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2016年9月

2016年9月28日 (水)

今日はきっぱりとマダイ狙い(福浦釣行)

昨日(927日)は福浦(エトーボート)に釣行。

前々日まで福浦のタイラバマダイか
大津のジギングタチウオかで迷っていたが、
なんのことはない、
大津(石田丸)は第4火曜日がお休みとわかり
福浦行になった。

今回の狙いはきっぱりとマダイ。

タイラバとジギングを準備して出発。
5時前に待ち合わせの駐車場に着くと、
既に待機してくれていたリムジンに飛び乗ってボート乗り場に。

福浦は午後1時上がりではあるが朝が早い分、
夏場に関しては他(よそ)とトータル釣り時間はあまり変わらない。

いつものことではあるが
海上からこんな景色が見られるのは福浦だけであろうか。

 

1dsxp162707s

さて、今日はなんとしても鯛を釣りたい。

福浦は、かって五目漁師がホームにしていた手漕ぎボート釣り場。
その頃は冬場のアマダイ以外は
定置網の周りにアンカリングして
主にカワハギ、イサキ、マダイなどを釣っていた。

アンカリングが禁止になってしまった今のように
線的、面的に守備範囲を広くおさえる必要はなかった。

ただ、自宅から最も近いボート釣り場でもあり、
昨年あたりから寧ろ流し釣りが有利な
タイラバ(マダイなど)と泳がせ釣り(ヒラメなど)を中心に
自分なりのポイントを手にしようと
意識的に漕ぎまわってはいるが
未だにいい釣りができた試しがない。

今日は、最近鯛釣りの遊漁船が好調との情報を得て、
先ずは恐らく同じポイントと思われる
東側の水深-50m-60mを中心に巻き巻きを始める。
一投目マジックを期待して小移動の漕ぎ漕ぎを繰り返す。

しかし全くアタリはない。 気配がない。
やっと来たと思ったらエソ。

シンクロなんかやっている場合じゃないと思うけど、
こいつ何枚撮っても写真がボケてしまう嫌な奴。

 

2dsxp162716s

 

3dsxp162722s

やっとイトヨリとホウボウを掛けた後は
更に東に、反対側の西に、そしてまた戻って中央に
と巻き巻きしながら漕ぎまわる。

たまに脇に準備したジギングもやってみるが
23度やってアタリがないと
“今日はマダイだからな、やっぱりタイラバに集中すべき”
と自分に言い聞かせて基本タイラバに戻る。
この繰り返し。

“私、暇なんで”の五目漁師。
車の渋滞や特に東京側のエリアではボートの混みを避けて
当然のことながら平日行が多くなるが、
その平日行に一つ欠点がある。

こんなふうに釣れない時に
周りのボートに様子が聞けないことだ。

釣れてますか?

いやー今日は駄目ですねー

の挨拶を交わすと元気になれる意地悪爺。

それにしても今日はひどい。
雰囲気は決して悪くはないが無反応な海に
あいそうをつかしながら時計を見るともう12時半だ。

9時前に最後のホウボウを釣ってから
もう3時間半も激しく漕ぎまわったのに
一度もアタリはなかった。

まだ諦めはしないが次の移動を最後にしよう。

既に水深40mまで戻ってきているが
少し沖側に出るか、この辺りで小移動するかを迷う。

たまたま魚探を覗くと海底がざわざわとしているので
その場で最後のタイラバを落とす。

着底、即巻き上げ。

あれま、最後に根掛かりか。
いいや、もう最後だから切っちゃえ!
とゴリ巻きすると根掛かりから脱出。(?)

その瞬間、グイーン。
魚だ、魚だ!
しかも重量感たっぷり。

デカマダイの反転に備えて
軽めに締めていたドラグがジリジリと鳴る。

どうやら重さが主の魚のようなので
ドラグを少し締める。

それでも面倒なので時々ポンピングしながらあげてくると、
やがて濁り気味の海中に薄茶色の魚影がもやっと見えてきた。
エイ? まさかサメ? いやヒラメかな?

