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2017年12月23日 (土)

フグの葛藤釣り

 

 

 

 

昨日(1222日)は大津(石田丸手漕ぎ)に釣行。

残ったコマセが冷凍庫で邪魔になっている。
お正月までになんとかしなくっちゃ。

コマセ臭の濡れた手がかじかむほどの寒い中、
本当ならタイラバかジギングで怠けたいところであるが
今回はコマセを処分するためにも餌釣りにした。

大津ならいつでもどこでも釣れるしかもブランドアジ。
そのアジで満たされたクーラーボックスに収まりきらず
ヒラメか真鯛が顔、いや尻尾を出す。

考えることは皆さんと同じかな。
なんて思いを馳せながら6時半に石田丸に到着。

たまたま、以前もお会いしたことがある
お隣の車で準備中の方に

今日は何を? とご挨拶すると
アジを釣りながらあわよくばと遠慮がちにおっしゃるが
やっぱり“当たり” だ。

ふむふむ、ますます妄想を広げながらボート乗り場に着くと、
おやっ! なんとHEPPOさんではないか。

今年6月の長者ヶ崎カマス+ヒラメ釣り
ご一緒させていただいた時以来の再会だ。

このお方は自分では妄想釣り師とおっしゃるが
五目漁師や皆さんとはきっぱりと違う。

今日は例の海苔棚周回調査とのこと。
一度だけなら珍しいことをやられる釣り師で終わってしまうが、
毎年欠かさずというのは生半可なことではできない。

これも東京湾の複雑な潮流と釣果の関係分析と並び
天海明察の一環なのであろうか
研究熱心なHEPPOさんならではと頭が下がる。

力まかせのボート漕ぎなら得意なので
せめてボートを曳いてあげたいくらいだ。
(と心にもないことを言ってみたが、
いやいやこれは自分のミッションなのでとまでおっしゃる。)

HEPPOさん頑張って!

 

1img01918s(今日は愛用のカメラの電池切れでスマホではうまく撮れない。
HEPPOさんごめんなさん。)



一緒に漕ぎ出て富士山根近辺でHEPPOさんを見送り
五目漁師は本日はここから始める。

いつもなら先ずアジを釣るために
2.52本バリ仕掛けか3mウイリー仕掛けを出すが
今日は面倒なので最初から6mの五目仕掛けを出す。

小一時間ほどやってみるも魚の気配がないために
武山根の方に移動する。

ここでは根の東端(-28m)辺りで五目仕掛けを入れると
すぐに中アジが釣れる。
少し大きめだが早速泳がせにかかる。

強くはないが北東の風で少しずつ走錨し
海底の様子が変わってくるが
こんなアジも釣れてくる。

 

2img01919s

大きなアジはたくさんはいらないが
なかなか調子いいぞ!
と思ったのはその後の1尾まで。
(まだ9時過ぎというのに結果的にこれが本日最後のアジになるとは
思いもしていなかった。)

ここからはフグ(ショウサイフグ)しか釣れなくなってしまった。

今度はコンコンと穂先を叩くフグ独特の引きではない。
これはイシモチかなと思ってあげてくると
フグのスレ掛かり。

 

3img01922s

仕掛けとすれ違いざまに掛かってくるほど
こんな野郎どもが海底近くを埋め尽くしているのかと想像してしまうと
場所替えを余儀なくされる。

しかしこの後は何か所か場所を変えるも
今日はとことんフグに好きがられてしまったようだ。

五目漁師の釣りはどちらかというと
じっとしていられずに竿をせわしなく動かすために
今はアジ釣りモードでシャクリ上げる五目仕掛けには
ロングハリスとはいえ次々にフグが掛かってくる。

1時ころになると朝お会いした方が
20匹近くは釣って)早あがりとのこと、
そして3時間半もかけて海苔棚調査を済ませたHEPPOさんも
その後おかず分は釣ったのでと
やはり余裕の早あがり。

皆さんまたお会いしましょう。
寂しい。

頼む!
ロングハリスに一発マダイ、
泳がせに一発ヒラメ、
どちらでもよいから来てくれ!

拝みながらも、どうしてなんだろう・・・
残されてしまうと自分の下手くそさを一層しみじみと感じてしまう。

一方で意に反して
だんだんフグ釣りは完璧になってくる。

このやり方なら百発百中でフグが掛けられるぞ!

