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2016年12月

2016年12月31日 (土)

納竿は福浦でかたいアマダイ狙い(福浦釣行)

 

 

 

 

昨日(1230日)は福浦(エトーボート)に釣行。

このところタイラバ、エギング、泳がせで3連ボ。
今日で今年の釣りは納竿。
もうあとがない。

ならば今一番釣れるものを釣ろう、
ということで
福浦のアマダイ一筋に賭けることにした。

と言いながらも、
スケベ根性がまたもや素直には釣らせてくれない。

福浦ならではの朝マヅメを放っておく手はない。
そこで、1kだけコマセを持って出ることにした。

暗闇の中で準備をし、
日が昇ると同時に沖に漕ぎ出す。

 

Dsxp162963s

狙いは美味いと評判の大アジ。

一投目。
置き竿でフリーのリールから道糸が
どんどんと出ていくのを横目に
気合を入れながらボートの中を整理する。

水深は60m
いつまでたってもリールの回転が止まらない。

少し変だと思いつつ竿を手に取り
やっと回転が止まりかけたリールを巻きに掛かると
いきなり根掛かりだ。

一投目から仕掛けをロストするが、
次の一投でこいつが犯人だったことが判明する。

 

Dsxp162968s

潮回りに関係なく
圧倒的に魚の活性が高くなる朝マヅメ。

どうやらアジではなくイナダ(50cm)が沸いているようだ。

迷ったがこの釣りをやってみて良かった。

これでボは逃れたしと安堵しながら
ゆっくり血抜きをして3回目の投入。

仕掛けが底に着きコマセを出しながら
少し高めの棚どりをすると
またすぐに掛かって来る。

 

Dsxp162969s

イナダはこれ以上釣っても仕方ないと思いながら
今度もゆっくりと血抜きに時間を掛けたせいもあり、
マヅメの釣りはこの3尾、
いや釣ったのは2尾でおしまい。

チャンスがあれば
帰り際にもう一度アジを狙ってみようと
コマセは放らずに
同じ場所からアマダイの流し釣りに切り替える。

しばらくして最初に上がったのはこれ。

 

Dsxp162973s

このサイズ(27cm)ならまだしも
あとに続くのは超小型の新子サイズが多い。

暮れの食材として一尾でいいから大物が欲しいと、
場所を変え、深さを変え、釣り漕ぐが
結局大物には当たらず。

水温は17℃弱。
アマダイの棲息深度は-55m-70m程度、
何故かオキトラギスやヒメコダイなどの外道が
極端に少ない気がする。

で、今日の釣果はこれ。

 

Cas16a0310s

真ん中のオニカサゴ(29cm)は
この日海上で出会ったsさんが釣ったものと
五目漁師が釣ったイナダをトレードしたもの。

なんとsさんはオニカサゴが怖いので嫌いらしい。
大儲け!

さて、孫連れの娘夫婦が帰省している。
本当は年末の食材として
もう少し大きいアマダイを期待していたが仕方ない。

その分イナダやオニカサゴも手に入ったので
刺し身三昧、握り三昧にしてみた。

 

Cas16a0348s

 

 

 

Cas16a0359s

孫には好物だというので天ぷら。

 

Cas16a0367s



さて、喪中につき新年の賀状はありません。
1月は少し別件で混み合うので
今年の反省も来年の目標も追々まとめてみることにします。

本年もブログを見て下さったり、
コメントを下さる多くの方々と海上でお会いしたり
メールのやりとり、
たまに一杯やったり、
お陰様で楽しいフィッシングライフでした。
ありがとうございました。

年始に立てた目標は
Challenge new and enjoy fishing slowlyでした。

ジギングを始めたり、
福浦や大津では新たなポイント探ってみたり、
タチウオなど新たな魚種をターゲットにしたりと
意識的に振ったり漕いだりしました。
良し悪しは別として魚探を駆使する釣りが
定着したのも今年でした。

後半の enjoy fishing slowlyは
五目漁師の性格上無理でしたが、
釣果を気にせずに
ジギングやタイラバ、泳がせが楽しめたのは
この意識があったからだと思っています。

来年は先ずは観音崎の攻略でしょうか。

来年もよろしくお願いします。

 

そして、皆様良いお年をお迎え下さい。

 

 

 

 

 

久しぶりに風邪を引いてしまったようです。
調子が悪いと釣りの計画など立てる気がしません。

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2016年12月25日 (日)

クリぼっず(伊東釣行)

 

 

昨日(1224日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

 

Dsxp162951s

Merry Christmas !