あがってきたのは、
そこそこ型のいいオウモンハタだ。

 

4dsxp162724s

今日の狙いはマダイではあったが、
昨年からサバタン流し、泳がせ、そしてタイラバで
ずっと狙っていたハタ。
実はデカマダイよりも嬉しい。

最後の一投に比較的縁があると思い、
最後は目を瞑って拝むようにして
仕掛けを入れることが多い五目漁師。

ここ福浦ではそんな期待も外れっぱなしであったが
やっと来てくれた。

で、貧果には変わりはないが
今日の釣果はこれ。

 

5cas168837sオウモンハタ(42cm)他


今日もよく漕いだ。

 

6

比較的、風も潮も静かだったので
航跡の殆どは自ら漕いでボートを進めたもの。
水深は最大92m、最小38m
(釣行後、2枚の画面を合成しているので数字表示は無視)



このところ数釣りが続いたので、
あがってみればこれはこれで(正直に)ほっとする。
あの坂道も1回休みで難なく上りきった。


甲斐の荒熊さんから大島土産で頂いたべっこう醤油。(再掲)

 

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ハタをどう料理しようかと考えた時に
即座に頭に浮かんだべっこう寿司丼。

 

8cas168890s

べっこう醤油は、もちもち感のあるハタの白身を
キリッと引き締めてくれる最良コンビ。

同じくハタの蕪蒸し。

 

9cas168869s

同じくハタの刺し身とホウボウの薄作り。
ハタはワサビ醤油でホウボウはポン酢醤油がよく合う。

 

10cas168860s



意外ですが、タイラバで一番アタリが多いのは
あの海底が平坦で一見魚影も薄そうな伊東です。
イトヨリ、カサゴ、マダイ、これからはタチウオにも期待ができそうです。
一方、
期待が大きい福浦は今のところタイラバでは釣果があがらずです。

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2016年9月22日 (木)

五目漁師のジギングとエギング

買い物に行く車の中で、
ヨメサンに少し最近始めたジギングの自慢話をしてやった。

黙って聞いていたが、
それはジジングでしょう!
と笑い飛ばされた。

うーん、当たり!
じゃあ、エギングはエンディングだな
と今度は自分で言いながら笑い飛ばすと、

それはちょっと生々しいと。

生々しい?
うーん、この反応はきつい。
そんな歳になってしまったか。


さて、若者やお兄さん達が颯爽と
ジギング竿をシャクシャクしたり、
エギング竿を振り回わしたりする姿は
五目漁師のジジングやエンディングと違って
本当にスマートだ。

五目漁師が数年前に始めたエギング。
スパイラル釣法って?
2段シャクリに3段シャクリ?・・・

格好つけて真似しようとするがとてもできるものではない。

ヒュンヒュンバキッ!
と穂先にPEを絡めて折ってしまったこともある。

 

1splg140699s

ただ、スマートではないからといって
決して釣れないわけではないし、

彼らがスマートに振り回したところで
釣れないものは釣れない。

現に、五目漁師が一応エギング専用竿のデビューの日、
格好は悪いながらも教科書的にしゃくり続けて
見事にキロサイズのアオリイカを4ハイもあげた。

 

2dscp125078s

正にビギナーズラックであったが、
沖上がり後に記念写真を撮っていると、
オジさんどんなシャクリをすればこんなに釣れますか、教えて下さい。
とお兄さんに迫られたことがある。

よいしょっとシャクって8つ数えて、
またよいしょっとシャクってまた8つ数える・・・簡単ですよ。


更に最近始めたジギングに至ってはイングリッシュに釣るらしい。
フォール?  リトリーブ?  何だねそれは?

魚を釣るためにはジグを落とさないといけないことくらいはわかっている。
落としたジグはリールを巻いて回収するに決まっている。

フォール中のアタリに反応するとか、
ワンピッチジャークでリズムよく魚を誘うとか、
いかにも別次元の釣りらしく言われると
この歳で手を出すのはヤバイかなと躊躇してしまう。

しかし、考えてみると、
そんなのはコマセカゴから出すコマセを
時には56mも先に漂う餌に同調させたり、
弛んだハリスの先についたオキアミをついばむ小魚の
アタリをとったりするのに比べれば100倍も簡単だ

凸レンズの眼鏡なしでは餌を着けるにもひと苦労し、
すっかり身体の反射神経や感度も鈍くなったオヤジの釣りとして
ジギング、タイラバ、エギングはもってこいの釣りという気がしてきた。
あのスマートさとイングリッシュな用語さえ真似しなければ。


