どーも気になるので泳がせ一本勝負(福浦釣行)
昨日(11月18日)は福浦(エトーボート)に釣行。
前回逃した大物が気になって仕方がない。
やっぱりしとめるしかない。
よしっ、天気も良さそうだし行ってみよう。
突然の釣行だった。
もちろん、泳がせ一本勝負だが、
アジが早々になくなったときのために
ジギング竿もとりあえず準備する。
真鶴駅近くのエサ屋で泳がせ用のアジを6尾買って行く。
切りのよい5尾でも
ラッキーセブンの7尾でもない。
何故6尾という中途半端な数字になったのだろう。
1尾200円、足らないとあえなく途中で終了してしまうし、
余らせるともったいない。
こんなことで一々悩むほど“私暇なんで”の五目漁師。
今日も夜明けとともに岸払いしたのは良いが、
入江の中で魚探や竿の準備をしていると
足元がチャプチャプしている。
雨水が溜まっているのかと思い、
魚探のディスプレー保護カバーを使って掻き出すが
一向に減って来ないので一旦戻って
エトーボートのじっちゃんからバケツを借りようとすると、
“そうか水抜き用の栓を付け忘れてましたよ、これはいけません”
で一件落着。
(やれやれ相変わらずだな、
慣れていないお客だったら笑い事ではすまないよね。)
さて、気をとり直して一直線で敵討ちの現場に向かう。
ボートの流れる方向を見定めて
現場の少し手前から1尾目のアジを流し始めると
棚どり後直ぐに穂先がすっと持ち上がる感じ。
丁度ティップランエギングのあのアタリと同じ感じだ。
あげて見ると
案の定アジの頭が少し齧られているが
まだ生きているようなのでそのまま落とす。
また何かゴソゴソとやっているようだが
今度は分かっているので少し我慢し、
頃合いを見計らって
オリャーと一シャクリ入れる。
待ちすぎたかな、上がってきたのは
なんとアジの唇
よくもこんなに上手に食えたもんだ。
こんな時に限ってエギは持ってきていないし、
これではアジがいくらあっても足りない。
そこで、もう少し現場に近づき、
ポイントを絞って攻めることにする。
少しずつスタート点をずらしながら
前回の現場回りを中心に流す。
今日は泳がせ一本なので、
ボート上も気持ちの中もスッキリしている。
ボーズ上等、
気楽に行こうと胸騒ぎを押さえながらおにぎりを食っていると、
岸寄りでやっていた小型のエンジン船が近づいてくる。
釣れますか?
いや、何も。
何を釣っているんですか?
ヒラメですよ。
えっ、こんなところにヒラメがいるんですか?
ここで釣ったことはありますか?
私はありませんが知り合いは釣っていますよ。
ふーん。
で、潮の流れに任せて両者が少し離れた頃に、
コツ、コッコッ、グイーン。
キターッ!
今日は2.7mの胴調子竿を使っている。
ほぼ垂直に立てた竿の穂先が目の前にくるほど、
弧というよりも逆さUの字を描く。
先程のボートもいつの間にか正面にやってきて
驚きの眼差しで応援してくれる。
もう少しだ。
茶色の姿が見えて来たかと思うとまた見えなくなる。
ヒラメかもしれない。
いや玉網に入ったのはオオモンハタだ、
でかい(48cm)。
大きさ以上に重量を感じたのは
魚体の真ん中辺りにスレ掛かった孫針のせいだったようだ。
五目漁師の泳がせは以前にも書いたことがあるが
孫針の錨針に掛かることが圧倒的に多い。
今回もこれがシングルフックだと逃していたかもしれない
と思いながらそう深くは刺さっていない錨針を外す。
まだ7時半、
おそらくまだ敵討ちにはなっていないがこれで一安心。
まだまだ時間があるので
あとはなんとかヒラメが欲しい。
背高の根にとられたりで
残りのアジが2尾になったところで、
定置網の西側に移動する。
ここは昨年の2月に1日泳がせオンリーをやったが
10尾のアジを何れもイカや根にとられて
完ボに終わったところだ。
いつもは小魚が群れているのに今日はひっそりとし、
アジはいつまでも元気に泳いでくれる。
諦めてもう時間がないが
仕方がないので最後にもう一度朝のポイントに戻る。
途中、他の場所でも点々と試し泳がせはやってみたが
ここが本日唯一にそれなりの魚影が見られるポイントだ。
しかし、5尾目のアジは何の手応えもないままとられ、
最後のアジは根に掛けてしまい
丁度12時に終了。
悩んだ数字がピッタリとあたり、
半分成功、半分物足りない気持ちで沖上がりとなる。
で、今日の釣果はこれ。
オオモンハタ(48cm)
少し寂しいが、泳がせ1本なのでこれで上等と納得の釣り。
今日は少し趣を替えて洋風の刺し身にしてみた。
こんなはずではなかったが
蒸している間に香味野菜から
水分がどんどんでてきてしまいこんな風になってしまった。
次の日の昼ご飯はいつもの通り
アラでとった出汁で作った雑炊に
カマの塩焼きをトッピング。
胸骨をすき取った部分も出汁取り用に使おうとしたが
あまりも美味しそうなので
慌てて引き上げて煮つけに。
福浦に多いのはこのオオモンハタとマハタのようです。
ヒラメは姿を見せてくれませんでしたが
次回辺りからはそろそろアマダイ専門の釣り場になるでしょうか。
カワハギも一度はやっておきたいような気がしています。
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コメント
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こんばんは!
