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2016年10月

2016年10月29日 (土)

ゲームに嵌ってしまった五目漁師(福浦釣行)

昨日(1028日)は福浦(エトーボート)に釣行。

当初は27日行を予定していたものの
風の様子があまり良くなかったために1日延期の昨日になった。

今回の狙いは
もちろん先のスペシャル五目釣り(福浦版)の実行。

マダイ、アオリイカ、アマダイ、青物、カワハギ、
これら五目を揃える。

竿や仕掛けなどはそもそも前日に釣行を予定していたために
ほぼ準備を終わっていたが、
真鶴や福浦の釣りに詳しいすーさんから
アオリイカや青物の最新情報やアドバイスをいただき、
エギングは中錘を付けたシャクリ釣りからティップランに変更、
エギやジグも急遽買い足した。

ジギング用に以前から欲しいと思っていたこんなリールも
グッドタイミングでお店に入荷していたのでゲット。

 

Cas169521s

このリール、値段の割に
金属フレームで、しかもベアリングを6つも使っており
以前から目を着けていた。

新品だから当たり前ではあるが気持ちよく回ってくれる。
D社のリールは少なくとも五目漁師が使ってきた廉価版に関しては
アタリが悪かったのであろうか、
回りも、クラッチの戻りも比較的早く駄目になることが多かったために
今回も期待はしていないが。)



さて、作戦通りに先ずはアオリイカから始める。

すーさんに教えて頂いたポイントに行く前に
出て直ぐの小定置網の先端でエギを落としてみると
直ぐにアオリが掛かってくれる。

 

Dsxp162827s

いきなり本日の難問突破だ。

今日は小ささ制限はしていないのでこれでもOKだが、
あまりにも小さいし調子も良さそうなので
予定通り北側のポイントにボートを進める。

水深30m辺りで23度エギを入れ直し
ぎこちないシャクリを入れようとすると
ティップに違和感を感じる。

慌てて掛けに行くとズン!

今度は結構型も良い。

 

Dsxp162829s

五目漁師のエギングは
専門に1日シャクっても23杯がいいところ。

これがどうしたことだ、素晴らしい。
まだ7時前だというのに、既に2杯。

本来なら、もちろんこのまま続けるところであるが
今日の目的は何と言っても五目達成。

アオリイカ爆釣よりも、
この瞬間にうまく行けば4目は行くかな?
の方に気持ちが動き、
直ぐにタイラバやジギングの準備をする。

 

Dsxp162835s

 

 

 

Dsxp162832s

同じ場所で23回ずつお試し釣りをやったところで、
ここならアマダイポイントも近い、
予定通り一番かたいアマダイをさっさと済ませておこう
と、ジグをアマダイ仕掛けに交換し沖に漕ぎ出す。

これが本日のドツボの始まりとはこの時には思いもしない。

4目?、5目? とこの後の楽しみに心浮き浮き♪♪、気持ちは高まる。
正に難関を早々に突破したアオリの煽り効果だ。

しかし、この10数分後には海底の異変を感じる。
アマダイは少し辛抱するにしても
いつものオキトラギスはどうした?
そして前回あれほど邪魔になったレンコダイはどこに行ったの?

五目漁師の福浦釣りの記憶にないほどの
無反応な流し釣りがその後延々と続く。

巻き上げるのに1分もかかる海底からあがって来るのは
齧られもしていない2つのオキアミ。

 

Dsxp162837s

餌がまともについてあがって来る流し釣りなんて
見たことも聞いたこともない。

9時、10時・・・未だに1目。

冗談にしても
1目なら“今年の釣りは終わリ”と宣言しているだけに
このままではヤバイぞ!

とりあえず100%確実なカワハギで2目を達成しておくしかないな。

普段の釣りでは考えられないが、
わざわざその1尾が欲しいがために
沖合の水深70mからボート屋の目の前の
定置網のスタート付近(-30m)まで戻ることにする。

一人でゲームに嵌ってしまった五目漁師。

運悪く左手側のオールの支点の金具が割れてしまい
ギッコギッコ、ゴットン、ギッコギッコ、ゴットン
とギッコちない漕ぎで汗だくになりながら・・
これもゲームにはつきものの難敵登場の一つと思い
(いやエトーのじっちゃんならではと)納得の漕ぎ。

カワハギも入れ食いと言うほどでもないので
小型であることは許し、
1尾釣ったところでまた沖に漕ぎ出てアマダイ流しを続行する。

ここでやっと魚信がありレンコダイ、
そしてしばらく時間をおいてオキトラギス。
(信じられないが、結局今日のアマダイ流しはこの2匹だけに終わる。)

もちろん、折角準備したタイラバも所々でやってみるが
どうしてアマダイが来ないんだろう?
ばかりが気になり巻き巻きに気持ちが入らず、
直ぐにアマダイに戻ってしまう始末。

11時ころから降り始めた冷たい雨も次第に本降りになり
最後は雨の中をギッコギッコ、ゴットンと沖を後にする。

やれやれ作戦成功? で
2目は当たり前”
の文字でゲームオーバー。
アフォくさ!