さて、このところ釣果に恵まれたおかげで
釣り魚の料理写真がだぶついている。

先ず前回のタチウオの蒲焼丼。

 

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同じくゴマ風味ソテー、

 

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あっさりして美味しいタチウオ飯、

 

Cas168435s

ここからは伊東の釣果で、
焼きアジの押し寿司。

 

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先日、伊豆大島釣行でカンパチ土産を約束した甲斐の荒熊さんが
釣れなかった罪滅ぼしで買ってきてくれた
べっこう醤油をつけて食べる。うまい。
今度はこれを使ってべっこう寿司を作ってみよう。

 

Cas168478s

味比べの刺し身7点盛りはマダイの刺し身、炙り、
イトヨリの刺し身、炙り、
ワカシの刺し身、アジの刺身、カイワリの刺し身。

 

Cas168497s

カイワリ好きのヨメサンが今回はアジが一番だという。
伊東のアジも出世した。
五目漁師はやっぱり鯛の刺し身かな。

同時にアジとカイワリのたたきとナメロウ、

 

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それに我が家ではこれは外せない、マダイの昆布締めも。

 

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三皿を二人で完食。


刺し身をとった残りのワカシは南蛮漬けにしてみたが人気がない。

 

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昼に鯛茶漬け。

 

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夜食にアジの唐揚げ。
もちろんお酒の友

 

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そして、ここまでで残ったアジとイトヨリは
エアコンと扇風機で部屋干し。

 

Cas168540s





22
日現在、まだ完食の目処が立ちません。
そろそろいい時期になってきましたが
次の釣行は来週の中頃までおあずけですね。

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2016年9月18日 (日)

ミックスウイリーを試す(伊東釣行)

昨日(917日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

水曜日の予定が木曜日になり、
木曜日が金曜日になり、
金曜日がとうとう土曜日になってしまった。

台風を含め、最近の天気の不安定さは
最新の予報技術でもってさえ手に負えないと見た。

更新の度にころころと予報が変わり、
“明日が駄目なら明後日があるさ”
の雨や風が嫌いで、しかも“私、暇なんで”
の五目漁師の決断を鈍らせる。

その結果、この日やっと納得のGo!になった。

で、必然的に土曜日しかチャンスがなく、
元々この日に伊東を予定されていたfさんと
またご一緒させてもらう。

今日の狙い魚は二人とも
最近少しずつ顔を見せてくれるようになったカイワリ。

隣のボート屋さんから
一足先に沖に出られたfさんの様子を聞いてみると
サバ、ソーダ(どちらも25cm前後で
持ち帰って食べるわけにもいかないし、
かと言って泳がせ魚には少し大きすぎるという
どうしようもないサイズ)に邪魔されているとのこと。

とはいっても、釣り場のバリエーションに乏しい伊東
(よく言えば、下手に迷わずそこに行けば釣れる)。
五目漁師もとりあえずは正面沖を目指し漕ぎ出る。

 

1dsxp162678s

今日の一投目マジックはイトヨリ。
一つあけて次はマルアジ、
次は小型のハナダイ、
次はイトヨリ、
次はカイワリ 
 
????
小サバも小ソーダもいない。
なんと4連チャンではないか。

少し離れたfさんに入れ食いですよっ!
と恥ずかくも、大きな声で呼び掛けたのが運の尽き。
以後はバシャバシャと彼らに捕まってしまった。

魚探を見ながら海中の鎮まりを待って
仕掛けを投入するも
こうなるともう釣りにならない。

そんな時に、
おやっ!
今日は帽子を車に忘れてしまい
今や外観も中身ももうどうでもよくなった頭には
タオルを被っていたが、
今になってもう一つ忘れ物に気づく
(やっぱり中身も・・・)、

なんとライフジャケットを着忘れている。

五目漁師は軽装の夏場なら
プカプカと寧ろ陸上よりも軽やかに
水の中で過ごすことができるくらいなので
そんなに必要性は感じていないが、
ルール破りが気になる。
このままでは肩身が狭い。