素晴らしいオオモンハタ!!
お見事です。
泳がせの狙い撃ちは針の穴を通すようなポイントのライン取りと潮読みだと私は思ってます。
坊主も多いですが、掛かると大きい!
してやったりと狙いが当たった満足感の大きな釣り。
ヒラメは掛かりませんでしたが、このサイズのハタが掛かればお釣りが来るというもの(^^)
洋風の刺身も良いですね~(^q^)
翠の野菜はスピナッチ?黄色いものは何でしょうか?
レシピも教えて頂けると嬉しいです。
投稿: AP | 2016年11月19日 (土) 15時36分
APさん、こんばんは。
いつもの泳がせならメインの釣りのサブですから
釣れれば儲けもののつもりですが
泳がせ一本は確かに賭けですね。
ただ我々が想像している以上に魚の眼はいいですし行動範囲も広いので
活性が高ければ遠くからでも飛びついてくれるとは思っています。
コマセ釣りと一緒で食いっ気がない時にはどうしようもないですね。
多分、近くにいても知らんぷりしていると思います。
サラダの葉はルッコラとクレソンです。
黄色はバルミジャーノチーズを野菜の皮むきで薄く削いだものです。
塩コショウでしか味が付いていないのでレモン汁とチーズの香りで食べますが
少し頼りないですね。
投稿: 五目漁師 | 2016年11月19日 (土) 18時44分
五目師匠こんばんわ
一本勝負シリーズ泳がせ編ですね。
ビシ、ジギング、エギング、タイラバなどなど
色々な釣り方がありますが泳がせ一本勝負ですか!
僕には考えも及びません…怖すぎて( ゚д゚)
去年は逃げられたヒラメにも対策してのリベンジ成功からの今では…凄すぎ✌︎('ω'✌︎ )
いつの日か宿敵ポイントを攻略してしまうのでしょうね
投稿: ガル | 2016年11月20日 (日) 00時12分
おはようございます。
オオモンハタ、素晴らしいです。
やはり泳がせはトリプルフックだなー。
孫針をどうしようかといつも悩むところですが、トリプルフックにかかることが圧倒的に多いという記事を読んで、やはりこれだなーと思いました。
ハタ、釣りたい食べたいでーす。
投稿: 芋焼酎 | 2016年11月20日 (日) 06時52分
ガルさん、おはようございます。
ジギングの一本勝負はまだやったことがありませんが
どの釣りも今日はこれ一本で行くと決めて出てしまえば
後は寧ろ楽な釣りですね。
福浦のヒラメはとにかくポイントが未だによくわかっていません。
噂に聞く場所を回っていますがいつになったらお目見えしてくれるやら
そんな時って、掴むとバタバタと来そうな気がして
今はそれが楽しみです。
鯛もですね。
投稿: 五目漁師 | 2016年11月20日 (日) 08時56分
芋焼酎さん、おはようございます。
食わせないと掛からないシングルフック
触れれば刺さるトリプルフックだと思っています。
魚体に傷がつくので嫌がる人もいますが
そんなこと言ってる場合じゃないでしょう。
ハタは今からがシーズンです。
サバタンで少し深めの根回りを探ってみるのもいいのじゃないでしょうか。
投稿: 五目漁師 | 2016年11月20日 (日) 09時04分
五目漁師さんこんばんは。
オオモンハタ、でかいですねー。リベンジでOKだと思います。
泳がせ一本、お見事です。
