五目漁師の釣果に2人でしらけムード
昨日(4月28日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
週末からゴールデンウイークが始まる。
“私暇なんで”の五目漁師にとっては
外に出たくない1週間になる。
天気も良さそうだし明日(28日)が最後のチャンスだ。
前回はタイラバとジギングで鯛狙いを予定していたが
前日に、“カイワリ釣れた”の吉報が入り
迷った挙句にコマセ釣りに変更して失敗した。
今回も前日に、またまた“カイワリ釣れた”情報があったが
もう気持ちは変えない。
一日徹底してマダイを狙えば必ず1匹くらいはくるだろう。
何の根拠もない念力釣りは五目漁師の専売特許のようなもの。
よく言えば集中力と忍耐、それに体力。
普通に言えば海のことも魚のことも未だにわかっていないアフォな釣り。
まあ、いい。
今日はマリンタウン側の少し先まで足を延ばし
粘ってみるつもりだ。
魚探を覗きながらの道中、
今回もイワシなどの群れはほとんど見当たらない。
少し波と風が出てきた。
ボートを乗り降りする浜からは結構遠いので
風の向きや動向には注意を要するが
沖からの風なので今のところは問題なさそうだ。
今日は竿もメタルトップのやや胴調子の竿に替え、
マダイの警戒心対策も念入りだ。
ポイントに入りタイラバの巻き巻きを始めると
一投目からアタリがある。
最初に掛かったのはウッカリン
小鯛かなと期待したのになーんだ、
と、この時にはタイラバボーズ救世主のイトヨリも有難みがない。
いずれにしても幸先は良い、
次もその次もイトヨリが続く。
今日は行けるぞ、マダイは時間の問題だ。
しかし、その後ぴたりとアタリは止まる。
たまに高感度竿の穂先からもぞもぞ感は伝わってくるが
アタリには届かない。
しつこくポイント内を探ってみたが
所詮、縦横200~300m四方程度のエリア、
とうとう正午には諦めて
取りあえずはタイラバ実績がある
ボート乗り場正面沖方面に戻ることにする。
こちらの方も、先週同様にベイト反応はほとんどない。
寧ろ数週間前の一時には小魚が集まり
春の到来を感じさせてくれたのにどうしたのだろう。
朝方はこの辺りに何人か
(おそらくカイワリ狙いの釣り師)が集まっていたのに
皆諦めて帰ってしまったのか海上もひっそりとしている。
やっぱりコマセ釣りも駄目だったのかな・・・。
(後でわかったがきっちりと5尾のカイワリを釣り上げた釣り師もいらしたらしい)
五目漁師はそんな状況を見定めて沖に出ることにする。
この沖は伊東港に出入りする航路が近いので気を付けないといけない。
水深46m、この辺りが限界かな。
こうなれば鯛でなくってもいいよ、
カサゴでもホウボウでもイトヨリでも歓迎だよ。
いつもなら結構アタリがあるはずなんだけどなあ・・・
ここでも無反応が続く。
まだあと1時間ほどあるが
そろそろ嫌気がさして沖合を見つめていると
カモメが賑やかに舞っている。
もう何でもいいや、
急いでできるだけ近くまで漕いで行き
一度はジグをオリャーッ!とカモメの方向に投げてみるが
急場しのぎのベイトリールではうまくいかない。
しかし、魚探を覗くと
ボート直下でも上層から中層に反応がある。
そこで中層までジグを落としてしゃくり上げようとすると
既に穂先がビリビリと振動している。
ヒットだ。
やがて上がってきた水中の魚影をみて
一瞬イナダに見えたので玉網を握るが、
なーんだサバ野郎だ。
それにしても型が良い(44cm)し、幅広、おそらくマサバだな。
サバタンも切らしているので一尾持って帰ってみよう。
以後はジグを落とした瞬間にサバが掛かってくる。
正に五目漁師の天敵サバの瞬掛かりだが、
真面目にカイワリを狙っている時に襲撃してくるサバと違って
退屈なジギングでのサバは、仕掛けを目茶目茶にされるわけでもないし、
既に本命の魚は諦めているので無性に腹が立つほどでもない。
ただ、この場にいる限りは
ジグもタイラバも底まで落ちることはないので釣りにはならない。
結局、大きそうなのを3尾処理してクーラーボックスに入れる。
とうとう今日もマダイの顔は見られず。
浜ではこのところずっと冴えない五目漁師の釣果に
気の毒そうな顔で迎えてくれたオヤジさんが気の毒で
お互いにしらけてしまう。
いつも期待して最後に戻ってくる五目漁師を待ってくれるのに申し訳ない。
で、今日の釣果は結局、朝方早々に来たこれだけ。
老夫婦2人なら、
明日に残らない釣果、
これが熟練ならではの最高の釣果!
と言うに相応しい釣果ではあったが
今日は残念ながら娘夫婦が孫を釣れて帰省してくる。
これじゃ、足りない。
そこでヨメサンと娘達は外食、
五目漁師は旦那を餌食にして
中途半端な釣魚料理をふるまうことにした。
先ずは、カサゴとイトヨリの半身を釣った日刺身に。
そして、こうなれば仕方がない。
サバタン用に持ち帰ったサバを食ってしまおう。
定番の味噌煮と竜田揚げに。
(竜田揚げはこの他に場外でもたくさん作った)
なんとこれが、伊東のサバにしては結構いける。
外食から戻ってきた娘も美味い美味いと手を出すので、
なんと3尾をペロリ。
サバタン作りはお預けになってしまった。
この日は心底鯛が釣りたかったですがなかなか釣らせてくれません。
今回は埼玉から連荘でいらっしゃったOさんが
前日にいい釣り(カイワリ10尾)をされていました。
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