオの引きだ。

しかし直ぐにハリスを切られてしまう。

何を間違ったのかまだジギング竿が出たままだったのに、
タイラバを入れてしまったのが失敗のもと。
しかし、もう時間切れだ。

で今日の釣果は途中で陸揚げしたワラサ
(オーシャンの釣果ブログには85cm6.1kgとあるが痩せている。
検寸間違いかもしれない)。)

 

Photo(オーシャン釣具のブログより転載)

 


と後半のこれ。

 

Cas187287s(真鯛70cm丁度、4.4kg




(料理写真の貼り付けを忘れていた。)

釣った日刺身はホウボウの薄造りハナダイとカサゴ

 

Cas187291s


イトヨリの煮つけ

 

Cimg7301s

 




因みに、オヤジさんに受け取っていただいた
魚は浜に戻った時点で既に捌いて一部は食されていたようです。
オヤジさんの話では脂の乗りが今一つであまり美味しくなかったそうです。
先日福浦で釣ったブリもそうでした。
やっぱり旬は冬ですね。

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<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰しております。
先週からの絶好調ぶりを羨ましく拝見しておりました。
他エリアではそろそろのっこみ真鯛は終盤ですが、伊東ではまだ期待できるみたいですね!
伊東でしたら近隣から出航できますので、今週末に行って、ヤツにチャレンジしてきます。
先週ですが、きっと福浦に来られているものと真鶴半島の北側からエントリーし、三ツ石を越えて福浦を目指しましたが、遠くて途中断念でした。伊東はマリンタウン真っ直ぐ沖の5~60mで宜しいでしょうか?

師匠こんばんわ

まさに漁師ですね。
一度岸まで戻って再び真鯛を狙いに…で
しっかり釣ってしまうのですものね(^ν^)

MBLさん、こんばんは。

ヤツは私に残しておいてくださいね。

いつも福浦か伊東か迷うところです。
三ツ石の辺りも面白そうですね。
自艇で漕ぎ回れるなんて羨まし限りです。
ジギングやタイラバですとベストの乗り物ですね。

ポイントは仰る通りです。
詳細はメールで入れさせていただきましたので参考にして下さい。
いいのが釣れましたら教えて下さい。

ガルさん、こんばんは。

まさかイルカに乗ったガルさんから覗かれるとは思っていませんでした。
寂しそうに釣っていたでしょう。

遠いですからいい日和限定で行ってみて下さい。

五目漁師さん、おはようございます。

やりましたね~、ブリに大ダイ。
お見事お見事!!

80センチオーバーのブリも70センチ(どころか60センチも)の鯛も釣ったことがない私には羨ましい限りです。
大ダイのパワフルな三段引き、味わってみたいものです。

で、お味の方が気になります。
確かにブリは痩せてますね。イナダのように見えますから脂はのってないのでしょう。
デカいイナダだと持て余しますよね。
自分だったら漬けかな~ これなら臭みもごまかせて毎日でも食べられます。
大ダイはどうですかね?
よく鯛は1-2キロが美味いと言いますがこのオス鯛はいかに?

是非味覚レポートもお願いします。

それでは、また。


flex-p さん、こんにちは。

釣りはやっぱりポイント次第ですね。
自分で選んでそこで釣れる醍醐味です。

マダイもよく引きますが、青物の引きは息切れするほどですし
鯛に増してタフですから根気がないと上がらないですね。

何故こんなのをメスが喜ぶのかわかりませんが
薄汚い婚姻色で白子が入っていました。
海中では黄金色に輝いているのかもしれません。

大ダイは刺身でいただくのは躊躇いますがしゃぶしゃぶ、煮つけ、ムニエルなど
熱を通せば上出来の味ですよ。

最近釣った鯛の中で一番美味しかったのは伊東のレンコダイです。
脂のりのりで身も引き締まり美味しかったです。

やりまさしたね!ブリに大鯛、いやはやこれから伊東のボート屋さんが混みそうです。伊東はいつも同じところにアンカリングしてコマセマダイだけしてましたが、流し釣りも面白いんですね。素人には根の場所とか海底の状況を把握して対応するのが難しいのでしょうが。伊東、行きたくなりました(°▽°)

すっすごい!!
前回の大物に加え、さらにパワーアップした釣果をあげるなんて、さすがです。。。

私も、明日は久々の福浦ボートに繰り出し、五目漁師さんの釣果にあやかろうと思います笑。
(明日は北東の風のようなので、伊東は危険と考え、あえて福浦にしてみました)
明日は頑張ります!!