で今日の釣果。

 

Cas169526s

小さいカワハギは
1目なら今年の釣りは終了” を辛うじて避けてくれた貴重な1尾。

で、早速、釣った日刺し身

 

Cas169527s

とゲソなどのフリット

 

Cas169535s

食いきれないだろうと次に残した分も刺し身に追加して完食。




アオリイカが獲物の中で一番好きなヨメサンは
もっと釣れたのに と残念そうにしながらも
3目達成の際の“パチパチの拍手”。
もっと釣ってこ~いと嬉しい掛け声です。
好調が続く内に近々専門にやってみたいと思っています。


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2016年10月26日 (水)

スペシャル五目釣り(福浦版)

さて、海が面白くなってきた。
何を釣ろう。

この際、少しゲーム性を付加して
こそこそと楽しんでみようかな?

五目漁師の目指す五目釣りは
なかなか実現できそうにないが、
福浦の景色を思い浮かべながら
この時期ならではのスペシャル五目メニューを考えてみた。

 

Dsxp162268s

①マダイ、
②アオリイカ(モンゴイカでもOK)、
③アマダイ、
④青物(イナダ、カンパチなど)、そして
⑤カワハギ。

これでどうだろうか。

アマダイとカワハギはかたい。
アオリイカも大きさを問わなければ
この時期だから可能性は高い。
マダイと青物は運を天にまかせるしかなさそうだが、
次回はこんな五目釣りを楽しんでみよう。

この顔ぶれだと
前回ほど竿選びに苦労をしなくても済みそうだ。

先ず、泳がせ用の長竿は不要だし、
アオリイカはティップランではなしに
中錘を付けたシャクリ釣りにすれば
カワハギの竿と兼用ができる。
ティップラン用の竿も不要だな。

ついでにアマダイも同じ竿で行けそうだが
とりあえず万能竿を準備しよう。

あとはマダイと青物を
タイラバで狙うかジギングで狙うかで
3本目の竿は決まりだ。

当日の作戦としては
先ず早朝にアオリイカを狙う。
そもそも1日やっても釣れないことがある釣りだから
どこで諦めるかの見切りが大事そうだ。

釣れても釣れなくても
1時間程度で次はアマダイに移動する。

アマダイを2尾も釣った後は、
いよいよあてのないマダイと青物に時間を掛ける。

うまく両方が釣れてくれれば、
うーんそれはないか、
どちらかでいいかな・・・

最後に一番確実なカワハギを釣って
お終いにする。

五目達成なら奇跡、
四目なら歓喜の老叫び、
三目ならパチパチと拍手、
二目は当たり前、
一目なら今年の釣りは終了。

なんていいながら
最初のアオリイカが釣れないと
ムキになって止められず
超絶完ボもあるかもしれない。

0目、そんな場合は飛び込もう。


さて、前回のカンパチ、
少し焼け目をつけたカルパッチョのつもりが
焼き過ぎてしまいこんな風になってしまった。

 

Cas169469s

こちらはレモン風味のムニエル。

 

Cas169481s

カンパチ、青物とはいえまるで白身魚のようだ。

カンパチのあら煮

 

Cas169493s

こちらは、冷凍保存していたタチウオの天ぷら丼。

 

Cas169506s

 

 

 




明日(27日)、福浦を予定していましたが
風の状況があまりよくないので中止しました。
スペシャル五目釣りは次回におあずけです。
どなたか挑戦してみませんか。

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2016年10月21日 (金)

泳がせ釣りが面白い(伊東釣行)

昨日(1020日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

今回は行き先に随分と迷った。

ここにきて大津で大物が釣れている。
福浦でアマダイリベンジも考えてみたが
寸前になって、
一番理由がないが、落ち着いて釣りができる伊東にした。
あまり調子は良くないようだ。

今回は伊東にいくならカイワリ♪
の考え方は捨てた。

旬の釣り物がないとなると
逆にターゲットが増えてしまう。

最も興味があるのは
伊東では、まだ五目漁師は釣ったことがないアカハタ、

次に前回貴重な泳がせ用のアジを
かっさらっていったアオリイカ

そして、今伊東では一番頼りになるマアジ、

そのマアジを泳がせて青物やヒラメを狙う。

オヤジさんが少し上向いてきたというマダイもやってみたいし
いよいよ何もだめな場合には沖の底物流しでもやってみよう。

うわっ!欲張り。
冗談交じりに仲間にも、自宅でも
釣り物を宣言してみたものの、
準備を始めると竿の選択に四苦八苦する。

何度も入れ替え、差し替え何とか3本に収めた。

専用性の点からどうしても外せないのが
置き竿で泳がせるための2.7mの胴調子竿と
ティップランエギング用の竿、
あとはライトゲーム用の万能竿を兼用することにした。


今日はオーシャン釣具のオヤジさんも沖に出るというので
頼まれて途中で泳がせ用のアジを買って行く。

最初にボートを漕ぎながら
ごろた石の浅場でアカハタを狙い、
次にエギングを予定している五目漁師は
その間活かしバッカンが邪魔になることを考え
自分の分は買わない。