一人ぼっちで迎える寂しいクリスマスのことを
クリぼっち というらしい。

五目漁師はちゃんと2人でささやかなクリスマスイブ。

 

Cas16a0303s

本当は鯛や平目の舞い踊り、
鯛の姿ローストにヒラメのカルパッチョ等々で
賑やかなイブの食卓を予定していたものの
今日の五目漁師は

クリぼっず。(クリスマスボーズ)

本ブログのプロフィールにも書いている通り
従来はおかず確保のためにボの釣りなどありえなかったが、
最近は結構頻繁にある。

これがまた楽しい。
(やせ我慢7分、本気3分)

今も福浦(エギンボ)→
観音崎(強風下でのタイラボ)→
そして本日、伊東(泳がせ+コマセ釣りのクリボッズ
とボの3連チャン中だ。

いい加減に釣りたいが釣れないものは仕方がない。

性格がネチッこいのか、
以前伊東で8号ハリスを噛み切った大物
(状況からして多分ヒラメ)がいまだに気になる。

一方、それ以降、同じポイントで
大物をバラシた、
重量感のある大物に10号ハリスを切られた、
大物に立て続けに管付きチヌ針6号をのばされた

などと釣り師の沖あがりの度に
第一声でこんな残念話を聞かされ
オーシャン釣具のオヤジさんご自身も
本気に退治に乗り出した。

どうやら伊東港寄りのポイントでは実績がある
でかいクエではないかという噂の魚。

切られた、伸ばされたは事実ではあるが
釣り師特有の壮大な夢に相乗りしようと
五目漁師も活きアジを持って
マリンタウン側の-35mで一日粘ってみたものの
本日は一度もあたりはなし。

もちろん泳がせ竿の反対舷側では
ロングハリス仕掛けによるコマセ釣りも続けたが、
餌盗りが多い中でアタリらしいアタリは
上がり際にたったの一度あったのみ。

魚探で覗く限り小魚の群れは賑やかに流れていたので
期待はしたが
彼は何処かで寂しくクリぼっちのようだ。




本日、正面沖では久しぶりにカイワリガまとまってあがっています。
結果的にはしまったと思いますが、
おかず狙いか、一発大物狙いかは難しいところですね。

さて、“私暇なんで”の五目漁師、
とはいえ兼ねてよりのやっつけ課題のために
1月は釣りもブログもペースが落ちそうです。

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2016年12月17日 (土)

またまた完ボの福浦釣行

昨日(1216日)福浦に釣行。

兼ねてより、ブログにコメントをくださるgさんから
ボートで漕ぎ出すまでがいろいろ難しい福浦の案内を頼まれており、
それがやっと果たせた。

 

Dscf2948s

g
さんは初めての福浦で
初めてのティップランエギングをやるという。

五目漁師はエギングに関しては
自分が教えて欲しいくらいなので
ポイントの案内までに止め
自分でもエギングとジギングをやったが
またまた完ボで終わった。

gさんも同じくエギンボに終わったが
一パイ途中バラシがあり既にコツは掴まれたようだ。

ご一緒だったお友達はカワハギを狙ったが
どうやらカワハギはお留守だった。

さて、本日の釣り記事はここまで。



少し過去のことになり、
ほとぼりも冷めたころなのでこんな話題も
もういいかもしれない。

実は五目漁師はあるボート屋さんに於いて、
危険なボート釣り師の烙印を押され
自らも納得の謹慎の身である。

その日は昼頃に突然、南から腰の強い突風が吹き付けてきた。
寸前まで平和だった海面が一気に荒れ模様になり、
回りのボートが皆引き上げる中で
五目漁師だけが少し岸寄りに退避はしたものの
戻らずにパラシュートアンカーを入れて釣り続けた。

