残念、無念、悔しい!!!
昨日(6月9日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
福浦の中深場でアカムツを狙う考えもあったが
慎重にならざるを得ない天気予報がころころ変わる。
最終的には前日の夜から雨が降り始め
朝には止む予報になったが、
朝の早い(4時)福浦ではまだ降っている最中だ。
雨の中を行くのも嫌だな。
で結局、伊東に電話しオヤジさんと釣り物の相談をする。
さて困った、何を釣ろうかな。
というかカイワリの第一候補に変わりはないが
五目漁師の天敵サバ対策が問題だ。
とりあえずカイワリ狙いから初めて、
小サバが釣れたら泳がせでヒラメ狙い、
だめならマリンタウン沖に出てタイラバ、
ボートが流れなければ余ったコマセを使って
あそこで一度餌釣りもやってみよう。
それが駄目なら更に沖に出てオニカサゴかな。
竿も仕掛けも取り揃えて7時前に岸払いする。
天気予報は偉い。
あれほど降った雨はすっかり止んで青空が広がる。
大きな川が近くにない伊東ではあるがさすがに水は濁っている。
既に多くのボートが出ているので
一番沖側にアンカリングする。
先ずはサバが釣れる、
またサバ、そしてカイワリも。
隣のボート屋さんの情報ではカイワリは朝が良いと聞いている。
続いて小サバも釣れたので早速泳がせも始める。
ただ余りにも小サバが小さい
(変な言い方だな、10cmくらい)ので
Lサイズのヒラメ針と太い仕掛けをを背負わすと
直ぐに弱ってしまう。
結局、10時前にカイワリもヒラメも諦めて
マリンタウンの沖に出てタイラバに切り替えることにする。
ポイントに着いて一投目、
ボートにまだ勢いがあるままでタイラバを落としたために
どんどんとラインが斜めに出ていく。
すると、そのフォールの最中で穂先がガタガタしだす。
この野郎、ここもサバか!
腹立たしく思いながらぞんざいに巻き上げてくる。
このサバ野郎よく引くぞ。
こんな野郎にラインを切られてたまるものか
と少し慎重になる。
覗き込むが水が濁っているのでなかなか見えてこない。
いきなりほぼ水面に見えたのはタチだ!
そろそろ伊東で狙ってみようかとは考えていたが
まさか今ここでとは想像もしていなかったのでびっくり嬉しい。
しかもでかいぞ。
釣果写真は後回しにして
取りあえずクーラーボックスに押し込んで
慌てて掛かった場所に漕ぎ戻り群れに期待する。
しかし、いざ意識的に狙うとなると
タイラバでタチウオか・・・
どうしてよいのかわからない。
挙句の果てに同じようにボートに勢いをつけて
ドボンと落としてみたりするが
滑稽そのもので様にはならない。
ジグを持ってくるんだったと後悔しきり。
釣果写真の後は一通り根際をタイラバで探った後、
かねてからここで一度やってみたかったコマセ釣りをやってみる。
ここはアンカリングが禁止されているので
手漕ぎではボートが流れない時限定の釣りだ。
水深は約50m、周りには根が点在し、
いかにも釣れそうな雰囲気はあるが
たまに餌をとられる程度、
というか今日の五目漁師は
あれもやりたいこれもやりたいが先に立ち、
直ぐに釣れなければ不採用宣言。
おかげでボートの中は
仕掛けを付けたままの竿や餌が散乱し、
立て膝で小用をたす場所もみつからないほど。
結局、コマセ釣りも20分程でまた気が変わる。
今度はオキアミ流しで
久しぶりにアマダイ狙いをやってみる。
しかし、根回りを外して少し深めを流すと
必ずレンコダイが掛かってくる。
殆どが手のひらサイズであるが
たまにこんなのも掛かってくる。
伊東や福浦で釣れるレンコダイとしては珍しいサイズ32cm
また直ぐに次の釣りに移りたくなるが、
間にタイラバを挟んでみると今度は本当にサバ
そして、次ははオニ狙いにスイッチ。
こんな時のために釣ったサバをサバタンにしようと
一尾確保はしている。
そういえば今日は保安庁の船が朝から周りをうろうろしながら
離岸堤で釣っている釣り師を注意したりしている。
ボートの上でサバを捌くと殺人現場のように血だらけになるので