無理やり泳がせていた大きな小サバが
風の加減で自ボートのアンカーロープに絡まってしまったタイミングで
浜に戻ることにする。

鬼漕ぎで戻ったついでに
気になっていたマリンタウン側の-35mポイントを覗いてみよう。

本日海上に出ている10数ハイのボートは
全て正面沖にかたまっており、
こちらのポイントには皆無。

昨年は何度か同じ様な状況下で
一人ここでアジを釣りいい目をした記憶がある。

海中は正面に比べると静かではあるが
仕掛けを落とすとチラホラと魚影が見えてくる。

やがて、掛かってきたのは食べ頃サイズのアジ。
しかも殆どがマルアジの正面沖と違って
美味しそうなマアジだ。

しかし、嬉しくて少し巻に力が入り過ぎたのか
その後4連チャンの手元バラシ。

誰もいないので
“ワシは下手くそや”とか
“釣りはもうやめてしまえ”とか
大声で嘆きながらやっと仕留めた2匹目がこれ。

 

2dsxp162679s

マアジですよの連絡に
やがてfさんもこちらに移動してくる。

 

2adsxp162690s

この後は意外なマダイや

 

3dsxp162680s

ワカシを交えながら

 

4dsxp162685s

退屈しない程度にポツリポツリと釣れ続く。

ウイリーは白がいいとかブルーがいいとか
仲間内で話をすることがあったが、
感覚の鈍い五目漁師はモフモフの糸がついていれば
色など何でもよい派。

ウイリーの肝は色よりもシャクリだー、
誘いだー、
コマセの出し方だー!

そこで冗談で作ってみた橙とブルーなどのミックスウイリー。

 

5cas168245s(右の3つがミックスウイリー)


この通りアジは食ってくれた。
(ただ、ブルーならこの2倍釣れたかどうかはわからない)

 

Dsxp162687sブルーと橙のミックスウイリーに掛かったアジ


もちろん、ここでも奴ら(小サバ、小ソーダ)はやってくるが
辛抱できずに投げ出したいほどでもない。


もう、1時半。
コマセを使い切ったfさんは
沖に出て流し釣りをやるらしい。

実は、五目漁師も少し試してみたいことがある。

手持ちのタイラバ用の竿(紅牙69HB-S)が少し柔く、
80gのタイラバを巻き巻きすると
竿の弾力を使い切ってしまっているような気がしている。

そこで先日手に入れたジギング竿(BLAST-BJ 66HB)を
使ってみたらどうかなと試してみたかった。

沖を流してみると

 

Dsxp162693s

この通り直ぐにイトヨリが掛かってくるが、
これはこれでシャクるわけではないタイラバには
少しバネがあり過ぎて
余り良い感覚ではない。

で、ついでにジギングもやってみたくなり
タチウオ専用ジグとあったジグに着けていたバーブレス4本錨針を
自作のアシストフックに替えてシャクってみると

 

6cas168439s

こちらにもイトヨリが。

 

Dsxp162694s

巻き巻きとシャクシャク、
うーんどちらも楽しいが
今日のところは後者の方があたりが頻繁にあったような気がする。

で、今日の釣果はこれ。

 

Cas168441s(ザル経:52cm


もう一つ冴えないポツリポツリの様子であったが
1日真面目にコツコツとやっていると結構釣っている。

一方、こちらはfさんの釣果。

 

Image1_16

うーん、fさんも調子が悪いと言っていたのに、
いつの間にこれだけのイトヨリを。
いつもながらの金力、筋力、いや釣力に驚かされる。




やっと先に釣った大津のタチウオ消費に
目処がついたばかりなのにまた大変です。
私もヨメサンも胃袋は水族館状態、
コマセ釣りはどうしてもこうなりますね、
次は一発狙いが良いかな。

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2016年9月11日 (日)

8号ハリスを噛み切る五目漁師と魚たち

この刃にやられたら細いハリスなど一たまりもない。

 

0dsxp162660s

これは先日大津で釣ったタチウオの腸(はらわた)から出てきた
タチウオ仕掛け用の針。

 

1cas168156s

写真はないが、
同様の針が実はその後に釣った13尾の中の1尾からも発見された。


これは五目漁師のサバタン餌用の自作タチウオ2本針仕掛け。

 

2cas168366s

ハリス8号は決してタチウオの引きに耐えるための太さではなく、
ギシギシとやられた時に
少しでも時間を稼ごうという魂胆だ。

腸から出てきた針と同様に軸*の長い針を使った上に、
チモトの部分には蛍光保護チューブを被せているが、
どうやら完全な噛み切られ防止にはなっていないようだ。

もっとチューブを長くすればよいのかも知れないが
どうだろうサバタンの動きが不自然になって
食いが悪くなるかもしれない。


何年か前に五目漁師は
年齢の割には丈夫な歯をしていますね
と歯科でお褒めいただいたことがある。

それを思い出して
8号フロロカーボンハリスにタチウオよろしく、
ガブッ!と噛みつき
ギシギシと噛み切ってみた。

 

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この通り。

タチ君、どうだ、参ったか!