7時半に岸払い。

 

1dsxp162782s

思っていた通りの静かな海上を
マリンタウンの港の出入り口方面に向けて漕ぐ。

ポイントは遊覧船の航路に近いため
営業が始まって最初の船がやって来る9時ころまでに
釣ってしまいたい。

昨晩作った特性アカハタ胴付き仕掛けにサバタンを付けて
凸凹の海底を探っていくが
コツコツと蝕むようなアタリばかりで
根魚特有の一気食いはない。

意地でやっと掛けたアカハタはベラ風。

 

2dsxp162784s

遊覧船がやってくるまでもう少し時間はあるが
釣れる気がしないので
諦めてアオリイカに移動する。

前回ここ(アジポイント)で泳がせたアジを抱いてきたので
ここにやつがいることはわかっている。

相変わらず上手くならないエギシャクリを適当に入れながら
漁礁のトップ近くを流していく。

やがてティップがふわっと浮いた瞬間に
シャクリを入れると、
よしっ!掛かった。

 

3dsxp162790s

今年は春先のデカアオリを一パイも掛けることができなかったので
これが初アオリになる。
このシーズンなので型は仕方ないが嬉しい。

後が続かないので同じ場所にアンカリングして
アジ狙いに切り替える。

次々と今日は忙しい。

本日一番の自信があった釣りだけに
ウイリー仕掛けには直ぐに食べころサイズのアジが掛かって来る。

 

4dsxp162793s

泳がせるには少し大きいので、
もう少し小型を待とう。

入れ食いモード(この時点ではそう思った)の
3尾目に釣れたやや小型のアジを
既に準備しておいた泳がせ仕掛けに掛けて置き竿にする。

しかし、どうしたことか
ここでピタッとアジのアタリは止まってしまう。

海底にはベラやサクラダイが群れているのか
ウイリー仕掛けの先針に付けたオキアミだけはなくなるが
アジの群れはやってこない。

そんな時にいきなりガツン!

これはでかいかも、
たまにドラグも滑る重量感たっぷりの引きだ。

見えてきたぞ、やったマダイだ。
無事に少し変わったマダイが玉網に入る。
50cmは優にありそうだ。

 

5dsxp162795s

床の上でバタバタと暴れた際に
五目漁師の指先を切ったが気持ちよくリリースする。
(ただ、もうだめかもしれない、プカプカと波間に浮かんでいる。)

そろそろ昼前になる。
オヤジさんは釣ってるかな?

諦めて正面沖に移動しようかと思った矢先。
竿掛けに置いた長竿の穂先がグイーンと水面に突っ込む。

合わせのタイミングどころではない。
直ぐに散らかったボートの中で
左舷側に体勢を整えリーリングに入る。

この引きはどうやら青物のようだ、
ワラサクラスかな?

泳がせに仕掛けに掛かった大物は
タイラバの細糸と違って
力づくでも切られる心配はない。

それでもドラグを滑らせながら
ジリジリとポンピングで上がってくる。

見えてきた、
引き応えほどの型ではなかったが
青物では一番欲しかったカンパチ(ショゴ)だ。

 

6dsxp162805s

眉間の八の字が
ややピンク掛かった魚体に鮮やかに浮かぶ。

最近伊東港方面で見られるようになったので
ここにも回って来るはずだよ
とオヤジさんからは聞いていたが
今シーズンは初めてのカンパチ。

泳がせにはこのドラマがあるから止められない。

直ぐに次のアジを泳がせたいが
残念ながら釣れるのを待つしかない。

するとびっくり、
ずっとアタリさえなかったのに“私を使って下さい”
と言わんばかりに泳がせサイズのアジが唐突に釣れてくる。

なんというタイミングだ。
神様ありがとうございます。

早速、泳がせに掛け、コマセ釣りに戻るが
その後はまたアジのアタリは途絶える。

やれやれ今日は駄目か
とおにぎりを頬張った時だった。

置き竿の穂先が怪しくお辞儀をする。

来たぞ!
慌てておにぎりをコマセの隣に置いて竿を握る。

その瞬間にグイグイググッと竿がきしむほどに
穂先が海面に突っ込む。

くそーなんてこった!
竿が竿掛けから外れない。

この竿掛けめ、
竿を受ける部分が狭いために
クッションが噛んでしまって外れてくれない。

くそー、穂先は海面に突っ込み続ける。
この野郎、強引に引き上げると
竿掛けごとボートから外れて
やっとリーリング体勢に入る。

こいつはでかいぞ、
しかもグングンとくるこの引きはヒラメに間違いない。

やったやった。
この仕掛なら竿が折れる前に力で切られるはずはない。

先ほどと同様にポンピングで強引に巻き始める。
でっかい、早く姿が見たい。

あと15m、

 

ふっと軽くなる。
やられた。

悔しさで体を震わせながら仕掛けを見ると
本針と孫針の間の8号ハリスがざらざらになって切られている。

 