そんなタイミングで寄って来られると結構やばいかもしれない。
仕方がないのでサバは止めてレンコタンザクをつくる。
あわせて蛸ベイトを付けて目立たせる。
これならまさかのレンコの共食いはないだろう。
このこと自体は大当たり。
レンコダイはさすがに来なくなったがオニのアタリもない。
やっぱりオニにはサバタンが良さそうだ。
これも直ぐに嫌になり、
ここはタイラバで大物狙いかな。
(どうやら、いろいろやらねばと思いつつ
気持ちはタイラバに向いているようだ)
で、再びタイラバに戻る。
オニ狙いだったので少し深い(60m程度)が
そのままタイラバを落としていく。
すると着底と同時にごそごそとアタリがある。
早速来たな。
掛かったかな、
まだごそごそやっているぞと思いながら巻き巻きを続けると
次の瞬間、
いきなりズボット穂先が引き込まれ
同時にジリジリとドラグが鳴り出す。
ウオー、止まらない。
先日福浦で83cmを上げたところなので
大物の感触は残っているが
それに比べるとまた一段とでかそうだ。
とにかく巻けない。
たまにドラグ音が止まっても
セメントの壁でも釣ったようにびくともしない。
長丁場になりそうなので時計を見る。
奴の疲れ具合を判断するためだ。
2mほど走られてはやっと数cm巻くといった攻防が続く。
グッグッ、おのれタフだな、
例によって周りには何も隠れる場所などないはずなので
ここは覚悟の根気であげるつもりだ。
既に15分がたっている。
未だに防戦一方の中でチャンスとみて
少し巻いた瞬間だった、
ふっと軽くなる。
やられた(しばし脱力)今もまだ悔しさが残る。
ドラグ性能を信じてこのリール
(シマノ・オシアコンクエスト)を使い始めてから
ライン切れによるバラシは初めてだ。
いつもドラグの出は1.5kgから2kg程度にセットしているので
PE1号、リーダー4号が魚に引かれて切れるはずはない。
もし切れるとすれば一番弱いのは
リーダーとPEのノット部分のはずだが
と思いながら巻き取ってくると、
リーダー(6m)の真ん中辺りで切られている。
どうやら掛かりどころが悪く
胸鰭か何かに巻き付いてしまったのであろうか
切れ端がパンチパーマのようにカールしている。
残念。そういえば前回の伊東でもあと10mでバラしている。
無念。青物だったらもう要らないからどうせ放流だったな
と思いっ切り慰めながら再び根回りでマダイ狙い。
最後は道々イトヨリを釣りながら戻る。
で、本日の釣果はこれ。
タチウオ110cm、レンコダイ32cm他
釣った日刺身はレンコダイとアマダイとカイワリの3点盛り。
あくる日は
昆布締めにタチウオの炙り。
アンチョビペーストとバターのソースをかけたタチウオのムニエル。
伊東にもでかい魚がいるし、タチウオは釣れるし
面白くなってきました。
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いや~、最後のヤツが惜しかった。
ぜひ顔を見てみたかった。
むむ~。
しかしまあ、伊東でタチウオ、いるんですね~。
しかも型がいい。
伊東、行きたいなー。
投稿: 芋焼酎 | 2018年6月11日 (月) 00時23分
おはようございます
今年前半、魚は何処へ行ったのかと想っていましたが
一気に活性は上がってきましたね
しかし大きい太刀魚です
この一匹を釣っては、私など2匹目狙いで終わってしまいそうです
小サバの泳がせ、サバの短冊と
全て太刀魚狙いに変えます
今回の五目漁師さんの釣り、少し変わりましたね
やはり前回の大物から・・・・もう一度のような気がします
投稿: 趣味人たけ | 2018年6月11日 (月) 08時10分
芋焼酎さん、こんにちは。
東伊豆にはいないと言われていたタチウオ
一昨年、エンジン付きで釣った人を初めて見て居るのを確信、
昨年はジギングで2尾掛けていますし、
他のオーシャンのお客さんも釣っていますよ。
大津のように湧いてくれると嬉しいですね。
今年が楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2018年6月11日 (月) 11時52分
