こんな時には3 “ない” が揃ったルアー釣りが良い
昨日(12月14日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
この冬一番の寒波到来と聞けば、
濡れない、
汚れない、
(漕ぎっぱなしなので)寒くない
の 3 “ない” が揃ったルアー釣りが良い。
そんなに釣果は望めないが
タイラバでマダイかハタ、
ジギングならカンパチが欲しい。
予報では一日中静かなはずなので
マリンタウン沖をじっくり探ってみることにする。
オヤジさんにボートを押し出され
腕まくりして岸払いしたものの
ボケ気味の不注意と
最近酷くなってきた老眼が災いし
竿とリールのセッティングにチョンボがあり
準備にてこずってしまった。
時計を見るとなんと8時前、
小1時間もこんなところでロスってしまった。
近頃よく自宅でも出てくるセリフ
“こんなオッサンをよく最近まで雇っていてくれたもんだ”
を心の中でつぶやく。
さて、やっとタイラバとジギング竿の準備が終わったが
途中道草しながらポイントに到着したのは
9時過ぎになってしまった。
魚探の画面はすっかり冬の海だ。
根を覆うようについていたベイト反応は今はなくひっそりとしている。
ただマダイやハタは
経験上あまりベイトを気にする必要はので、いつもの
“3巻き1漕ぎしばり(タイラバを3回落としたら、50m以上移動)”
で根回りを探っていく。
すると、突然ある根回りに魚影が現れる。
静かだと思ったら皆さんこんなところにお集まりでしたか!
急いで竿をジギング竿に持ち替えてジグをフォールする。
水深は約50m、底どりしてシャクリ上げようとすると、
いきなり来たか!?
どうだっ!一投目マジック かと思ったのに。
根掛かりだ。
結局、リーダーから先をロストしてしまう。
面倒だが時間が時間だけに仕方なくリーダーを結び直して
さあ行け!
するとガツン!
おっと今度こそ一投目マジックの大当たり。
何だろうこれは、まさか大フグではないだろうな、
ガッツンガッツンと穂先を叩くような感じの引き込みの後、
ドラグが走り出す。
思いがけなく結構な引きだ。
上がってきたのはカンパチ(潮っこ、42cm)
ウシシ、これでマダイが揃ってくれれば
今日の釣りは上出来だなと思いながら
その後はタイラバ主体で根を少し外したポイントを探る。
しかし、このあたりから次第に予想外、
いや予報外れの西寄りの風(沖に出す風)が上がってくる。
11時前にはとうとう底も取れなくなってしまったので
一旦いつもの正面沖に退避する。
といっても、ここに来たところで風が収まるわけではない。
ただ、ここならアンカーが入れられるし、
慣れたポイントなので少々風が強くなっても不安はない。
仕方なくアンカーを入れて、
寧ろ風が全くなくなりボートが流れなくなった時に
やってみようと持ってきた一つテンヤ用のエビを
前回と同様にタイラバにつけて落としてみるが
なんの反応もない。
ここでオヤジさんから電話。
アジを買ってきたので今からヒラメ狙いで出るところ
とおっしゃる。
やっぱり釣りが好きなのだ。
昨日もマダイ狙いで出ておられたが、
お客さんが少ない平日には自ら沖に出て
状況調査と称して釣られることが多いが、
やっぱり釣りが大好きなのだ。
嬉しくなってくる。
五目漁師は期待通り風が落ちてきたので
再びマリンタウン沖に出直すことにする。
ここはなんとかマダイが欲しい。
約2時間、魚探の画面が航跡線で真ッピンクになるほど
ポイント周りを探ってみたが
一度タイラバのフォール中に大きなアタリ
(直ぐにバラシてしまったがカンパチかな?)が
あったのみでとうとうあがりの時間になってしまった。
ただ、遠くではあるがオヤジさんのボートが見える限り
急いで上がる必要はないので
所々でタイラバを落としながら戻ることにする。
何のことはない、
ポイントでは全くアタリなどなかったのに
なんのアクセントもない海底のそこここで
結構アタリがあるではないか。
どうやら、ポイントは底荒れしているのか、
それとも3巻1漕ぎしばりとはいえ
密度高く流し過ぎたきらいがありそうだ。
で、本日の釣果はこれ。
明日に残らない釣果、
これが老練ならではの最高の釣果!