7dscf2813s

直ぐに仕掛けを落としたいが
泳がせるアジが釣れない。
いや、チャンスをくれた神様に見限られてしまった。

その後はワイヤーハリスに交換し
仕方なくベラを泳がせる。

その後、もう一方の竿のウイリー仕掛けに
いい引きで釣れて来るのは323cmのアイゴばかり。

 

8dsxp162822s

何かな?
と海中を覗き込むと
ひらひらと上がって来る様子は
カイワリにそっくりなので紛らわしい。(5匹リリース)

オヤジさんからは
40cmのマダイがあがったよと電話が入る。

もう時間はあまりないが正面に移動してみよう。

そこでもワイヤーハリスでベラを泳がせながら
ロングハリスでマダイを狙う。

隣がオヤジさんなので安心して
時間一杯まで粘ってみたがアタリはなし。

で、今日の釣果はこれ。

 

9cas169191s

カンパチとアオリイカがいるからまあいいや。
うーん、ここにあのヒラメがいたら・・・また悔しさが、

で、今日の釣った日刺し身は
何と言っても待望のアオリイカがいるから賑やか。

 

10cas169209s

カンパチはべっ甲醤油で漬け丼にも。

 

11cas169215s





ヒラメはタイミングよく口元にかけないと8号ハリスもこの通りです。
失敗を竿を噛んだ竿掛けのせいにしています。

伊東にも負けじと大物が回っています。
カイワリは諦め気分ですが、
泳がせ用のアジが釣れるかどうかは海に出てみないとわかりませんので
できれば持参したいですね。

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2016年10月16日 (日)

とらぬアマダイのあれこれ算用

昨日(1015日)は福浦(エトーボート)に釣行。

今年の福浦は一年を通じてアマダイが釣れ続けた。
ただ時期外れ(夏場)に入ってからは
専門に狙う釣り師は少なかったように思う。

五目漁師も
あまりあてのないタイラバをやってみたり
ジギングをやってみたりと
アマダイをターゲットにすることはなかったが
今回は久しぶりにアマダイ一本に絞ることにした。

例年なら先に新子の可愛らしいアマダイから始まるが
今年は釣れ続けた延長で型の良いのが
余裕で最低でも5匹は釣れる(はず)。

ザルに並べたピンクの魚体を思い浮かべながら、
やっぱりこの魚には上品な身質が生きる酒蒸しが一番。

大きいのを酒蒸しにして、
次のサイズは昆布締めと刺し身だな。

そろそろ夜は涼しくなってきたので
釣り過ぎた場合は一夜干しにしてみよう。

何冊もある釣り魚料理本のアマダイのページをめくっていると、

 

1cas169187

先日タチウオでやったあの料理(ポン酢で頂く酒蒸し)を
アマダイでやってみたら!

 

2cas169134s

とか、何か買っておくものはある?
とか、皮算用中の五目漁師を笑っていたのに
どうやらヨメサンもその気になってきたようだ。

仕掛けのハリスは3号で大丈夫かな、
とりあえず4号も準備しておこう。
いや待てよ、PEの先につけているリーダーが4号だから、
これじゃリーダーが切れるかもしれないぞ。
仕掛け作りでも、あれこれ算用が始まる。

コマセ釣り用の仕掛け、
マダイ用の仕掛けや道具なども最初は準備していたが
全てタックルボックスやバケツの外に出し
事情があって唯一
アオリイカ狙いのティップラン用の道具だけを最後に付け加えた。

翌朝5時前に駐車場に着くと
次々にエトーボートを利用する釣り師が集まってくる。
こんな賑わいは最近では珍しい。
やがて深夜の仕事場から直行するとおっしゃっていた
fさんの車もやってくる。


東の空が白んでくると同時に出発だ。

福浦だけで見られるボート上からの朝日、お宝写真。

 

2xdsxp162770s

今日はタイミングよく丁度三ッ石の間に昇る。

五目漁師のアマダイ流しは
いつもは石切場前-70m辺りから始め、
風や潮の様子を見定めながらコースを決めるが
今回は夏場を通して釣れ続けた定置網左のソーセージブイ横、
アマダイ狙いにしては少し浅い-60mに先ず直行する。

そこから流し始めてわずか5分後に
独特の3段引きで上がってきたのは良型のアマダイ。

 

3dsxp162774s

(まだ紅い朝日に輝くアマダイを撮りたかったのに
このカメラは近接撮影がどうも苦手らしい。)

しばらくして2尾目も同型のアマダイ。
むむ、これは幸先がいい、
今日は皮算用通り大漁かも。

パラシュートアンカーを岸方向に引く潮と
ボートを沖に出す南向きの風が釣り合って
うまい具合に岸に沿ってゆっくりとボートを流してくれる。
同じ深さを保ってくれるので一番釣りやすいパターンでもある。