他のボートが上がってしまい
唯一海面に残ってしまったことで気は引けたが
ボート屋さんの退避指示もなかったし
(実は、あったがちょっとした手違いで
五目漁師のもとには届かなかったことが後でわかった)、
自分自身はこれくらいの風なら抗って漕げることも
その風の中で都度確かめていたし、
山越えの風のために海面自体はフラットで
危険を感じるほどではなかった。

また、天気予報通りならやがて静まるという判断もあった。
(結果論ではあるが、やっと上がれ!指示が届き
陸に上がった30分後には静かな海に戻っていた)

決して安全を疎かにしたわけではない。

若い頃にはディンギーやクルーザーで
強風や嵐の中を切り抜けてきた経験もあり、
自分なりに大丈夫という確信はあった。

 

Dsc076082asjpgこれは丁度良い風のセーリングではあるが

 

Alb91087s30ftクルーザーで嵐の中を西伊豆の妻良港を目指す。
これは既に少しやり過ぎ。


ただ、危険かどうかは釣り師のスキルや体力、
それに1人乗りか2人乗りかなどによって違ってくるので
ボート屋サイドとしては一番危なそうなボートを基準に
一斉撤退をさせることはやむを得ないと思っている。

撤退指示が私にも届いておれば
残念と思いながらも戻っていたのは当然のことである。

さて、危険な手漕ぎボート釣り師
という不名誉な烙印を押されたままでは気持ちが良くないので
自身が普段から安全に対して注意していることや
対処の一端を記してみることにした。

■先ずは何と言っても天気予報をチェックして
天気が良い日に出かけることが基本
(先に少し無理をした記事を書いたところでもあるが)。

五目漁師は幸いにして365日連休。
悪天を押してまで土日に出かける必要などは全くない。

Yahooなどの釣り場の天気予報は
便利なのでもちろん利用するが
(例えば伊東の釣り場とか真鶴の釣り場とか)
釣り場を対象にした局所的な予報では全体が把握できない。

関東一円の海が全体的に荒れ模様であっても
岬や山の影になって
局所的な天気予報では比較的静かな予報になることがある。

しかし、このような場合には、
一つ間違えば吹き出す恐れが大いにある。

そのためにWRF関東の風予報 GPV気象予報などで
関東一円の風環境を必ずチェックするようにしている。

■昔は何故か(多分気持ち的に)
2人でボートに乗る方が安心だと思い込み
弟や仲間と一緒に乗ることが多かった。

しかし、今は滅多に2人で乗ることはない。
2人乗りのボートが普段から重くて進まないのは当たり前であるが、
強風時には2人分の風圧を受けることにより
ますますきつさの度合を増す。

喫水が深くなったことにより当然波も被りやすくなり、
浸水の度合いも高くなる。

尤も、それを承知の上で沖に出て
悪天候に対してはより注意深く、
より早目の対処さえすれば
2人乗りだからといってイコール危険ということではなく、
結果的にお釣りがくることだってある。

ボート屋さんも退避指示を出す際には
これくらいは明らかに区別をしても良いのではないかとも思う。

■スターンやバウに立っての用足は清々しい。
男であることの値打ちを発揮する時だ(と思っていた)。

かっては五目漁師の得意技であったが
数年前にやめた。(今はバケツを持参)

老体バランスの悪さだけではなく
最近は女性釣り師の目が光っているので危ない。

■数年前に突然自動膨張型のライフジャケットが
水しぶきを少々上げながら漕ぐカヤックの中で
用もないのに膨らんでしまったことがある。

 

Imgp8749

落水したが膨らまないという逆でなくってよかった。
設計思想としてわからないでもないが、
元々五目漁師は自動膨張型のライフジャケットは
(自分でテストができないために)
信用しないことにしている。

泳ぎは得意。
途中でおにぎりさえ食べさせてくれれば
今でも1日中ライフジャケットなどなくっても浮いていられる。

しかしこれは水が温かくて身軽で人喰鮫がいない
という条件での話。

過去に泳ぎが得意だったクルーザー乗りが
ライフジャケットなしでかっぱを着、長靴を履いたままで
嵐の海に落水。
身動きができずにそのまま沈んでいった
という話を目撃者から聞いたことがある。

五目漁師は夏が終わり
身軽なTシャツとサンダルスタイルから
カッパと長靴スタイルに衣替えをすると同時に
自動膨張型のライフジャケットから
発泡スチロール浮力のライフジャケットに替えることにしている。