趣味人たけさん、こんにちは。
タチウオは昨年から伊東でもターゲットにしていますが
時期も大きさも違いましたのでびっくりしました。
今の時期ならこのサイズ、というのであれば楽しみです。
この日は雨の後で伊東では珍しいほど濁っていましたので
それも条件の一つだったかもしれません。
福浦、伊東、福浦、伊東とこのところ毎回タイラバで大物が掛かっています
(あがったのは2尾ですが)
他の釣りをやっていても気になってしまいます。
投稿: 五目漁師 | 2018年6月11日 (月) 12時02分
こんにちは。
文字よりも先にタチウオの一枚目の写真が目に飛び込んできたんですが、画面が小さいこともあり「ん?空は透けて見えるしなんじゃこれは?!クラゲ?」と勘違いしました。(^^;)大き過ぎてタチウオに見えなかったです。
逃したヤツはスリリングなファイトが伝わってきました。
青物をやっている知り合いから聞いたのですが、大きい魚とのやりとりだと、他の魚や流木にラインが当たっても簡単に切れてしまうそうですから、相当な猛者だったんでしょうね。
次に行く時の楽しみを何倍にも増幅していただけるのでご拝読させていただいていて楽しいです。ありがとうございます。
投稿: まっく | 2018年6月11日 (月) 14時58分
まっくさん、こんばんは。
大津の手漕ぎでもタチウオは釣れますが
今回釣ったのは型が良かったのでオヤジさんに自慢げに見せたところ
同じ日にもっと大きいのがあがっていたらしく、
こんな(小さいの)ではなかったよと言われてしまいました。
その方はいつもの正面沖でサバタンで釣られたらしいです。
サバタンならいくらでも現地調達できますから
是非まっくさんも狙ってみてください。
カイワリ釣りの反対舷で置き竿で良いと思います。
投稿: 五目漁師 | 2018年6月11日 (月) 20時55分
伊東お疲れ様でした。
タチウオがいるのはわかりましたが、
専門に狙うには博打的な感じですので、
五目漁師さんの言われるように他の釣りとの合わせ技が良さそうですね。
さて、先週は出れなかったので今週土曜こそはとおもいましたが、
どうも風雨が強くてダメそうですね。
午前アジ船か日曜に福浦でも行こうかな〜、と考えてます。
それでは、また。
投稿: flex-p | 2018年6月12日 (火) 08時01分
flex-pさん、おはようございます。
私も週末に行きたかったのですが用事もありますし
確かに天気も良くなさそうですね。
もっとでかいのが釣れるらしいのでタチウオも狙ってみたいですし
(多分でかいのは今だけなので)
前回のと合わせて今回のリベンジもありますし
葉山のヒラメもシーズンのようですし
観音崎の乗っ込みも果たしていませんし
取り残しばかりです。
今年は珍しくアオリもまだ一度もやっていません。
flex-pさんも雨の日にのんきに温泉など浸かってないで
釣り日和の平日に代休消化でしょう。
私も野暮用(釣り以外の用事)がこのところ結構ありますが
お誘い下さればご一緒したいです。
投稿: 五目漁師 | 2018年6月12日 (火) 08時45分
五目漁師さん、こんにちは。
充実した忙しそうな(笑)釣りですね~。
文章からもこの日の釣りの充実ぶりと、大物ばらしの悔しさがよく伝わってきます。
大物の正体を見たかったところですが、それは次回ですね。
タチウオ、立派なサイズで美味しそうです。
僕の方は全く盛り上がりませんが、そちらはこれからますます盛り上がりそうですね!
投稿: ぐっちゃん | 2018年6月13日 (水) 08時38分
ぐっちゃん、こんにちは。
今回のバラシは本当に悔しかったです。
あがってボート屋のオヤジさんに状況などを話したのですが
ヒラマサかもという話もでました。いるらしいです。
タチウオはいままで伊東では型を見なかった新種の魚だけに
これからが楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2018年6月13日 (水) 12時36分