一旦は高浦の沖合辺りまで流すが
2尾目以降アタリが止まってしまった。

水深も75mと少し深くなったので
元の方向に戻ろうとして漕いでいると

おやっ!?あれはひょっとして。

確信が持てないので大声で呼ぶのはよし、
もし人違いだったら “釣れますか?”
の挨拶ですまそうと一直線に接近する。

やっぱりそうだ、
なんと釣りキチ先生ではないか。

つい先日も仲間とアマダイ専用の乗り合船で
出られたと聞いているのに
今日はお忍びで福浦。
(申し訳ありません、ばらしてしまいます)

最近はアジの大津よりも
東伊豆方面が多い気がする。

私と同様に
やっぱり赤い魚の魅力に取り憑かれたのだろうか。

この場は簡単にご挨拶だけし、
五目漁師はもと来た方向に戻って
深さを変えながら岸沿いに流して行くが
陽が高くなるに伴って(と気がする)
超小型のレンコダイ(連子鯛)が
その名の由来の通り次々に上がってくる。

 

3xdsxp162778s

1
分もかけて-60-70mに落とした餌に瞬殺で飛びつかれ、
また1分かけて巻き上げて来る。

右に行っても左に行っても深さを変えてもこいつばかり。

こんなたまらない繰り返しが続く中、私と違って
遠目にじっと動かない釣りキチ先生の様子が気になる。

もう一度近づき様子をお聞きすると
“アマダイは3尾、その内一尾は大きいよ”
とクーラーボックスから出して見せてくれる。
40cm弱はありそうだ。

うんにゃ、これは負けてられないぞ、
気持ちを引き締め直したところで
レンコダイに伝わるわけではない。
無駄な殺生はやめたいのに猛攻は止まらない。

不思議と唯一定置網周りのみは
彼らの邪魔から解放されるが
残念ながらここは海底に
おそらく古いロープなどが沈んでいるのか
底を叩く流し釣りには向かない。

それを避けて少し沖に出ると
今度は季節的なものであろうか
冬場の海底にはなかったはずの海藻の類が広く茂っているような
もさっとした感じがする。

こんなところにはきっとアマダイはいないだろう
と思いながらも最後まで粘ってみたが
今日のあれこれ算用の結果はこれ。
残念。

 

4cas169154s


一方、福浦では最近ずっと大アジを釣っていたfさん、
今日は趣向を変えてキモパンカワハギ狙いとおしゃっていたが
そのカワハギはたったの一尾。

 

5image1_22

といってもいつもながらの臨機応変の釣りで
貧果知らずの釣果には感心してしまう。

噂では、本日カワハギ専門に狙った方が
なんと70匹のカワハギを釣って戻って来られたらしい。
fさん、頑張ってよ!
と、最後は人の釣りを責めて安堵する。

最後に今日の流しコース。

 

Photo赤いマークの辺りが定置網左ソーセージブイの手前


前半は岸沿いに、
後半は岸から沖に向かって流れる。


で、貧果でも何とか皮算用の一部は達成したい。
イトヨリの協力もお願いし先ずは酒蒸し。

 

6cas169171s

協力と言ってもイトヨリの役者不足は否めない。

そして、アマダイの刺し身と昆布締め。

 

7cas169157s

他の魚では決して代用ができない独特のヌッチリ感。
素晴らしい。

そして、小魚と釣果写真には写っていないが
少し持ち帰ったレンコダイは天ぷらに。

 

8cas169183s

超小型のレンコダイも
玉ねぎ、大葉、梅干しと混ぜてかき揚げにしてみた。
美味い。
これならもう少し持ち帰っても良かったかな。

 

 

 




色んな魚が賑わうシーズン。
一つずつこなして行きたいのにこんな失敗があると
リベンジが入り、またアイテムが増えます。
忙しいですね。

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2016年10月13日 (木)

もうこれがシーズン最後かなと思いタチウオ狙い(大津釣行)

昨日(1012日)は大津(石田丸)に釣行。

予報では久しぶりにいい天気になりそうだ。
行くことは決めたが、どこに行くかがなかなか決まらない。

伊東のカイワリ/アジ、
福浦のアマダイ、
大津のタチウオ。

うーん、頭を掻きむしりたいほど悩んでしまう。
(と言っても掻きむしるものはないが)

結局、
もうこれがシーズン最後かなと思うタチウオに決めた。

ジギングタチウオが駄目なら
タイラバでマダイを狙ってみよう。

コマセを持たない釣りは
何か忘れ物があるのではと心配するほど
すっきりとして身が軽くて良い。

今日の石田丸からのボートは56パイのようだ。

 

1dsxp162755s

荷物を積み込み、準備をしていると

あれっ!五目さんじゃないですか!

あまりにもの突然で、
一瞬、目を見合わせてしまったがなんとpiさんだ。

平日釣行が多い五目漁師ではあるが
たまにこんなことがある。
piさんだったら差し支えないだろうか)

今日は奥様のご希望でアジ狙いとおっしゃる。
もう少しお話したかったが岸払いの時刻だ。

五目漁師はヤマダ電機前、
piさんは先ずはガレバを目指すとのこと。


さて、タチウオはいるだろうか?
一投目こそアタリはなかったが
2投目のフォールで早速まぎれもないタチウオのアタリ。

型はちょっと小さかったがこれでいることはわかった。

続く3投目、底から2シャクリ目くらいで
またガツンとくる。

引きからして今度はでかい。

昨日、自分で修理して何とか使えるようにした
古いリールを引っ張り出してきたが
ドラグがクックと引っかかるような感じで
うまく滑ってくれない。

結局バラシてしまう
残念。
(その後、イナダを釣った際に
これも実はイナダだったのかもしれないと思う。)

それでも思いがけずタチウオ大漁の予感がし
力が入る いいぞ!