■これは多くのロープ(シート)を操るディンギーで学んだことであるが、
ロープなどは絶対に腕や足に巻き付けないようにしている。

ついついアンカーロープを腕に巻きつけたくなったりするが
そんな時にタイミングよく落水したりすると
たちまちグレートブルーの世界、
海底に向かって一直線が保証されている。

非常に危険な行為だ。

握力不足でロープを引く力が欲しい時には
ロープを折り曲げて二重に握るとよい。

■退避のために漕いでいる時には
定置網などの障害物からできるだけ離れたコースをとる。

抗いきれなくなって
ボートが風下側の固定物を押してしまうと
吸い付かれたように離脱が困難になる。

■パラシュートアンカーは流し釣りだけのためではなく
有効に利用できる。

不幸にしていよいよ漕げなくなるほどの荒天に
会ってしまった時にはどうするか。

嵐の中のボートはバウを風上に立てることによって
翻弄しながらも一番安定する。

パラシュートアンカーをバウから流すことによって
その方向は自動的に風上を保ってくれる。

パラシュートアンカーやシーアンカーがない時には
バウのロープにバケツでもタックルバックでもよい。

うねりがきつい時にはうねりに引かれないように
ロープも長目にして流す。

■更に、もっと不幸にして
ボートが転覆(沈)した時には
(これもディンギーでは何度も経験しているが)、
一瞬たりともボートから手を離さないこと。

ボートのヘリなどをしっかり握ぎって離さない、
あるいはボートに繋がっているロープなどを
しっかり握っておくこと。

強風の中で一旦ボートから離れてしまえば
再びつかまえることはできないと思っておいた方がよい。

ボートから離れてしまった釣り師は
波間に隠れてしまいレスキューが困難になる。

尤も、落水や転覆は嵐の中でよりも
寧ろ静かな海上で移動やアンカー揚げの際に
バランスを崩してがほとんどであろう。

幸いにして自分だけが落水し
ボートが転覆していない時には
(泳いだりしないで)
ヘリにつかまりながらボートのスターン側に回り込み
ズルズルっと這い上がるようにして乗り込めば
戻れる可能性はある。(服装や体力による)

■・・・読み直してみれば、
たかが趣味の釣りくらいでここまでと思ってしまうが、
行く時にはあっという間の出来事。

やっぱり一番はこんなことになる前にさっさと退避!
これが難しいんだよなと反省。

 

 

 

 




江ノ島海域でディンギーのレース中に嵐に合いほぼ全艇が沈。
レスキューも間に合わず自分の順番はいつになるかわかりません。
その時に体力だけが頼りと思い、
当時1日に30、40本も吸っていたタバコを止めるきっかけになりました。
たかが趣味、されど趣味。
わかっていてもついつい力は入ります。
いざとなったら体力ですね。

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2016年12月10日 (土)

満を持しての観音崎、しかしタイラボ(観音崎釣行)

昨日(129日)は観音崎(なかねボート)に釣行。

満を持しての観音崎であったが、
タイラボ(タイラバボーズ)に終わった。

観音崎には行ってみたいものの、
初心者を拒むあの激流と複雑な海底を思うと
なかなか不用意に向かうわけにはいかない。

そんな時に“ボート釣り趣味人たけちゃんのブログ”で
観音崎のポイントマップや時合いなどに関する体験記事があった。

百戦錬磨のご本人の体験はやはり重みが違う。
やっとその気になってコメントで“行きます宣言”をしたところ、
更にご自身の記憶に残るポイントを記してくれた上に、
当日には都合がつけば同行までしてくださる事になった。

早速、記されたポイントを五目漁師の魚探に入っている
観音崎のマップにオーバーラップし
位置関係を確認し登録する。

 

Photo

 

Cpoinnto

潮回りはもちろん小潮狙い、
正午の潮止まり前後が狙い目と聞いている。

準備万端整え
前日に、なかねボートのオヤジさんに電話予約を入れる。

明日そちらでボート釣りをしたいのですが。
どちらさんですか?
茅ヶ崎の◯◯と申しますが。
ふーん、いいいけどさ、でもねぇおとうさんボート漕げるの?
漕げますよ。
おとうさん何歳?
67歳です。
ふーん、大丈夫?本当にボート漕げるの?
ははっ大丈夫だと思いますよ。
(まだ疑われているな、仕方ない、奥の手を使おう。)
あのー、実は明日たけちゃんと一緒なんですけど。
なんだ、たけちゃんの仲間なの、なら大丈夫だ。

