フォト
無料ブログはココログ

« 朝マヅメと夕マヅメ、そして赤い獲物 | トップページ | レスキュー艇がないので、自力で帰還してください(芋焼酎) »

2018年2月10日 (土)

小さいアマダイ拒否作戦大成功

 

 

 

 

今期のアマダイ、
30cmを超える型の良いのは良くて5匹に1匹。

福浦は223cmが主体、
そして前回釣った伊東は少し大き目だが、
いずれにしても小さ過ぎる。

釣らずにおいたとしても将来捕れるわけではないが
ちょっとかわいそうだし、
他の魚とは一線を画す独特の食味は我が家でも人気があるが
こう小さくては捌くのも料理も面倒で少し辟易している。

そこで今回は泳がせメインで
先ずはヒラメ、ハタを狙う。
(毎度の掛け声で最近釣れた試しはないが狙うのは勝手なので。)

それに前回オニカサゴが釣れたので
今回も狙ってみよう。

少し迷ったが流し釣りの餌は
昨晩近くのスーパーでとうとう買ってしまった
半身100円のサバタンだけにして、
お上品なアマダイが好きなオキアミ餌を使うのは止めにした。

 

1dsxp183655s

今日も静か
(暇な五目漁師は絶好の釣り日和にしか出ないことにしているので
あたり前ではあるが)なので
マリンタウン沖に出てみることにする。

根が多いポイントに着くと
中途半端に4匹買ってきた活きアジを早速泳がせにかかる。

いつもは泳がせの傍らでコマセ釣りをやって
点数稼ぎをするが
ここはアンカーが打てないので
泳がせオンリーというなんともリスキーな釣りになる。

魚探でヒラメがうようよといそうなポイントにガンつけると
少し流れの上に戻ってコース取りをする。

こんな時にはタイラバの時と同様に
魚探の航跡表示が欠かせない。

根の上に群れる真っ黒な魚影に突っ込むように流し始めると
間もなく穂先がコツコツとお辞儀をする、

来たぞ!

ここから食い込みを待つ間のドッキンドッキンこそが
泳がせの醍醐味だ。

やったことはないが
身が柔らかいイワシの泳がせと違って
身が比較的硬いアジや小サバの泳がせは
このタイミングをつかむのがより難しいのではないだろうか。

ググッ!オリャー! ではなく
聞き合わせるように竿を立てようとした時に
穂先が海面に突っ込み
手元にグイーンと重みが乗ってくれれば大成功。

妄想が先走りし
ヒラメ来たっ! と信じ込んだが、
やがて小さいヒラメかな?
いやヒラメじゃないかも・・・

で、上がってきたのは
今日明日にでも放卵する予定だったのかも知れない
お腹がパンパンのウッカリン。

 

2dsxp183657s

申し訳ないことをしてしまった。
いや、幸先良しと思ったがその後が続かない。

結局、活きアジ3尾を投入して11時まで粘ったが
狙ったヒラメもハタも姿は見せてくれなかった。

折角、活きアジを買ってきたので使わないと
というケチな気持ちでここまで泳がせに拘ってはみたものの、
一方では実は前回のオニが気になって仕方がない。

ここではあまり他の釣り師が流しているのを見かけたことがないので
きっとでかいのが潜んでいるに違いない。

そこで、更に少し沖に漕ぎ出て
サバタンを餌にした流し釣りに切り替える。

オニ釣りは基本向こう合わせ上等なので
別に前あたりに気づく必要はないが、
感度の良い竿を使っていると
いつもコツコツと小さなアタリか
何となく重たくなるようなもたれたアタリから入ってくる。

そこで少し竿を煽ると
向こうが異常を感じた瞬間から暴力的な竿叩きが始まり
それが水面下まで続く。

上がってきたのはそこそこのオニカサゴ(30cm)。

 

3dsxp183663s

これで本日の釣りはOKと気を良くした五目漁師は
魚探のコース履歴を見ながら
今釣った深さの前後で少し離れたポイントを流す。

前回あれだけ頻繁にアタリがあったアマダイは
サバタン効果で全く寄り付いてこない。
大成功だ。

本日の唯一の外道はこのフグと
その後も仕掛けを切り去った何尾かのフグのみ。

 

4dsxp183667s

一つずつエダスを切られてしまった仕掛けを融通し合って
再生した最後の仕掛けを
フグポイントから少し離れて投入する。

すると、
おや? アタリかな?
そおっと竿を煽ると、来た来た。
ガツンの後に例の竿叩きだ。
重量感も加わってこれはひょっとするとでかいかもしれない。

やっぱり居たか、
上がってきたのは立派なオニカサゴ(41cm)だ。

 