因みにジギング仕掛けでは
リーダーとジグの間にこのようなワイヤーを入れている。

 

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自宅で、使ったジグを水洗いしていると
ピッカピカだったジグにかなりの噛み傷と
ワイヤーのジグ側にも傷があることに気づいた。

 

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今度はガブッ! と
ジグに噛みついて勝負しようとしたが
上下に付いている錨フックが怖いので止めた。

他にもハリスを噛み切る魚はいる。

ヒラメ、カマス、ウスバハギ、フグ・・・、

ヒラメの泳がせ仕掛けも同様に
68号の太いハリスを使うか、
あるいはワイヤーを使っている。

 

6cas168381s

太いハリスを使うにしてもワイヤーを使うにしても
泳がせの小アジの泳ぎっぷりが悪くなるのでは
と心配してしまうが
その分はハリス長を短く(7080cm)することにより
小アジの負担を減らすようにしている。

これはカマス用の自作フラッシャーサビキ。
ここでも軸*の長い専用針を使っている。

 

7cas168385s

ウスバハギも侮れない。
静かな海面に現われたので呑気に見ていると
穂先直下のPEと戯れた挙句に高切りして去っていく。

PE50m+天秤+ビシ+仕掛けが一気に消滅する。

まだ試したことはないが
これは今度出たら退治してやろう
と五目漁師考案のウスバハギ掬い仕掛け。

 

8cas168389s

海面に浮かぶウスバハギが
浮きに興味を持ち戯れているところを
後ろから網で掬おうという魂胆だ。

 

9img00367s

もちろんすぐ下には餌の付いた小針も付いているので
釣りあげることもできる。


さてここまではなんとかして釣りたい魚なので
釣るための努力と工夫は惜しまない。

しかし、こいつは違う。
ハリス切り魔の筆頭は何と言ってもこいつだ。
うかうかしているとワイヤーさえずたずたにされてしまう。

 

10splg140385s

対策が厄介なのは、
狙い魚が彼ら自体ではなくカイワリやアジ、マダイなどであるために
無闇にハリスを太くするわけにはいかないことだ。

ひたすらに切られた仕掛けをボート上で修理するしかない。

これは、ここ数年来シーズンになるとクロサバフグが湧き
商売あがったりの伊東はオーシャン釣具の
オヤジさんがくれたサバフグ対策用の針。

 

11cas168395s

これならカイワリを狙いながら
サバフグ退治もできるかもしれない。

さて、物の本を見るとこれらの魚は総じて
色の着いたPE(特に白色の部分)に興味を持ち
噛み切ることがあるので
カラフルなPEは使わない方がよいともある。

仕掛けに工夫を凝らしたところで
その上部のPEを切られたのではたまったものではない。

突然穂先がピコッと跳ね上がる。
五目漁師は最初におやっ?とわけのわからない間抜け顔、
そしてリールを巻き始めた直後に
悔しさと腹立たしさが入り混じり、
最後にもう天秤の手持ちがないことがわかった時には
絶望感がやってくる。

そんなことが何度かあると
フグ釣りの腕も上がってくる。

先ず、置き竿はしない。
対象魚を気にしながらも竿の動きを止めないこと。
そして微妙なアタリをとって掛ける。

 

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それでもこんなに沸いた日にはもう降参するしかない。

 

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向こうが切らなくっても
こちらからさっさとハリスを切ってしまう魚もいる。

ウツボやダイナンウミヘビ、美味しいと言われるアカタチなど
五目漁師が大嫌いなニョロヌル系の魚だ。

 

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で、ここではたと気づいた。
冒頭の腸から出てきた針。
ひょっとしたらタチウオ恐怖症の釣り師が
釣ってはみたものの怖くなって自ら切ったのかもしれない。