と、そんな時に目の前に乗合船がやってくる。
そしてもう一つ、
続けてまた一つ。
横浜方面からの船のようだ。

 

2dsxp162756s

こんな狭っ苦しいところに入ってこなくたって
いくらでもポイントはあるだろう。

手漕ぎボートが
ささやかに楽しんでいるこんな岸寄りのポイントが
東京湾で一番のタチウオポイントだなんて言わせないぞ。

情けない船長どもめ
ジリジリとマイポイントを追い出されながら
恨めしそうに眺めていると

“オジサン危ないですから気をつけてくださいね。”
ときた。

わざわざスピーカーを使って、
よくそんなわけのわからないお恥ずかしいことが言えるもんだ。
気をつけるのはそっちだろう。

もしオジさんじゃなくて
お爺さんと言われていたら噛み付いていたかもしれない。

おかげで(かどうかは分からないが)
アタリはなくなってしまった。

見ていると乗り合いのお客は
ポツリポツリとタチウオをあげてはいるが
乗っている人の数には到底満たない。

そんな時に、強烈なアタリと引き込み。
これは超大物タチウオに違いない。

やはり、リールのドラグを
クックとぎこちなく滑らしながら上がってきたのは
残念ながら予想外のイナダだ。

 

3dsxp162758s

大漁かと期待を持たせたタチウオのアタリは
とんとなくなってしまった。

仕方がない沖合のカゴオトシ方面に場所を変えて
タイラバでもやってみよう。

ここでは、昨年タイラバで鯛を狙ったことがあるが
全体的に浅くてどうも釣れそうな気がしない。

惰性気味にタイラバを巻き巻きしていると
先程の山田電機前から乗り合い船が次々に抜けていく。

釣れなくなったからなのはわかっているが
もう一度戻ってみよう。

コマセ釣りならまだしも、
あれだけの人数が右でも左でも前でも後ろでも
ピョコピョコとジグを踊らせていたら
海の中ではまるで面白くもない操り人形芝居でも
見ているようなもので
タチ君達も退屈だったろう。

じっくりとやればまだ来てくれるかもしれない。

戻ってしばらくすると、案の定強烈なアタリ
来たぞ!

朝方のイナダの引きとは違って
タチウオ独特のたまに急上昇を伴う引きだ
これはでかい。

リールのドラグはあてにならないので
ポンピングと緩めのドラグで交わしながら引き上げて来るが
返しがない針を使っているだけに
一瞬の道糸の緩みには気をつかう。

しかし、上がって来たのはまたしてもイナダ
(朝方のよりも少し大きい47cm)。

なんだ、駄目か。
残念・・・

しばらくしてやっと待望のタチウオ

 

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型はまともになった(指3.5本)が後が続かない。

きっと朝方の連発はマヅメの最後だったに違いない。
集まってきた船のせいにするのは悔しすぎる。


その後は中根、富士山出し東、丸根などを
タイラバとジギングで点々としながら
最後はやはりもう一本タチウオが欲しい。

またヤマダ電機前に戻ってきて
ジギングに最後を賭ける。

しかし、時計を見ながら沖あがりの寸前に掛かったのは
大アジ。(38cm

 

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ジギングって何でも釣れてくる。
というよりも、
どうやらタチウオ用のバーブレス4本錨針の効果だと思う。

この針、怖いほどに刺さりが良い。
五目漁師の指や手の甲が少し触れただけで
皮膚に食らいついてくる生き物のような針だ。

イナダもアジも疑心暗鬼に近づいて
少し触れたところを
針に食いつかれてしまったに相違ない。

今日もそこそこ漕いだが、
タイラバでは全くアタリがなし。
釣果は全て山田電機前のポイントでのジギングだった。

 

6

で、もう一尾タチウオが欲しかったが
今日の釣果はこれ。

 

7cimg9095s(ザル径:42cm)


手前の小アジも全てジギングで掛けたもの。(は、嘘)
実はpiさんが小アジの大漁だったらしく頂いたもの。
この機がチャンスと見てとり、
代わりに我が家では人気のないイナダを一尾押し付けしまった。

piさん申し訳ありません。
五目漁師は大儲けです。

で、今日の釣った日刺し身。

 

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釣魚持ち込みOKの地元の居酒屋で出てきた
タチウオの姿造りを
小さい方のタチウオを使って真似てみた。

釣り上げた瞬間に美味そうだと思った大アジには
少しがっかり。

イナダはこんなものかな、
もともと美味しいとは思わない魚なので
一部を刺し身の彩りに添えた後は
残った分をどうするかにいつも悩んでしまう。

本日、一番美味しかったのはpiさんから頂いたアジのフライ。

 