フグ4img01924s

フグ

 

5img01927s

そしてフグ

 

6img01929s

嘘ではない、一投一河豚。
お下品なカットウ釣りなどやらなくても
この技があればいくらでもフグなど釣れる。
こんなことならフグ調理の免許でもとっておくんだった。

今さらながら少しでもアジを追加するか
それとも更にフグ釣りの技を磨くか、
後半は正に葛藤釣りになってしまった。

で、今日の貧果はこれ。

 

7cas175265s

キャッチはいつもの “明日に残らない~” から一段下げて、

“いつもいつもおかずに届かない釣果、
お前さん一体何年釣りをやっているの?” だな。



明日は魚好きの孫がやってくる。
鯛やヒラメのご馳走をしてやろうと楽しみにしていたのに
まあいいか、クリスマスイブの前日だから
クリスマスイブのイブのご馳走でごまかそう。

で、オオアジはやけくそ気味に
ニンニクたっぷりのサワーソースかけ

 

8cas175269s

一日元気に泳いでくれた泳がせアジもしっかりと回収して

 

9img01930s

中アジはタタキ丼に。

 

Cas175286s_2



年内にもう一度、最後は待ったなしのかたい釣りで締めたいと思います。
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<!ー060大津釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

お疲れさまでした。
今年もフグの大群がやって来ましたか(^_^;)
これが来るとコマセ釣りに嫌気がさすんですよ(*_*)
私も次がラストで後がないです。

底を叩きまくるか、引きずってでも釣果を出したいと思います。

APさん、こんばんは。

大津のフグは伊東のフグと違って恐怖感はないですね。
煩わしいですが。

いよいよラストワンですね。
今年は海の状況も私の釣りもふがいないの一言でした。
最終章、お互いにいい釣りをしましょう。

師匠こんばんわ(^ ^)
あらぁ…
寝坊してなければ偶然出会ってたかもしれないんですね残念
どうしても布団から出れない季節がやってまいりましたよ。
フグの免許…取っちゃいますか?師匠ならサクッと取りそうなw
今日、仲間さんが同じような事を言ってました10時までで後はフグ地獄と…
これ聞いちゃうと足が遠のいちゃいます。
いよいよ、腕が問われる私の嫌いな季節なんだなぁと実感
2017ラストがどんな釣りなのかたのしみにしてまーす!

おはようございます。

五目さんの大津でのアジ不調の原因がわかりました。
>じっとしてられずに竿をせわしなくうごかす、、、
これです。
先生も書いておられますが、大津でのアジ釣りは波任せの誘いがいいようです。
むしろ皆さん置き竿の仕方に工夫をされてます。

私の場合はパイプ用の受太郎を使い、余程のべた凪以外は誘いを入れません。
コマセは食いが立ってきたら、一つかみだけ入れています。
ので、一日アジ釣りをやってもアミコマセは、2本竿で3kで余るくらいです。

コマセが効きすぎてフグが寄ってきたらすぐ逃げます(笑)。
フグよりもアジのほうが動きが速いですから、アジの食いが立ってれば、
フグより先にアジが食いつきます。

それにしても最近の大津は本当にフグが多い!
やはり食っちゃうしかないかな?(笑)

ガルさん、こんにちは。

フグの調理免許欲しいですね。
学科試験は良しとしても実技試験は白衣や出刃包丁、
それにフグ持参?ですからたまりません。

帰りの電車は血だらけで試験に落ちようもんなら出刃持って暴れるかもです。

布団から出るコツ。
目覚ましを手の届かないところに置きますよ。
早く止めて! とヨメサンの一声、
またはそれを恐れて飛び起きますよ。
きっと。

腰痛持ちさん、こんにちは。

なるほど、納得です。

6mの五目仕掛けにはアジやカイワリ釣り用のエダスを上部に付けています。
この時はアジ釣りモードでせかせかと例によって忙しく誘っていたのですが
不思議と先針ばかりに掛かってきました。
先針はシャクリ上げても比較的静かに漂っているからなんでしょうね。
用足し中に限りアタリがあり慌ててしまうのもこれで解決です。