誰かが神様と呼んでいたなー。
“たけちゃん”の威力は凄い。


予報では時合いの昼ころから
南よりの風67m/sが吹くことになっており
中止も考えたが早上がり覚悟で行ってみることにする。


未明のR134
海面は見えないが轟々と潮風がうなり
レストランののぼりがちぎれんばかりにはためいている。

これは無理かなと思ったが、
風裏にあたるボート乗り場に着くと大丈夫そうだ。

早速、準備して岸払いする。

 

Dscf2938s

続いてたけちゃんも岸払い

先ずはたけちゃんが教えてくれた沖のポイントに向う。

しかし、直ぐに風が強さを増してくる。
山越えの風が海面を押さえつけながら吹くために
波浪こそ大したことはないが
波頭が千切れて飛沫が防寒着を打つ。

 

Dscf2942s

心配して見てくれていたのだろうか、
ふと見るとボートで駆けつけてくれたオヤジさんだ。

こんな沖じゃ釣りにならないよ!
と先に岸寄りに退避しているたけちゃんの元に曳航してくれる。

少しはましになったが
パラシュートアンカーを入れても
100gのタイラバが23回の巻き上げでどんどんと斜めってしまう。

しかも沖出しの風のために
苦労して風上に上ったところで
流し始めると、あっという間にポイント横切ってしまう。

流れるのに3分、
元に戻るのに20分では釣りにならない。

おやっ? 魚探の水温計は15℃。
先日の伊東や福浦がまだ20℃近くあったことからすると
どうしたことだろうか。

これではタイラバにじゃれついてくる魚もいそうにない。

時合の前後に、
たけちゃんの後を追って東側に移動してみたものの
風が弱まったわけではない。

容赦なく吹き付けてくる風の中で
タバコを吸いながら悠々とアタリを待つたけちゃん。

その際をやっと風上側に戻って
パラシュートアンカーを入れた五目漁師が
一言交わせてすっと去っていく。

こんな繰り返しで、
厳しいタイラバになったが不思議とこれが楽しい。

結局、それらしきアタリが一度だけあったものの
掛かるには至らず、
昼過ぎに早上がりした。

これはコース取りでもなんでもない、
右に左に翻弄されながら
やっと行き着いた風上側から流されているだけの航跡。

 

1ギザギザになっているのは
向かい風に翻弄されながら風上に戻る航跡。




沖あがり後はなかねボートさんが
サービスしてくれたおでんをいただきながら
釣り談義。

厳しかった話などはかけらも出ず
話題は次の釣り。

家族ぐるみのおもてなしと、
ずっと危なっかしい姿を見てくれていたオヤジさんに感謝。

次回からは“おとうさん本当にボート漕げるの?”
だけはないかな???

 

 

 




観音崎、噂通りの類まれな海底地形ですね。
アンカリングで四苦八苦するよりも
ゆっくりと流されながらタイラバやジギングが良さげな感じがしました。

たけちゃん、なかねボートさんありがとうございました。

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2016年12月 4日 (日)

こんな時には準備が簡単なエギングに限る(福浦釣行)

昨日(123日)は福浦(エトーボート)に釣行。

予定はなかったが余りにもの天気(予報)の良さ、
それに東伊豆愛好者の仲間もこぞって行くと聞いているので
前日の夕方になってムラムラっと気持ちが高まり準備を始めた。

こんな時には道具もその準備も簡単な
エギングやタイラバに限る。


そろそろ夜明けが一年で一番遅くなる(今は610分)頃なのに
5時過ぎにはボート屋の迎えを待つ釣り師が
駐車場に集まってくる。

順番に浜に着くと
70歳を越えたじっちゃんがぜいぜいと息を切らしながら
孤軍奮闘(手伝うのは当たり前であるが)でボートを出してくれる。

もちろんこんな暗闇では危険で沖には出られないので
浜の明かりが少しでも届く入江の中で
準備を整えながら夜明けを待つ。

皆さんプカプカと静かに待機しているものの
心のなかでは作戦を復習したり、
大物を掛けた姿を思い浮かべながら
腕まくりしているに違いない。

(正にそれは自分のこと)
今日の五目漁師はアオリイカ一本勝負だ!