さて、そのタチウオは着々と消費中。

ホットソースがけ

 

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尻尾に近い細いところは天ぷらに

 

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南蛮漬けは小麦粉をつけた唐揚げではなく焼いてみた。
あっさりしているのでいくらでも食べられる。

 

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同じくこちらはアジの南蛮漬け

 

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タチウオ定番の塩焼きと煮付け

 

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締めはトマトケチャップを使ったサバの洋風味噌煮

 

22cas168332s


*:元“袖”を“軸”に修正(9月12日7:34)




そろそろクロサバフグが現れる時期ですね。
今年はどうでしょうか。

あれだけあったタチウオもあとが見えてきましたので
次回は伊東でカイワリを狙ってみようかなと思っています。
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2016年9月 6日 (火)

大津リベンジなる(大津釣行)

昨日(9月5日)は大津に釣行。

仕事が忙しいfさんから
何故か平日釣行を誘っていただいた。

行きましょう、どこでもいいですよ! と二つ返事で、
とりあえず網代から
ウイリー五目の遊漁船に乗る予定にしていた。

但し、何かにつけて拘束されるのが嫌いな五目漁師は
当日の天気も、釣れっぷりもわからないうちから予約はしない。

結局、前日になって方向転換し
最終的に大津行になった。

実は、fさんはその前日の土曜日にも福浦に出撃し
荒れ模様の中で大アジやイトヨリの大漁。

いくら釣り◯◯といってもさすがにお疲れでしょう、
と優しい五目漁師の気遣い。

と言いながら、
実は前回のタチウオ+アジ釣り敗退のリベンジを狙う。

今回はころころと予報がよく変わり
前日まで心配した天気も絶好の釣り日和。

人気のボート店、石田丸といえども
平日は閑散としている。

えっ、これだけですか?
ときょとん顔のfさんとワン&ツウーの岸払い。

今日も濁りがきつい。
しかし、前回と違ってこれくらいのことではもう動揺はしない。

前回はこの濁りを見た途端に、
酷い日に来てしまった、
こんな日に釣れるわけがないと決めつけてしまった。

大津の海を知らない浅はかな五目漁師、
あがってみると他のボートは揃ってアジの好釣。
どうやら浅い岸沿いに集まっていたようだ。


今日も先ずは
山田電機前の岸側の根際(水深2527m)から
タチウオ狙いのジギングをスタートする。

その昔(出張先の休日)アマゾンの支流で
一向に釣れないルアーマンを尻目に
畑から掘ってきたミミズでマスの入れ食い。

以来、ルアー? そんなもの
と思ってきた五目漁師でさえ
最近になって始めたタイラバやジギング。

今日も身餌(サバタン)のfさんには、いつも
ルアー? そんなもの
と疎んじられている。

まあいい。

fさんが反応を見ながらポイントを定め、
アンカリングの準備をしている間に、
流し釣りの五目漁師は
前回唯一にタチウオをかけた橙/金のジグを沈めていく。

するといつもの一投目マジック。
着底時に早速アタリだ。
しかし、これはバラシ。

また直ぐにアタリ。
今度はあがる。

 

1dsxp162657s

タチウオのアタリや引きは実に多彩だ。

グイっ!といきなり重いアタリかと思えば
ジグのフォールの際にコツンと来ることもある。
こんな時は気付かずに放っておくと
道糸がたるむまで(五目漁師は)わからないこともある。

グイグイと引いている最中に
いきなり軽くなり(五目漁師は)バラシと勘違いすることもある。

海面近くで横に走られ、
あれっ!サバか?
と(五目漁師は)悲観することもある。

何れにしても今日は調子が良い。

まだ、ジギングは初めて間がないので
わかっているわけではないが、
ルアーに対する釣り方はタイラバと同じだと思っている。

ルアーはお腹を空かせた魚が
どうしても飛びつきたいシロモノではないはずだ。

一度見透かされてしまうと
小馬鹿にされているに違いない。

そのために五目漁師は
新しいタチウオを相手にしよう(騙そう)と
どんどんと場所を変える。
ボートを漕ぎまくる。

どんどんとジグを交換する
(と言っても3つしか持っていないので順番に回すだげだが)。

タチウオ釣りははジグのカラーが釣果を左右すると聞いている。
五目漁師はカラーの選択がどうなのかは分からないが、
見透かしてニヤニヤし始めたタチウオに対して
色や形を変えることには
少なくとも意義があると思っている。