井の頭さん、こんばんは。

伊東はやはりカイワリですが、私の場合は天敵サバからの逃避です。
皆さんうまくかわされていますが私はあいつが出てくるともう駄目ですね。

ただ、今はタチウオも回ってくるようですし身餌での釣りも面白そうですよ。

今回は少し沖に出て釣りましたが
沖に出られるときには風や波の様子に気をつけて下さい。

Clairさん、こんばんは。

前にも言ったかもしれませんが
私が”福浦にタイラバマダイが居る”に自信を持ったのは
Clairさんのマダイを見てからです。
それまでも狙ってはいましたが居るのか居ないのか、どこに居るのか
半信半疑でした。

明日は私の知り合いも福浦です。
コマセ釣りやジギングですが日和もよく皆さんの釣果が楽しみです。

タイラバですが私がやっている1漕ぎ(最低でも50m)3巻き巻きを是非やってみてください
釣れますよ。
魚探の航跡を見ながら漕ぐ度、
新しいポイントでタイラバを落とすのもコツだと思っています。

おはようございます。

仕事中にブリの速報を見ました。
これだけでも十分な釣果、また出るのかよと一人ノリツッコミしていました。
今度は大鯛、神がかってますね。
オヤジさんの喜ぶ顔が目に浮かびました。

これからアジ&シロギスリレーに向かいます。
この話の後だとスケールが小さいですね(笑)

おはようございます
流石ですね
3年前、川奈から始まり福浦、伊東でブリ3匹
そして大鯛と、タイラバが板についてきましたね
ボートでは難しいと想っていましたが
これで火が付きそうです
観音崎で赤ガッパさんがヒラメつい最近も油壷で
ブリが上がるなど徐々に増えていますね
しまいこんでいたタイラバ、またまた増えそうです

buruさん、おはようございます。

相変わらずお好きですね。
私も実はもともと天気予報が良ければ今日にしようと思っていたのですが
長期予報では悪かったので早めの14日にしました。

今日は福浦でburuさんと同類のお三方が釣っています。
釣って面白いのは大物ですが
食べて美味しいのはキスやアジですね。
皆さんの釣果を心待ちにしているところです。

趣味人たけさん、おはようございます。

大物は場所に恵まれて釣れていますが
手漕ぎボートこそがタイラバの一番良い釣り環境だと思っています。

遊漁船では一番重要な流しが船頭まかせになりますし、
細いPEが必須ですが、それがために数10分もかけて大物を上げるのはとても無理です。

とにかく見切られた魚は放って新しい魚を求め
ちょこっと場所移動が肝だと思っていますので
エンジン艇よりも手漕ぎが有利だとも思います。

観音崎で1尾上げればもう少し話もできるのですが。

うほ~~~!やりましたね^^v

前回の太刀魚といい、何か、ゾーンに入っていく五目漁師さんを感じておりました。

もうこれくらいの真鯛は当たり前って感じですね。

こちらではタイは釣れないとか、鯛ラバはこちらではあまり釣れないとかおっしゃっていましたが、

完全に使いこなしてますね。

やはりそちらにも大物真鯛はいるんですよ^^

飛竜丸さん、こんにちは。

真鯛も青物も飛竜タイラバ様様です。

なんとか真鯛や青物の潜んでいそうな場所の匂い
というか、ここに居るぞと確信をもって対峙することができるようになりました。

巻き方やボートの流し方も自分流のものが掴めてきたように思っています。

ますますタイラバの機会が多くなりそうで
既に飛竜丸さんに足を向けては寝られない状況です。

すばらしー。

これだけでかいの、しかもブリとマダイときては、もうどうやってもケチのつけようがありません。

ああ、うらやましい。
よだれ、たらたらです。(笑)

芋焼酎さん、こんばんは。

いやいや、正直青物はもうお腹一杯です。

ハタ、ヒラメ、同じ青物でもカンパチあたりなら
よられが出るほど欲しいです。

こんばんは!
タイラバは実はまだ一度も使ったことがありません。
一見単純な様に見えるもの程難しく扱う人の技量が出る。
ということは存じておりますので本当に凄い!
としか言いようがありません。
ついタイラバを買ってきてしまいました。

次回はこのタイラバ、、、っとその前に次回行ったら試したいのがサバ回避の為の考察の検証です。これが先般試したいと思っていたことなんです。
一段階目は棚までコマセが全く出なかったらサバも寄って来ないのではないか?
二段目は一段階目から尚且つ針も棚まで出ていなければサバより先に寄っている魚が釣れるのではないか?

この検証結果が良きにしろ悪しきにしろ出せたらタイラバ挑戦したいです。それまではサバと戦います!

まっくさん、こんにちは。

この時間にということはサッカーでしょうか。
私は事情があって船橋でテレビ観戦の後戻りましたのでやはり3時になっていました。

さて、サバ、ソーダ、フグ、シイラ・・・
皆さん色んな対策をやっていますがなかなか難しいですね。

落下スピードを速くする。
(ビシの重さを変えながらストップウオッチで落下スピードを計り対策したこともあります)
付けエサをビシの底に隠して落下させる。
などなど、

でかいサバは底べったりでも食ってきますからこれが一番厄介ですね。
しかも引き方が実にうまく、まるで鯛です上層まで気が抜けないです。

サバは私の天敵ですからまっくさんの成功を心待ちにしています。

タイラバは本当に簡単ですよ。
ただボートの流し方は自分なりに工夫をしている積りですので
今度お会いした時に是非お話させて下さい。

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