ヒラメよりもハタの方が嬉しいし美味いんじゃないでしょうか。
僕はなぜかオオモンハタは釣ったことがありません。
アカハタとマハタは釣れたことがあるんですけど、ヒラメよりも断然美味いと思います。
ところでヒラメですが、外房はまだ本格開幕していません。水温が20度を超えているからか、
昨年のような爆発が無くて、その代わりヒラマサやワラサが泳がせで釣れています。
もう一つ、例年との違いはショゴでしょうか。
ショゴとアカハタが多いのが今年の特徴のように思えます。
そろそろ負のスパイラルから抜け出してでっかいヒラマサ釣りたいんですが、無理かなぁ…。
投稿: ぐっちゃん | 2016年11月20日 (日) 22時49分
ぐっちゃん、こんばんは。
そうなんですよね、ハタの方がヒラメよりも更にピュアーな白身で
美味しいです。
ヒラメ以上にどんな料理にも合うので食べやすいですね。
引きも同じ体長だと断然ハタの方が強いように思います。
確かに、こちらでも今年のショゴは他人が釣ったのも含めて手応えを感じています。
ぐっちゃんの幅広50cmには及びませんが40cmクラスはこれからも狙えそうです。
無理かなぁ・・・なんてぐっちゃんらしくないですね。
さっさと抜け出して爆発して下さい。
投稿: 五目漁師 | 2016年11月20日 (日) 23時45分
五目漁師さん、おはようございます。
連発ハタゲット、さすがですね。
あの根周りにハタが住み着いていることを見事証明しましたね。
私も昨日、娘の発表会があったので10:30上がり縛りで福浦に行ったのですが、
それはもうしょぼい釣果で帰ってストレスが溜まりましたね。
一言で言うと活性が低い。さらに一言追加すれば腕も悪い(笑)
と言うことで好調な大津でも行って小アジをバンバン釣って憂さ晴らしでもしようと思います。
それでは、また。
投稿: flex-p | 2016年11月21日 (月) 08時23分
flex-pさん、こんにちは。
狙いは違ったのですが、嬉しい外道なのでこれでもいいかという感じでした。
福浦のオオモンハタは一つは飛び石ですが3連チャンです。
いますね。
肝心のマダイ、ヒラメが見当たりませんが。
カワハギも面白そうですが
今度専門に狙うとすれば年内のアオリイカ、モンゴイカではと思っています。
垂らせば釣れる大津のアジは憂さ晴らしにはいいかもしれませんね。
いつものように束で釣って下さい。
投稿: 五目漁師 | 2016年11月21日 (月) 11時54分
やはり仇討ちに行かれましたね。
残念ながら、仇は打てなかったようですね。
でも返り討ちに会わなくて良かったです。
水抜き用の栓を付け忘れることは良くある話ですが、最悪は沈しますから、
笑い話しではありませんよね。
お疲れ様でした。
投稿: 釣吉 | 2016年11月22日 (火) 10時19分
18日は行こうかものすごく悩みましたが、お仕事が詰まってましたので止めておきました(;^ω^)
ナイスなオオモンハタ!やりましたね♪
ヒラメより価値ある1匹だと思いますよ(#^.^#)
そういえばジギングでヒラメ釣った時中層位でヒットしました!
ベイトが居る層まで追って捕食したっぽかったので、
ベイトの反応がある少し下付近を流しても釣れるかもしれませんね!