実際、アタリが遠のいた時でも
ジグを交換するとまた食ってくる。

餌釣りと違って
場所移動とジグ交換が
タチウオ釣りの肝ではと思い始めている。
(まだ2回目のタチウオジギング、
今回釣れたことで図に乗った感想に他ならないが)

一方、アタリはあるが掛からないと
首を傾げて苦労されてしていたfさんが
いよいよ調子を上げてきた。

今日が初めてのタチウオ釣りというのにさすがだ。
アンカリングしてじっくりと身エサをアピールしているに違いない。
既に掛け方も掴まれたようだ。
どんどんと五目漁師の釣果を追い上げてくる。

クワバラクワバラ、
こんな釣り師の近くでジグをピコピコさせても笑いものにされるだけ、
少し離れてやろう。

やがて9時、
五目漁師はやったーっ、ツ抜けだ。

 

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そんな時にfさんから声が掛かる。

五目さん、タチウオってどうして保存しますかね。
(五目漁師)・・・全部さっさと食ってしまうしかないんじゃないですか。
2人して)うーん、ちょっと釣り過ぎちゃったかな。

大津にきてアジがないというのも寂しいですから
そろそろアジ釣りに行きましょうか。

その後、更に3匹釣ったところ(9時半)で場所移動。

浜から出てくる際に、石田丸の女将さんには
アジは岸沿い(100200m)が良いようですよ、
と聞いてはいるが
二人とも浅場での釣りは余り好きではない。
何が釣れてくるかわからないという楽しみに欠ける。

とりあえずはダメモトで少し深い武山の根からスタートする。
五目漁師は手分けして
武山の沖側から富士山東までぐるっと回ってみるも
よい魚影らしきものは見つからず
結局岸から約200m、水深15mに仕掛けを落とす。

コマセを撒くとどこからともなく魚が集まってくるが
アジはなかなか掛かって来ない。
30分ほどした頃から
やっとチラホラと小型のアジが掛かリ始める。

 

3dsxp162664s

全天に広がるうろこ雲や

 

4dsxp162671s

積乱雲。

 

5dsxp162666s

雲を眺めながらの爽やかな釣り。
泳がせも傍らで始めるが、
直ぐにまたアタリは遠のき
2時半に少し早く沖上がり。

で今日の釣果はこれ。

 

6cas168274sタチウオは指3.5本(85c程度)、アジは~22cm
他に前回美味しかったサバを2本お持ち帰り。
(ザル経:52cm)



うーん、リベンジは果たしたものの、
アジがもう少し大きければと欲も出る。

確かに少し釣り過ぎた。
いくら刺し身が美味いといっても
老夫婦2人で食べられる限界はここまで。

 

Cas168282s

唐揚げと大根おろしが意外とよく合う。

 

Cas168299s




久しぶりに良い日にあたりました。

タチウオの引き、楽しいです。
ただ、食べきるまで当面は次の釣行はお預けです。

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2016年9月 2日 (金)

何に驚いた?

(先ずは、以下台風に関する節操のない記事を書くにあたって
10号他、一連の台風で被災された方々に対しまして、
心よりお見舞い申し上げます。)



さて、手漕ぎボート釣り師にとって
台風の情報はたいへん気になる。
結果、来てしまえば1週間ほどは釣りにならなくなってしまうために
興味を持たざるを得ない。


今年は発生が少ないと言われていた台風。

しかし、ここにきて年間上陸数のつじつまを合わせるかのように
先に上陸した7号に引き続き、
9号、10号、11号と3つも同時にやってきた。

いやはや驚いた。
何に驚いた?

3つ同時に来たことに?

違う。

海水温が27、8度以上はないと発生しないといわれる台風(10号)が
日本近海で発生したことに?

違う。

じゃあ10号がとった珍しい進路に?