掛けに行かないと釣りではない、魚が欲しいなら市場に行け!
がこんなところで災いしているようです。
次回の大津が楽しみです。


おはようございます
お疲れ様でした
まさに葛藤釣り、私も同じでした
昼過ぎまでフグ、フグばかり
五目漁師さんのフグの写真と同じでしたね
そんな事で、今年初めて3時まで粘り
オカズ分は確保しましたが
k-君の釣果を見て、愕然と・・・・
腕の違いというか、根性に負けました
年内にもう一回か迷う処ですが
フグが頭から離れず・・・葛藤ですかね

こんにちは。

葛藤、アハハ。
昨日自分も行ってきました。
同じような状況だったので思わず笑みが。
打開策なしなすすべありませんでした。

あれだけ釣れるなら捌く免許欲しいですね。

たけちゃんさん同様、なかねボートの釣果を見て愕然としました。
あの状況を打開するとは、何が違うのか。
おつかれさまでした。

金曜はお疲れ様でした。

まさか五目さんに行き逢うなんて、嬉しいハプニングでした♪
今年は釣行運が無くてずっと辟易していましたが、ここに来て好転したかもしれません。

今回、ぐるぐるとボートをこぎ回りながら改めて感じました。
僕は釣りももちろん大好きなんですが、海の上を漕ぎ回ること自体も好きなんです。
柳になったような感覚で風と波に乗りつつ、自分の思う方法に進む。
このスキルを磨くだけでも、海との一体感が相当に感じられて、体と心が喜びます。

幸か不幸か、僕はこれまで荒れ気味の海で漕ぎ回る経験が多く、厳しい状況に耐えるために脳が快楽物質でも出すようになってしまったのかもしれません(パブロフの犬的な?

そんなちょっと変態的なモノなので、どうか「珍しいことをやる人間」程度の扱いでお願いいたします(お褒めいただくのは勿体ないです)。

ところで、僕は今年の目標にしていたヒラメが結局釣れませんでした。
仕方がないので来年に持ち越しです。またご一緒の機会を得て、アベックヒラメ!なんて実現したら最高です。

ということで、来年もよろしくお願いいたします!(^o^)/

趣味人たけさん、こんにちは。

どうしようもない気持ちでお互いに同じような写真を撮ってしまった感じですね。

ただたけさんの方は最後に帳尻合わせ、
これがあるかないか、
これこそが釣りの醍醐味ですね。

私の方は今年はさっぱりでした。
とならないようにもう一度最後に賭けます。

buruさん、こんにちは。

昨日でしたか、どうせならご一緒させていただきたかったですね。
残念。

今おそらく一番かたい釣り場で美味しいアジを釣りながらヒラメにマダイ・・・
と気楽な気分で臨んだ釣りでしたが
アジ釣りの難しさを思い知らされました。

誰か本当にフグの調理免許取りませんかね。
練習用のフグは私が協力しますよ。

HEPPOさん、こんにちは。

お疲れさんでした。
遠くから漕ぎまわっている姿、拝見してましたよ。
大丈夫ですよ、ずっと姿を追っかけているわけではありませんので
大して変態的なイメージはありませんでした。

ロープが邪魔しなければ
潜行板でも曳きながらやってみたい感じですね。
(この時期だとスズキですかね)

そうですね、釣りが好きというよりも
本来海が好きという方はたくさんいらっしゃると思います。
私なども完ぺきにその口ですね。
のどかな海も荒れた海も邪魔されずに
自分のやり方で肌に感じられる手漕ぎボート釣りはその中でも一番楽しいです。

来年は是非40cmのカマスにふさわしいヒラメを上げましょう
楽しみにしています。

五目漁師さん、こんばんは。

どうもここ数日でアジの状況が変わってきたようですね。
水温が確かに13度台まで下がってきています。
アジも寒くて震えてるんですかね?
その点グーフーは分厚いコートのおかげで寒さ知らずで、
好き勝手暴れてるのではないでしょうか?

さてさて、今年ももうお終いです。
最後に赤いやつ狙いでどこかに出没しようと思います。

それでは、また。

flex-pさん、こんばんは。

問題はアジが釣れないことではなく
私に釣れないことですね。
本日ご一緒されたお知り合いの方と同じ状況です。

ここにきて一気に水温は下がりました。
東伊豆ならもう少しで真冬の水温ですが
東京湾の魚は多少は低水温に慣れているようです。
アジやサバが美味しいのもそのせいかもしれません。

どうですか、鯛なら観音崎あたりに出没してみませんか。
ジギングが面白いと思いますよ。

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