あたりが見通せるようになると
アマダイ狙いで同方向に向かう仲間のaさんと共に
一直線で石切り場方面に向かう。

 

1dsxp162918s

今日はティップランエギングと
バーチカルエギングの両方を準備してきた。

先ずはティップランエギングを始めるが、
直ぐにこれが間違いであったことに気付く。

まだ少し暗いために
海面にとぐろを巻いているはずのラインがよく見えない。

最近はただでも見えないのに
こんな時には近眼鏡がいいのだろうか、
やっぱり老眼鏡だろうか、
いやここは強力なランプが一番役に立つだろうな、
などとアフォなことを考えながら
これ以上やると何も見えなくなるほどに目を細めて
なんとかラインの出具合をチェックしながらエギを落としていく。

やがて周囲が普通に明るくなってきたころに
ゴソゴソっとティップが振動する。

キタッ。これは結構でかいぞ。

グイーングイーンと逆ジェット噴射で
竿を引き込みながら上がってきたのはこれ。

 

2dsxp162922s

秋の数釣り、春のメガ級と言われるアオリイカ。

最近は春の産卵時期がまばらになってきた分
このシーズンには大中小織り混ぜて釣れるようになった
とも言われているが、
この時期なら上等のサイズ。

早々にこの一杯でもう十分に気は楽になる。

釣れたことで、現金にも急にお腹が空いてくるが
ティップランでは両手が塞がったままで
おにぎりも食べられない。

そこで一旦、片手釣りが可能なバーチカルエギングに替える。

ただ、このポイントは海底の起伏や勾配が結構あるために
棚の取り直しに忙しい。

するとこれにもトスンと来た。

 

3dsxp162925s

これがむしろこの時期のレギュラーサイズであろうか。

五目漁師の下手くそエギングにして
7時半現在で2杯とは最高の出来栄えだ。

まだ時間はたっぷりあるし、
今日は5ハイはいけるかな! とほくそ笑む。

しかし世の中そんなに甘くはない、
その後はポイントを替え、
あまり関係はないだろうと思いながらもエギを交換し、
ティップランとバーチカルを交互に試すなど
手を変え品を変えやってみるが音沙汰はなくなってしまった。

 

4dsxp162929s

後半には昨年調子が良かったボート乗り場前や
定置網寄りに移動し
エギのズル引きでモンゴイカを狙ってみるも
これにも反応はなし。

やっと来たのがこれ。

 

5dsxp162933s

で本日の釣果はこれ。

 

6cas16a0084s

因みに、これは魚好き好き家族の期待を一身に背負い
釣れるものは拒まないyさんの釣果。

 

72016120313130000

これは11時に早上がりのfさんの釣果。

 

8image1

得意の流しコマセ釣りだったらしいが
この釣果に懲りて
次回からはアマダイに切り替えるとおっしゃる。

aさんは低い目標(失礼!)を上回る
アマダイ29.5cm他計3尾とカワハギ6、イトヨリ2を揃えて
ご納得の釣果。

今は新子のアマダイが出回り始めたから
30cm以上はなかなか釣れないよ
とセブンイレブンのコーヒーと唐揚げ棒を賭けた勝負は
五目漁師の勝ちに終わった。



さて、冷凍する程にはないが、
1日、2日で食べるためには十分な量。

先ずは昼間の内に庭から
飾りになりそうなものを集めてきて水に浮かべておく。

 

9cas16a0087s

そして、何と言ってアオリイカといえば刺し身。

 

10cas16a0110s

このねっとりとした甘さはたまらない。

握り。

 

Cas16a0122s

そして天ぷら。

 

Cas16a0135s

 






早々に釣れたので今回はOKと思いましたが、
イカを釣って来ーい!
冷凍庫にイカを冷凍保存するのが夢
とまで言ってくれるヨメサンの願いは結局叶えられませんでした。
アオリイカ釣りってこんなもんでしょう。

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