9cas169120s

こちらの方は正真正銘の大津のアジの味。
ほっこりと美味い。

 

 

 




今日は澄み潮でしたが、
そろそろ浅場のタチウオも終わりですかね。

2年ほど前に狂ったように賑わった
マダイフィーバーは今年はどうなりますかね。
今のところ中根方面は魚影が極めて薄く
釣れる気がしませんでした。

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2016年10月 6日 (木)

辛子ハタ子

先日福浦で釣ったオウモンハタ。

 

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捌いてみるとこんなハタ子(卵巣)が出てきた。

 

2cas168898s

折角だから辛子ハタ子を作ってみよう。

ネットで作り方を調べ、
①先ずは塩で1時間ほど締めたハタ子(上の写真)をお酒で洗浄し、
②塩とお酒の下漬け液に浸しジップロックに入れて
冷蔵庫で一晩寝かす。

 

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③次に取り出したハタ子を
何故かお腹と繋がっていた部分を下にして
更に10時間ほど冷蔵庫で寝かす。

 

4cas168911s

④いよいよ(昆布と鰹節でとった出汁に)*
唐辛子、砂糖、醤油を合わせた本漬け用の調味液に浸し

 

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⑤今度は1週間冷蔵庫で寝かす。

⑥できた。

 

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早速食べてみる。
うーん、やっぱり博多辛子明太子のようなわけにはいかないな。

先ず薄皮がしっかりと締ってしまい
お箸でホジホジしようとしてもうまく中身が取り出せない。
仕方がないのでしゃぶるようにして食べる。

不味いわけではないがほとんど唐辛子の味しかしない。
これじゃ、あつあつのご飯にのせて食べたいとは特に思わない。
そんな感じかな。

もう少しボリュームがないといけないのかもしれない。

もっとでかいハタを釣れって?!

さて、記事に追いつけない最近の釣り魚の料理写真が
まただぶついてきた。

冷凍庫から出してきて調理するものもあるので
前後した釣りの魚が混ざることもある。
例えば、大津のタチウオと伊東のイトヨリの天ぷら。

 

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ご飯物は、
エアコン干しにした伊東のアジの冷凍干物を解凍して焼いてアジ飯に

 

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福浦のハタのアラでとった出汁で雑炊。
別の料理で使った余りの蕪を放り込み、
カマの部分だけ塩焼きしてのせるとこれがまた美味い。

 

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伊東のアジのタタキをご飯にのせて
同じアジのアラでとった出汁茶漬けに。

 

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マルアジは練り物にする。
マルアジとイトヨリのつくねは鍋に

 

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イトヨリだけでつくねにするとお上品なかまぼこ風になるが
アジと混ぜると適度に味と香りがつく。

味噌を薄めにしたナメロウを串に刺してアジバーグ。

 

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で、そのアジの素揚げ骨せんべいはビールにピッタリ

 

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お酒にはやっぱり刺し身がよい。

 

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イトヨリは煮つけも美味い。

 

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魚ばかり食っていると魚顔になってしまうので
たまには肉もいい。

 

Cas168679s(富士山の麓にてBBQ


で、5日現在、とうとう在庫切れになってしまった。


*元“辛子はたこ”→“辛子はタコ”とは何のこっちゃとコメントを頂いたので
 ”辛子ハタ子”に修正。(10月6日20:33)

*(昆布と鰹節でとった出汁に)を追加。(10月11日10:01)



いよいよ海が面白くなってきましたね。
この10月、11月の2ヶ月が勝負のピークというのに
海上は少し荒れ気味です。
狙い魚にも、行き先にも迷ってしまいます。

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2016年10月 3日 (月)

妄想もここまできてしまった五目漁師

 

 

昨日(10月2日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

釣具店の釣果情報によると、
先日、伊東では泳がせ釣りでブリ(80cm6.5kg)があがっている。
また同じ日にブログにコメントをくれる方から
10分間の格闘の末に竿を折ってしまいPEを切られて逃した。
(魚の姿は見ていないが)との話も聞いている。

一方、東伊豆では釣れないと聞いていたタチウオなのに
前回五目漁師の目の前で
動力船のジギンガーが掛けて驚いている様子を
しっかりと見届けており
恐らくオーシャン釣具では初めてになるこの魚をあげてみたい。

今日の狙いは本気半分、冗談半分のブリと
37のタチウオ。

五目漁師にとっては釣ってよし、
しかし持ち帰るには1尾のカイワリの方がよしのブリ。

実は本日、隣の川奈で釣ることになっているガルさんの
カイワリと交換の約束までしている。

ブリが釣れれば交換の品とはいえ
尻尾を切るのは嫌だから
一旦、浜にあがって釣具店に預かってもらおう。

タチウオはくるっと巻けばクーラーボックスに入るな。

妄想もここまできてしまった五目漁師は
十分に夢を食って生きていける。

と言っても、非現実の前に
今日のオカズの確保は必須だ。

前回、カイワリよりも美味い
と自宅では評価が高かったマアジを狙いに
先ずはマリンタウン側のアジポイントに向かう。

 