違う。


五目漁師が驚いた、いや大いに感心したのは
10号に対する気象庁の台風の進路予想とその結果にだ。

 

110s台風10号の進路
(気象庁のホームページの過去の台風資料
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/index.html 
2016年分より切り出したもの)



10号はそれよりも先に発生した9号と
直後に発生した11号に遠慮する(いや卑屈な行動)かのように
日本列島の南海上をゆっくりと
この時期の通常の台風の進路とは逆方向の沖縄方面に向かった。

そして、9号と11号が去る頃合いを見計らっていたかのように
Uターンすると一気に勢力を強め、
牙をむいて南の海上を今度は北東方向に進み始めた。

通常なら熱帯の海からやや西寄りに駆け上がってきた台風は
太平洋高気圧の外周に沿って
日本列島付近で東向きに進路を変更すると
列島に沿って東側に抜けて行くか、運が悪いと
列島を縦断するようなコースをとることが多いように思う。


気象庁は台風が日本列島に接近してくると
5日予報や72時間予報といった進路予報を発表するが、
時間とともに予報円が広がっていく図を見るにつけて

単に今まで辿ってきた経路から外挿しているだけじゃないの?

正直、いつもふふーんくらいの気持ちでしか見ていなかった。

しかし驚くことに、
今回はTV画面で見る進路が突然直角に
日本列島(当初は関東直撃方向)に向かって曲がった。

これには驚いた。

どうしてこの時点で
数日後に直角に曲がるなんてことが言えるの?!

このまま素直に北東方向にに進んでくれれば
日本列島から結構離れているだけに
大した被害は起こらずに済むのにわざわざ曲げるなんて。

この予報次第で到来が予想される地方では
心配は募るし
色んな対策もしないといけなくなってしまう。

全てが予報進路にかかっており、
その影響は計り知れないものがあるというのに
気象庁は10号の予報進路を日本列島に向けて曲げた。

なんという勇気だ!
なんという予想技術だ!

TVを見ながら
この台風が本当にこんなふうに曲がったら褒めてあげるよ
とヨメサンには言ったことを思い出す


結果、予想よりも少し曲がり方がなだらかになった分、
関東地方直撃ではなく
あいにく観測史上初めてという東北地方直撃になり、
わかっていてもどうすることもできない
自然の猛威を見せつけるだけ見せつけて去って行った。

本当に曲がってしまったのだ。



昔は夕焼けを見ながら(観天望気)
天に向かって投げられる下駄予報と
良い勝負をしていた天気予報の技術が
ここまで来たかとあらためて感心させられてしまった。

以前、このブログで数値予報という
スーパーコンピューターを使った手法が
天気予報では採用されていることを紹介したことがあるが
この台風の進路予想も数値予報が主体らしい。

地球全体を網羅して大気の現在の状態をデータ化し
大気の熱力学等を駆使して
10数時間後や数日後までの進路を計算した結果が
あの直角に曲がる進路だったということになる。

凄いねー! 大したものだ。


さて、凄いと言えば先日大津で釣ったサバ。

 

2cas168145s

サバ大好き人間の五目漁師は
普段伊東や福浦で釣ったサバを食べることはない。
私的には美味しくないから。もちろんたまに当たりはあるが。)

果たして東京湾のサバはどうだろうか、
普段から大津や観音崎で釣る皆さんが
美味しい美味しいと絶賛しているので
さすがにここで美味しくないとは言えないが。

で、先ずは包丁を入れてみた。
うーん、一目でいつものサバとは違うことがわかる。
(写真がないのが残念だが)
身がしっとりと、なんというか赤くなくてくすんだ肌色。

この時点で実に美味そうだなと元気が出てくる。

早速、焼き鯖寿司でいただくために焼いてみることにした。

案の定、皮の下からフツフツと脂が表面に浮き出し
グリルの受け皿に滴り落ちる。

 

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因みに、これは以前東伊豆で釣ったサバ。

 

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なんとかおいしくいただこうとし味醂干しにしてみたが
この通りパッサパサのサバで
ヨメサンが受け皿の掃除が楽でいいわと笑い飛ばした。

今回2尾だけ持ち帰ったが、
美味しいサバ料理を堪能した。

焼き鯖寿司(余熱とり中)

 

4cas168185s

イタリアンサラダ風

 

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カレー粉焼き

 

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竜田揚げは少し飽き気味なので甘酢あんかけをかけてみた。

 

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気象庁の天気予報って凄いと思いませんか。
見えない大気の動きを予想する技術。

海中の見えない魚の動きをイメージするスキル。
これもなかなか奥深いですが、
天気予報と違って、真実がわからないのがミソですね。

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