5dsxp183669s_2

慎重に玉網捕りしたが
驚いたことに玉網から出してボートの床に転がした時には
既に針は外れていた。

上あごが硬いホウボウなどでもたまにあるが
ネムリバリを使っていると
唇に掛かる前のタイミングで
針のネムリの部分に顎を乗せてあがってくることがたまにある。

こんな時は巻き上げのテンションが一瞬でも抜けてしまうと
さようならが悲しい流し釣りになってしまう。

よくぞ無事に上がっていてくれたもんだ
と獲物を手にしながらも今さらながらにドキドキしてくる。

 

Dsxp183672s

この後は、もう一度根側に戻って
今度はサバタンでハタ狙い、
2時過ぎには少し南西の風があがってきたので
ボート乗り場の正面沖まで戻り
最後に残ったアジを泳がせにかかったが
風が強くて流し釣りにならず定刻の少し前に沖上がりする。

で、今日の釣果はこれ。

 

6cas185825s

前回と同じポイントではあったが
餌できっぱりと小アマダイを避けることができた。
大成功。

さて、ヨメサンには今回はボだからねと言っていたせいか
安いのがあったから買ってみたよ
と自宅ではこんなものが準備されていた。

 

7cas185829s

期待されたボではなかったが丁度よい。

で、釣った日刺身はウッカリンの薄造りと昆布締め、
それにイカのコラボ。

 

Cas185836s




オヤジさんには大きなハタを期待されていたのですが残念。
他の魚が釣れない時期ですから、
ヒラメやハタ、オニカサゴを狙うのはいいかもです。

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

« 朝マヅメと夕マヅメ、そして赤い獲物 | トップページ | レスキュー艇がないので、自力で帰還してください(芋焼酎) »

<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

師匠こんばんわ^_^

時間前の早上がりは師匠の釣りとしては違和感ありますが…
この死の月に狙い通りの釣果お見事です(°▽°)
ヒラメ、ハタ狙いも情報出てからでなく
情報発信源になる…攻める釣りカッコイイです

ガルさん、こんばんは。

そうですね、早上がりといっても
遅れずに時間内に戻ったという程度です。

死の月とは?
あれだけイカを釣り上げた人が何をおっしゃる。
(ありがとうございました。今日は賑やかな夕飯でしたので
皆でおいしくいただきました)

川奈の春イカは大きいですよ、頑張って下さい。
ガルさんなら3キロ級をあげそうな気がします。


狙い通りの釣り、素晴らしい!
下手な乗り合いよりも遥かに良い型の鬼カサゴ、カンコ!
奥さまのイカで、料理も脇が固まり見事な盛りつけ!!
41cm有ると身も胃袋も沢山とれそうです(^q^)

あやかって私も続きたかったですが、鬼カサゴ31cm、アマダイ23cm各1で、終了(^_^;)

風予報が良くないと沖には長く居られませんね(..)

アマダイのサイズ30cm以上だけかかる仕掛けや餌があると良いのですが…中々アイデアが閃かないです(^_^;)。

APさん、こんにちは。

昨日丁度TVで千葉のオニカサゴ釣りをやってました。
バライティ番組でしたが2人で小さいのが1尾でした。

東伊豆はオニカサゴの本場だけあって手漕ぎでも釣れるところが結構ありますね。
この伊東も余り人がやらないせいかまだ少しは釣れそうです。

タイラバで45cmのアマダイをあげたことがあります。
多分小さいのは掛からないと思いますよ。

お疲れ様でした♪

狙い通りの釣果、お見事でした!

さてさて伊東の鬼退治は、そろそろ品切れかな?(笑)
福浦のCポイントが品切れの今は、やはり川奈に行くしかないかな?