えっへん。
カンパチとホウボウの釣った日刺身。
イナダやワラサは食べないヨメサンだがカンパチはOKらしい。
同じくカンパチとホウボウの握り。
イトヨリと玉ねぎのスープ
水温17.2℃、まだ行けそうですが
今日はカイワリ釣りの方も良くなかったようです。
使わずに封を切らずに余ったアミエビが冷凍庫を陣取っているため
さっさと空けてくれと文句を言われています。
なかなかいい文句ですね。
行きますよ次はコマセ釣りに。
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素晴らしい!
狙い一閃でカンパチをゲット!
私なら、ここで満足して他の釣りを始めてしまいそうですが、3無い条件でルアーやテンヤ縛りだと完全に狩人みたいな移動攻撃。
魚を迎えに行く流し釣りが、もっとも活かせる釣り方、凄い!
魚にしてみるとクロスポイントで十字砲火爆撃を受けていたようなものかもしれません(^_^;)
餌取りの気配が消える冬、次は魚を寄せる釣りですね。
投稿: AP | 2017年12月16日 (土) 07時22分
若さですね!!!!
おはようございます
ずっと漕ぎ続けるから寒くない・・・・
私の場合は背中丸めてひたすら我慢
じっとして浮きを見つめている年寄り日向ぼっこの釣りです
元気の元の差ですね
しかし、カンパチとは流石です
釣れて一番うれしい魚かもしれませんね
同等でシマアジ
そのシマアジ狙いを来年始めます
長井辺りが面白そうですね
投稿: 趣味人たけ | 2017年12月16日 (土) 09時15分
五目師匠こんちわ(*^^*)
その手があったか!
そうですね、漕いでる時は寒く無いですね(^∇^)
ジグ、タイラバで釣るスキルないのでアマダイ釣りで福浦…
なるほどなるほど参考になりました(*^^*)
まだこの時期にカンパチ釣れるんですねぇ
これも腕の差ですかね…この時期の伊東で魚が釣れる気がしません
わたしゃやっぱり鯖にまみれてるくらいが丁度いい釣り人ですw
投稿: ガル | 2017年12月16日 (土) 12時13分
APさん、こんにちは。
ベイトの動きが悪くなる季節はカンパチやアオリイカなど
フィッシュイーターにとっては狩りの好機かもしれませんね。
それを釣り師がまた狙う。
今回は根回りのポイントに少し拘り過ぎた気がしています。
枯れたポイントよりもフレッシュな新開地が良さそうです。
魚の行動範囲は想像以上に広い気がします。
投稿: 五目漁師 | 2017年12月16日 (土) 12時51分
五目漁師さん、ほぼ狙い通りの釣果さすがです。
あと赤いのが入れば良かったですが、
良いサイズの美味い本イトヨリが釣れてるので良しですね!
私は今日釣行しようと思いましたが、予報が悪いので車のタイヤ交換と久しぶりの洗車をしてお茶を濁してます。
というわけで明日ささっと早上がりの釣行してこようかと思います。
それでは、また。
投稿: flex-p | 2017年12月16日 (土) 12時53分
趣味人たけさん、こんにちは。
今回はいわゆるポイント(従来からの釣り場)にこだわり過ぎました。
昔から遊漁船が通っていたような場所は枯れていますね。
魚もどんどん場所を変えますから来年はそんな見方で
新たなポイント探しが面白いかなと思っています。
是非、シマアジを上げて下さい。
飛んでいきますよ。
投稿: 五目漁師 | 2017年12月16日 (土) 12時57分
ガルさん、こんにちは。
冬のボート釣り。
私は漕ぎだす前に必ず上着を脱ぐことにしています。
そして汗が出ない程度にゆっくりゆっくり漕ぐことを心掛けていますよ。
この日は結局脱いだ上着は最後まで着ることはありませんでした。
手が水で濡れたのは魚が釣れた3回とエビ餌を付けた2回だけです。
福浦の流し釣りはこうはいきませんよ。
レンコが釣れる度に手は海水でパシャパシャですからね。
投稿: 五目漁師 | 2017年12月16日 (土) 13時05分
flex-pさん、こんにちは。
今日は残念でしたね。
それでもバッチり冬タイヤに替わったようですので
今後雪が降って誰も行けない時に行けますね。
吹雪の中で海を独り占め、お魚が付き合ってくれるといいのですが。
上にも書いていますが、正月までに冷凍庫のコマセを使ってしまいたいので
次は大津でアジ+ヒラメが妥当かなと思っているところです。
観音崎にも宿題が残っていますし。
投稿: 五目漁師 | 2017年12月16日 (土) 13時13分