私も来週は落とし込み釣りか泳がせでチャレンジ予定です♪
投稿: すーさん | 2016年11月22日 (火) 13時41分
釣吉さん、こんばんは。
エンジン挺なら走って滑走すれば水が抜けますが
手漕ぎボートはそうはいきません。
座席下などの空洞や浮力体で沈み切ることはないと思いますが
波を被ったりもしますし何れにしても危険ですね。
ここのボートは基本的に整備不良と思いお客の自己責任でチェックする必要があります。
投稿: 五目漁師 | 2016年11月22日 (火) 17時48分
すーさん、こんばんは。
おっしゃる通り獲物としては十分なのですが
ヒラメが姿を見せてくれないですね。
この日は定置網の西側にも行ってみましたが
ベイトらしき魚影が見られたのはここだけでした。
確かに、ヒラメもハタもそうですが活性が高い時には中層もなんのそので
飛びついてきますね。
すーさんの泳がせが楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2016年11月22日 (火) 17時55分
こんばんは。ハタ連チャンおめでとうございます。
あれだけでかいと引きも食べごたえもありそうですね。
福浦、魚探なしのオイラには、今一つポイントがわかりずらいし、流れてしまい同じ場所に留まったり戻すのも難しいですが、メガハタ、メガハギ、メガカサゴ、鯛、大アジ、イカ族と、ボートは怖いが魚種も豊富で面白いですね。
15錬金…じゃなかった、連勤中のオイラは、16日の釣果を切り崩しながら、色々と自作料理で家飲みを楽しんでます。
外道だらけの釣果でしたが、色々としてみると美味いですね。ただ今、御一人様用土鍋でする魚すき鍋に一番はまってますが(笑)
ダブルワーク+職場の研究論文に追われ、わずかな自由時間は書くこと以外がしたくブログの執筆も遅れてます。
12月になったら、締め切り間近な論文まったく終わってませんが、コスパのよい銀白で泳がせてみようかななどと考えています。
投稿: 甲斐の荒熊 | 2016年11月23日 (水) 03時42分
甲斐の荒熊さん、こんばんは。
そうですね、タイラバも泳がせの流し釣りも効率よくやるためには
海上ナビが欲しいところですね。
ウナギに消えてしまったへそくりを15錬金と言わず
20錬金、30錬金で再構築しましょう。
今回でとりあえず泳がせには決着とし、
今後はイカ、それに一度はカワハギも狙いたいと思っています。
実は今朝から田舎に帰省中です。
私も論文ではありませんが少し勉強したいことがあり
帰省中の暇を利用するつもりだったのですが、ネタを詰め込んだ荷物を車に積み忘れたことに気づき
今真っ青状態です。
帰省から戻ったらそろそろ正月の食材確保も始めないとですね。
賑やかな4人、5人土鍋ですから、
ここはメータークラスのヒラメが欲しいところです。
投稿: 五目漁師 | 2016年11月23日 (水) 17時39分
こんにちは。
遅コメで申し訳ありません。
何しろ忙しかったのです。
久々に五目さん並みに、週2回釣行をしてしまいました(笑)。
この年だとさすがに疲れます。
改めて五目さんのタフさに感心しました。
栓のないボート、次は私に当たりました(笑)。
出る前の点検で気付きましたが、おっちゃん「こりゃいかん」と言いながらボロ布を詰めてくれました(笑)。
結構一日それで持ちましたが、油断も隙もないボート屋さんです(笑)。
投稿: 腰痛持ち | 2016年11月24日 (木) 12時01分
腰痛持ちさん、こんばんは。
ははっ、暇な私の週2と忙しい腰痛さんの週2では訳が違います。
一緒にはしないようにしましょう。
私の現役時代にはとっても考えられなかったことです。
じっちゃん、岸払いの前に芦ノ湖から持ってきたボートは
雨水を抜くための栓が付いているので便利と自慢していました。
その栓にやられました。
投稿: 五目漁師 | 2016年11月24日 (木) 17時26分
そちらのオオモンハタ、増えましたねー
平戸のオオモンハタは一度、体内が腐ってる病気が出てほぼつれなくなって2年、昨年は少し釣れたのですが、また居なくなりました。
神奈川沖に出張のようですね^^
投稿: 飛竜丸 | 2016年11月28日 (月) 14時48分
飛竜丸さん、こんにちは。
(あれっ? レス書いたはずだったのですがうまくいかなかったようです。
もう一度思い出しながら)
こちらで釣れるハタはこのオオモンハタとマハタが多いです。
昨年はホウキハタも釣れましたがあの美味しそうなキジハタは
私の釣り場では見かけたことがありません。
純白の身のハタ類はどれも上品なアジで美味しいですね。
(と結構、覚えているもんですね)
投稿: 五目漁師 | 2016年11月30日 (水) 14時09分