でも川奈のオニはあまり大きいのに出会ったことないですね?
漁師が釣り切ったという噂もあるし、、、。

こうなったら隠れオニポイントの観音崎かな?
昨日のアジ釣りでも40cmはあろうかというカサゴが釣れてました。

狙い通りの良型鬼!
流石ですね( *´艸`)
サバタンで水深150m位になるとユメカサゴが邪魔でなかなか釣れませんからね~(;^ω^)
そのくらいの水深のが釣りやすいのかもですね!
私は来週は西風予報でボート出せそうもないのでイカ釣り三昧になりそうです(;^ω^)

腰痛持ちさん、こんばんは。

Cポイントほどピンポイントではないですから
まだ腰痛さんの分くらいは残っていますよ。

観音崎は皆さんアジやマダイが主体で流し釣りは皆無でしょうから
きっといますね。
なるほど、じゃあ今度やってみますかね。


すーさん、こんばんは。

福浦も伊東もそれに川奈も
所謂世の中でいわれる生息水深に比べると随分浅いですね。

と言ってもアカムツが釣れたりはしません。
道具が揃いましたので今度は福浦の深場をやってみたいです。
天気の良い日に案内いただけると嬉しいですね。

先日、すーさんの釣りっぷりをお聞きしながら
ガルさんからヤリイカのお土産を頂きました。

お疲れ様でした
やはり伊東の海は不思議な場所ですね
この時期鬼カサゴ釣りは南房総がメインで
水深100m前後と深いです
そんな事で一時期お祭りの簪飾りのような
派手な物を付けたりアピール合戦でしたね
私は嫌いでしたが
効果はありましたね
鬼カサゴ鍋は冬の定番でしたが
この10年食べていません
羨ましいです

趣味人たけさん、こんにちは。

多分あまりやる人がいないからなんでしょうね。
この手の魚は多勢でやるとすぐに枯渇するかもしれません。

実は上着のポケットの中に夜光の蛸ベイトを潜ませていましたが
使うのを忘れていました。
昔川奈でこの類のものを付けてやったところ
次々にアカタチなどニョロ系が釣れ、
嫌いな私は仕掛けの回収ができずに困ったことがあります。

基本のサバタンが一番いいですね。

五目漁師さん、こんにちは。

すっかり伊東の底モノ師になられてしまいましたね。

釣れない季節ですから底狙いが一番固いですし、
船に乗ってイナダとサバを土産に持たされるよりは遥かに楽しいです。
それにしてもりっぱなオニが美味そうですね。

ところで、うっかりカサゴですが、
こいつの食べ方で良い方法はないでしょうか??
鍋にしてみたところで、出汁のデキはオニ、普通のカサゴ、アヤメカサゴには敵わない気がします。
味噌汁も同じ。

塩焼き、煮つけは普通にうまいが、うっかりならでは!というのがない。
皮付きの刺身はまぁイケると思うのですが、
これも2,3日寝かさないと美味くない(これは好みの問題ですね)
結局釣ってきた魚を消費していく中で最後に残ったうっかりを刺身にして食べることが多いのです。

ここは料理マスターでもある五目漁師さんの秘伝のレシピを教えていただけると嬉しいです。

それでは、また。

う-ん、たぶんflex-pさんだと思うのですが、こんばんは。

もともと、底モノというよりは深場の釣りは好きですね。
何が来るかわからないところですかね。

ウッカリカサゴ、頭のいい学者さんでさえ普通のカサゴと見分けがつかず
ウッカリしていたというところからついた名前だと聞いています。
ですから私の中ではカサゴです。
もちろん食味も含めてです。

我が家では3日や4日も置いて甘く腐らせた魚では
折角自ら釣った釣り魚の値打ちがなくなるという理屈的な観点から
新鮮さにこそ価値を認めることにしています。
釣った日に食べるカサゴの刺身はコリコリして美味しいですよ。

美味い不味いは絶対的なものではなく
これは正に好きずきと考え方次第ではないでしょうか。

五目漁師さん、こんにちは。
手漕ぎの範囲でこんな立派なオニカサゴが釣れるんですね。
東伊豆、侮れませんね。
それ以上に狙って釣る五目漁師さん、あっぱれです。
凪の日を選んで釣行できるのは羨ましいです。
この時期の最大の敵は何といっても天候ですから…。

ぐっちゃん、こんばんは。

オニカサゴの正式名称はイズカサゴらしいですから
やはり伊豆にうようよといるのではないでしょうか。

私が釣るところはどこも深さは50~70mくらいで
通常の150~200mの半分くらいです。

そうですね、貧乏暇なしのワンランクアップで貧乏暇ありはありがたいことです。
お陰で雨なし、風なし、渋滞なしです。 
これで釣らないと皆さんから何と言われるかわからず
プレッシャーはありますよ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小さいアマダイ拒否作戦大成功:

« 朝マヅメと夕マヅメ、そして赤い獲物 | トップページ | レスキュー艇がないので、自力で帰還してください(芋焼酎) »