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やる気満々の五目漁師が
真っ先にやるのは玉網のセット。
続けて泳がせ用の竿をセットして
途中で買ってきた泳がせ用のアジを投入する。

ブリが掛かるのを待って
次にやおらウイリー仕掛けを落とす。
すると25cm30cmの美味しそうなマアジが
ポツリポツリと上がってくる。

 

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しばらくすると泳がせ竿がなんとなくお辞儀をしている。
状況が変わらないので様子をみてみようと巻き始めると重い。

どうやら大嫌いな蛇系の魚にやられたようだ。

海面を覗きつつドキドキしながら巻き上げてくると
なんと見えてきたのアオリイカ。

あわてて右手にイメージしていたハサミを玉網に持ち替えて
海面に突っ込んだ途端にさようなら。

なんだ、わかっていればやりようもあったのに、
とやられたアジのご冥福を祈りながら残念がる。

 

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アジは相変わらずポツリポツリと釣れ続く。
こんな魚や、ベラやコダイも。

 

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そんな中、シャクリの途端に強烈なアタリ。
キタッ! と思った瞬間からドラグは出っぱなしで
一度も引き止めることができないままにバラシ。

あげてくるとアジ狙いの3号ハリスウイリー仕掛けが
エダスの根っこ部分で切れている。

どうせくるなら8号の泳がせに来てよ!
そのために泳がせているんだから・・・

(あれはきっとカイワリに変わるブリだったに違いない、
ガルさん釣っているかな?
左手側には川奈の目の前にある手石島が見える。
何れにしても居るぞ・・・・)

しばらくすると おや?
また泳がせ竿がお辞儀している。

はは~ん、またアオリイカだな。
もうわかっている。
今度は仕留めてやる。

最初からハサミではなく玉網を船べりに準備して
ゆっくりゆっくりと巻き上げてあげてくる。

五目漁師の作戦は十分食わせれば
アジの背びれに掛けている錨針が外れるので
こいつに掛けてやろうとの魂胆だ。

じりじりと巻き上げていたその時、
突然グイーンと穂先が海面に突っ込む。
その瞬間、何を思ったのかヒラメだ!
と五目漁師の意思に背いて左腕がシャクリを入れてしまう。

さようなら、アオリイカ君。
会いたかったのに。
着々と成功に近づいていたのに。

アオリイカのジェット噴射にまたしてもやられた。
見事な食いっぷり。

 

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続いては大アジの手元バラシなど、
今日は折角のチャンスをものにできない。

トラブルも多かった。
ボートがあまりにも風、潮に流されることがなく
一箇所に留まっているものだから
知らぬ内に真下に漂っているアンカーロープに
3度も仕掛けを絡めてしまい、
ボート上で宙ぶらりんになった重いアンカーを支えながら
一人あがくこと3度。

こんな時にはPEの細さにほとほと嫌気がさしてしまう。
おかげでPEの高切れ(切り)が2度。

途中、カイワリを求めて正面沖のポイントに移動してみるも
こちらでは常連のイトヨリやマルアジがあがってくるのみ。
直ぐに、元のマリンタウン側に戻る。

さて、時計を見ると長年の経験にもかかわらず
しょうもないトラブル処理に這いずり回っていたせいか、
そんなに釣っていた感覚がないのにもう正午になる。

クーラーボックスの中を覗くとオカズ分はゲットしたし、
ケチ臭く3匹しか買わなかった泳がせアジももうなくなってしまった。

ブリ妄想はここまでにして、
そろそろタチウオをやってみよう。

2度とこの釣りに戻らぬように、
まだバケツに半分以上も余っているアミコマセを
エイヤーっと思い切って放ってバケツを洗ってしまう。

前回、タチウオが釣りあがるのを目の前にしたのは
ここら辺であったろうか? 水深は44m

 

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タチウオ用のバーブレス4本イカリ針をつけたジグを落としては
中層辺りまでシャリ上げるが、魚探には何も見えないし、
結構沖の潮は速く一投毎にボートを漕がされる。

30分もするとコマセを捨ててしまったことが悔やまれる。
そうだ、太いハリスに替えて
コマセ釣りでブリを狙う手もあったかなとか・・・

結局、午後からの3時間半、
タチウオ妄想はいつの間にか消え去り
後悔の釣りになってしまった。

で、今日の釣果はオカズ分のこれ。

 

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ハタと一緒に釣った日刺し身のアジが美味い。

 

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ビールで枯れ枯れになった喉を潤した後は
梅干しで彩りをつけたタタキとナメロウを
あつあつのご飯にのせながらいただく。

食べごろサイズのアジは唐揚げが定番。

 

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伊東の釣りがやっと面白くなってきました。
カイワリも日によって期待はできますし、
アジ、イトヨリに楽しみのお客はワラサにカンパチ、
狙えばアオリイカも、それにヒラメもそろそろですかね。

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